LINEは月間利用者数9,300万人を突破し、世代を問わずに利用されているコミュニケーションツールです。
多くの方に利用されているLINEに広告を配信すれば、企業やサービスの認知度アップや商品の購買促進が期待できます。
この記事を読んでいる方も、LINE広告の利用を検討していることでしょう。
今回は、初心者向けのLINE広告と配信効果を高める6つのポイントをご紹介します。
この記事を読めば、LINE広告の基礎知識から配信方法まで分かるようになるため一読してみてください。
【はじめに】LINE広告の基礎知識
参考:『LINEヤフー for Business LINE広告の特長とは?配信面や費用、導入事例を総まとめ』
まずは、LINE広告の基礎知識について分かりやすく解説していきます。
関連記事:『Z世代のSNS利用率は95%超!SNS訴求と相性がいい3つの理由』
LINE広告とは
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告』
LINE広告とは国内の月間利用者数9,300万人、性別・年齢・職業・地域が異なる多くの人が利用するLINEに掲載できる広告です。
したがって、幅広いユーザーへのリーチが期待できます。
また、広告配信時にターゲット属性(年齢・行動・性別・地域・属性・興味関心)で絞り込めることも魅力です。
さらに、店舗の半径〇m以内と配信エリアを絞り込むことや、リターゲティングすることも可能です。
LINE広告の強みに関して知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。
関連記事:『LINE広告はどこが強み?4つのメリットと3つの成功事例を紹介』
LINE広告の配信面
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
LINE広告の手法な配信面は「トークリスト」「LINE NEWS」「タイムライン」に大きく分類されます。
それ以外にも、さまざまな配信面が用意されているため、目的に見合う最適な配信面が見つけましょう。
トークリスト |
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LINE NEWS |
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タイムライン |
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LINE VOOM |
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ウォレット |
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LINEポイント |
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LINE BLOG |
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LINE チラシ |
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LINEショッピング |
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LINE広告ネットワーク |
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ホーム |
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LINE Monary |
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LINE広告の配信面の費用相場について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。
関連記事:『LINE広告とは?14種類や費用、配信方法をわかりやすく解説』
LINE広告の掲載フォーマット
LINE広告の主要な掲載フォーマットは「Card」「Square」「Vertical」「Carousel」「画像+テキスト」「動画テキスト」に分類できます。
Card
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
静止画と動画のフォーマットが用意されています。
Cardタイプの掲載フォーマットは、さまざまな掲載面に対応しています。
Square
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
静止画と動画のフォーマットが用意されています。
画面比率1:1で、カードタイプよりインパクトを残しやすく、多くの配信面に対応しています。
Vertical
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
動画専用のフォーマットで大きく画面表示され、タップすると動画が再生されます。
こちらは、大きく画面表示されるLINE VOOMに対応しています。
Carousel
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
Carouselは、静止画専用のフォーマットです。
スライド式で画像を最大10点掲載できることが大きな特徴となっています。
LINE VOOMとLINE NEWSの一部、LINE BLOG、LINEポイントクラブに対応しています。
画像(画像)+テキスト
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
静止画専用のフォーマットでシンプルであることが大きな特徴です。
ユーザーのアクティブ率の高いトークリストで表示されます。
アニメーション+テキスト
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
静止画でイラストやテキスト等のモーション再生が可能なフォーマットです。
ユーザーのアクティブ率の高いトークリストで表示されます。
LINE広告の配信方法
LINE広告の配信は以下の手順で行います。
LINEビジネスアカウントの配信方法
- LINEビジネスIDを発行する
- 広告アカウントを作成する
- クレジットカードを登録する
- メディア登録とLINETagを設置する
- LINE広告を配信する
ここでは、それぞれの手順について詳しく解説します。
LINEビジネスIDを発行する
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ』
LINEビジネスIDの取得する手順
1.LINEヤフー for Businessから申込み
引用:『LINEヤフー for Business 公式ホームページ』
LINE Businessの申し込みページを開いて「LINE広告をはじめる」を押します。
2.登録方式を選択
引用:『LINEヤフー for Business 公式ホームページ』
「LINEアカウントで登録」または「メールアドレスで登録」を選択します。
3.LINEビジネスID登録用リンクをクリック
メールアドレスやLINEアカウントに届いたURLを押します。
4.名前とパスワードで認証
名前とパスワードを入力して「私はロボットではありません」にチェックすれば、LINEビジネスアカウントの作成は完了です。
広告アカウントを作成する
LINE広告の管理画面「LINE Ad Maneger」にLINEビジネスIDを活用してログインをし、広告アカウントを作成していきます。
広告アカウントとは、LINE広告の配信を管理するアカウントです。
広告を配信したい商品やサービス別にアカウントを作成してください。
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
LINE広告アカウントを作成する際に情報を入力する箇所が多く審査結果に影響するため、コラム「LINE広告の広告アカウント審査 よくある5つの否認理由と注意ポイント」を参考にしながら入力しましょう。
クレジットカードを登録する
Web手続きでLINE広告アカウントを解説した場合の支払い方法は、クレジットカード決済となります。
そのため、クレジットカード情報を登録してください。
1.「請求と支払い」を選択
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
LINE Ad Manegerの設定にある「請求と支払い」を押します。
2.請求先を選択の上、クレジットカードの追加
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
請求先名が正しいことを確認してクリック。
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
クレジットカードを追加」を押します。
3.クレジットカード情報の記入
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
クレジットカード番号や有効期限を入力すると、クレジットカードの審査が開始されます。
メディア登録とLINETagを設置する
作成しメディア(広告クリエイティブ)をアップロードする際は「LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ」を確認して、ガイドラインに沿った広告であるかを確認しておきましょう。
また、配信効果を測定するためのタグ「LINE Tag」をランディングページに設置します。
LINE Tagは3種類あるため参考にしてください。
- ベースコード…全ページに設置するLINE Tag
- コンバージョンコード…コンバージョンを測定するページに設置するLINE Tag
- カスタムイベントコード…イベント効果測定など自由なラベリングができるLINE Tag
関連記事:『LINE Tagとは?3種類のコードを使った広告の効果測定する方法を紹介』
LINE広告を配信する
LINE広告配信方法は、以下の手順で行います。
「キャンペーンを作成」を押す
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
キャンペーンの目的を選択する
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
基本情報(キャンペーン名、ステータス、掲載期間、上限予算)を設定する
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
広告グループのステータスを「利用可能」にする
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
ターゲット設定を行う
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
入札方法や課金方式を決める
引用:『LINEヤフー for Business 公式ホームページ』
予算設定では日予算を入力する
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
基本情報では、キャンペーン名と広告グループを選び「利用可能」に切り替える
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
広告のフォーマットを選択する
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
広告ではプレビューを確認しながら広告を作成する
引用:『LINE広告の始め方ガイド アカウント開設から出稿までの流れ|LINEヤフー for Business』
LINE広告の配信効果を高めるポイント
LINE広告の配信効果を高めるためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
- タイトルやディスクリプションを簡潔にまとめる
- インパクトのあるクリエイティブを制作する
- 動画のクリエイティブフォーマットを活用する
- 複数のクリエイティブを用意する
- 広告配信効果の検証をして勝ちパターンを見つける
- LINE Creative Labでクリエイティブを制作する
ここでは、各ポイントについて詳しく解説します。
タイトルやディスクリプションを簡潔にまとめる
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
LINE広告のタイトルやディスクリプションは、メッセージが伝わるように簡潔に表現しましょう。
とくに、LINE広告ではユーザーに共感されることが大切です。
広告主の商品を販売したい気持ちばかりが先走ると、LINE広告を出稿しても効果は出せません。
ユーザーが身近な内容として捉えられるLINE広告を出稿したらクリックしてもらいやすくなります。
また、ユーザーが広告を見るメリット(または商品やサービスのスペック)を簡潔にまとめるように工夫をすると効果が出やすいです。
インパクトのあるクリエイティブを制作する
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
LINE広告はモバイル環境を前提にしているため、小さな画面で広告表示されることを理解しておき、視認性が高くインパクトのあるクリエイティブを制作しましょう。
ユーザーがLINEを操作している際に、パッと印象に残る広告クリエイティブを制作することが大切です。
クリエイティブの制作では、以下の観点を大切にしてください。
クリエイティブ制作で必要な観点
- 伝えたいメッセージを混在していないか
- 要素を詰め込みすぎて雑多な印象を与えていないか
- 視認性が確保されているか
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
例えば、メッセージを盛り込みすぎて文字や商品画像が小さく、視認性が悪いクリエイティブはクリックされにくい傾向があります。
また、すべての文字や画像が同じサイズで配置されていると強調したいものがどれか分からなくなってきます。
このような、失敗例は多いため気をつけてください。
視認性を上げるだけで、CTRが200%UPした事例などもあるため、インパクトのあるクリエイティブを制作するようにしましょう。
動画のクリエイティブフォーマットを活用する
動画 | 画像 | |
メリット |
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デメリット |
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LINE広告のフォーマットには「動画」と「画像」があり、各フォーマットには上記のような特徴があります。
動画の制作工数は多くかかりますが、多くの情報が伝えられたり、インパクトが与えられたりするため、動画のクリエイティブフォーマットを積極的に活用しましょう。
参考:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
複数のクリエイティブを用意する
LINE広告のクリエイティブは、複数用意することが大切です。
なぜなら、ユーザーの興味・関心を湧かせられる広告に切り替えるだけで、CTR(クリック率)が大きく変わるためです。
例えば、訴求軸を変えたクリエイティブに切り替えることで、CTR(クリック率)が向上する場合があります。
また、タイトルやディスクリプションを変更するだけでCTR(クリック率)が向上する場合も多いです。
このようなABテストを実施することは非常に重要なため、複数のクリエイティブを用意しておきましょう。
参考:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
広告配信効果の検証をして勝ちパターンを見つける
LINE広告 がデータで蓄積されます。
蓄積されたデータを管理画面から見て、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)の数値が参考にしながら、成果が出ているクリエイティブと成果が出ていないクリエイティブを検証します。
どのようなクリエイティブが勝ちパターンなのかを把握できるようになると、効率よく配信効果を上げていけます。
参考:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
LINE Creative Labでクリエイティブを制作する
引用:『LINEヤフー for Business LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作&運用のコツ』
LINE広告のクリエイティブ制作に悩んだら「LINE Creative Lab」を利用することをおすすめします。
LINE Creative Labは完全無料でテンプレートに写真やテキストを埋め込むだけで、プロが制作したようなクリエイティブを制作できるLINE広告のサービスです。
操作方法は簡単で、制作方法に関する動画も用意されています。
そのため、LINE広告のクリエイティブ制作に悩んだら「LINE Creative Lab」の利用を検討してみてください。
LINE広告配信で効果が出た企業事例
実際にLINE広告を配信している企業では、どのような効果が見込めているのかを把握しておきましょう。
トレンド×顧客理解の広告でCVR158%UP(株式会社オープンハウス)
引用:『LINEヤフー for Business 成功事例 株式会社オープンハウス』
株式会社オープンハウスは戸建事業、マンション事業、収益不動産事業を展開する不動産会社です。
2018年からLINE広告を配信していますが、2021年から外部委託ではなく社内完結型に切り替えました。
運用方法の切り替えをキッカケに、広告クリエイティブを見直すことに決めたのです。
広告クリエイティブには、各エリアの顧客データ結果と現場の声を反映させました。
また、広告から遷移するLPページには会員登録フォームのポップアップが表示される仕組みを施しています。
このような広告の改善によりLINE広告のCVRが158%上昇しました。
顧客獲得数が広告全体の約6割に(株式会社Sparty)
株式会社Spartyは、若年層の女性を対象にパーソナライズヘアケアブランド「MEDULLA(メデュラ)」を展開しているメーカーです。
2022年1月から新たなテレビCMが放映され、それに合わせて、LINE広告やInstagram広告、facebook広告などの広告への露出を強化しています。
同社は、以下のようなユーザーに響くクリエイティブ制作を意識しています。
- モデルやタレントをイメージモデルに起用してユーザーの目を引くもの
- シズル感のある表現を用いて、ボトルクリエイティブを全面に押し出すもの
- 「週末限定」「1日〇〇名限定」など、限定感やお得感が感じられる情報を盛り込んだもの
- 「モテシャンプー」「シンデレラシャンプ」などのキャッチコピーを入れたもの
このような工夫で、LINE広告から多くの反響を獲得しています。
現在では、顧客獲得数が広告全体の約6割がLINE広告によるものと成果を出しています。
寄付金額が前年比で1.5倍に伸長(鎌倉市役所)
引用:『LINEヤフー for Business 成功事例 鎌倉市役所』
鎌倉市役所では、「鎌倉市ふるさと寄附金」の認知拡大に努めています。
従来はふるさと寄付金のPRをするために、情報誌やふるさと納税専門誌への広告掲載をしていました。
しかし、紙媒体の広告効果は正確に測定できないため、デジタル広告を導入し始めました。
寄付金の認知拡大を務める担当者が、LINEアプリ内に広告は不快に感じないと興味を持ち、市役所内部で協議してLINE広告を利用することを決断したのです。
ふるさと納税の種類が豊富で魅力がより伝わるように「カルーセル」の広告フォーマットを載せ、各種返礼品の寄附ページへ直接遷移する仕掛けにしました。
このような仕掛けで、より多くの人に鎌倉市ふるさと寄付金を知ってもらえるようになり、寄付金額が前年比で1.5倍に伸長しました。
まとめ
LINE広告を利用すれば、世代を問わずに多くのユーザーに企業情報や商品情報を届けられます。
今回はLINE広告の配信方法からポイントまでわかりやすく解説しました。
そのため、この記事を参考にしながら、LINE広告の配信に挑戦してみてください。
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監修者
UnionMedia編集部2012年創業のWeb広告代理店、株式会社Unionが運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。
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