SNSを運用しているものの、なかなかユーザーから反応がもらえずに苦労しているケースがあります。
SNSでは、ユーザーからの共感を得て、何らかのアクションを起こしてもらう、つまり「エンゲージメントを獲得できる」ような運用を心掛ける必要があります。
そこでこの記事では、SNSでエンゲージメントを意識することがなぜ重要なのかについてや、各種SNSでのエンゲージメント率の算出方法、エンゲージメント率を高めるための具体的な方法などについてわかりやすく解説していきます。
エンゲージメントとは何か?
この項目では、SNSにおけるエンゲージメントの定義や、エンゲージメント率を見る上での注意点について解説していきます。
SNSのエンゲージメントとは
エンゲージメントとは、SNS上でユーザーが投稿やコンテンツに対して行う反応のことを指します。
具体的には、以下のようなものが「SNSでのエンゲージメント」に該当します。
- いいね
- シェア
- フォロー
- コメント(リプライ)
- リポスト(リツイート)
- クリック
これらのアクションは、単に「ユーザーが投稿を見た」というだけではなく、ユーザーが投稿に対して何らかの反応をしたことを意味します。
エンゲージメントは、フォロワーやユーザーとの関係性を図るための重要な指標であり、アカウントのブランド力や影響力を測る上で欠かせない要素です。
参考:『Facebook広告における投稿のエンゲージメントについて | Metaビジネスヘルプセンター』
エンゲージメント率を見る上での注意点
1つの投稿に対してユーザーからのコメントやリポストが多ければ、それだけエンゲージメント率も高くなります。
しかし、エンゲージメント率はただ高ければよいというわけではありません。
例えば、1つの投稿に対して多くのコメントがついたとしましょう。
この場合、エンゲージメント率だけを見るならば満足な数値が出るかもしれません。
しかしその多くが批判的なコメントであれば、ネガティブなエンゲージメントを集めても、マイナスの方が大きくなってしまう可能性があります。
実際に、2023年度の「消費者白書」・「消費者意識基本調査」で行われた、口コミによる影響に関する調査では、約6割のユーザーが「否定的な口コミを見て購入をためらったことがある」と回答しています。
したがって、「炎上商法であろうと、とにかくエンゲージメント率が上がればいい」というような考えは持たず、自社のブランディングに役立つような意味のあるエンゲージメントを獲得するための施策を行うことが大切です。
参考:『エンゲージメント率の分析方法と高めるポイントとは?』
参考:『【クチコミ実態調査】半数が「レビュー件数の多さが購買に影響」「評価高い商品選」、否定的なレビューで6割超が購入をためらう』
SNSにおけるエンゲージメント率の重要性
SNSアカウントを運用する場合、以下のような理由から、エンゲージメント率は重要な指標だと言えます。
- ユーザーが共感しているか確認できる
- 拡散されやすくなる
- タイムライン上に表示されやすくなる
ユーザーが共感しているか確認できる
SNSは、ただフォロワー数を増やせばいいというわけではありません。
例えば、YouTubeでも、登録者数の割に再生数の少ないチャンネルを見たことがないでしょうか。
これは、一時的なブームや特典によって登録者数が増えたものの、ユーザーからの共感を得るには至っていない可能性があります。
そして、ユーザーから共感されたかどうかを示す指標の一つが、エンゲージメント数とエンゲージメント率です。
エンゲージメントによって、自社のSNSアカウントがユーザーからどの程度反応されているかを確認することができます。
参考:『エンゲージメント率とは?SNSマーケティングで欠かせない指標』
拡散されやすくなる
ポジティブなエンゲージメント率が高いということは、それだけユーザーから関心を持たれるような内容を発信できているということになるので、拡散されやすくなる傾向があります。
ユーザーによる自然発生的な拡散行為は、自社SNSアカウントの認知拡大を図るのに効果があります。
かつ、自社で何かを行うわけではないので時間的コストもかかりませんし、費用も一切不要です。
良い形でファンを巻き込むことができれば、コストをかけずにSNSでのマーケティング活動を促進できるため、ポジティブなエンゲージメント率の向上には是非とも力を入れるべきでしょう。
参考:『SNSのエンゲージメントとは|確認方法と向上させるポイント、成功事例を紹介』
タイムライン上に表示されやすくなる
エンゲージメント率の高い投稿は、SNS側から「質の高い投稿」「ユーザーから興味を持たれている投稿」であると判定されやすくなるため、タイムライン上に優先的に表示される可能性があります。
一般的には時系列で上から表示されるのですが、SNSによっては独自のアルゴリズムが搭載されており、エンゲージメント率の高い投稿が上の方に表示されることもあるのです。
タイムラインで目立つ場所に表示される機会が増えれば、それだけユーザーの目に触れる回数も増えるため、自社アカウントの認知拡大やフォロワー数アップに繋がりやすくなります。
参考:『SNSのエンゲージメントとは|確認方法と向上させるポイント、成功事例を紹介』
各SNSでのエンゲージメント率の計算方法
この項目では、主要SNSのエンゲージメント率の計算方法について解説していきます。
X(旧Twitter)でエンゲージメント率を計算する方法
引用:『X』
X(旧Twitter)における「エンゲージメントに該当するアクション」は以下の通りです。
- いいね
- リプライ(返信)
- リポスト(リツイート)
- 投稿の詳細閲覧
- 投稿からのフォロー獲得
- リンクのクリック
- ハッシュタグのクリック
- プロフィールのクリック
- 画像や動画のクリック
そして、Xのエンゲージメント率は、以下の式で計算できます。
(エンゲージメント数 ÷ インプレッション数) × 100
例えば、ある投稿に1000回のインプレッション(表示回数)があり、それに対し、200件のいいね、10件のリポスト、5件のリプライ、5件のリンククリックを獲得したとします。
この場合、エンゲージメントの総数は「200+10+5+5」で220となるので、「220÷1000」で0.22となり、この数字に100を掛けるため、エンゲージメント率は「22%」となります。
Xでのエンゲージメント数の確認は、各投稿の「ポストのエンゲージメントを表示」から閲覧することができます。
参考:『ツイートアクティビティ管理画面と動画アクティビティ管理画面 | X広告ヘルプセンター』
関連記事:『Twitter広告のエンゲージメントとは?4つの活用ポイントを徹底解説!』
Instagramでエンゲージメント率を計算する方法
引用: 『Instagram』
Instagramにおける「エンゲージメントに該当するアクション」は以下の通りです。
- いいね
- コメント
- 保存
- シェア
Instagramにおけるエンゲージメント率は、以下の式で計算できます。
(エンゲージメント数 ÷ インプレッション数) × 100
例えば、ある投稿に1000回のインプレッションがあり、それに対し、100件のいいね、10件のコメント、20件の保存、10件のシェアを獲得したとしましょう。
この場合、エンゲージメントの総数は「100+10+20+10」で140となるので、「140÷1000」で0.14となり、この数字に100を掛けるため、エンゲージメント率は「14%」となります。
Instagramでのエンゲージメント数は、インサイト機能によって確認することができます。
インサイト機能は、Instagramユーザーなら誰でも無料で利用できる分析ツールです。
ただし、ビジネスアカウントに切り替えなければインサイト機能を使うことができないので注意しましょう。
ビジネスアカウントへの切り替え手順は以下の通りです。
- プロフィール写真をクリック
- 「プロフィールを編集」をクリック
- 「プロアカウントに切り替える」をクリック
- 「次へ」をクリック
- ビジネスの「カテゴリ」を選択した後に「完了」をクリック
参考:『Instagramでビジネスアカウントを設定する方法 | Instagramヘルプセンター』
参考:『SNSのエンゲージメントとは|確認方法と向上させるポイント、成功事例を紹介』
TikTokでエンゲージメント率を計算する方法
引用: 『TikTok』
TikTokにおける「エンゲージメントに該当するアクション」は以下の通りです。
- いいね
- コメント
- シェア
TikTokのエンゲージメント率は、以下の式で計算できます。
(エンゲージメント数 ÷ ビュー数) × 100
「ビュー」は、動画が再生された回数を指します。
例えば、ある動画投稿に1000回のビューがあり、それに対し、100件のいいね、30件のコメント、20件のシェアを獲得したとしましょう。
この場合、エンゲージメントの総数は「100+30+20」で150となるので、「150÷1000」で0.15となり、この数字に100を掛けるため、エンゲージメント率は「15%」となります。
TikTokでエンゲージメント数を確認するには、Instagramと同じくインサイト機能を利用します。
画面右上にあるハンバーガーメニュー(横三本の線)をクリックし、「クリエイターツール」⇒「インサイト」と進み、「オンにする」を選択するとデータを閲覧できるようになります。
参考:『TikTokインサイト徹底解説!インサイトを見るための手順や分析方法とは?』
参考:『TikTokのエンゲージメント率の重要性や伸ばし方のポイントを解説!』
関連記事:『TikTokインサイトとは?4つの指標と確認方法を解説!』
Facebookでエンゲージメント率を計算する方法
引用: 『Facebook』
Facebookにおける「エンゲージメントに該当するアクション」は以下の通りです。
- シェア
- リアクション
- 保存
- のコメント
- 動画を3秒以上再生した数
- 写真ビュー
- リンククリック
Facebookのエンゲージメント率は、以下の式で計算できます。
(エンゲージメント数 ÷ リーチ数) × 100
「リーチ」は、投稿を閲覧した人数のことを指します。
インプレッション(表示回数)は、同じ人が複数回閲覧しても、閲覧した回数分だけ数値が増えていきますが、リーチの場合、同じ人が同じ投稿を何度閲覧してもリーチ数は「1」のままとなります。
例えば、ある投稿に1000のリーチがあり、それに対し、100件のいいね、20件のシェア、20件のコメント、50件のリンククリックを獲得したとしましょう。
この場合、エンゲージメントの総数は「100+20+20+50」で190となるので、「190÷1000」で0.19となり、この数字に100を掛けるため、エンゲージメント率は「19%」となります。
なお、Facebookでのエンゲージメントを確認する際は、Instagramと同じくインサイト機能を使います。
インサイト機能を利用する手順については以下の通りです。
- Facebookにログインする
- 右上のプロフィール写真をクリックする
- 「すべてのプロフィールを見る」をクリックして切り替え先のページを選択する
- 左側のメニューにある「インサイト」というリンクをクリックする
参考:『Facebookのページインサイトを確認する | Facebookヘルプセンター』
参考:『Facebook広告における投稿のエンゲージメントについて | Metaビジネスヘルプセンター』
SNSでエンゲージメント率を高める方法7選
SNSでエンゲージメント率を高める方法としては、主に以下のような方法があります。
- 宣伝色を強くしない
- 常にユーザー目線で考える
- ペルソナ設定を明確にする
- 各SNSの特徴に応じた発信を行う
- 成功しているアカウントを参考にする
- ハッシュタグを活用する
- ユーザーからのエンゲージメントを放置しない
宣伝色を強くしない
SNSでエンゲージメント率を高めるために、まず心掛けるべきなのが「宣伝色を強くしない」ということです。
2023年にSNS世代(18~35歳)を対象に行われた、デジタル広告に対する意識調査では、約4割のユーザーがデジタル広告に対して苦手意識をもっており、その理由として「操作の邪魔になる」「訴求が大袈裟」「商品・サービスの宣伝色が強い」と回答されています。
逆に自社のファンになってもらえれば、自社の魅力やサービスの強みなどについて、ユーザーが自発的に調べることもあります。
実際に、株式会社ネオマーケティングが2020年に行った「動画広告の接し方に関する調査」によると、動画広告の内容に好感を持ったユーザーの約6割が同内容についてのインターネット検索やSNS検索といった何らかのアクションを取ったという結果が出ています。
ジョンソンヴィル・ジャパン合同会社の事例
引用:『Johnsonville』
アメリカのソーセージブランドジョンソンヴィルは、一般的なソーセージに比べて高価格・海外色の強いパッケージであることから、「日本国内で認知を獲得し、気軽に購入してもらえるのか」という課題がありました。
そこで、宣伝色のないオーガニック投稿を行い、商品について口コミしやすい環境づくりを目指しました。
さらにエンゲージメント向上を狙い、季節に沿った投稿、参加型コンテンツをコンスタントに追加。
また、X(旧Twitter)上でのUGCによるRTにも力を入れ、生活感のある画像の投稿や、特定のシーン別の訴求を行いUGCの創出も行いました。
これらの施策により、約1年で口コミ数(月)を約15倍増加させることができました。
参考:『SNSのエンゲージメントとは|確認方法と向上させるポイント、成功事例を紹介』
参考:『商品の「自分ごと化」を促し、1年で口コミ数が9倍に!売上アップも実現した老舗ソーセージブランド、ジョンソンヴィルのSNS活用』
参考:『【SNS世代は本当に広告を嫌っている?】「訴求が大袈裟」「操作の邪魔」など約4割がデジタル広告に苦手意識あり SNS世代が好感を持つデジタル広告のポイントが明らかに』
参考:『9割以上が動画広告を途中でスキップ。良い印象を与える動画広告の4つのポイントが明らかに(ネオマーケティング調べ)』
常にユーザー目線で考える
自社目線ではなく、常にユーザー目線で考えながら発信することも重要です。
自社が発信したいことを一方的に投稿していると、ユーザーの興味関心を惹けず、フォロワーやエンゲージメントの獲得が難しくなる可能性があります。
まずは、「ユーザーが何を求めているのか」について調べ、分析するようにしましょう。
ユーザーが求めている内容を探る方法は、複数あります。
例えば、これまで自社に寄せられた顧客からの感謝やクレームの声などです。
また、商品開発のためのアンケートなどのデータも役立ちます。
実際に、株式会社明治が展開する「明治うずまきソフト」UGCを活用した事例ご紹介します。
明治うずまきソフトの事例
引用:『”UGC=お客様の声”を商品に還元。明治「うずまきソフト」に見るUGC活用』
同商品を見たユーザーが「うずまき」が「うますぎ」に見えるというUGCを発見したことをきっかけに、「まちがい探し」として上記のような投稿を行いました。
この投稿はユーザーの興味を惹き、最終的には、1,400以上の「いいね!」を獲得することができ、反響を得ました。
この結果から、実際に「うずまき」から「うますぎ」に限定パッケージとして変更し、販売したところ販売数は増加し、XのUGC数も当初1,500件だったのに対し、3,600件まで向上しました。
こういったユーザーの声を活かすことで、他のユーザーの興味を惹き、商品やサービスの話題化を生むことで、エンゲージメント率の向上が期待できます。
参考:『SNSのエンゲージメントとは|確認方法と向上させるポイント、成功事例を紹介』
参考:『”UGC=お客様の声”を商品に還元。明治「うずまきソフト」に見るUGC活用』
ペルソナ設定を明確にする
SNSアカウントを運用する際は、どういった層にアピールするのかを明確にすべく、ペルソナ設定をしておきましょう。
ペルソナとは、「自社がターゲットとする架空ユーザー」のことです。
ペルソナをできるだけ詳しく設定することで、自社が狙う層を明確にイメージできるようになるというメリットがあります。
ペルソナ設定の例としては以下の通りです。
ペルソナ例
- 伊藤雄介
- 男性
- 35歳
- 結婚5年目
- 子供は長男(4歳)と長女(2歳)
- 世帯年収は900万円
- 趣味は日々の晩酌
- 最近お腹が出てきたことを気にしているためジムに通い始めた
- 性格は社交的で、基本的には他人の意見に合わせて行動する
人物像を詳しく設定することで、自社の商品・サービスのターゲットを具体的にイメージしやすくなり、SNSでのアプローチに役立つ可能性があります。
参考:『Soup Stock Tokyoの「秋野つゆ」の成功事例からみるペルソナ設定について』
参考:『エンゲージメント率とは?SNSマーケティングで欠かせない指標』
関連記事:『ペルソナがなぜ重要なのか?LPの効果を高める作り方とポイント3選!』
各SNSの特徴に応じた発信を行う
SNSには、XやInstagram、TikTokなど様々な種類が存在し、それぞれ特徴が異なります。
Instagramならば写真中心の投稿、TikTokはショート動画の投稿、といった形がメインとなります。
SNSを運用して自社のブランディングを行う際は、まず「どのSNSが自社に適しているか」を判別した上で、そのSNSの特徴にマッチした配信を行うことが大切です。
例えば、InstagramやTikTokでアカウントを開設したのならば、写真や動画をメインとし、視覚的に訴求することができます。
過去の研究から、画像は「テキストの7倍の情報量」を持つと言われていますし、動画に至っては「テキストの5000倍の情報量」を持つと言われています。
1つの投稿に盛り込める内容には限度があるため、情報量が多い場合は、InstagramやTikTokで画像や動画を使用することで、より効率的に商品やサービスを訴求することができるでしょう。
一方で、X(旧Twitter)も画像や動画を使用しますが、Instagramなどとの違いとして、リアルタイムで起こっている出来事をテキストで投稿するのがメインとなる点が挙げられます。
このようにプラットフォームによって特徴が異なるため、各プラットフォームの特徴を理解し、自社アカウントとして運用するのにふさわしいSNSを選ぶようにしてください。
参考:『SNSのエンゲージメントとは|確認方法と向上させるポイント、成功事例を紹介』
参考:『文字の5000倍!?映像の持つ圧倒的な情報量とは | NTTコムオンライン』
参考:『エンゲージメント率とは?各SNSの計算方法や平均値、向上させるポイントを解説』
関連記事:『Z世代のSNS利用率は95%超!SNS訴求と相性がいい3つの理由』
エンゲージメント数の多いアカウントを参考にする
エンゲージメント数の多い他社のSNSアカウントを探し、参考にすることも有効です。
例えば、いいねやコメントの多いアカウントが、どの時間帯や曜日に投稿しているか、また、どの周期で投稿しているか分析しましょう。
他には、ハッシュタグの内容や投稿内容を参考にし、自社の投稿に活かすこともできます。
参考:『SNSマーケティング・SNS集客の成功事例14選|本質的なSNS活用が学べる記事まとめ』
参考:『Instagramで他人のアカウントを分析する方法と便利な分析ツールをご紹介!』
関連記事:『BtoB企業のSNSマーケティング活用事例!3つのメリット・効果まで解説』
ハッシュタグを活用する
ハッシュタグの活用が可能なSNSの場合、投稿の際に必ずハッシュタグをつけるようにしましょう。
ハッシュタグとは、投稿内容を端的に表すためのタグのことで、「#」マークの後に書かれた文字が該当します。
XやInstagramでは、ハッシュタグで検索するユーザーも少なくありません。
実際に2024年に実施された調査では、約4割のユーザーがECサイトやSNSで情報収集をする際に、ハッシュタグを利用すると回答しました。
ハッシュタグによる検索でヒットしやすくなれば、その分ユーザーの目に触れやすくなることから、必然的に「いいね」や「コメント」といったエンゲージメントを獲得できる機会も増えます。
なおハッシュタグを付ける際は、投稿内容と関連性の高いワードにするだけでなく、「検索されやすいワードかどうか」も意識するようにしましょう。
例えばXならば、トレンドに上がっているワードを参考にしてみるのもおすすめです。
参考:『SNSのエンゲージメントとは?エンゲージメント率を高める運用テクニックも紹介』
参考:『【ハッシュタグ検索に関する調査】幅広い世代のユーザーがハッシュタグで快適な検索体験を享受』
関連記事:『TikTok広告ハッシュタグチャレンジとは?メリット3つを紹介』
ユーザーからのエンゲージメントを放置しない
投稿に対して、ユーザーからコメントをもらったり、リポストがあった場合、何らかのアクションを取ることで、ユーザーのエンゲージメントはさらに高まりやすくなります。
2022年に実施された「口コミの返信に関する意識調査」では、ユーザーが書き込んだ口コミに対して返信があることで「丁寧な対応をしている(58.1%)」「好感が持てる(34%)」と感じるというアンケート結果が出ています。
このように、ユーザーからのコメントやアクションに対して、返信対応を行うことで、ユーザーの満足度の向上や、ブランドイメージの向上も期待できます。
そのため、ユーザーからのアクションはできるだけ放置せず、何らかのアクションを取るようにすることをおすすめします。
参考:『エンゲージメント率とは?SNS別の計算方法や向上させる方法を自社事例交えて解説』
参考:『【9月3日はクチコミの日】LocalONE、口コミの返信に関する意識調査』
関連記事:『企業がInstagramを成功させる基礎知識!おすすめ運用法5選』
まとめ
以上、SNSにおけるエンゲージメント率の計算方法や、エンゲージメント率を高めるための方法などについて具体的に解説してきました。
SNSの運用には、人的コストがかかります。
したがって、投じたコストに応じた成果を求めることになります。
エンゲージメントが高まれば、それに比例して「自社の価値向上」や「売上アップ」に繋がる可能性も高まるため、本記事を参考にして、是非「成果が期待できるSNSアカウントの運用」の実施をおすすめします。
本記事を読んで、自身でSNS運用を行うことが少しでも難しいと感じた方は、代理店に任せるのも1つの方法です。
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薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応できます。
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監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。