様々な年齢層に対して満遍なくリーチできるTwitterは多くの企業で活用されています。
総務省が令和6年6月に発表した調査によると、それぞれのSNSにおける利用率は以下のような結果になっています。
引用:『令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 | 総務省』
Twitterの利用率はLINE、YouTube、Instagramに次いで4番目に高く、また世代間での使用率の差が比較的少ないことから、企業はTwitterアカウントを運営し、発信することで多くのユーザーに情報をリーチできます。
実際、Twitterをマーケティングに活用している企業は多く、スタートアップ企業の成長をサポートするアディッシュ株式会社が2021年12月6日から2021年12月10日までの5日間、1,076名を対象に実施した調査によると、企業としての利用が最も高いSNSはTwitterとInstagramであることがわかりました。
参考:『アディッシュ、企業のSNS利用とソーシャルリスク対策の実態調査を実施(2022年版)』
多くの企業がTwitterを活用している昨今、他の企業アカウントとの差別化を図り、ユーザーに効果的なTwitter活用を実現するためには、分析を欠かすことはできません。
現在、Twitter運用で悩みを抱えている方や、企業でTwitterの利用を開始したいと考えている方は、Twitter効果を確認できる「Twitterアナリティクス」を並行して活用してみてはいかがでしょうか。
今回は、Twitter運用で欠かすことができないTwitterアナリティクスの見方についてご紹介します。
Twitterアナリティクスのメリットや活用方法、効果的な分析ポイントなども紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
Twitterアナリティクスは、2024年6月にアップデートされた影響で、有料プラン「X Premium」に登録しているアカウントでしか閲覧できなくなっています。
そのため、Twitterアナリティクスの利用を考えている方は有料プランの登録が必要です。
参考:『【2024年7月最新】X(Twitter)アナリティクスの見方解説』
関連記事:『Twitter広告運用の成功事例5選!成功させるポイントまで解説』
Contents
Twitterアナリティクスとは
引用:『ポストアクティビティ管理画面と動画アクティビティ管理画面|X広告ヘルプセンター』
Twitterアナリティクス(Twitter Analytics)とは、自身のツイートデータを分析できるツールです。
自身のアカウントのツイートがどれくらいの人に見られているかや、ツイートごとのいいね数やリツイート件数、フォロワーの推移などが分析できます。
ツイートデータについては、Twitterアナリティクスを有効にした日から自動で収集され、各レポートはインプレッションが発生してから24~48時間以内に確定します。
投稿したツイートに対してユーザーがどのように反応しているかを分析することで、ユーザーの嗜好の傾向を掴みやすくなり、質の高いツイートを作ることができます。
2022年12月に行われたTwitterの仕様変更では、これまで表示されていたRT数といいね数に加えて、全ユーザーのツイート表示回数(インプレッション)が可視化される機能「ビューカウント(View Count)」が追加されました。
Twitter社CEOのイーロン・マスク(Elon Reeve Musk)氏は、この新機能について「Twitterがビューカウントすることで、ツイートが何回見られたか分かるようになります。
これはビデオ(動画コンテンツ)では普通のことなのです」と発言しました。
また、「Twitterユーザーの90%以上がツイートを読んでいるものの、ツイートや返信、いいね!をしていないのです」と現状の実態を公表した上で、「ビューカウント機能により、Twitterが見かけよりもどれだけ生きているかがわかるでしょう」とTwitterの活発度合いを示す狙いがあると自身のTwitterで発表しています。
Twitter is rolling out View Count, so you can see how many times a tweet has been seen! This is normal for video.
Shows how much more alive Twitter is than it may seem, as over 90% of Twitter users read, but don’t tweet, reply or like, as those are public actions.
— Elon Musk (@elonmusk) December 22, 2022
引用:『X』
このような機能の上位互換がTwitterアナリティクスと認識すると理解が深まるのではないでしょうか。
ユーザーのニーズに応えられるTwitter運用を実現するためには、Twitterアナリティクスを使用することは有用な施策の1つです。
参考:『Twitter、パブリックビューカウントでツイート表示回数が確認可能になりました』
参考:『Twitterアナリティクス』
Twitterアナリティクスのメリット
Twitterアナリティクスを活用するメリットとして、以下の2点が挙げられます。
- 各指標の数値化が可能になる
- ユーザーの反応や行動が分かりやすい
各指標の数値化が可能になる
Twitterアナリティクスを活用するメリットとしては、各指標の数値化が可能になるという点です。
ユーザーが自身のツイートを閲覧した回数やリツイートされた回数、いいね数などをツイートごとに把握できるため、どのようなツイートにニーズがあるのか、また人気の出ないツイートはどのようなものかについて分析することができます。
それぞれのツイートを分析していくことで、今後のTwitter運用方針について把握できる点も魅力の一つです。
改善案を作成した上でテストを実施し、アナリティクスを活用してその結果を確認していくことで、Twitterアカウントを最適化できます。
参考:『【簡単図解】だれでもできるTwitterアナリティクスの分析方法』
関連記事:『Twitter広告の最適化とは?3つの重要な要素を解説!』
ユーザーの反応や行動が分かりやすい
また、Twitterアナリティクスではユーザーの反応が分かりやすいという点もメリットの一つです。
たとえば、Twitterアナリティクスではツイートを見たユーザー数だけでなく、そこから自社のプロフィールへアクセスしたユーザー数も確認することができます。
自社のツイートに興味を持ったユーザーによるアカウントプロフィールへのアクセス数が多いほど、そこからフォローに繋がりやすくなるでしょう。
そのため、ターゲットとするユーザーの反応や行動を分析することで、効果的なツイートによるアプローチが可能になります。
参考:『Twitterアナリティクスとは?効果的な分析方法やコツを解説!』
Twitterアナリティクスの確認方法
Twitterアナリティクスではさまざまな指標を確認することができます。
また、それらのデータから成功した投稿や失敗した投稿を分析することで、今後どのような投稿が効果的なのかといった方針づくりの判断材料にもなります。
ここではTwitterアナリティクスで分析できる項目と確認方法をご紹介します。
Twitterアナリティクスは以下の3つの管理画面によって構成されています。
- アナリティクスホーム
- ポストアクティビティ管理画面(PAD)(旧:ツイートアクティビティ管理画面(PAD))
- 動画アクティビティ管理画面(VAD)
アナリティクスホーム
アナリティクスホームでは、毎月のTwitter統計データについて確認できます。
全ての指標に対し、前月と比較してどのように変化したかをパーセンテージを用いて把握できます。
アナリティクスホームで確認可能なデータは以下の通りです。
- ツイート数
- ツイートインプレッション数
- プロフィールへのアクセス数
- @ツイート数
- あたらフォロワー数
- ツイートの概要
ツイート数
過去28日間で自社アカウントから投稿したツイートの合計数を確認できます。
基本的に1ヶ月単位で表示されるので、定期的なツイートができているか確認しましょう。
ツイートインプレッション数
自社アカウントで投稿したツイートがユーザーに表示された回数を指します。
Twitterのタイムライン上での表示だけじゃなく、検索結果での表示回数も含まれます。
インプレッションが伸びれば伸びるほど、ツイートは拡散されやすくなります。
プロフィールへのアクセス数
自社アカウントのプロフィールがユーザーに表示された回数です。
ユーザーのフォロー導線として「タイムラインにツイートが表示される→アカウントのプロフィールへアクセス→フォロー」という流れが主流です。
ツイートからアカウントプロフィールまで飛んできたユーザー数を意味するので、どれだけアカウントがユーザーから興味を持たれているかを測る重要な指標になります。
@ツイート数
他のユーザーに自社アカウントがメンションされた数を指します。
リプ数(ツイートへの返信数)やアカウントユーザー名がつぶやかれた数も含まれます。
フォロワー数
現時点でのアカウントのフォロワー数です。
右側には、前日と比べて何人増減したかも表示されます。
関連記事:『【企業向け】Twitterのフォロワー数を増やすためのポイント9選』
ツイートの概要
ここでは、主に以下の5項目の分析ができます。
トップツイート
28日間で最もインプレッションを獲得したツイートのことです。
トップ@ツイート
メンションされたツイートのうち、28日間で最もインプレッションを獲得したツイートのことです。
トップフォロワー
過去28日間のうち、新規で自身のアカウントをフォローしたユーザーで最もフォロワーの多いアカウントのことです。
トップメディアツイート
28日間で最もインプレッションを獲得した画像や動画つきツイートのことです。
トップカードツイート
最も多くインプレッションを獲得したツイートのうち、Twitterカードを含むツイートのことです。
Twitterカードとは、ツイート内容にURLを入れることで遷移先ページのアイキャッチ画像やタイトルなども表示できる機能です。
\Twitter動画を保存する方法9選👀/
「よく見る動画を保存したい」と考える方も多いと思います🤔
Twitter動画は、アプリ等からは保存できず、外部ツールを使用する必要があります!今回はTwitterの動画を保存する方法を解説💡#動画保存https://t.co/EfTilU9jID
— UnionMedia【公式】最新のWebマーケティング情報をお届け (@Union__Media) September 16, 2023
上記のようにアイキャッチ画像が大きく表示されるため、通常のツイートよりも目立たせることができます。
これらのトップツイートを参考にTwitter運用の方針を決定し、結果をアナリティクスホームで確認する流れを繰り返す中でTwitterの最適化を目指すことはTwitterアナリティクスの有用な使用方法の1つです。
自分のトップツイートを特定してプロモーションしたり、最も影響力のあるフォロワーが興味を持ちそうなツイートをするように心がけるなどの施策で、Twitterアカウントのパフォーマンス向上につながる可能性があります。
アナリティクスホームで分析できる指標を以下にまとめたのでそれぞれ復習しましょう。
指標 | 内容 |
ツイート数 | 過去28日間のツイート数について確認できます。 |
ツイートの総インプレッション数 | 過去28日間のインプレッション数について確認できます。インプレッションとは、タイムラインや検索を通じてツイートがユーザーに表示された回数を意味します。 |
プロフィールへのアクセス数 | Twitterアカウントのプロフィールが表示された回数について確認できます。 |
@ツイート数 | アカウントがメンションされた回数について確認できます。 |
フォロワー数 | 過去28日間でのフォロワー数の増減について把握できます。 |
ツイートの概要 | トップツイート、トップ@ツイート、トップフォロワー、トップメディアツイート、トップカードツイート |
参考:『アカウントホーム|Xビジネス』
参考:『Twitterカードとは?設定・確認方法と便利なツールを紹介』
参考:『【2024年最新】X(Twitter)アナリティクスを使った分析・解析方法を徹底解説!』
ポストアクティビティ管理画面(PAD)(旧ツイートアクティビティ管理画面(TAD))
引用:『ツイートアクティビティ管理画面と動画アクティビティ管理画面 | X広告ヘルプセンター』
ポストアクティビティ管理画面(PAD)(旧ツイートアクティビティ管理画面(PAD))では、ツイートごとに様々な指標を分析可能です。
各ツイートの効果について把握し分析することで、次回以降のツイートでの作戦を練る際に役立つ情報を収集可能です。
ここではPADで確認可能な指標のうち、分析の際に特に重要な2つの項目を解説します。
インプレッション
ここでは各ツイートごとのインプレッション数を確認できます。
1日に数回ツイートを投稿している場合であれば、どのツイートが最もインプレッションが稼げているかなどを確認する際に有効です。
管理画面のトップには、過去28日間の日ごとのインプレッション数も表示されます。
ツイートに対してなぜインプレッションが多かったかなどを分析する際に、毎日のデータは重要です。
インプレッションの増加要因として、ツイートの内容がユーザーのニーズに合致した可能性もありますが、アクティブユーザーが活発な時間帯に投稿したなどの外的要因の可能性もあります。
誤った仮設を立てないためにも、日ごとのデータも併せて確認するようにしましょう。
なお、プロモ広告を配信した場合のインプレッションを確認することも可能です。
参考:『ツイートアクティビティ管理画面と動画アクティビティ管理画面 | X広告ヘルプセンター』
関連記事:『Twitterプロモ広告(プロモツイート)とは?4つのメリットと始め方』
エンゲージメント
エンゲージメントとは、ツイートに対するユーザーの反応率を指します。
いいねやリツイート、リプ数だけでなく、ツイートに貼ったリンクのクリック、プロフィールクリックなどが含まれます。
エンゲージメントが高いツイートほどユーザーの反応率が良かったことになるので、バズりやすくなります。
なお、プロモ広告を配信した場合のエンゲージメントを確認することも可能です。
PADでは、インプレッションとエンゲージメントを含めた以下の数値が確認できます。
指標 | 内容 |
ツイートごとのインプレッション | ツイート、プロモ広告の表示回数について確認できます。 |
エンゲージメント総数 | エンゲージメントされた回数について確認できます。「いいね」や「リツイート」などツイートに対して行われたアクション全てがエンゲージメントに該当します。 |
いいね | 「いいね」された回数について確認できます。 |
コメントなしリツイート | 「リツイート」された回数について確認できます。 |
返信 | ツイート、プロモ広告に対して返信された回数について確認できます。 |
リンクのクリック数 | ツイート、プロモ広告に添付したリンクのクリック数について確認できます。 |
プロフィールのクリック数 | ツイート、プロモ広告からプロフィールをクリックした回数について確認できます。 |
エンゲージメント率やリンクのクリック数などは日ごとのデータも確認することができます。
また、PADのデータはCSVファイルとしてダウンロードすることも可能です。
ダウンロード方法は以下で後述します。
参考:『【2024年最新】X(Twitter)アナリティクスを使った分析・解析方法を徹底解説!』
参考:『ツイートアクティビティ管理画面と動画アクティビティ管理画面 | X広告ヘルプセンター』
関連記事:『Twitter広告のエンゲージメントとは?4つの活用ポイントを徹底解説!』
動画アクティビティ管理画面(VAD)
引用:『ツイートアクティビティ管理画面と動画アクティビティ管理画面 | X広告ヘルプセンター』
動画アクティビティ管理画面(VAD)では、動画ツイートに関する指標を確認できます。
動画ツイートを頻繁に投稿している場合は、この管理画面も確認することで効果的な分析できます。
動画アクティビティで確認できる指標は以下の通りです。
指標 | 内容 |
保持率 | 動画が全体の尺に対して何%まで再生されたかについて把握できます。 |
再生率 | 動画が再生された回数について確認できます。再生ボタンをクリックした動画全てがカウントされるわけではなく、以下のいずれかの条件を満たした場合のみカウントされます。
|
再生時間(分) | 動画が再生された合計時間について確認できます。 |
完了率 | 動画を最後まで視聴したユーザーの割合について確認できます。 |
アクション誘導のクリック回数 | Twitterでは動画にリンクを表示しWebページに誘導する機能があります。リンクをクリックした回数を確認できます。 |
引用先での動画再生数 | Twitterにはリツイート機能とは別に動画のみを引用する機能があり、引用先での再生回数を確認できます。 |
なお、VADではPADと同様にCSVファイルとしてデータをエクスポートすることも可能です。
CSVファイルのダウンロード方法
ダウンロードする際は、アナリティクス管理画面の「データをエクスポー」をクリックします。
「By Tweet(ツイートごと)」と「By Day(日ごと)」から選択する必要があります。
明確な目的がある場合はどちらか片方で問題ありませんが、詳細に分析したい場合は、ツイートごとのデータと日毎のデータ両方のデータを照会し分析することをおすすめします。
※アップデートの影響で2024年7月時点ではCSVのダウンロードができない状況ですが、今後のアップデートで可能になる可能性があるため公式の発表を確認しましょう。
参考:『ツイートアクティビティ管理画面と動画アクティビティ管理画面 | X広告ヘルプセンター』
参考:『【2024年7月最新】X(Twitter)アナリティクスの見方解説』
Twitterアナリティクスの効果的な使い方3選
ここからは、Twitterアナリティクスを活用するにあたって、分析をより効果的なものにするためのポイントをご紹介します。
- ベストな投稿時間を分析する
- トップツイートを分析する
- 改善したい項目を絞る
ベストな投稿時間を分析する
Twitterで投稿する際は、ターゲットがアクティブな時間を考慮した上でその時間に合わせることが重要です。
Twitterユーザーは通勤時間やお昼休みなどの時間帯に活発にTwitterを見ると考えられていますが、打ち出す商材や狙うターゲット層によってもユーザーにアプローチしやすい時間は異なるでしょう。
そのため、どの時間帯にツイートを投稿すればターゲット層に効果的なアプローチができるかを分析して算出することがおすすめです。
過去のツイートデータからユーザーのインプレッションやエンゲージメントを確認することで、時間帯によるユーザーの傾向を把握することができます。
参考:『Twitterアナリティクスとは?効果的な分析方法やコツを解説!』
トップツイートを分析する
トップツイートは、既に解説したように過去28日間で最も多くのインプレッションを獲得したツイートを指します。
つまり、トップツイートはユーザーの興味との関連性が高いことを表します。
このトップツイートのコンテンツ内容を分析することで、インプレッションの伸びている要因を確認し、伸び悩んでいるツイートに反映させることでツイートの改善を行うことができます。
インプレッションを多く獲得しトップツイートとして表示させる理由として以下が挙げられます。
- トレンドのキーワードを含んだコンテンツになっている
- 「いいね」「リツイート」「コメント」などがが多くされている
- 適切なハッシュタグや@(メンション)がされている
上記のような内容を参考に、他のツイートにも反映させ、より多くのユーザーの興味を惹くツイートを作成することでインプレッションの獲得が期待できます。
参考:『Twitterアナリティクスの見方・使い方や分析方法を解説!』
参考:『Twitterインサイト分析に必須!Twitterアナリティクスの見方・活用方法を解説』
改善したい項目を絞る
Twitterアナリティクスではさまざまな指標を確認できますが、すべてのデータを一度に確認しようとするのではなく、目的に合わせて改善したい項目を確認することが大切です。
例えば、Twitterアカウントの運用目的が「自社サイトへの流入数の増加」である場合、インプレッション数を確認したり、インプレッションを増やすための施策だけを講じてもなかなか成果に繋げることは難しいでしょう。
自社サイトへの流入を増やすためには、ユーザーにクリックしてもらう必要があるからです。
こういった見当違いの施策を防ぎ、効率的な運用を行うためにも、Twitterアナリティクスを使用する際は目的を持って使用することが重要です。
目的が明確になっていない状態での分析は、どこの指標を確認すれば良いかを把握することが難しくなってしまいます。
次の章では、目的別に合わせたTwitterアナリティクスの活用方法を解説していきます。
参考:『Twitterインサイト分析に必須!Twitterアナリティクスの見方・活用方法を解説』
【目的別】Twitterアナリティクスの分析方法
ここでは、以下の3つの目的ごとにTwitterアナリティクスの分析方法をご紹介していきます。
- 会社や商品の認知度を向上させたい場合
- 売上を向上させたい場合
- 顧客ロイヤルティを向上させたい場合
会社や商品の認知度を向上させたい場合
会社や商品、サービスの認知度を向上させるためにTwitterを活用する場合は、Twitterアナリティクスのインプレッションを意識的に確認することが効果的です。
認知度を向上させたい場合にまず重要になってくるのが、「ツイートをユーザーに見てもらう」ということです。
とにかく多くのユーザーの目に触れることで、会社のことを知っているユーザー数の増加につながります。
つまり、会社の認知度を上げたい場合には、インプレッションを増やすことが大切になります。
また、インプレッションを増やすためには拡散されやすいツイートを意識することが効果的です。
ユーザーにとって面白い、ためになるような内容のツイートを発信していくことでユーザーのエンゲージメントが増え、より多くの人に見てもらいやすくなります。
参考:『Twitterアナリティクスの使い方・見方と5つの目的別の分析方法』
関連記事:『Twitter広告運用の成功事例5選!成功させるポインまで解説』
売上を向上させたい場合
売上の向上を目的としたTwitter運用をする際は、クリック率を確認することが効果的です。
売上の向上に繋げるためには、まずユーザーにランディングページや公式サイトに訪問してもらう必要があります。
商品について興味を持ち、もっと詳しく知りたいと思っているユーザーは商品の購入において検討段階にいるケースが多いです。
こういったユーザーにクリックしてWebページに遷移してもらうことで、購入につながりやすくなります。
Twitterアナリティクスを活用することで、以下のようなあらゆる要因を分析することができ、効率よく売上を向上させる方法を発見できます。
- どのような文言でユーザーに訴求した際にクリック率が高いか
- 何時にツイートした場合にクリック率が高いか
またTwitterは公式サイトで、ユーザーの53%が新商品をいち早く購入する可能性が高いと発表しています。
このことから、企業は新商品や新サービスを展開する際にTwitterを活用することで、新しいものに対して興味を持ちやすいユーザーに対し効果的なリーチが可能になり、効率の良いマーケティングを実現できます。
参考:『Twitterビジネス』
参考:『Twitterアナリティクスの使い方・見方と5つの目的別の分析方法』
参考:『Twitterのフォロワー数を増やすには:基本ガイド | Xビジネス』
顧客ロイヤルティを向上させたい場合
顧客ロイヤルティの向上を促す際にもTwitterは有効です。
ロイヤルティとは「忠実」や「忠誠」を意味する単語で、ビジネスシーンでは企業やブランドに対する愛着心を意味する単語として使用されます。
顧客が愛着を持って自社のリピーターとして利用し続けるかどうかの指標が顧客ロイヤルティになります。
似た言葉に「ロイヤリティ」がありますが、こちらとは意味が全く異なるので注意しましょう。
Twitterは企業と顧客が相互にコミュニケーションを取れるSNSの1つです。
Twitterで商品やサービスについての使用方法を解説したり、質問を投げかけるなどの方法で積極的にコミュニケーションを取ることで、ユーザーのロイヤルティを向上できます。
Twitterアナリティクスでユーザーのロイヤルティを確認する際は、エンゲージメント数とともにリプ数(返信数)を確認することが効果的です。
愛着のある企業のツイートに対し、「いいね」や「リツイート」するユーザーは多く、またさらにロイヤルティが高い場合は、ツイートに対してリプする場合があります。
ロイヤルティの高いユーザーのリプや意見を採用することで、さらなるSNSでの拡散を促し、新たにロイヤルティの高いユーザーを獲得できるという好循環を生み出します。
何を目的にTwitterを使用するかを明確にし、目的を達成するために重要な指標をTwitterアナリティクスで確認することで効率的なマーケティングを実現可能です。
参考:『Twitterアナリティクスの使い方・見方と5つの目的別の分析方法』
参考:『「ロイヤリティ」とは?「ロイヤルティ」とは意味が全く違うので注意!』
まとめ
TwitterアナリティクスはTwitterを効率的に活用するためには欠かせない分析ツールです。
確認できる様々な指標を活用することで良いツイートとは何か、またユーザーのニーズのあるツイートはどのようなものかについて把握できます。
また、Twitterは商品やサービス、企業自体の認知拡大や新規顧客の獲得など様々な目的の達成に貢献できる優れたSNSの1つです。
現在、経営面でうまく目標を達成できず悩んでいる企業や、今後さらに成長したいと考えている企業はTwitterアナリティクスを活用したTwitter運用を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事を読んで、 Twitterアナリティクスを活用したTwitter運用の最適化が少しでも難しいと感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。
株式会社Unionは、Twitter広告運用のご相談を承っております。
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また、弊社の広告運用担当はYahoo!広告、およびGoogle広告の認定資格保持者であり、知識のアップデートを行っております。
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監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。
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