多くの企業が自社のWebサイトを持ち、リスティング広告やSNS広告などのWeb広告の出稿が活発な昨今。
仕事をするうえでWebに関する知識を問われる場面が増えました。
Webビジネスの需要が高まっている中で、Webマーケターという仕事に興味があったり、Web関連の部署に配属されマーケティングについて学びたいと考えているなら、資格取得がおすすめです。
たとえばこの記事でご紹介する資格「ウェブ解析士」を主催する団体は、資格取得者と企業のマッチングサービスを提供しています。
このように、Webマーケティング関連の資格は転職の後押しになる可能性もあります。
とはいえWebマーケティング関連の資格が多すぎて、どれを目指せばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、就職や転職でWebマーケターを目指す方やWebマーケティング関連の部署で仕事をする方に向けて、おすすめの資格をご紹介します。
それぞれの資格の特徴を解説するので、Webマーケティングに関する学びを深めたい方はぜひ参考にしてください。
参考:『一般社団法人ウェブ解析士協会』
なお、以下記事ではWebマーケティング用語について詳しく解説しています。
関連記事『【基礎】知っておきたいマーケティング用語一覧!31選を詳しく解説』
Contents
Webマーケティングに資格は必要?
Webマーケティングの仕事に就くにあたって、必ずしも資格は必要ではありません。
Webマーケターは特定の資格がなくても業務を行うことができる職種です。
しかし、キャリアチェンジとしてWebマーケターへ転職する方やマーケティング知識の習得を目指す方なら、資格を取得しておくことで知識の定量的な証明になり、キャリアアップにおいてプラスに働くことは間違いないでしょう。
参考:『【11選】Webマーケターは取得したい!役立つ資格とは?』
資格取得がおすすめなのはどんな人?
中でもWebマーケティングの資格取得がおすすめなのは、以下のような方です。
- Webマーケティング関連の職種に転職したい
- Webマーケターとしてスキルアップしたい
- Web関連の部署に在籍しており、マーケティングの知識を身につけたい
Web広告やSEOといったWebマーケティングの施策には、社内のリソースで内製化する「自社運用(インハウス)」と、Web広告代理店やマーケティング会社に運用を代行してもらう「代理店運用」の2つがあります。
前者の場合はもちろんですが、外部に運用を依頼をする後者の場合でも、適切に運用されているかどうかを見極めたり、希望をスムーズに伝えたりするためにもWebマーケティングに関する知識を身につけておくことが必要です。
また、すでにWeb広告代理店やマーケティング会社に勤務しており、自身のスキルアップのために資格を取得する場合も有用です。
参考:『【11選】Webマーケターは取得したい!役立つ資格とは?』
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
こちらの記事では、リスティング広告の自社運用・代理店運用のメリットやデメリットについて解説しています。
関連記事:『リスティング広告【自社運用・代理店運用】を4つの切り口で解説!』
Webマーケティングの国家資格はある?
現在のWebマーケティングに関連する資格は全て民間の団体が運営しており、国家資格ではありません。
国家資格ではない分、難易度が極めて高いような資格はありませんが、Web関連の知識を幅広く問うものから特定の媒体に特化したもの、Webサイトの解析に関するものまでさまざまな種類があります。
なお、Webマーケティングに近い領域の国家資格として「中小企業診断士」があります。
中小企業診断士は、企業の経営に関する幅広い専門知識を持ち、企業の経営診断や方針のコンサルティングが主な業務です。
こちらの資格はマーケティングよりかはコンサルティング要素が強い資格になります。
参考:『中小企業診断士ってなに?』
参考:『中小企業診断士通信講座』
Webマーケティングの仕事内容は?
そもそもWebマーケティングはどのような業務をするのでしょうか?
Webマーケティングの仕事内容は企業によって異なりますが、一般的には下記の4つを担当するケースが多くみられます。
- Webサイトのアクセス解析
- Web広告の運用
- SEO対策
- SNSの運用
Webサイトのアクセス解析
自社のWebサイトや、Web広告をクリックした際の遷移先となるLP(ランディングページ)のアクセスデータの解析がこれに当たります。
たとえばサイトへの流入経路や離脱率、CV(コンバージョン)率の計測などです。
業務は、Googleアナリティクスに代表される解析ツールを使って実施されます。
アクセス解析業務でなにより重要なのは、改善点を発見することです。
解析結果をもとに、成果につながりやすいサイトへとブラッシュアップを行います。
参考:『Webマーケターとは?仕事内容や必要なスキル、年収を解説』
LPの改善についてはこちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:『LPO(ランディングページ最適化)とは?基礎知識と改善ポイント5選!』
Web広告の運用
数あるWeb広告のなかから自社に合うものを選定して運用を行うのは、Webマーケティングの仕事の一つです。
広告クリエイティブの発注や制作、出稿金額の調整、入札キーワードの選定(リスティング広告の場合)、配信するターゲットの設定など、広告周りの業務は多岐に渡ります。
Web広告は、リスティング広告、ディスプレイ広告、YouTubeなどの動画広告、SNS広告などと種類が豊富です。
Webマーケティングの業務をするなら、各広告媒体の特徴を理解しておく必要があります。
参考:『Webマーケターとは?仕事内容や必要なスキル、年収を解説』
各Web広告の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:『Web広告【PPC広告とは?】 代表3種類や費用の仕組みを解説!』
SEO対策
SEO対策も、Webマーケティングの領域です。
SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」を指します。
GoogleやYahoo!といった検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、検索結果で自社のサイトを上位に表示させるための取り組みを指します。
主なSEO対策には内部施策と外部施策の2種類があり、それぞれ下記のような施策が挙げられます。
- 内部施策:検索ユーザーのニーズを満たす質の高いWebコンテンツを作る
- 外部施策:自社サイトの内部構造を検索エンジンのクローラーが巡回しやすい作りへと改善する
SEOでは、検索エンジンから「ユーザーのニーズを満たした有益なページである」と判断されることで上位に表示されます。
そのため、SEOの担当者はGoogleやYahoo!のアルゴリズムや評価基準を把握しておくことが大切です。
GoogleやYahoo!は、ユーザーの利便性を高めるために頻繁にアップデートを行ったり、新機能を追加したりしています。
Webマーケティングの担当者は、これらの最新情報を把握し、常に新しい情報にアンテナを張っておくことも求められます。
参考:『Webマーケターとは?仕事内容や必要なスキル、年収を解説』
SEOの基本的な施策は、以下の記事でご説明しています。
関連記事:『SEO施策とは?効果的な9つの内部対策と4つの外部対策を紹介』
SNSの運用
SNSは親しい人との交流だけでなく情報収集のツールとしても活用されていることから、近年では多くの企業がInstagramやTwitterの自社アカウントを運用しています。
SNSは基本的に無料で運用できるため、有効活用ができればコストを抑えた集客や購入が叶う点が魅力です。
SNS広告は、Instagram、Twitter、Facebook、LINE、TikTok、YouTubeなど多数の媒体があります。
それぞれ出稿できる形式やターゲットとなる層が異なるため、Webマーケティング担当者は各プラットフォームの特徴や仕様について理解しておくことが大切です。
参考:『Webマーケターとは?仕事内容や必要なスキル、年収を解説』
SNS広告の主な種類や特徴は、こちらの記事でチェックしていただけます。
関連記事:『5大SNS広告運用入門!適したターゲットや特徴を解説!』
Webマーケティングの資格を取得するメリットは?
Webマーケティング関連の資格取得には、以下のメリットがあります。
- 知識やスキルの証明になる
- 業務で身につけたことを整理できる
知識やスキルの証明になる
Webマーケティングの資格を取得する一番のメリットは、自分の知識やスキルを証明できる点です。
現在Webマーケターとして活躍中の方は、資格を取得して名刺などに記載することでお客様や取引先との信頼関係を構築しやすいです。
ビジネスにおいて専門的な資格を持っている人といない人とでは、前者の方が安心感を感じます。
また、Webマーケターなどの職種に転職を志す場合でも、Webマーケティングに関する資格を持っていることで自身のアピールポイントになり、仕事への意欲が伝わりやすくなるでしょう。
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
関連記事:『【初心者向け】Webマーケティング業界に転職する為の4つのコツを紹介』
業務で身につけたことを整理できる
業務で身に付けたことを整理するための手段として、資格を取得するのもおすすめです。
この記事を読んでいる方の中には「Web関連の部署に配属されたからマーケティング業務を担当しているけれど、きちんと勉強したことがない」「実務のなかで知識を身につけたので、自分の熟練度がわからない」という方もいるでしょう。
資格試験に向けた勉強に取り組み、自分が身につけた内容を振り返ることで、必要な知識を体系的かつ効率良く習得できるでしょう。
Webマーケティング関連の資格には、独学でチャレンジできるものが豊富です。
自身の知識やスキルを整理することでさらなるキャリアップが可能になります。
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
関連記事:『【2024年最新版】Webマーケティングの4つのメリットと市場状況』
Webマーケティングに役立つ資格8選
ここからは、Webマーケティングの業務に役立つ資格を厳選してご紹介します。
Webマーケティングに関連する資格でおすすめの資格は以下の8つです。
自分が進みたい方向性や業務内容などと照らし合わせて選ぶことが大切です。
- ウェブ解析士
- マーケティング・ビジネス実務検定®︎
- Web検定
- IMA検定
- Webアナリスト検定
- Google広告認定資格
- Googleアナリティクス認定資格
- Yahoo!広告キャンパス
ウェブ解析士
引用:『一般社団法人ウェブ解析士協会』
POINT
- Web解析の知識を身につけ、デジタルマーケティングの専門家を目指す
- ウェブ解析士のほかにも、上級ウェブ解析士・ウェブ解析士マスターの資格を用意
ウェブ解析士とは、アクセス解析をはじめとしたWeb解析データを正確に読解し、デジタルマーケティングに活用することでビジネスの成果を導く人材のことです。
一般社団法人ウェブ解析士協会が主催するウェブ解析士認定試験では、Web解析における基礎的な指標からデータの活用に関する知識まで幅広く問われます。
累計5万超の受験実績がある他、電通グループなどの大手代理店も法人会員に加盟しており、
また公式テキストを発売しており、試験はこの内容から出題されます。
学習時間の目安として、Web業界で経験がある場合は1ヶ月~1ヶ月半(学習時間15〜30時間程度)、未経験の場合は2ヶ月~4ヶ月(学習時間40~60時間程度)が示されています。
未経験であっても時間をかけて学習すれば合格可能なので、転職を希望する方にもおすすめです。
ウェブ解析士の上位資格として、「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の2種類があります。
上級ウェブ解析士は、データ解析に関する知識や用語理解だけでなく実践経験を通してコンサルティングスキルを習得できます。
また、ウェブ解析士の中での最上位資格であるウェブ解析士マスターは、コンサルティングの実務のみならず、ウェブ解析士を目指す人材に向けての指導能力も求められます。
ウェブ解析士のうち、ウェブ解析マスターに認定されているのはわずか10%未満であり、希少価値の高い資格になります。
ウェブ解析士認定試験の対策としてウェブ解析士認定講座も随時開催されているため、合わせて活用すると合格に近づくでしょう。
参考:『上級ウェブ解析士とは』
参考:『ウェブ解析士マスターとは』
以下の記事では、初心者向けにアクセス解析の用語を解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。
関連記事:『【初心者向け】アクセス解析の用語15選!マーケティングの基本を解説』
マーケティング・ビジネス実務検定®︎
引用:『マーケティング・ビジネス実務検定®︎』
POINT
- 業種・業界を限定しない、総合的なマーケティング知識の習得を目指す
- A・B・Cの3つの級があり、体系的に知識を身につけられる
国際実務マーケティング協会®︎が主催する「マーケティング・ビジネス実務検定®︎」は、業種・業界を限定しない、共通のマーケティング知識の習得を目指す資格です。
マーケティング理論だけでなく、実務で活用できる実践的な知識も学べるため総合的なマーケティング能力が測れます。
公式のテキストや問題集以外にも、オンライン通信講座や対面での通学講座もあり、自分の生活スタイルに合わせて柔軟な対策が可能です。
試験は3つの級にレベル分けされているのが特徴です。
- A級:マーケティング・戦略レベル、マーケティング・マネジメントレベル(戦略立案、意思決定や管理、判断業務ができる)
- B級:マーケティング・オペレーション応用レベル(業務の運営ができる)
- C級:マーケティング・オペレーション基礎レベル(定型業務ができる)
C級からステップアップすることで、マーケティングの知識が体系的に身につきます。
試験は年に3回実施され、会場試験のほかWebでも受験が可能です。
Webマーケティングだけでなく、どの分野のマーケティングでも役立つ資格を取得したい方におすすめです。
参考:『マーケティング・ビジネス実務検定®︎』
Web検定
引用:『Web検定』
POINT
- Webに関する標準的な知識を習得できる
- ベーシックな「Webリテラシー」を基盤とし、専門的な「Webデザイン」「Webディレクション」「Webプロデュース」の部門の資格がある
株式会社ボーンデジタルが運営する「Web検定(ウェブケン)」は、Web全般の標準的な知識を身につけたい方にぴったりの資格です。
Webマーケターだけでなく、Webを中心とした業務に関わるすべての人が知っておきたい基本的な知識が問われます。
それぞれ下記の4つの部門ごとに認定資格が用意されています。
- Web検定 Webアソシエイト(試験名:Web検定 Webリテラシー)
- Web検定 Webデザイナー(試験名:Web検定 Webデザイン)
- Web検定 Webディレクター(試験名:Web検定 Webディレクション)
- Web検定 Webプロデューサー(試験名:Web検定 Webプロデュース)
Webアソシエイト
Webデザイン、Webディレクション、Webプロデュースにおける最重要知識を理解した上で、それらを業務上で上手く運用することができることを証明できる資格です。
Web上のセキュリティ管理に関する知識やデジタルコンテンツにおける認識などの基本的なWebリテラシーを身に付けたい方が対象です。
Webデザイナー
Webサイト制作におけるビジュアルデザインや色彩、情報アーキテクチャ(情報をユーザーに分かりやすく伝えること)などの知識を網羅していることを証明できます。
デザインだけでなく、HTMLやCSSなどサイト設計の実装知識を問う問題も含まれています。
Webマーケティングにおいて、業務上Webデザインの知見が特に必要な方や、Webサイトの構築、運用に関わる方が対象です。
Webディレクター
Web制作におけるディレクション業務スキルを測る資格です。
プロジェクトの企画からサイト全体の構造設計まで、幅広い専門知識が問われる内容になっています。
Webディレクター職の方はもちろん、Webサイトの運営担当者やプロジェクトマネージャーなど上流工程の業務を担う方が対象です。
Webプロデューサー
Webコンテンツのプロデュース能力を示す資格です。
Webサイトの完成度を高め、成功に導くための現状把握や課題解決に向けた戦略の立案など実践的な内容が問われます。
ビジネスコンサルタントや広報、マーケティング担当の方が対象です。
Webマーケティング業務の中でも、自分が特に高めたいスキルに応じて資格を選びましょう。
IMA検定
引用:『IMA検定』
POINT
- Webマーケティング全般の知識を幅広く学べる
- 最短約2か月で実務スキルの習得が可能
IMA(Internet Marketing Analyst)検定とは、インターネットマーケティングを身に付けられる資格です。
これまで一万人以上ものマーケターを育成してきた一般社団法人IMA研究所が運営する検定制度で、暗記に固執しない汎用的なマーケティングスキルを実務レベルで鍛えられるのが特徴です。
具体的には、リスティング広告などのWeb広告に関する取扱い、広告運用におけるアクセス解析、分析結果のレポート作成スキルなどが学べます。
検定のコースは「スタンダードコース」と「プロフェッショナルコース」の2段階あり、スタンダードコースに合格することでプロフェッショナルコースの受験資格が与えられます。
Web系の業務を担当する方はもちろん、マーケティングや営業、広報、企画担当の方におすすめの資格です。
参考:『Standardコース』
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
Webアナリスト検定
引用:『Webアナリスト検定』
POINT
- Googleアナリティクスを体系的に学べる
- 専門講師の講座が受講できる
日本Web協会(JWA)が主催する「Webアナリスト検定」は、主にGoogleアナリティクスに関する知識や分析スキルに特化した資格です。
Webアナリストとして活躍するための必須知識として、分析ツールの使い方や分析のポイントだけでなく、データ解析における根本的な考え方やデータマネジメントなど幅広く問われます。
公式のテキストもありますが、専門のWebコンサルタントによる5時間の短期講座を受講して基礎知識を効率的に学べるのも特徴です。
講座を受講した場合は、約8割の方が資格に合格しているという実績があるため、Googleアナリティクスの経験が浅い方や未経験の方にとってもそこまでハードルが高くない資格でしょう。
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
参考:『Webアナリスト検定』
Google広告認定資格
引用:『Google 広告』
POINT
- Google広告に関する9分野の認定資格
- 無料で学習・受験ができる
- 認定資格の有効期間は1年間で、更新するには再受験が必要
「Google広告認定資格」は、Google社が提供するWeb広告に関する知識を問うものです。
2024年8月時点では、以下の9分野でそれぞれ認定資格が用意されています。
- Google広告「検索広告」
- Google広告「ディスプレイ広告」
- Google広告「動画広告」
- AIを活用したショッピング広告
- Google広告「アプリ広告」
- Google広告測定
- Google広告クリエイティブ
- オフライン販売促進
- AIを活用したパフォーマンス広告
各分野ごとに学習用コンテンツが用意されており、理解を深めてから試験に取り組むことができます。
試験は基本的に正解率80%以上で合格となり、不合格だった場合は1日後に再受験が可能です。
学習用コンテンツは無料で受験料もかからないため、気軽にトライできる点が魅力。
試験時間は75分で、インターネット上で受験します。
認定資格は受験後1年間有効ですが、更新には再度試験を受ける必要があります。
検索広告(リスティング広告)やディスプレイ広告など、業務で使用している広告の認定資格を取得すれば理解度を深められ、実務にも役立つでしょう。
参考:『Google 広告の認定資格について | Google広告ヘルプ』
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
以下の記事でもGoogle広告の認定資格についてご紹介しています。受験を検討している方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
関連記事:『Google広告認定資格とは?8種類の検定と取得のメリット』
Googleアナリティクス認定資格
POINT
- Googleが提供する解析ツール・Googleアナリティクス4の習熟度を示す資格
- 無料で学習・受験ができる
- 認定資格の有効期間は1年間
「Google アナリティクス認定資格」 (旧・Googleアナリティクス個人認定資格)は、Google社が提供する最新世代の解析ツール・Googleアナリティクス4についての知識を認定する資格です。
Google広告認定資格同様、無料の学習用コンテンツが用意されているほか、受験にも費用はかかりません。
正解率80%以上で合格とみなされ、資格認定の有効期限は1年となります。
認定資格にチャレンジし、Googleアナリティクス4の熟練度を深めることで、アクセス解析の精度や効率アップが期待できます。
業務でGoogleアナリティクス4を使用している方にとっては、得た知識をすぐに活かせるところも魅力です。
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
参考:『Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)の準備方法 | アナリティクスヘルプ』
関連記事:『Googleアナリティクス4の特徴は?設定と6つの注意点を解説』
Yahoo!広告キャンパス
引用:『Yahoo!広告キャンパス』
POINT
- LINEヤフーが提供する、Yahoo!広告サービスの理解度を問う認定資格
- 無料で学習・受験ができるラーニングプログラム
- 「インターネット広告の基礎」「検索広告」「ディスプレイ広告」の3分野について学べる
「Yahoo!広告キャンパス」は、Yahoo!が提供する広告サービスに関連する知識を認定する資格です。
2024年8月時点では、以下の3分野に関する認定試験があります。
- Yahoo!広告 ベーシック
- Yahoo!広告 検索広告アドバンスト
- Yahoo!広告 ディスプレイ広告アドバンスト
ベーシックコースは、Yahoo!広告に関する基礎的な知識を持っていることを証明することができる資格です。
検索広告アドバンストでは、主に検索広告に特化した運用知識が証明でき、ディスプレイ広告アドバンストではディスプレイ広告の運用に必要な知識を証明できます。
Google広告と同様に、資格対策用の学習コンテンツも用意されており、対策から資格受験まですべて無料で完結するので費用を抑えながら資格にチャレンジしたい方にうってつけです。
学習コンテンツの内容は広告運用のプロフェッショナルによる監修を受けており、広告運用だけでなく、広告管理ツールの活用法についても網羅されています。
なお、Yahoo!キャンパスの資格受験は5回までとなっており、6回目以降の再受験は3か月後から可能になるので注意が必要です。
Yahoo!の広告を運用しているなら、資格取得で得た知識は実務でも役立つ場面が多いでしょう。
なお広告配信にも利用できるSNS「LINE」でも同様に、「LINE Green Badge」という認定資格を用意しています。
引用:『LINE Green Badge』
こちらもLINEが提供するサービスについての理解を深めたり、効果的に運用ができるようになったりと、活用のメリットがたくさんあります。
参考:『Yahoo!広告 キャンパス』
参考:『Webマーケティング資格おすすめ一覧【2024年最新版】転職にも』
LINE公式アカウントの運用や広告配信をしているなら、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
関連記事:『LINE広告はどこが強み?4つのメリットと3つの成功事例を紹介』
こちらの記事では、Yahoo!の検索広告におけるターゲティングの特徴を初心者向けに解説しています。
関連記事:『【初心者向け】Yahoo!検索広告のターゲティング4種の特徴を解説』
どの資格を取ればいいか迷ったときは
複数の資格で迷った場合、資格の内容以外の点にも目を向けてみることをおすすめします。
自分が無理なく勉強できるかどうかも、選ぶ際の重要なポイントです。
費用を抑えたい場合
Webマーケティングの関連資格には受験料の負担が少ないものもあり、試験によっては費用を抑えながら取得することも可能です。
たとえば以下の資格は、無料で学習コンテンツが用意されており、受験料もかかりません。
- Google広告認定資格
- Googleアナリティクス認定資格
- Yahoo!広告キャンパス
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
参考:『Webマーケティング資格おすすめ一覧【2024年最新版】転職にも』
Web以外の領域でも役立てたい場合
Webに限定せず広いフィールドでの活躍を目指すなら、特定の業種や業界を対象としない「マーケティング・ビジネス実務検定®︎」などがおすすめです。
マーケティングのベーシックな知識が身につくので、Webマーケティングのみを学ぶよりも、広い視点を持って業務に取り組むことができるようになります。
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
下記の記事で解説する「マーケティングファネル」は、Webに限らずさまざまな広告戦略に活かせます。
関連記事:『広告戦略に役立つマーケティングファネル!3つの種類を解説』
実務ですぐに活用したい場合
学んだことをすぐに実務で活用したいなら、現在の業務に直接関連する資格を選びましょう。
たとえばGoogleアナリティクスを使用している場合、「Googleアナリティクス認定資格」や「Webアナリスト検定」を取得すれば、得た知識をすぐ業務に反映できます。
学んだ内容を実務で試してみることで、実践的な知識として定着させられるでしょう。
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
着実にステップアップしたい場合
基礎から応用へと徐々にレベルを上げていきたいと考えている方には、複数のレベルが用意されている資格試験が適しています。
「ウェブ解析士」は、上位の資格として「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の2つが用意されており、段階を踏むごとに着実にステップアップできる作りになっているのが特徴です。
また、IMA検定も「スタンダードコース」と「プロフェッショナルコース」2段階のコースが用意されているので、自分のペースに合わせてスキルアップが可能です。
このように複数のレベルがある資格試験を選ぶことで、着実に成長している実感を得られ、モチベーションを保ちやすいです。
参考:『Webマーケティングで役立つおすすめ資格12選 | 全般・分析・広告の目的別に詳しく解説』
まとめ
この記事を読んで、自社でのWebマーケティングの運用が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。
株式会社Unionでは、Webサイト制作をはじめとするデジタルマーケティング全般のご相談を承っております。
Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されており、蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。
薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。
お客様のあらゆるニーズに対し分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。