皆さんは、Instagramで商品を購入したことがあるでしょうか?
Instagramは、ショッピング機能が充実しており、ユーザーが購入をスムーズに行える「商品タグ」を利用した広告があります。
そこで今回は、商品タグを用いた広告の特徴と投稿方法について詳しく解説していきます。
Instagram商品タグ付き広告とは
引用:『Instagramショッピング を使って目的の顧客にリーチする | Meta』
Instagram商品タグ付き広告では、広告内に「商品タグ」を付けることで、そのタグをタップしたユーザーをInstagram内で商品の詳細ページへと直接誘導させることができます。
これにより、ユーザーは検索エンジンなどで再度商品を探す手間なく、スムーズに商品ページまで移動することができるため、商品情報を簡単に確認することが可能となります。
また、商品タグ付き広告は、フィードやストーリーズ、発見タブのフォーマットで使用することができ、様々な角度からアプローチすることができます。
参考:『商品タグ付きの広告について | Instagramヘルプセンター』
参考:『Instagram商品タグ付き広告とは?魅力や始め方を徹底解説』
参考:『Instagramショッピングを使って目的の顧客にリーチする | Meta』
参考:『Instagramショッピングの最新のベストプラクティス | Meta』
Instagram商品タグ付き広告のメリット
では商品タグ付き広告では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、Instagram商品タグ付き広告のメリットを5つ詳しくご紹介していきます。
- ユーザーを商品詳細ページに簡単に誘導することができる
- ショッピングカスタムオーディエンスの活用で効果的な訴求ができる
- ショップパブルな商品のリーチを最大限に広げることができる
- 広告感が薄く、自然と商品に興味を持ってもらえる
- Facebookと紐づいている場合は機能の拡張ができる
ユーザーを商品詳細ページに簡単に誘導することができる
1つ目のメリットは、商品タグをつけることで商品詳細ページに簡単に誘導をすることができるという点です。
引用:『Instagramショッピングの最新のベストプラクティス | Meta』
また、自社の商品・サービスに興味を持った確度の高いユーザーの訪問を促すことができるため、顧客獲得単価を抑えることも期待できます。
実際に、商品タグ付き広告によって顧客獲得単価を20%軽減できたとInstagramによって発表されています。
このことから、商品を宣伝する際には、商品タグ付けを行って広告を配信することをおすすめします。
参考:『Instagramショッピングの最新のベストプラクティス | Meta』
ショッピングカスタムオーディエンスの活用で効果的な訴求ができる
商品ページを閲覧、訪問したユーザーなどへ、再度アプローチするのに役立つ機能として「ショッピングカスタムオーディエンス」があります。
ショッピングカスタムオーディエンスは、Instagramのショッピング内で商品にアクションしたユーザーを基にオーディエンスの作成ができます。
例えば、以下のようなアクションを取ったユーザーをセグメント化することが可能です。
- Instagram内の商品詳細ページで商品を閲覧したユーザー
- Instagram内で商品をカートに入れたユーザー
- Instagram内で商品を購入したユーザ
- Instagram内で商品を保存したユーザー
既に一度商品にアクションを行ったユーザーは、商品にある程度の興味を持っていると考えられますので、再度広告を表示することでユーザーからの反応(エンゲージメント)が得られやすくなります。
参考:『商品タグ付きの広告について | Instagram』
参考:『About shopping custom audiences | Metaビジネスヘルプセンター』
参考:『Instagram商品タグ付き広告とは?魅力や始め方を徹底解説』
関連記事:『Instagram広告の4つのセグメントと活用ポイントを解説』
ショッパブルな商品のリーチを最大限に広げることができる
商品タグ付き広告では、既存顧客や新規顧客に幅広くリーチして、商品を発見してもらうことができます。
引用:『Instagramのショッピング機能が決済にも対応 | Instagram』
また、Instagramでチェックアウト(Instageram上で決済ができる機能)を利用しているビジネスは、買い物客がビジネスのWebサイトまたはアプリ内で直接購入できるようにすることが可能です。
チェックアウト機能では、購入を手間なく便利で簡潔に行えるようにすることでユーザーにショッピングをストレスなく行ってもらえます。
さらに、商品を買うためにブラウザーを開く必要がなくなり、支払い情報が1か所に保護されることで、お店ごとにWebサイトへログインして入力し直す手間も省けます。
参考:『Instagramのショッピング機能が決済にも対応 | Instagram』
参考:『商品タグ付きの広告について | Instagramヘルプセンター』
広告感が薄く、自然と商品に興味を持ってもらえる
商品タグ付き広告は、投稿やストーリーに商品タグを付けるので、広告感がなく自然にユーザーに興味を持ってもらうことができます。
そのため、ユーザーを購入に導きやすいです。
実際に、2023年に実施されたInstagramにおける消費者動向調査では、80%のユーザーがInstagramをきっかけに商品を知り、そのうち70%のユーザーがInstagramで商品を購入したことがあると回答しています。
また、Instagramの調査では、商品タグ付けたフィード投稿と、商品タグを付けていないフィード投稿を比較を行いました。
その結果、商品タグを付けたフィード投稿の方が平均37%も高い売上を獲得していることが分かりました。
このような結果から、商品タグを付けることで、自然と興味を抱いたユーザーの購入意欲を促進させ売上向上へと繋げることが期待できます。
参考:『インスタグラムにおける消費者動向調査』
参考:『Instagramショッピングの最新ベストプラクティス | Meta』
Facebookと紐づいている場合は機能の拡張ができる
Facebookと紐づいていると以下のメリットがあります。
- ページとInstagramとの間で投稿と写真をシェアできます。
- ページからInstagramに広告をシェアしたり、サードパーティアプリを連携したりできます。
- コメントとInstagram DirectのメッセージをMessengerまたはMeta Business Suiteの受信箱で管理できます。
Facebookと紐づいていると、InstagramとFacebook間で投稿と写真をできるので、ユーザーをそれぞれのアプリで獲得することができます。
参考:『Googleアカウントへのアクセス権をサードパーティ製のアプリと共有する | Googleアカウントヘルプ』
参考:『Instagramアカウントとページをリンクまたはリンクを解除する | Metaビジネスヘルプセンター』
関連記事:『FacebookとInstagram連携方法!設定と3つのメリットを解説』
商品タグ付き広告の投稿方法
実際に商品タグ付き広告の投稿方法についてご紹介していきます。
新規の商品タグ付き広告の作成手順
➀Meta広告マネージャーにログイン
引用:『Meta』
初めにMeta広告マネージャーにログインします。
➁「+作成」ボタンをクリック
左側にある「+作成」ボタンをクリックし、広告を作成していきます。
➂キャンペーン目的を選択
キャンペーン作成の画面になったら、以下の項目からキャンペーン目的を選択します。
- 認知度:関連性の高いユーザーへの広告の表示させる
- トラフィック:Webサイトやアプリ、Instagramプロフィールへの訪問誘導する
- エンゲージメント:商品の購入、「いいね」、動画の再生数などのアクションを増加させる
- リード:ブランドやビジネスのリードを獲得する
- 売上:商品やサービスの購入確度が高いユーザーを見つける
以下の目的の際は、指定された選択をする必要があります。
- 認知度:最適化の目的として次のいずれかを選択する。「リーチ・インプレッション・広告想起リフト」
- エンゲージメント:コンバージョンの場所「あなたの広告」、エンゲージメントタイプ「投稿のエンゲージメント」を指定する。
- リード:コンバージョンの場所は「ウェブサイト」を指定する。
➃オーディエンスの設定
オーディエンスの管理で、地域や年齢、言語などの設定を行います。
➄「手動配置」を選択
「配置」の欄で、「手動配置」を選択します。
以下のいずれかの配置場所を選択します。
- Instagramフィード
- Instagram発見タブ
- Instagramリール
「Advantage+配置」の選択も可能です。
この場合は「フィード」「発見タブ」「ストーリーズ」では商品タグ付きの広告として掲載されますが、その他の配置に関しては、商品タグなしの広告として表示されます。
関連記事:『Instagramの発見タブとは?3つの効果とメリットを解説』
➅クリエイティブをアップロード
クリエイティブ欄の「メディアを追加」をクリックし、商品タグを付けたいメディアをアップロードします。
以下の形式で投稿が可能です。
- シングル画像
- カルーセル
- 動画
⑦商品タグを付ける
アップロードができたら「メディアを編集」>「クリエイティブツール」と進みます。
「クリエイティブツール」の下部にある「商品タグ」をクリックします。
「手動で商品タグを付ける場合」
- 「カタログ」ドロップダウンメニューを選択
- 「タグ付けされた商品」内を検索し、カタログの商品を選択
- 商品タグを広告プレビュー画面内にドラッグ&ドロップ
※各アセットに設置できる商品タグは5つまでとなっています。
「自動で商品タグの設置ができる場合」
自動で商品タグを利用できる広告では、Instagram広告で表示する商品タグが自動で生成されます。手動の場合と同様に、1つのアセットに設置できる商品タグは5つまでとなり、クリエイティブツールからいつでも変更することが可能です。
⑧公開
広告内容の詳細を入力し、「保存」>「公開する」ボタンを押し、作成完了です。
参考:『商品タグ付き広告を新規作成する | Instagramヘルプセンター』
参考:『Instagram商品タグ付き広告とは?魅力や始め方を徹底解説』
既存の投稿を利用してた商品タグ付き広告の作成手順
以下の➀~➄までは、前述でご紹介した、新規で商品タグ付き広告を作成する手順と同じとなります。
- Meta広告マネージャーにログイン
- 「+作成」ボタンをクリック
- キャンペーン目的を選択
- オーディエンスの設定
- 「手動配置」を選択
➅「既存の投稿を使用」を選択
左側「新しい認知度広告」をクリックします。
広告設定の欄の「広告を作成」プルダウンメニューを押し「既存の投稿を使用」を選択します。
あとは、広告内容の詳細を入力して「保存」>「公開する」ボタンをクリックして完了となります。
参考:『既存のショッパブル投稿を商品タグ付きの広告として掲載する | Instagramヘルプセンター』
参考:『Instagram商品タグ付き広告とは?魅力や始め方を徹底解説』
商品タグ付きの投稿の作成手順
商品タグは広告だけでなく、「フィード」「ストーリーズ」「リール」「動画」「ライブ」の通常の投稿にも付けることができます。
ここでは、「フィード」「ストーリーズ」「リール」に商品タグを付ける手順を解説して行きます。
フィード
引用:『フィードでの商品のタグ付けを全利用者に開放 | Instagram』
Instagramのホーム画面に表示される場所をフィードと言います。
フィードのメリットは、静止画・動画を投稿することができ、プロフィール画面から見ることができます。
そのため、フィードは、アカウントの第一印象を決めるといってもよいでしょう。
商品タグ付けの手順
- フィード投稿を作成する際、[商品をタグ付け]をタップすると、タグ付けメニューが表示されます。
- 商品タグを追加したい写真をタップします。
- カタログを検索して、タグ付けしたい商品を見つけます。
- それが終わったら、[完了]をタップします。
参考:『インスタフィードとは? ストーリーズの使い分け・上位表示の方法を解説!【最新】』
ストーリーズ
引用:『Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける | Meta』
ストーリーズのメリットは、動画と写真を投稿することができます。
また、ストーリーズは、プロフィールにハイライトとして投稿することで、24時間以上シェアすることができます。
商品タグを付けの手順
- ストーリーズを作成する際、スタンプアイコンをタップします。
- 商品リンクスタンプをタップし、タグ付けしたい商品を選択します。
- ストーリーズを公開します。
参考:『インスタグラムのストーリーズ投稿方法 | 保存・シェアなどの使い方も解説』
参考:『インスタグラムでストーリーにタグ付けする方法』
関連記事:『Instagramストーリーズ広告とは?9つの作成ポイントを徹底解説!』
リール
引用:『Instagram、リール動画にタグ付けするクリエイターのカテゴリを表示できる機能を導入 | Meta』
リールでは、Instagramアプリ下部の「発見タブ」をタップすることで、リール動画が上部に表示されます。
そのためにリール機能は、他の広告よりもユーザーが発見しやすい機能であると言えます。
新たなユーザーを獲得したい場合、リール機能を使ってみることをおススメします。
商品タグ付けの手順
- リールを録画したら、[商品をタグ付け]をタップします。
- 紹介する商品またはコレクションを追加します。
- [完了]をタップします。
参考:『Instagram、リール動画にタグ付けするクリエイターのカテゴリを表示できる機能を導入』
関連記事:『Instagramのリール広告とは?設定方法と成果を出すポイント3選!』
商品タグ付き広告の設定ポイント
実際にInstagramの商品タグ付き広告を設定する際の以下のポイントを解説していきます。
- 広告内にある商品に可能な限りタグ付けをする
- ストーリーズはハイライトとして保存しておく
- 様々なフォーマットで商品タグを利用する
広告内にある商品に可能な限りタグ付けをする
引用:『Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける | Meta』
広告内に写っている商品に可能な限りタグ付けをすることがお勧めです。
最大5件の商品タグを付けることができるため、有効に利用することでエンゲージメントを高めることが期待できます。
しかし、むやみに商品タグを多くつけると「タグ同士が重なってしまったり」「商品が見づらい」といった状況となるため、商品タグの位置に注意して設定しましょう。
参考:『Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける | Meta』
参考:『Instagramショッピングの最新のベストプラクティス | Meta』
参考:『Instagram商品タグ付き広告とは?魅力や始め方を徹底解説』
関連記事:『Instagram広告の運用代行に強い!おすすめ代理店8つを紹介!』
ストーリーズはハイライトで保存をしておく
引用:『Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける | Meta』
ストーリーズは、投稿してから24時間経過するとユーザーに表示されなくなります。
そのため、ユーザーがいつでも見返せるようにハイライトとして保存しておくと良いでしょう。
また、商品のジャンル別にハイライトを分けておくと、ユーザーは得たい情報を探しやすくなります。
参考:『Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける | Meta』
参考:『Instagramショッピングの最新のベストプラクティス | Meta』
様々なフォーマットで商品タグを利用する
引用:『Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける | Meta』
各フォーマットによって、機能性が異なります。
機能性などの説明を行いたい場合は、ストーリーズやリールを利用するなど、訴求する商品にあうフォーマットを見つけ効果的な商品タグ付き広告を配信しましょう。
参考:『Instagramで商品をタグ付けして、より多くの顧客を惹きつける | Meta』
参考:『Instagramショッピングの最新のベストプラクティス | Meta』
まとめ
今回は、Instagram商品タグ付き広告についてご紹介しました。
商品タグによって、自社の商品・サービスに興味を持つユーザーをスムーズに商品ページへと誘導することができます。
この記事を読んでお、自身でInstagram商品タグ付き広告の設定や運用するのが、少しでも難しいと感じた方は広告代理店に任せるのも1つの方法です。
株式会社Unionは、Instagram広告をはじめとするGoogle広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されています。
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監修者
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