TikTokは、ByteDance社が提供しているショートムービーに特化したSNSです。
2023年10月現在、TikTokのユーザー数は世界で10億5,100万人以上、国内で約1,700万人以上となっています。
しかし、ユーザーのインサイトを捉えた動画を投稿しなければ視聴してもらえないかもしれません。
そのため、ユーザーのインサイトの捉え方を学んでおきましょう。
今回は、TikTokインサイトの見方や分析方法、分析時の指標について解説します。
なお、TikTok広告の入稿規定については以下の記事で詳しくご紹介しています。
関連記事:『 TikTok広告の入稿規定とは?7つの入稿ステップや注意点まで詳しく解説!』
参考:『【最新Excel配布中】日本・世界のSNSユーザー数まとめ<Facebook,X(Twitter),Instagram,YouTube,LINE,TikTok>』
Contents
TikTokのインサイト機能とは
TikTokインサイト機能とは、動画視聴者がどのような動画を求めているのか分析できる機能です。
「概要」「コンテンツ」「フォロワー数」「LIVE」の4つの機能が利用できます。
TikTokの動画視聴者が求めている動画を配信していけば、拡散されやすくなります。
概要
「概要」では、TikTok動画の各指標が確認できます。
- 動画の視聴回数:日別や時間別で、どれぐらい動画が視聴されているか
- 動画の視聴者数:どれぐらいのユーザーが動画を視聴しているか
- プロフィールの表示回数:TikTokのプロフィールがどれだけ視聴されたか
- コメント数:TikTok動画に寄せられたコメントの数
- いいね数:TikTok動画で獲得したいいね数
- シェア数:TikTok動画がどれだけシェアされたか
これらの指標を把握すれば「TikTok動画は何時頃に発信すると反応が得られるだろうか?」「TikTok動画のフォロワーを獲得するためにプロフィールを修正すべきだろうか?」などを考えていけます。
参考:『TikTokインサイト徹底解説!インサイトを見るための手順や分析方法とは?』
コンテンツ
「コンテンツ」では、動画の再生回数を把握できます。
人気の動画を順番に表示することができ、動画をタップすれば「どのようなクリエイティブの動画なのか?」「どの時間に投稿して、何時頃に視聴されている動画なのか?」を確認できます。
人気の動画を検証していけば、「どのようなクリエイティブが、視聴者に人気があるのか?」「何時頃に投稿すればバズるのか?」の勝ちパターンを見抜けるようになります。
参考:『TikTokインサイト徹底解説!インサイトを見るための手順や分析方法とは?』
フォロワー数
「フォロワー数」では、フォロワー獲得数を時間別と日別で確認できます。
また、フォロワーの属性まで確認できます。
つまり、何時頃にどのような属性のユーザーが動画視聴してくれてフォロワーになっているのかを把握できます。
TikTokアカウントのフォロワーを増やしていきたいとお考えの方は、フォロワー数の推移データを分析して、動画を投稿するようにしましょう。
参考:『TikTokインサイト徹底解説!インサイトを見るための手順や分析方法とは?』
LIVE配信
TikTokでLIVE配信を行ったときのデータを分析できます。
最大同時視聴者数やフォロワー獲得数を確認できるため「どのようなLIVE配信だと反応が得やすいか」を考えていけます。
LIVE配信方法をPDCAサイクルで回していき改善していけば、より反応がもらいやすくなるでしょう。
参考:『TikTokインサイト徹底解説!インサイトを見るための手順や分析方法とは?』
TikTokのインサイトの見方
TikTokのインサイトの見方は以下の通りです。
1.画面右上のボタンを押す
2.「クリエイターセンター」を押す
3.「インサイト」を選択する
4.「オンにする」を選択する
引用:『TikTok』
TikTokのインサイトデータの保存方法
データには閲覧期限があり、最大60日間分のデータしか閲覧できません。
そのため、60日前のデータを管理しておきたい方はデータ保存しておきましょう。
TikTokをPCで立ち上げて、ブラウザ版からエクセルファイルをダウンロードすることができます。
過去のデータを保存しておけば、季節別で反響の比較ができるようになります。
参考:『TikTokのインサイト機能とは?インサイトの見方や表示されない時の対処法を解説』
TikTokのインサイトが見れないときの対処法
インサイト機能が見当たらないと悩んでしまう方もいるかもしれません。
このような悩みを抱えたら、以下の対処法を試してみましょう。
動画を最低1本は投稿する
TikTokの利用条件を満たしていなければ、インサイト機能は利用できません。
利用条件である最低1本の動画を投稿しましょう。
動画を投稿すれば24時間後に機能が利用できるようになります。
全体の人に動画を公開する必要があり、一部の人に公開するだけでは機能は利用できません。
したがって、動画は全体に公開してましょう。
参考:『TikTokのインサイト機能とは?インサイトの見方や表示されない時の対処法を解説』
TikTokインサイトをオンに設定する
インサイト機能は「オン/オフ」の切り替えができます。
TikTokで動画を全体公開しているにも関わらず利用できない場合は、設定がオフになっている可能性があります。
そのため、以下の手順に沿って、オンになっているか確認してみましょう。
- 画面右上にあるボタンを押す
- 「クリエイターツール」を押す
- 「インサイト」を押す
- 「オンにする」を選択する
参考:『TikTokインサイトとは?基本から応用まで徹底解説!』
TikTokのインサイト分析方法
TikTokのインサイト機能の活用方法のみならず、分析方法を覚えておきましょう。
アカウント全体で分析する
アカウント全体で分析すれば、どれだけTikTokアカウントが成長したかを把握できます。
例えば、TikTokアカウントを開設した直後は動画再生数やフォロワー数が伸びていたのに、3年目は各数値の伸びが停滞している場合、TikTokを利用する競合他社が増えたり、TikTokの流行やアカウント全体の評価が影響していたりする恐れがあります。
外的要因を知ることができるため、アカウント全体で分析するようにしましょう。
参考:『TikTokのインサイト機能とは?インサイトの見方や表示されない時の対処法を解説』
投稿時間帯別で分析する
時間別や曜日別でデータ分析して、「何曜日の何時頃に動画を投稿すれば反応がもらえるか?」を把握しましょう。
例えば、平日の昼間の動画視聴数が多い場合は、平日の昼間を中心に動画を投稿します。
投稿時間を固定にしておけば、アカウントを好んでくれているユーザーが定期的に動画を見てくれるようになります。
参考:『TikTokのインサイト機能とは?インサイトの見方や表示されない時の対処法を解説』
投稿別に分析する
投稿した動画の平均視聴時間やいいねやコメントのエンゲージメントを確認していけば「どのような動画がバズりやすいのか?」を把握していけます。
人気の動画の共通点を見つけることができれば、共通点を盛り込めば、動画視聴者のインサイトを捉えたバズリやすい動画が制作できるでしょう。
参考:『TikTokのインサイト機能とは?インサイトの見方や表示されない時の対処法を解説』
TikTokインサイトによるSNS戦略
TikTok動画の分析ができるようになれば、アカウント運用に役立てていくことも可能です。
ここではTikTokインサイト機能を活用したSNS戦略をご紹介します。
フォロワーの属性に合わせた動画を投稿する
TikTokのインサイト機能を活用すれば、どのような属性の人(男女比・年齢・アクティブな時間帯、地域)がフォロワーになってくれているかを把握できます。
例えば、小物が入るミニショルバーバッグの紹介動画の視聴ユーザーで女性が多い場合、同世代の女性モデルさんに商品紹介をしてもらうと、より共感が集められるようになるでしょう。
また、海外ユーザーが動画視聴してくれていることもあります。
海外ユーザーが多い場合は、動画に字幕を付けてあげるなど工夫することで、より多くの反響がもらえるようになるでしょう。
このように、インサイト機能でフォロワーの属性を把握した上で、どのような動画を投稿していくかは非常に重要です。
参考:『TikTokのインサイトとは?バズらせるにはインサイト分析が必須!』
関連記事:『【企業向け】Twitterのフォロワー数を増やすためのポイント9選』
アクティブユーザーが多い時間に動画を投稿する
TikTokのインサイト機能を活動すれば、どの時間帯に動画が視聴されているかを把握できるようになります。
そのため、アクティブユーザーが多い時間に動画を投稿するようにしましょう。
なぜなら、アクティブユーザーが少ない時間に動画を投稿してしまうと、他の動画に埋もれてしまうためです。
その一方で、アクティブユーザーが多い時間に動画を投稿すれば、反応がもらえるようになります。
また、フォロワーは投稿した動画を視聴してくれますが、同じ時間に投稿しておくと「〇時から動画が配信される!楽しみだ」と動画視聴を習慣化してもらえるようになります。
このようなメリットがあるため、アクティビティが多い時間に動画を投稿するようにしましょう。
参考:『TikTokのインサイトとは?バズらせるにはインサイト分析が必須!』
TikTok Creative Centerの成功事例を参考にする
TikTokはインサイトを把握するためのデータを公開しています。
TikTok Creative Centerでは、TikTokの中でもバズった動画の再生回数やクリエイティブが把握できます。
業界別の成功事例が探しやすいなど検索性が優れているため、「どのような動画を作ればいいのだろうか」「自社アカウントの動画はなぜ伸びないのだろうか?」と悩んだら、TikTok Creative Centerの成功事例を参考にしましょう。
参考:『クリエイティブを洗練して勝ち上がろう』
TikTok Creative Centerについて詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。
関連記事:『TikTok Creative Centerとは?機能と4つの活用方法』
TikTokクリエイターに動画制作を依頼する
TikTok for BusinessはTikTok上のデータを収集して結果を掲載しているサイト「TikTok Insights」を発表していますが、国内のTikTokユーザーの41%がクリエイターが制作した動画に共感できると回答しています。
TikTokアカウントのフォロワーを増やすためには、動画視聴者に興味を持ってもらったり共感してもらったりすることが欠かせません。
そのため、動画視聴者に共感される動画作成に関して自信がない方は、TikTokクリエイターに依頼するようにしましょう。
TikTokクリエイターの日本人は少ないため、依頼先が見つからない場合は、TikTok運営を得意とする広告代理店に依頼することをおすすめします。
TikTok運用代行を得意とする広告代理店を探したい方は、下記の記事を読んでみてください。
関連記事:『TikTok広告に強い広告代理店!おすすめ11社を徹底比較』
参考:『TikTok Insightsを使用して、オーディエンスについてより詳しく知る』
まとめ
動画視聴者のインサイトを捉えた動画を配信すれば、投稿動画がバズりやすくなり、マーケティング効果が見込めるようになります。
TikTokのインサイト機能を活用すれば、動画の視聴回数や人気動画の特徴、フォロワー数の推移やLIVEの反応率といったさまざまなインサイトを確認できます。
これらをヒントに動画の内容、投稿時間、プロフィールにこだわれば、TikTokアカウントを成長させていけるでしょう。
この記事では、TikTokのインサイトの見方や分析方法をご紹介しました。
ぜひ、この記事を参考にしながら、TikTok運営を見直してみてください。
この記事を読んで、TikTokの運用が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。
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監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。