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【基礎】知っておきたいマーケティング用語一覧!33選を詳しく解説

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【基礎】知っておきたいマーケティング用語一覧!33選を詳しく解説

本記事は、企業のビジネス戦略における意思決定をされる方やWebマーケティングご担当者さまを対象にしています。

マーケティングはビジネスにおける重要な要素の一つで、正しい理解は成功への近道です。

有名な経営学者であるピータードラッカー氏は、「マーケティングの究極の目標は、商品を販売することではなく、販売を不要にすることだ」と述べています。

男性編集者A
男性編集者A

つまり、マーケティングの目標は、商品やサービスを顧客に売りつけることではなく、顧客が自然に必要とするものを提供し、それを手に入れやすくすることです。

したがって、商品やサービスが顧客のニーズに合致し、顧客が自発的に選ぶような状態を作り出すことが重要といえます。

そして、こういったマーケティング目標を達成していくためにも、マーケティング用語をしっかりと理解しておくことも同じく重要です。

そこで本記事では、マーケティングに関連する重要な33の用語を詳しく解説していきます。

これらの用語を理解することで市場動向や顧客ニーズを把握し、効果的な戦略を構築する基礎ができあがります。

なお、以下記事ではWebマーケティングに関する資格をご紹介しています。
関連記事:『【初心者向け】Webマーケティングに役立つ8つの資格を紹介!

参考:『マーケティングとは?その意味・手法や戦略を基礎から解説

マーケティング用語「あ行」

アトリビューション

アトリビューションとは、顧客が商品やサービスを購入するまでに影響を与えた広告や情報の経路を追跡する方法です。

例えば、ユーザーはある広告を見た後、直接商品を買うのではなく、数日後に別の広告を見てから購入することもあります。

これは、複数の広告や情報が最終的な購入意思決定に影響を与えている結果です。

そのため、アトリビューションではそれぞれの広告や情報が購入意思決定にどれだけ影響を与えたかを評価します。

言い換えると、「最後にクリックした広告がすべての価値を持っている」という考え方ではなく、顧客が購入までに接触した全ての広告や情報に価値を与える分析手法です。

なお、アトリビューション分析には5つの主要モデルがあります。

  1. 終点モデル:コンバージョンにつながった最後のチャネルを評価
  2. 起点モデル:ユーザーが最初にアクセスしたチャネルをコンバージョン要因として評価
  3. 線形モデル:ユーザーがたどったチャネル全てを均等に評価
  4. 減衰モデル:ユーザーが経由したチャネルに対して最終的なコンバージョンに近いものを評価
  5. 接点ベースモデル:最初に接したチャネルとコンバージョンにつながった最後のチャネルの二つを評価

それぞれの広告の貢献度を正確に評価することができるので、マーケティング戦略を改善するための重要な手法といえます。

関連記事:『データドリブンアトリビューションとは?3つのメリットを解説

SEO(Search Engine Optimization)

SEOSEO(Search Engine Optimization)は、自社Webサイトを検索エンジンの検索結果で上位に表示させるためのWebマーケティング手法です。

Googleの検索結果で上位表示されれば、ユーザーは自社サイトを見つけやすくなります。

結果としてユーザーが自社サイトにアクセスしやすくなり、自社Webサイトでの目標達成(例:問い合わせ数や無料登録数の増加)に寄与します。

つまり、SEO対策とは、ユーザーに有益な情報を提供し、快適なWeb体験を提供することで、検索エンジンで上位表示されるための取り組みです。

SEOについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『【初心者向け】SXOとは?SEOとの違いや対策方法を7つ解説

STP分析

STP分析STP分析とは市場を理解し、自社や商品の立ち位置を明確にするための手法で、次の3つのステップから成るフレームワークです。

  1. Segmentation(市場をグループ分け)
  2. Targeting(ターゲットを選択)
  3. Positioning(ターゲットに向けた提案の位置づけ)

STP分析はフィリップ・コトラーが提唱したフレームワークで、業種や商品に関わらず利用できます。

例えば、新規ビジネス展開において、自社や商品の位置づけをはっきりさせることは非常に重要です。

なぜなら、市場動向を理解し、自社の商品やサービスの位置を知ることで将来の戦略や利益に大きな影響を与えるからです。

このように、STP分析ではまず市場全体をセグメントで細分化し、その中から狙うべき市場をターゲティングで決定し、最後にポジショニングで競合他社との関係を明確にします。

結果として自社がどのような市場で、どのように競争力を持っているかを把握し、戦略を立てることができます。

STP分析について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『【初心者向け】STP分析とは?各項目の分析方法や4つの指標を解説!

LTV

LTV,LTV(Life Time Value・顧客生涯価値)とは、特定の顧客が取引を開始してから終了するまでの期間に、その顧客が企業にもたらした利益を示す指標です。

商品やサービスへの愛着やこだわりが強い顧客ほど繰り返しの購入やサービス利用があるため、結果としてLTVが高くなります。

LTVを算出する際に使われる式は、購買単価(1回の取引での平均支払い額)に購買頻度(何回購入するか)をかけ、それを継続購買期間(取引が続く期間)で掛け合わせます。

LTV(顧客生涯価値)=購買単価×購買頻度×継続購買期間

算出された数値が高ければ高いほど、顧客が企業にとって多くの利益をもたらしていることを意味します。

LTVについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『LTV(ライフタイムバリュー)とは?重視すべき4つの理由を紹介

エンゲージメント

エンゲージメントとは、ユーザーがブランドやコンテンツにどれだけ関与しているかを測る指標です。

具体的には、企業や商品、ブランドなどに対する消費者との強いつながりや関係性を意味します。

一般的に、消費者はメディアや広告を通じて触れるコンテンツやメッセージによって、特定の企業や商品、ブランドに対して高いロイヤルティーや好意を抱き、積極的に関わりや行動を起こします。

例えば、SNSでのコメントやシェア、いいねなど、顧客の参加や関心度の高さをエンゲージメントとして分析指標にすることが多いです。

オムニチャネル

オムニチャネルとは、「すべての」という意味の「オムニ」と、販売経路や媒体を指す「チャネル」を組み合わせた言葉です。

これはあらゆる販売チャネルを一体化し連携させた状態を表します。

他の複数のチャネルを使うマルチチャネルや、データを連携するクロスチャネルとの違いは、顧客が異なるチャネル間の違いを気にせずに商品を購入できることです。

例えば、店頭で在庫がない商品を購入して、ネットショップの在庫から自宅に配送することや、店舗で貯めたポイントをオンラインで利用したことのある方は多いでしょう。

この背景にはスマートフォンの普及が影響しています。

スマートフォンによって顧客はいつでもどこでもインターネットにアクセスできるようになりました。

このため、企業は自社の商品やサービスが単に「どこで売れたか」ではなく、顧客が「どのように購入したか」に焦点を当てる必要が出てきたのです。

マーケティング用語「か行」

カスタマージャーニー

カスタマージャーニーカスタマージャーニーとは、次の一連の体験を「旅」に例えたものです。

  1. 顧客が商品やサービスを知る
  2. 購入・利用の意向を持つ
  3. 実際に購入・利用する
  4. 継続して利用するか再購入するかの意思決定

この旅では消費者の多様な価値観と、比較サイトやまとめサイトなどの多様な接点が重要です。

商品やサービスの認知から購入・利用、そして利用後の情報共有まで、顧客の体験は多岐にわたります。

そのため、見込み顧客を実際の顧客に変え、自社のファンに育てるためには、一貫性のある顧客体験を管理することが不可欠です。

カスタマージャーニーについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『【基本】カスタマージャーニーとは?目的と6つの活用場面を紹介

クロスチャネル

クロスチャネルとは、いくつかの方法や場所を使って顧客にアプローチする際に使用した情報を一つにまとめる方法です。

例えば、ある商品をオンラインのショップで見つけて、実際に店舗で購入する場合、在庫情報や顧客のデータをつなげて管理することができます。

このシステムでは在庫や顧客情報がリアルタイムで更新されるので、具体的に「ネットショップに商品があるのに実店舗にはない」といった問題を解消できます。

ただし、各チャネルは独立しているため顧客体験が統一されていないこともあります。

結果として、店舗で在庫切れの商品をオンラインで購入して配送してもらったり、店舗で貯めたポイントをオンラインで使えなかったりすることもあるので注意が必要です。

KGI

KGIKGI(Key Goal Indicator・重要目標達成指標)とは、組織やプロジェクトにおける最終的な目標を数値で示したものです。

具体的には、売上数や成約数など、直接的な結果や成果を示す指標がKGIに当てはまります。

これらの数値は組織が設定した重要なゴールの達成度合いを示し、目標達成の進捗を定量的に評価するために使用されます。

KPI

KPIKPI(Key Performance Indicator・重要業績評価指標)は、KGI(重要目標達成指標)を達成するためのプロセスや取り組みが正しく進んでいるかを中間的に測定するための指標です。

KPIは、組織やプロジェクトにおいて、目標に到達するためのステップやプロセスが効果的に機能しているかどうかを評価するために使用されます。

KPIはKGIを達成するための効率や進捗状況を定量的に測定し、組織が望む結果に到達するための手段を評価するのに役立ちます。

KPIについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『WebマーケティングにおけるKPIの重要性を4つのポイントで解説

マーケティング用語「さ行」

3C分析

3C分析とは市場や競合他社、そして自社の3つの要素を考慮するための枠組みです。

「Company(自社)」、「Competitor(競合他社)」、「Customer(顧客)」を使うことで環境の変化やトレンドを把握しやすくなります。

例えば、カフェを経営している場合、お客さん(Customer)、同じ地域で営業する他のカフェ(Competitor)、そして自分のカフェ(Company)の視点から、新しいコーヒーメニューやサービスの需要を理解でき、店舗拡大の戦略を練ることが可能になります。

SERP分析

SERP分析とは、「Search Engine Results Page(検索エンジン結果ページ)」の略称です。

検索エンジン結果ページ(SERP)を詳細に調査し、特定のキーワードやフレーズに関連する検索結果の構成や特性を理解する手法で、検索エンジンのユーザーが特定のキーワードで検索した際に表示される検索結果の各要素を解析することで行われます。

関連記事:『【初心者向け】SERPとは?代表的な9種類や分析方法を紹介!

SWOT分析

SWOT分析SWOT(スウォット)分析とは、ビジネス戦略を構築するための手法です。

適切に活用することで企業の中での良い点・悪い点、外部のチャンスやリスクを見つけることができます。

「SWOT」という4つの要素によって成り立ち、内部の良い点や悪い点を「強み(Strength)」と「弱み(Weakness)」、外部のチャンスやリスクを「機会(Opportunity)」と「脅威(Threat)」として考えます。

結果として企業が得意なことや改善すべき点、市場のチャンスや競争のリスクなどを把握できます。

SWOT分析は古くから使われており、今なお客観的に現状を見るのに役立つ基本的な分析方法です。

SWOT分析について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『【基本】SWOT分析で簡単自社分析!やり方とポイント5つ紹介

マーケティング用語「た行」

ターゲティング

ターゲティング(Targeting)とは、セグメントによって細分化された市場の中から、自社が重点を置く特定の市場や顧客層を選択する手法です。

主な目的は、特定の顧客層に焦点を当て、彼らのニーズや要求に合った製品やサービスを提供することです。

適切なターゲティングによって効果的なマーケティングキャンペーンが展開でき、顧客の関心や購買意欲を高めることができます。

結果として、効果のよいプロモーションは、今後の商品やサービスの開発、販売における予算や人材の効率的な配置といった事業戦略にも寄与します。

関連記事:『ターゲティング広告とは?6種類と仕組みをわかりやすく解説!

デシル分析

デシル分析とは簡単にいうと、データを10のグループに分けて、その中での特徴や違いを調べる分析方法です。

例えば、購入金額の高い順に顧客を10等分に分け、「デシル1」「デシル2」…とグループ分けします。

次に、各デシルの売上構成比や購入比率を算出し、売上貢献が高いグループを優良顧客層と可視化します。

優良顧客層に対して効果的なマーケティング手法を適用すれば、売上増加に直結しやすいアプローチを行うことが可能です。

このように、デシル分析は効率的なターゲティングと購買促進に役立ちます。

デシル分析について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『デシル分析とは?活用する4つの目的と分析方法について紹介!

トラッキング

トラッキングとは、Webサイト上でのユーザーの行動を追跡・分析する技術です。

適切に活用すれば、特定のユーザーがどのような手段でサイトに訪れたか(例えば、検索エンジンや広告など)、どのページやコンテンツを閲覧したか、最終的にどのような行動につながったか(商品購入やお問い合わせなど)など、サイト内での一連の行動が理解できます。

正しいトラッキングは、ユーザーの行動やニーズに合わせたより効果的な戦略を策定に寄与します。

マーケティング用語「な行」

ナーチャリング

直訳すると「育成」という意味でビジネスの文脈では「顧客育成」として使われます。

見込み顧客を購入段階まで育て上げたり、既存顧客をリピーターに育てたりする場合、どちらもナーチャリングと呼ばれます。

顧客に対して適切な情報や価値提案を届け、長期的な関係を築くことで、顧客の関心やニーズに合わせた育成を行うマーケティング手法として活用されています。

関連記事:『リードナーチャリングの成功事例4つを紹介!成果に繋がるポイントとは?

ナショナルブランド

ナショナルブランドとは、製造者が自社商品やサービスに与えるブランドです。

該当商品やサービスは広く国内外の小売店やオンラインストアで入手可能で、広告活動も活発、テレビCMや他のメディアを通じて幅広い観客に知られるようになります。

その結果、ナショナルブランドの製品やサービスは高い知名度と信頼性を持ち、消費者にとって馴染み深いものとして認識されています。

そのため、広範な市場で存在感を持っているナショナルブランドは競合他社と比べて強力な地位を確立しやすく、競争において有利な立場を獲得しやすいです。

なお、日本でも多くの企業がナショナルブランドを持っています。

例えば、食品業界では日清食品やカゴメ、不動産業界では三菱地所や三井不動産、自動車業界ではトヨタや日産、電機メーカーではパナソニックやソニーなどが、自社製品にそれぞれのブランドを確立しています。

マーケティング用語「は行」

B2C(BtoC)マーケティング

BtoC

BtoC(Business to Consumer)マーケティングとは、企業が一般消費者向けに商品やサービスを販売するためのマーケティング手法です。

BtoBとは異なり個人の消費者が直接対象で、製品の購入に至るプロセスは比較的短いことが特徴です。

また、BtoCマーケティングでは商品価格が比較的低く、多様な広告手法が用いられます。

具体的には、一般的に消費者は「この商品魅力的だな」「口コミで評判が良かったから買ってみよう」といった感情に影響され、購買行動を起こすことが多いです。

そのため、広告は感情を刺激する内容が多く、SNSやテレビなど幅広いメディアを通じて展開されます。

さらに、BtoCマーケティングは市場が大きいという特徴もあります。

結果として、消費者層が多様であるため、幅広いターゲット層にアプローチできます。

男性編集者B
男性編集者B

このようにBtoCマーケティングは、商品のリーチと即時の売り上げを重視し、感情を刺激する広告戦略と、消費者の関心を引くためのコンテンツ制作を軸に置いて展開されます。

B2B(BtoB)マーケティング

BtoB

BtoB(Business to Business)マーケティングでは、展示会などで見込み顧客を見つけたり、企業向けにWebサイトで情報を発信したりすることが基本的な活動です。

つまり、BtoBマーケティングは自社の売上を目指すだけでなく、相手企業が抱える課題や目標を解決する手助けをすることです。

売上を伸ばすことも大切ですが、その前に相手企業のニーズを理解し、一緒に課題や目標を共有し、コミュニケーションを続けることが重要です。

女性編集者A
女性編集者A

そのため、BtoBマーケティングでは相手企業との長期的な関係が基本となります。

例えば、ビジネス上の取引だけでなく相手企業の一部を支える責任感を担ったり、将来の計画を共有したりすることも時として必要です。

また、BtoB企業の購買プロセスは営業担当との対面よりも前に情報収集が済んでいることがよくあります。

つまり、企業が自分で情報を集め、営業担当との対面はその最終確認ともいえます。

関連記事:『BtoBマーケティング7つの成功事例から学ぶデジタルマーケティング戦略

5A理論

5A理論とは、顧客の購買プロセスをAware(認知)、Appeal(魅力)、Ask(購買を求める)、Act(行動)、Advocate(支持)の段階に分け、各段階での顧客の行動を理解するモデルです。

5つの段階を通じて顧客との持続的な関係を築き、顧客満足度を向上させることがマーケティング戦略において重要とされています。

5A理論について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『コトラーが提唱する5A理論とは?マーケティング4.0まで詳しく解説

ブランディング

ブランディングブランディングとは、独自のイメージやアイデンティティを構築することです。

ロゴやデザイン、ストーリー、顧客体験を通じて、特別な存在として顧客の心に残るようにします。

そして、品質や信頼性を通じて顧客の信頼を獲得し、市場での競争力を高めます。

関連記事:『ブランディング広告とは?代表的な4つの種類と出稿のポイントまで徹底解説!

ペルソナ

ペルソナペルソナとは、ターゲットをより詳細かつ具体的に表現するための概念です。

典型的なユーザー像やキャラクターを具体的な情報で設定し、そのユーザー像が実在しているかのようなリアリティを持たせます。

例えば、特定の名前や詳細な趣味、家族構成、ライフスタイルなどの情報を盛り込むことで、リアルなイメージを持ち、商品やサービスの開発やプロモーションを実施できます。

ターゲットと異なる点は次の通りです。

  • ターゲット:広い範囲の集団を指す一般的な概念
  • ペルソナ:ターゲット内での特定の個人像を詳細に表現したもの

ペルソナは特定のユーザー像にフォーカスしたり、その人物の視点からのプロモーションを行ったりする際に役立ちます。

関連記事:『ペルソナがなぜ重要なのか?LPの効果を高める作り方とポイント3選!

マーケティング用語「ま行」

マーケティングファネル

マーケティングファネルとは、潜在顧客が商品やサービスを認知してから購入するまでの段階をAwareness(認知)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Action(行動)、Loyalty(忠誠)の流れで表したモデルで、具体的には次のようにイメージできます。

  1. 新しいスマートフォンの購入を考えるユーザーは、最初に広告やレビューでそのスマートフォンを知る(Awareness)
  2. 詳細な機能や価値を調べ始めて興味(Interest)を持つ
  3. スマートフォンの性能やデザインに魅了されて所有したいと強く思う(Desire)
  4. 購入を決定して購入行動を起こす(Action)
  5. 購入後にそのブランドのファンになり、次回も同じブランドの製品を選ぶ可能性が高まる(Loyalty)

マーケティングファネルは顧客の購買プロセスを把握し、そのプロセスに合わせた戦略を立てるための手法です。

マイクロコンバージョン

マイクロコンバージョンとは、最終的な目標であるコンバージョンに至る前の段階で起こる特定の成果や行動です。

例えば、ECサイトで最終的なコンバージョンが商品の購入だとすると、問い合わせや予約などがその前段階のマイクロコンバージョンに該当します。

つまり、マイクロコンバージョンとは最終的な購入に繋がる前の小さな成果やステップを表しているのです。

マイクロコンバージョンについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『マイクロコンバージョンとは?活用する3つのメリットを解説

MECE

MECE

MECEとは「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の頭文字をとった言葉で、以下の意味を持っています。

  • Mutually:お互いに、相互に
  • Exclusive:重複しない、被らない
  • Collectively:まとめて、全体的に
  • Exhaustive:漏れなく

つまり、直訳すると「互いに重複せず、全体として漏れがない」という意味になります。

具体的には以下のように説明できます。

  • 都道府県
  • 血液型

それぞれが明確に定義されているので漏れや重複は生じません。

一方、MECEではない例には次のようなものがあげられます。

重複が発生

  • 男性
  • 女性
  • 子供

この場合、男性の子供、女性の子供が存在するため重複が発生します。

漏れが発生

  • 20代
  • 30代
  • 40代

この場合は、20代未満と50代以上が漏れています。

重複も漏れも発生

「あなたは週にどのくらい運動をしますか?」という項目において「週2回以下、週2回~3回、週3回~4回、週5回以上」という回答を用意したとします。

しかし「週2回」や「週3回」が重複しており、また、「運動はしない」という選択肢も漏れています。

したがって、重複も漏れも発生している状態です。

マーケティング用語「や行」

UI(ユーザーインターフェース)

UI
UI(ユーザーインターフェース)は、コンピューターと人間がやり取りする場所や方法を指します。

具体的には、Webサイトの見た目やデザイン、フォント、パソコンの外観など、ユーザーが目にする情報全般が含まれます。

UIにはキャラクターユーザーインターフェース(CUI)とグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の2つのタイプがあります。

CUIはキーボードで文字を入力して操作するタイプで、GUIは画像などを使ってマウスやタッチパッドなどで操作するタイプです。

代表的なGUIを備えたOSには、MacやWindowsがあります。

UX(ユーザーエクスペリエンス)

UX(ユーザーエクスペリエンス)は、ユーザーがサービスや製品を使う際に得る体験全般を指します。

例えば、ECサイトでの体験では、「欲しい商品を簡単に見つけられること」「サイトの使い方が分かりやすいこと」「デザインが魅力的で使いやすいこと」「親切で迅速なカスタマーサポート」など、サービスや製品に関する様々な体験がUXに含まれます。

関連記事:『UI/UXデザインに強いおすすめの会社14選!選び方や比較方法まで紹介

4C分析

4C分析とは、顧客(Customer)、コスト(Cost)、コミュニケーション(Communication)、利便性(Convenience)の4つの要素を考慮し、マーケティング戦略を展開する分析手法を指します。

4C分析を通じて、商品やサービスを顧客が求める価値を理解し、顧客のニーズにマッチした商品・サービスの提供が目指されます。

4C分析を通して顧客の視点を理解し、商品やサービスをより顧客に適したものにするための手がかりを得ることができます。

4P分析

4P分析は、商品(Product)、価格(Price)、販売促進(Promotion)、場所(Place)の4つを考えて、商品をどう売り出すかを考える方法です。

つまり、商品とその値段、どのように宣伝するか、どこで売るかという4つの要素を使って、商品を販売する戦略を立てる手法です。

具体的には商品の特徴や品質、値段設定、広告や販売場所を検討して、商品を効果的に売り出すための戦略を考えます。

4P分析は、自社の製品やサービスの強みやアピールポイントを把握し、マーケティング戦略に活かすことができるのです。

なお、4P・4C分析については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:『マーケティングの4P・4Cとは?それぞれ4つの活用方法をわかりやすく解説!

マーケティング用語「ら行」

リード

リードとは、自社商品やサービスに興味を示す潜在顧客のことで、その人や企業が自社商品やサービスを購入する見込みがあるかどうかを示します。

そのため、リード獲得とは企業が新しい顧客を獲得し、ビジネスを成長させる上で重要な要素です。

多くの場合、リード獲得には広告費やマーケティングのコストがかかりますが、それによって将来的に取引が成立する可能性の高い見込み顧客を増やすことができます。

つまり、リード獲得はビジネスの成功に直結する重要な活動といえます。

リード獲得の効果的な手法については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:『リード獲得とは?効果的な10のマーケティング手法を解説

ROAS(Return On Advertising Spend)

ROAS(広告費用回収率)とは、オンラインマーケティングやモバイルマーケティングにおける重要なパフォーマンス指標です。

広告費用に対してどれだけ収益が得られたかを示し、キャンペーンの効果を評価するのに役立ち、次の計算式で求められます。

ROAS = (広告による収益 / 広告費用))x 100

この式では広告によって得られた収益を広告費用で割り、その結果を百分率で表します。

ROASが1より大きい場合、広告費用に対して収益が得られていることを示し、1未満の場合は広告費用よりも収益が低いことを意味します。

つまり、ROASが高いほど広告投資が収益を上げる効果が高いマーケティング施策といえるのです。

関連記事:『広告運用でよく聞くROI・ROASとは?2つの算出方法とメリットを解説

ROI(Return on Investment)

ROIROIとは投資に対する収益を示す指標で、投資した資金に対して得られた利益を比較し、投資の効果を評価します。

ROIは以下の式で求められます。

ROI(%) = 利益 ÷ 投資額 × 100

この式では収益から費用を引いて、その結果を費用で割り、その後に100をかけてパーセンテージで表します。

ROIがプラスの値であれば、投資した費用に対して利益が得られたことを示し、マイナスの場合は費用を上回る損失の発生がわかります。

まとめ

マーケティングには、今回紹介した用語以外にも幅広い専門用語が存在します。

マーケティング活動を円滑に進めるためには、これらの用語の意味を把握し、他のチームメンバーに説明できることが望ましいです。

そして、マーケティングは常に進化しており、新たな手法や戦略が日々登場しています。

新しい情報に常にアップデートしておくことは、マーケティング戦略を成功させる上で不可欠です。

そのため、マーケティングの実務を専門とする代理店に業務を委託することも、一つの有効な手段です。

特に、社内でマーケティングを専門的に担当できる人材やリソースを確保できない場合、代理店の活用は効果的です。

株式会社UnionはWeb広告全般やマーケティングに関するご相談を受け付けています。

経験豊富な専門スタッフが各種SNS広告を含むマーケティング戦略を展開しているため、お客様のニーズに合わせた最適なプランを提案し、売上貢献に繋がるマーケティング施策をご提供いたします。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

参考資料

アトリビューション

参考:『アトリビューションとは?広告における必要性や成功事例を解説/』

SEO(Search Engine Optimization)

参考:『SEOとは?初心者がやるべき対策8選と2023年最新情報をわかりやすく解説!

STP分析

参考:『STP分析とは?マーケティング初心者が押さえたいフレームワーク

LTV

参考:『LTV(ライフタイムバリュー)とは?重要視される背景と計算方法・向上方法を解説

エンゲージメント

参考:『エンゲージメントとは?なぜビジネスで重要か?高める方法や事例を解説
参考:『マーケティング用語集 エンゲージメント

オムニチャネル

参考:『オムニチャネルとは?意味や戦略、成功事例をご紹介
参考:『マーケティング用語集 オムニチャネル

カスタマージャーニー

参考:『わかりやすい「カスタマージャーニーとは」概念・必要性・事例

クロスチャネル

参考:『クロスチャネルとは?施策・戦略からオムニチャネルとの違いや分析手法まで解説
参考:『マーケティング用語集 クロスチャネル

KGI

参考:『KGI・KPIとは?Webマーケティングにおける目標設定の方法を解説

KPI

参考:『KGI・KPIとは?Webマーケティングにおける目標設定の方法を解説

3C分析

参考:『3C分析とは?マーケティングでの目的と、顧客・自社・競合の分析方法
参考:『さんしー(3C)分析 3C analysis

SERP分析

参考:『SERPs(サープス)とは?表示される10の情報をSEO目線で解説

SWOT分析

参考:『【初心者向け】SWOT分析を解説!目的からやり方、活用のポイントまで

ターゲティング

参考:『ターゲティングとは?設定の重要性やフレームワーク、注意点【成功例あり】

デシル分析

参考:『デシル分析とは?活用の目的とメリット・デメリット、実施手順をわかりやすく解説

トラッキング

参考:『トラッキングとは?3つのセキュリティ対策でリスク回避

ナーチャリング

参考:『顧客育成(ナーチャリング)とは?基礎知識から優良顧客の育成方法まで解説

ナショナルブランド

参考:『ナショナルブランドとは?プライベートブランドとの違い、メリット・デメリットなどを解説/』

B2C(BtoC)マーケティング

参考:『BtoCマーケティングとは?施策の選び方や成果を出すポイントまで解説

B2B(BtoB)マーケティング

参考:『BtoBマーケティングの基本とは?具体策と成功例

5A理論

参考:『コトラーが提唱する5A理論とは?マーケティング4.0まで詳しく解説

ブランディング

参考:『ブランディングとは何か?企業の成功事例や意味をわかりやすく解説

ペルソナ

参考:『今さら聞けない「ペルソナ」とは。意味やマーケティングでの活用方法、作り方も解説!

マーケティングファネル

参考:『「ファネル」の基礎を知る!マーケティング戦略に必要な知識と活用例

マイクロコンバージョン

参考:『マイクロコンバージョンとは?設定方法や効果的な活用方法を詳しく解説

MECE

参考:『MECE(ミーシー)は論理的思考法の基本!フレームワークを徹底解説!
参考:『MECE(ミーシー)とは?わかりやすい具体例やフレームワークを解説

UI

参考:『UI/UXとはどういう意味?それぞれの違いと特徴まとめ

UX

参考:『ユーザーエクスペリエンス ~3つの観点から理解するUXの本質~ :デジタルマーケティング コラム

4C分析

参考:『4Cとは?マーケティングにおける4C分析の意味や活用方法、5Cや4Pとの違いを解説
参考:『4C分析とは

4P分析

参考:『4Cとは?マーケティングにおける4C分析の意味や活用方法、5Cや4Pとの違いを解説
参考:『4P分析とは?マーケティングの基礎を支える手法を解説

リード

参考:『リードとは?マーケティング・営業での意味や見込み顧客の獲得方法を解説

ROAS(Return On Advertising Spend)

参考:『広告費用回収率(ROAS)とは

ROI(Return on Investment)

参考:『ROIとは?【意味をわかりやすく】計算方法、費用対効果
参考:『ROIとは? 意味や計算式、ROASとの違いや改善方法を解説

監修者

UnionMedia編集部

2012年創業のWeb広告代理店、株式会社Unionが運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。

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