記事LPはランディングページとしての役割を担うだけでなく、ユーザーの興味・関心・比較欲求を満たせるコンテンツにもなります。
記事LPをうまく活用すれば、通常のLPを用いるよりもコンバージョン率やリピート率の向上が見込めます。
ですが、記事LPを制作する中で下記のような悩みを抱えるのではないでしょうか。
「売れる記事LPの制作テンプレートが分からない」
「成功事例を知らず記事LPをどうやって作成したらいいのか分からない」
この記事では、売れる記事LPの特徴、売れる記事LPの制作テンプレート、記事LPの成功事例などについて詳しく解説していきます。
関連記事:『【初心者向け】記事LPとは?採用する2つのメリットを紹介』
記事LPとは
引用:『東洋経済ONLINE | 「技能」で勝負!ダイキン支える137人の熱闘 AI時代だからこそ追い続ける、匠の技』
記事LPとは、通常のLPの直前でユーザーに読んでもらう読み物風のLPを指します。
通常LPと記事LPの違い
通常LPと記事LPは下記の点で異なります。
- 流入元
- コンテンツ
参考:『記事LPとは?【売上UP】のための作り方や成功事例を解説』
流入元の違い
通常LPの場合、SNS広告やリスティング広告などが流入元です。
いずれも初めからある程度具体的に「こういった課題を解決したい」「この商品が欲しい」など、ニーズが顕在化されたユーザーがターゲットです。
一方、記事LPの流入元はネイティブ広告となります。
参考:『Yahoo!JAPAN』
ネイティブ広告とは、Webメディア上の記事やニュースなどのコンテンツの中に表示される広告を指します。
ネイティブ広告は、メディアの記事やコンテンツに自然に溶け込むように配置されるため、広告色が弱いというメリットがあります。
ネイティブ広告のターゲットは、SNS広告やリスティング広告のようにニーズが顕在化しているユーザーではなく、商品に対する購買意欲が形成されていない潜在ユーザーです。
参考:『ネイティブ広告とは?消費行動モデルに基づいて活用方法を徹底解説』
コンテンツの違い
通常LPの場合は、商品やサービスの特徴・セールスポイントなどを前面に出したコンテンツがメインです。
そのため、通常LPは広告色が強いことが特徴です。
他方で、記事LPの場合は、悩みの原因や解決策の提示など、ユーザーの悩みに寄り添ったコンテンツがメインです。
特に、漫画LPがその手法として活用されています。
そのため、記事を読み進めていくうちにユーザーの商品への興味・関心を高めることが可能です。
また、広告色が弱いという特徴もあります。
記事LPのメリット
記事LPのメリットは通常LPと違ったユーザー層にアプローチできる点にあります。
潜在層・準顕在層へのアプローチ
記事LPを活用することで、潜在層・準潜在層にアプローチが可能です。
ユーザーは関心度の大きさによって、3つの階層に分類されます。
- 潜在層:商品やサービスについて知らない。
- 準顕在層:ニーズはあるが、商品やサービスについて知らない。
- 顕在層:ニーズがあり、商品やサービスについて知っている・
記事LPは、ユーザーの悩みに寄り添い、解決策を提示するコンテンツであるため、ユーザーの潜在的な悩みやニーズを顕在化できる可能性があります。
記事LPの制作テンプレート
それでは、売れる記事LPはどのように作成すればよいのでしょうか。
株式会社WonderSpaceによると、売れる記事LPには以下の5種類のテンプレートが存在します。
- ニュース型
- インタビュー型
- やってみた型(体験談型)
- オープン・ハート・マインド型(現状維持に対する注意喚起の型)
- ランキング型
これらのテンプレートを参考にして、記事LPを作成しましょう。
関連記事:『「こんなお悩みありませんか?」LPを作る際の8つのポイントを解説!』
ニュース型
ニュース型とは、Googleニュースやantennaなどに掲載されている記事に近しいタイトルと導入文でユーザーの興味を惹きつけ、自然にLPやコンバージョンに誘導する記事LPを指します。
本文で記載すべき内容は下記になります。
- 目新しい情報
- 多くの人が知らないマイナーな情報
また、タイトルや導入は下記のようなものが多く見られます。
- なんと今〇〇が話題!
- 今流行りの〇〇って知ってる?
- 今〇〇が増えている
ニュース型は、ユーザーの興味・関心を醸成して自然にCVにつなげたい場合に特に有効です。
引用:『【免疫力向上・老化防止】野菜の栄養素はスープで摂るのが新常識!その理由は?』
例えば「【免疫力向上・老化防止】野菜の栄養素はスープで摂るのが新常識!その理由は?」というPR記事では、健康志向のスープ型食品の訴求を効果的に行っています。
タイトルに「新常識!」の文言を含めることにより、従来の食品とは違う目新しさを読者に提供しています。
参考:『【免疫力向上・老化防止】野菜の栄養素はスープで摂るのが新常識!その理由は?』
参考:『WonderSpaceが定義する!記事LPの5つの種類と3つの事例』
インタビュー型
インタビュー型とは、その商材を取り扱う会社の担当者、もしくは実際にその商品を利用した人にインタビューを行い、その内容を記事にするというものです。
インタビュー内容は下記のようなものが挙げられます。
- 商品・サービスを購入することで実現する未来
- 商品・サービスを購入する前から実際に利用するまでの流れ
- 商品・サービスを利用した感想
これらを記事に盛り込むことで、ユーザーに商品・サービスを購入したかのような疑似体験をしてもらうことが可能です。
引用:『動画でWebマーケティングを学べる『ジッセン!』とは?明日からの業務に役立つスキルが身につく』
オンライン学習サービス「ジッセン!」の記事LPでは、運営責任者へのインタビューにより、実際の商品の開発秘話を展開。
サービスをよく知る当事者による掘り下げを行うことで、商品やサービスに対する深い理解を得ることができます。
参考:『動画でWebマーケティングを学べる『ジッセン!』とは?明日からの業務に役立つスキルが身につく』
引用:『WonderSpaceが定義する!記事LPの5つの種類と3つの事例』
やってみた型(体験談型)
やってみた型とは、体験談型の記事LPです。
インタビュー型は主語が広告主かインタビュアー以外の第三者であるのに対し、ニュース型はユーザーの立場に近い者が主語となります。
やってみた型の内容はインタビュー型と同様、下記のようなものが想定されます。
- 商品・サービスを購入する前から実際に利用するまでの流れ
- 商品・サービスを利用した感想
- 商品・サービスを利用した感想
これらを記事に盛り込むことで、ユーザーに商品・サービスを購入したかのような疑似体験をしてもらうことが可能です。
こちらは商品をより消費者の目線からPRしたい場合におすすめの手法です。
引用:『REALSTYLE | 【REPORT】フジロックでチルアウトスペース〈Jeep Real Spot〉を開放&24時間体制のレスキューでサポート!』
例として、「【REPORT】フジロックでチルアウトスペース〈Jeep Real Spot〉を開放&24時間体制のレスキューでサポート!」というPR記事があります。
実際にフジロックフェスに足を運んだレポートを紹介することで、消費者目線からブースの様子を伝えています。
参考:『REALSTYLE | 【REPORT】フジロックでチルアウトスペース〈Jeep Real Spot〉を開放&24時間体制のレスキューでサポート!』
参考:『WonderSpaceが定義する!記事LPの5つの種類と3つの事例』
オープン・ハート・マインド型(現状維持に対する注意喚起の型)
オープン・ハート・マインドは、現状維持に対して注意喚起をすることで、ユーザーの感情を揺さぶり、行動を促す記事LPです。
こちらは、ユーザーの感情に訴えかけたい場合におすすめです。
引用:『スマートフォンに対応したメールを配信できていますか?成果を上げるための4つのポイント』
「スマートフォンに対応したメールを配信できていますか?成果を上げるための4つのポイント」というタイトルの記事LPでは、前半部分で現状のメール運用に対して注意喚起をしています。
「できていますか?」と問いかけるような文言を使用することで、メルマガサービスへの訴求を強めようとしています。
参考:『スマートフォンに対応したメールを配信できていますか?成果を上げるための4つのポイント』
参考:『WonderSpaceが定義する!記事LPの5つの種類と3つの事例』
ランキング型
ランキング型とは、おすすめの商品・商品サービスをランキング形式で紹介する記事LPです。
ランキング型は、商品・サービスを比較検討している層に対して有効な手法です。
引用:『インターネット広告代理店おすすめランキングTOP7【最新2021年版】』
「インターネット広告代理店おすすめランキングTOP7【最新2021年版】」という記事LPでは、広告代理店をランキング形式でリストアップすることで、どの広告代理店にWebマーケティングを任せようか検討できる内容になっています。
現在、事前のユーザー調査などの根拠がない記載は、広告配信サービス側で規制の方向に向かっています。
参考:『インターネット広告代理店おすすめランキングTOP7【最新2021年版】』
引用:『WonderSpaceが定義する!記事LPの5つの種類と3つの事例』
売れる記事LPを作るための準備
売れる記事LPを作成するためには、入念なユーザーの分析が必要です。
ライティングを行う前に以下の準備をしましょう。
- ペルソナの設定
- BDFリサーチ
参考:『記事LP導入で5倍の成果!売れる記事LP作成の秘訣を大公開!』
ペルソナの設定
ペルソナとは、ネット通販などで商品を販売する際に想定する「その商品を購入してくれる具体的な人物像を指します。
たとえば、スキンケア用品を販売するのであれば、ターゲットは20代〜40代くらいの女性になるでしょう。
ペルソナはこのターゲットをさらに詳しく設定した1人の人物像です。
先ほどの例と同様、スキンケア用品を販売するという前提で例を挙げます。
①イメージ | |
②名前 | 小林歩 |
③性別 | 女性 |
④年齢 | 32歳 |
⑤住まい | 千葉県 |
⑥家族構成 | 独身 |
⑦職業 | 経理 |
⑧年収 | 450万円 |
⑨趣味・興味 | ランニング、カフェ巡り、料理 |
⑩性格・価値観 | 内向的で慎重。30代なので良い人がいれば結婚したいと考えている。 |
⑪メディアの使用 | Twitter、Instagram、PC |
⑫具体的な肌の特徴 | 乾燥肌 |
⑬具体的な肌の悩み | 特に頬と輪郭がカサつく。シミができて透明感がない。 |
⑭悩みに対しての具体的な取り組み | 化粧水や乳液は保湿に特化したものを使用、シワ部分には美容成分配合の美容液を使用している。 |
⑮取り組みについての満足状態 | 取り組みの効果は見られず不満。 |
⑯ ⑫・⑮における具体的な言葉とシーン | 言葉例:「スキンケアには気を使っているのに粉を吹くくらい肌が乾燥してしまった」 シーン例:”職場の人の目線がシミの方にいく” |
引用:『使えるペルソナ設定を生み出す方法』
このようにターゲットをさらに詳しく設定することで、ユーザーの悩みが浮き彫りになったのではないでしょうか。
ペルソナ分析は、訴求力のある記事LP構成、ライティングなどを行う上で非常に参考になります。
したがって、記事LPを作成する前に入念なペルソナ分析を行いましょう。
関連記事:『ペルソナがなぜ重要なのか?LPの効果を高める作り方とポイント3選!』
BDFリサーチ
BDFリサーチとは「Belief」「Desire」「Feeling」の頭文字をとったものです。
- Belief→顧客の思い込みや常識、信じ込んでいること。
- Desire→顧客が望んでいること。
- Feeling→顧客が感じていると、具体的には嬉しさや楽しさ、怒り、悲しみ、悔しさなど。
参考:『【BDFとペルソナ】売れるコピーを書くために絶対やるべきリサーチとは』
これをリサーチすることで、ユーザーが悩みに対して感じていることを知ることができます。
例えば、先ほどペルソナに設定した、乾燥肌とシミに悩んでいる小林歩さんのBDFを考えてみましょう。
まずBeliefでは「30代に入ると、乾燥肌とシミは治らないもの」と思い込んでいると仮定します。
その場合、記事LP内で「あなたは30代に入ると、乾燥肌とシミが治らないものと思っていませんか?もし30代に入っても、20代の頃のような肌を取り戻せる方法があれば知りたいと思いませんか?」と伝えることで、まさに自分のことだと感じてもらえるため、興味・関心を持ってもらうことができます。
Desireでは「30代特有のシミが増えやすい乾燥肌の状態から赤ちゃんのような肌を手に入れたい」と仮定します。
その場合「もう30代特有のカサついた乾燥肌やシミで悩む必要はありません。これを使うことで、周りの人から『赤ちゃんみたいにキレイな肌だね!』『若返りした?』などと言ってもらえるほど、肌が綺麗になる未来が待っています」といったフレーズを入れれば、見込み客は食いつくはずです。
Feelingでは「周りの人と話すときに目線が自分の乾燥した肌の方にいくので悲しい」という感情を持っていると仮定します。
その場合「職場の人や友達の目線が、自分の乾燥した肌の方にいくので悲しいという思いを
したことはありませんか?でも、あるスキンケア用品を使うことで、相手から羨望の目で見られるくらい綺麗な肌を手に入れることが可能です」といった導入文を入れることができます。
これらは一例ですが、ペルソナがもつこのようなBDFをリサーチすることで、成果が出る記事LPを作成できます。
参考:『使えるペルソナ設定を生み出す方法』
売れる記事LPの書き方
売れる記事LPを書くためには下記のポイントを意識するとよいでしょう。
- PASBECONAのフレームワークを使用する
- 商品の情報は多くても3割が目安
- 文字数の目安は1,500文字
- 広告規制に準拠する
- タイトルに記号を入れる
- タイトルや見出しに数字を入れる
- 漢字:ひらがなの割合を3:7にする
- 「これ」「それ」などの指示代名詞は適度に使用する
- 一文を短めにする
- ライター情報を入れる
- 複数のCTAを設置する
以下に解説します。
PASBECONAのフレームワークを使用する
売れる記事LPを書くためには、ゼロから記事LPの構成を考えるのではなく、成果が出やすいとされているライティングフレームワークを基本構成として活用しましょう。
そうすることで、失敗するリスクの少ない記事LPの制作が可能です。
ここでは、神田昌典氏が提唱するPASBECONAもフレームワークを例に挙げます。
PASBECONAテンプレートは下記の頭文字を取ったものとなります。
「PASBECONA」の構成
Problem | 問題 | 買い手が抱えている「痛み」を明確にする。 |
Affinity | 親近感 | 売り手が、買い手の「痛み」を理解し、解決する術を知っていることを感じてもらう。 |
Solution | 解決 | 問題の根本原因を明らかにし「解決」へのアプローチ方法を紹介する。 |
Benefit | 利得 | その商品・サービスを買うと、どんないいことがあるのか=ベネフィットを伝える。 |
Evidence | 証拠 | ベネフィットが機能する証拠・根拠を示す。 |
Contents | 内容 | その商品・サービスが具体的にどういったものかを紹介する。 |
Offer | 提案 | その商品・サービスを手に入れるための販売条件を提案する。 |
Narrow | 適合 | 売り手の価値観にぴったり「適合」する顧客を絞り込む。 |
Action | 行動 | 「痛み」を解決するために必要な、具体的な行動を呼びかける。 |
PASBECONAフレームワークを使用して記事LPを作成すると次のようになります。
なお、商材はボイストレーニングレッスンと仮定します。
「PASBECONA」をボイストレーニングレッスンに適用した例
Problem(問題) | オンラインミーティングの収録動画を後で見て、自分の声に凶然としたことはありませんか? 自分が聞いている声と、人に聞こえている声は全然違うのです。よく通るいい声は、相手が聞きやすいだけでなく、説得力があるので、意見も通りやすくなります。 ところが、ほとんどの人は、声の出し方を知らないまま、自然に話しているだけなのです。 |
Affinity(親近感) | しかし、それは無理もないこと。演劇や合唱をやらない限り、話すときの声の出し方なんて習う機会がないからです。 でも、声の出し方はちょっとしたコツさえ分かれば、誰でも改善できるのです。 |
Solution(解決) | そこで、カンタンに声を改善できるのが、元XX局アナウンサー〇〇〇〇の◎◎ボイストレーニングです。 |
Benefit(利得) | ◎◎ボイストレーニングを受けると、 ・語尾まで声がよく通るようになるので、話の内容が相手にしっかり伝わるようになります。 ・喉ではなく、お腹から声を出すので、地震に満ち溢れた印象になり、説得力が増します。 ・自分の声に自信が持てるので、どんな場面でも臆せず話すことができるようになります。 |
Evidence(証拠) | すでに受講された方のご感想をご紹介します。 |
Contents(内容) | ◎◎ボイストレーニングは、1回2時間のオンライン個人レッスンを2回受けていただくだけで、驚くほどいい声に変わります。 オンラインで、朝8時から夜10時まで予約できるので、お好きな時間に受けられます。このレッスンの講師は元XX局アナウンサーで、こんな経歴と実績を持っています。 |
Offer(提案) | レッスン費用は、1回10,000円ですが、今だけ20%オフの8,000円でご利用いただけます。 |
Narrow(適合) | ただし、本気で声を改善したい人で、来月末までに2回の予約をいただける方に限ります。 |
Action(行動) | 今すぐ、下記のフォームからお申し込みください。 |
このようにPASBECONAのフレームワークを活用することで、訴求力のある記事LPの制作が可能になります。
参考:『【第一人者のコピーライティング技術100】ウェブ時代のセールスメッセージの構造「PASBECONA」の威力』
関連記事:『ランディングページ(LP)で踏まえるべき内容10選! 順番も解説』
商品の情報は3割にとどめる
記事LPは商品やサービスについて知らない潜在層・準顕在層が対象です。
したがって、いきなり商品やサービスをPRすると離脱につながります。
そうではなく、ユーザーに有益な情報を提供しつつ、商品やサービスをPRする必要があります。
ユーザーに提供する有益な情報とPRの割合は、【有益な情報:PR=7:3】が理想的とされています。
この比率になるような構成を事前に考える必要があります。
参考:『記事LPとは?【売上UP】のための作り方や成功事例を解説』
文字数の目安は1,500文字
記事LPの文字数の目安は1,500文字とされています。
オウンドメディアのように膨大な文字数は必要ありません。
記事LPのターゲットは商品への関心のない潜在層・準顕在層ですので、文字数が多いと離脱につながってしまいます。
参考:『記事LPとは?【売上UP】のための作り方や成功事例を解説』
広告規制に準拠する
記事LPは広告という扱いですので、各種の広告規制の対象となります。
適用される法律としては下記が挙げられます。
- 景品表示法
- 薬機法
- 医療法
広告規制に準拠した上でライティングを行いましょう。
参考:『ネット広告の表示を規制する法律 – 国民生活センター』
関連記事:『リスティング広告の審査対策5選【Google広告・Yahoo!広告】』
タイトルに記号を入れる
ユーザーに記事LPを読んでもらうために、ひと目見て内容が分かるタイトルにする必要があります。
【】、「」、!、?、♡、♪、“ ” などの記号を活用することで、ユーザーにとって理解しやすいタイトルになります。
参考:『記事LPとLPの違いとは?記事LPとネイティブ広告の関係』
タイトルや見出しに数字を入れる
抽象的なタイトルでは、ユーザーは漠然とした判断しかできず、明確な期待を形成できません。
したがって、ユーザーの関心を引くためにタイトルや見出しには具体的な数字を用いましょう。
例えば「体脂肪を5.2%落とした方法」「10人中9人がリピートした美容液」「14秒に1個売れているファンデーション」といった数字の使い方が挙げられます。
参考:『記事型LPとは?読みたくなるLPを作成するポイント14選』
漢字:ひらがなの割合を3:7にする
書いた文章が読みづらい場合は、漢字:ひらがなの割合を3:7になるように調整しましょう。バランスがよく読みやすい文章になります。
実際に漢字が多い文章と、漢字のバランスがよい文章を比較しましょう。
【漢字が多い文章】
読み易い文章を書くコツは、漢字と平仮名のバランスです。
漢字が多すぎると文章は読み辛く、反対に平仮名が多すぎると稚拙な文章に成ります。
【漢字のバランスがよい文章】
読みやすい文章を書くコツは、漢字とひらがなのバランスです。
漢字が多すぎると文章は読みづらく、反対にひらがなが多すぎると稚拙な文章になってしまいます。
前者と後者では、後者の文章の方が読みやすかったのではないでしょうか。
ですが、実際に文章を書くときに文字数を数えて漢字の割合を確認することは現実的ではありません。
ですので、「だいたいこのくらいのバランスがちょうどよい」と、感覚的に覚えておきましょう。
参考:『記事型LPとは?読みたくなるLPを作成するポイント14選』
「これ」「それ」などの指示代名詞は適度に使用する
「これ」、「それ」、「これら」、「この」、「その」などが指示代名詞です。
文章中に指示代名詞を多用すると何を指しているのかわからなくなり、ユーザーを混乱させてしまいます。
したがって、なるべく指示代名詞の使用を控えましょう。
とはいえ、指示語を全く使わないと文章がくどくなりますので、適度に使うことも必要です。
参考:『記事型LPとは?読みたくなるLPを作成するポイント14選』
一文を短めにする
伝わる文章を書くためには、短くまとめることが大切です。
日本語の特徴の1つに、単語や語句を重ねてつなげることで文章が作れてしまうことが挙げられます。
このため、文章が長くなる傾向があります。
そこで、長い文章にならないように一文40〜50文字以内に収めるようにしましょう。
ライター情報を入れる
記事LPでは執筆したライターの情報を入れましょう。
記事を書いた人間が誰か分からない状態では、説得力・信憑性に欠ける文章になってしまうからです。
具体的には、氏名・年齢・簡単な経歴・顔写真などをライター情報に入れるとよいでしょう。
参考:『記事型LPとは?読みたくなるLPを作成するポイント14選』
複数のCTAを設置する
CTA(Call To Action)とは、ユーザーにクリックなどの具体的な行動を促すバナー、ボタン、テキストなどのことです。
CTAの例
- 「お問い合わせはこちら」と記載のあるボタン
- 「今すぐダウンロード!」と記載のあるバナー・
CTAは1つでなければならない理由はありません。
記事LPには、商品・メリット・利用者の声・価格など、多くの情報がひとつにまとめられています。
それら1つ1つのコンテンツに対して、どこで興味・関心が高まるかは見込み客ごとに異なります。
したがって、見込み客の興味・関心が高まったらすぐに通常LPに誘導するよう、CTAは複数設置するのが望ましいです。
参考:『記事LPとは?メリットや作り方を分かりやすく解説』
関連記事:『CTAを改善する方法とは?コンバージョンを高める4つの簡単な方法』
売れる記事LPのデザイン・レイアウトの仕方
売れる記事LPを作成するにあたって、ライティングと同様にデザイン・レイアウトも重要になります。
記事LPのデザイン・レイアウトの仕方は下記になります。
- 通常の記事のようなデザインにする
- 改行は多めに入れる
- 見出しはこまめに入れる
- 訴求したい箇所は太字やマーカーで強調する
- 3行に1回の頻度で画像や図を入れる
参考:『【現役ライター直伝!】記事LP導入事例と売れる記事LPの作り方【完全版】』
通常の記事に似せたデザインにする
記事LPは広告色の薄いというメリットがあるため、通常の記事と同じデザインを採用しましょう。
通常LPのようにファーストビューを過度に装飾したり見出しのデザインを凝ったものにする必要はありません。
仮にデザインを工夫しすぎてしまうと、広告色が強くなりユーザーに不信感を与えてしまうことにつながります。
参考:『【現役ライター直伝!】記事LP導入事例と売れる記事LPの作り方【完全版】』
行間は広めに設定する
ユーザーに伝わりやすい文章でも、行間が狭いと見づらいです。
可読性を上げるために、行間は広めに設定しましょう。
参考:『【現役ライター直伝!】記事LP導入事例と売れる記事LPの作り方【完全版】』
見出しはこまめに入れる
見出しをこまめに入れることで、記事の内容をおおまかに把握できるようになります。
反対に、見出しをこまめに配置しないと読んでいる段落がどういった内容なのか理解しづらくなってしまいます。
参考:『【現役ライター直伝!】記事LP導入事例と売れる記事LPの作り方【完全版】』
訴求したい箇所は太字やマーカーで強調する
多くのユーザーは記事にしっかりと目を通さず流し読みをすることがほとんどです。
したがって、流し読みをされても要点を掴めるように訴求したい箇所は太字やマーカーで強調しましょう。
参考:『【現役ライター直伝!】記事LP導入事例と売れる記事LPの作り方【完全版】』
3行に1回の頻度で画像や図を入れる
テキストが中心だとユーザーを退屈させてしまい離脱につながる可能性があります。
そのため、ユーザーが直感的に内容を把握できるように、画像や図を挿入しましょう。
画像や図を挿入するタイミングは、3行に1回の頻度がよいでしょう。
参考:『【現役ライター直伝!】記事LP導入事例と売れる記事LPの作り方【完全版】』
記事LPの事例3選
ここでは、記事LPの事例を3つ紹介します。
記事LP制作の参考にしましょう。
GMOアドマーケティング株式会社
引用:『GMOアドマーケティング株式会社 | 「ダウンロードすべきだった…」絶対に使ってみるべき無料厳選アプリ!』
こちらはGMOアドマーケティング株式会社が配信しているアプリ紹介の記事LPです。
スマホゲーム歴10年の携帯ショップ店員が執筆したランキング型の記事LPですが、潜在層・準顕在層に興味・関心を持ってもらうようプレイすることで得られるベネフィットを伝えつつ紹介をしています。
参考:『「ダウンロードすべきだった…」絶対に使ってみるべき無料厳選アプリ!』
株式会社和漢
引用:『株式会社和漢 | 食後の血糖値をガクッと抑える!食事を我慢できない49歳が血糖値を抑えた方法』
こちらは株式会社和漢が配信しているダイエットサプリ紹介の記事LPです。
東京在住の49才のサラリーマンが実際にダイエットサプリを使用してダイエットに成功したやってみた型(体験談型)の記事LPとなります。
読者にダイエットに成功するまでストーリーを語ることで、ダイエットサプリの訴求を行っています。
参考:『食後の血糖値をガクッと抑える!食事を我慢できない49歳が血糖値を抑えた方法』
株式会社ナチュラルビューティーハウス
引用:『株式会社ナチュラルビューティーハウス | 自分に合う化粧品を独自で開発しちゃった”美容オタク”の女性に、共感する人が続出!オバ様たちがこぞって高級化粧品から乗り換えるワケ』
こちらは株式会社ナチュラルビューティーハウスが配信しているスキンケア用品紹介の記事LPです。
インタビュー形式で使用者に、商品・サービスを購入することで実現する未来、購入する前から実際に利用するまでの流れ、利用した感想などを説明してもらうことで、ユーザー目線に立った訴求をしています。
参考:『自分に合う化粧品を独自で開発しちゃった”美容オタク”の女性に、共感する人が続出!オバ様たちがこぞって高級化粧品から乗り換えるワケ』
まとめ
売れる記事LPには、決まった制作テンプレート・書き方・デザインの仕方があります。
これらと本記事で紹介した成功事例を照らし合わせることで、記事LP制作のヒントが得られるのではないでしょうか。
また、この記事を読んで記事LPの導入は難しいと感じた場合や、LPOについてよくわからないと感じた場合は、広告代理店に任せるのも1つの手です。
株式会社Unionは、Web広告運用のご相談と併せてLPの制作・改善相談も承っております。
お客様のあらゆるニーズに対し分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、LPをお持ちでないお客様もお気軽にご相談ください。
広告については、Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されています。蓄積されたノウハウから短時間で課題を解決に導きます。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。