Web制作会社に素敵なホームページを制作してもらって、社内でメディア運営を始めようと計画している場合は、「SEO施策」について学習しておきましょう。
SEO施策に関する知識を学ばなければ、メディア運営の労力の割にユーザー数もPV数も増えないといった状況が起こりえます。
このような事態を回避して、メディア運営を成功させるためにSEO施策の基本知識を覚えておきましょう。
今回はSEO施策の基本知識をご紹介します。
この記事を読めば、「SEOとはなにか」「どのようなSEO施策があるのか」を理解できます。
また、自分たちでSEO施策に取り組めるようになるはずです。
メディア運営を検討している方やSEOについて詳しく知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
関連記事:『【SEOとコンテンツマーケティング】2つの違いとは?各施策を解説』
SEOとは
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で「検索エンジン最適化」を意味します。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果において、自社サイトが上位に表示されるように調整、改善する手法です。
自社サイトが上位表示されれば、必然的にクリック数が上がります。
逆にSEOを無視した施策を行ってしまうと、質の低いWebサイトと認識され、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから評価されにくくなります。
低い評価を受けることで検索結果への表示回数が減ってしまい、せっかくのWebサイトがユーザーに届かないという結果になりかねません。
こういったことから、Webサイト運営においてSEOの基本を理解しておくことは非常に重要です。
多くのユーザーにサイトを閲覧してもらえれば、サービスや商品を知ってもらえて売上に繋げやすくなります。
参考:『【2023年最新】SEOとは?8つのSEO対策やチェックリストなど基本施策を初心者にわかりやすく紹介!』
SEO施策の種類
SEO施策の種類は「内部対策」と「外部対策」に分類できます。
それぞれの対策が必要になりますが、SEOにおける両者の比率では内部対策の方が高くなります。
それぞれ詳しく説明していきます。
内部対策
内部対策とは、自社サイトの内部に行うSEO施策です。
ユーザーが求めている情報を瞬時に取り出せる使いやすいサイトを設計したり、ユーザーが有益だと感じるコンテンツを制作したりすることが内部対策に該当します。
サイト設計はホームページ制作のスキルが必要になり、メディア運営者には難しく感じてしまうでしょう。
しかし、コンテンツ制作であれば誰でも気軽に取り組めます。
サイト内の記事数を増やしたり、質の高いコンテンツにすることでGoogleから高評価を受けやすくなり、検索結果での上位表示が見込めます。
外部対策
外部対策とは、外部サイトからリンクをもらい、検索エンジンに評価してもらうための施策です。
外部リンク対策、被リンク対策などとも呼ばれます。
Googleなどの検索エンジンは、外部サイトからリンクが貼られていて、多くの人や企業から引用されているサイトは価値が高いと判断する設計になっています。
また、リンクの数だけでなく質も重要視されており、より質の高いサイトからのリンクは高評価されやすい傾向にあります。
ただし、外部リンクを業者から購入するといった行為は検索エンジンからペナルティを受けますので、自然な形での外部リンク対策が推奨されています。
参考:『Google SEOの順位決定に大きな影響を与える30の要因【最新版】』
関連記事:『Googleペナルティとは?2つの種類とチェック方法・対策を解説』
SEO施策の重要性
SEO施策は、検索結果で上位表示を狙う施策で、集客力アップやブランディングなどの効果が期待できます。
広告費用を支払い検索結果で上位表示させるリスティング広告とは異なり、SEO施策で上位表示することができれば広告費用は支払う必要がありません。
また海外の調査会社の報告書では、リスティング広告枠の平均クリック率が3.17%であるのに対し、SEO対策の検索順位1位の平均クリック率は28.5%であると述べられています。
近頃は、ITリテラシーを持ったユーザーが増えてきており、リスティング広告で上位表示されたコンテンツより、SEO施策で上位表示されたコンテンツが有益だと好まれてきていると見ることもできます。
また、自然検索の特徴として、想定したキーワードで上位表示されると、自社のターゲットに合ったユーザーの流入が多く見込める点があります。
自ら検索してサイトに流入する、いわゆる顕在ユーザーに対してアプローチできるため、効率よく集客ができるのがSEOです。
そのため、Web集客するためにSEO施策に取り組む必要が出てきているのです。
なお、SEOとリスティング広告との違いについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『5分でわかるSEM!SEOとリスティング広告の違いと使い方を解説』
参考:『WordStream | Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]』
参考:『SITRIX | Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid』
参考:『そもそもSEO対策ってどうして必要なの?|SEO Pack』
SEO施策はアップデートが必要
SEO施策に取り組む場合は、Googleのアルゴリズムは頻繁にアップデートされることを理解しておきましょう。
アルゴリズムとは、Googleが検索順位を決めるための仕組みです。
Googleはアルゴリズムの改善やアップデートを定期的に行っており、そのタイミングで検索順位が上下します。
Googleアルゴリズムのアップデート頻度は1年に3回、3月と6月に実施されることが多いです。
直近では、2023年3月15日にGoogleのコアアップデートが行われました。
コアアップデートとは、Googleのアルゴリズムに「重要」かつ「大規模」な変更を加えることです。
大きなアップデートが行われるとき「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」と名称が付くほど、大きな話題を浴びています。
検索順位を上げるためには、アップデート情報を随時確認して、新しいアルゴリズムに合ったSEO施策をしなければいけません。
すなわち、アルゴリズムのアップデートによって、SEO施策が変わる恐れがあるのです。
しかしながら、アップデートがいくら行われてもWebサイトの本質が「ユーザーファースト」であることは変わりありません。
ユーザーファーストのコンテンツを作ることが、Googleのアルゴリズムが最も重視していることであり、上位表示には不可欠です。
これらを理解した上で、最新のSEO施策に取り組むように心がけましょう。
参考:『【2023年5月】Googleコアアップデートの最新情報!SEO対策で行う事やサイトへの影響を解説!』
参考:『【2023年最新】SEOとは?8つのSEO対策やチェックリストなど基本施策を初心者にわかりやすく紹介!』
SEO施策の一覧表
SEO施策を一覧でまとめたものが下記の表です。
ホームページの使いやすさを改善する「内部対策(ソースコード)」は、プログラミング知識が必要です。
そのため、自社ホームページを制作してくれたWeb制作会社に相談することをおすすめします。
内部対策(コンテンツ)と外部対策は学べば、誰でもSEO施策に取り組めるため手法を学習していきましょう。
内部対策(ソースコード) | 早く情報を探し出せるサイトを制作する |
サイトの表示速度を調整する | |
レスポンシブ対応(スマホ対応)のサイトを制作する | |
プラグイン導入数を最小限に抑える | |
現在地を示すパンくずリストを作成する | |
独自SSLを導入して「https://」にURLを変換させる | |
サイトタイトルにキーワードを盛り込む | |
サイトページにパーマリンクを設定する | |
セキュリティ対策WAFの設定状態を有効にする | |
reCAPTCHAで迷惑メール対策を行う | |
XMLサイトマップを生成する | |
404エラーページの作成を検討する | |
内部対策(コンテンツ) | タイトルを最適化する |
ディスクリプションを最適化する | |
見出しタグを設定する | |
画像を最適化する | |
URLを最適化する | |
太文字を設定する | |
キーワード出現率を意識する | |
共起語を含める | |
内部リンクを設定する | |
外部対策 | 有益なコンテンツを作成する |
外部サービスを利用する | |
オリジナルコンテンツを意識する | |
WebサイトにSNSボタンを設置する |
参考:『瀧内賢 これからのWordPress SEO 内部対策本格講座』
SEO施策の内部対策9選
SEOの内部対策(コンテンツ)はコツを押さえれば誰でも取り組めます。
ここでは、弊社運営のUnion Mediaを参考にしながら、内部対策の効果が得られるコンテンツ制作方法をご紹介します。
今回ご紹介する具体的な内部対策は以下の9つです。
- タイトルを最適化する
- ディスクリプションを最適化する
- 見出しタグを設定する
- 画像を最適化する
- URLを最適化する
- 重要な箇所を太字で強調する
- キーワード出現率を意識する
- 共起語を含める
- 内部リンクを設定する
ぜひ、自社メディアの運営などを検討している方は参考にしてみてください。
関連記事:『【初心者向け】SEOの専門用語34選!マーケティングの基本を解説』
タイトルを最適化する
タイトルとはコンテンツの題名を指し、検索結果にそのまま表示されます。
WebページのHTMLでは<title>と</title>や<h1>と</h1>に挟まれている文字部分です。
内部対策ではタイトルが最も重要とされています。
ユーザーはタイトルを見てから自分にとって有益な記事かどうかを判断するため、クリック率に大きな影響を及ぼすからです。
例えば、「医療 広告代理店」と検索すると上位表示されているWebサイトのタイトルには「医療」と「広告代理店」が含まれています。
「医療」と「広告代理店」が含まれていないタイトルのWebサイトは上位表示されません。
検索エンジンにクロールされるように、タイトルの先頭にキーワードを含めましょう。
参考:『内部対策のポイントとは?SEOを強化する基本の対策』
以下では、SEOに効果的なタイトルをつける際のポイントを5つご紹介します。
- タイトルの文字数は30文字以内を目安にする
- 検索キーワードは必ずタイトルに含める
- ユーザーのメリットを入れる
- 固有のタイトルにする
- 事例は具体的に表す
タイトルの文字数は30文字以内を目安にする
コンテンツのタイトルは、長くなりすぎないことがポイントです。
ユーザーの使用デバイスがPCかスマホかにもよりますが、基本的に検索結果画面に表示されるのは全角30文字前後です。
タイトル文字数が30文字を超えると、タイトルが見切れてしまい、ユーザーにタイトルを正確に表示できません。
タイトルに情報量を詰め込みたいがために、ついつい長くなりすぎてしまうので簡潔で分かりやすいタイトルを意識しましょう。
検索キーワードは必ずタイトルに含める
SEOでコンテンツの上位表示を目指すならば、タイトルには検索キーワードは必ず含めるようにしましょう。
キーワードをタイトルに入れることで、そのコンテンツがどのような検索意図を想定していて、どんなユーザーをターゲットにしているのかを検索エンジンが理解しやすくなります。
実際に、検索キーワードをタイトルに入れただけでも掲載順位が25位から8位まで上昇した事例もあることから、タイトルにキーワードが含まれているかどうかはSEOにおいて非常に重要であるといえます。
なお、検索キーワードを選定する際はGoogleキーワードプランナーなどのキーワード調査ツールを活用するのがおすすめです。
関連記事:『Googleキーワードプランナーの使い方とは?6つの便利機能を解説』
参考:『SEOに強いタイトルの付け方とCTRが上がる5つのポイント』
ユーザーのメリットを入れる
タイトルには、「この記事を読むことでユーザーにどんなメリットがあるのか」が分かる文言にしましょう。
ユーザーはなにかを検索するとき、必ず何かしらの悩みを持っており、その悩みを解決するためにWeb上で検索行動をしています。
そのため、タイトルは、この記事を読むことでどんな情報が得られるのか、どんな悩みが解消できるのか、ユーザーにとってのベネフィットは何なのかが分かるものにしてください。
固有のタイトルにする
タイトルは、他社のWebサイトと明確に区別がつくものにしましょう。
タイトルが他の記事と重複していると、検索エンジン上でエラーが発生してしまい、正確な評価ができなくなってしまいます。
そのためタイトルをつける際は、他のWebサイトと重複していないか確認することをおすすめします。
事例は具体的に表す
ユーザーがタイトルを見た瞬間に「読みたい!」と思ってもらうために、具体的な数値などがあればタイトルに入れましょう。
定量的な数字を含めることで、ユーザーはコンテンツをイメージしやすくなります。
例えば、メリットを3つ紹介している記事であれば「メリット3選」「3つのメリットを紹介」などといった文言です。
参考:『SEOに強いタイトルの付け方とCTRが上がる5つのポイント』
ディスクリプションを最適化する
ディスクリプションとは、コンテンツページの概要説明をいいます。
コンテンツのタイトルを補完してアピールするために用います。
そのため、コンテンツに書かれていない内容を記述してはいけません。
ディスクリプションに、ユーザーが検索したキーワードが含まれていた場合は、検索目的と合致する内容のサイトと判断され上位表示されやすくなります。
そのため、ディスクリプションにもキーワードを含めましょう。
また、モバイル表示だとディスクリプションは75文字程度しか表示されません。(PCでは125文字程度表示されます。)
そのため、モバイルとPCのどちらで表示されても概要の意味が伝わるようなディスクリプションを作成しましょう。
関連記事:『モバイルSEO対策のポイント5選!スマホ対応を意識した改善事例も紹介!』
見出しタグを設定する
コンテンツを制作する場合は、見出しタグを記述しましょう。
見出しタグはh1からh6までありますが、h4以降は必要に応じて記述してください。
見出しタグを使用してコンテンツの内容を整理することで、文章構造が明確になり、読みやすさが増します。
具体的な見出しタグの記述方法は以下の通りです。
見出しタグの記述方法
2022年最新版 医療業界に強い広告代理店9社を徹底比較
医療業界向けの広告運用を得意とする広告代理店
株式会社Union
株式会社ゼロメディカル
プラスファクトリー株式会社
関連記事:『SEO対策に効果的なHTMLタグ7つを紹介!書き方も合わせて紹介』
画像を最適化する
検索エンジンは進化して画像をクロール(インターネット上にあるWebサイト上の文書や画像を巡回すること)できるようになりました。
そのため、コンテンツに画像を積極的に利用するようにしましょう。
コンテンツに画像を挿し込む場合は、alt属性を設定してください。
alt属性とは、なんらかの不具合によって画像が表示されない場合、画像情報としてalt内に記述した内容が表示されます
そのため、どのような画像が挿し込まれているかイメージしやすいalt属性を設定しておきましょう。
また、画像の説明文をキャプションに記述することも内部対策として効果的です。
サイトの速度が落ちないように、データ容量を圧縮してから画像を挿し込むようにしましょう。
URLを最適化する
コンテンツのURLを設定する場合は、ユーザー側が理解できるものを設定しましょう。
分かりやすいURLでも、長すぎるURLはユーザーに不親切だと悪い評価を受けてしまいます。
そのため、コンテンツのURLを設定する場合は、現在どのページを閲覧しているのかユーザーが見て理解できるものを設定しましょう。
重要な箇所を太文字で強調する
コンテンツを制作する場合は、重要な箇所を太文字で強調するようにしましょう。
太文字で強調することで、検索エンジンも重要な箇所だと認識するようになります。
また、ユーザーも、重要な箇所を瞬時で見つけやすくなり、可読性が上がるためSEO施策の効果が見込めます。
太字で強調するだけでなく、黄色のマーカーなどを添えると見やすくなるためおすすめです。
キーワード出現率を意識する
コンテンツを制作する場合は、キーワード出現率を意識してください。
キーワード出現率とは、検索キーワードがどのぐらいの割合でコンテンツ(Webページ内)に登場しているかということです。
例えば「医療 広告代理店」という検索結果で上位表示させたい場合は、「医療」と「広告代理店」のキーワードを、自然な文章の流れで含めていくのです。
しかし、文中にキーワードを過剰に詰め込んだり、不自然なほど繰り返してしまうとGoogleからペナルティを受けてしまうことがあるので注意が必要です。
具体的には、以下のような文章はキーワードの乱用とみなされ、検索順位に悪影響を及ぼしてしまいます。
あくまでユーザーにとって有益なコンテンツを作成することを意識した上でキーワードを含めましょう。
参考:『Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー|Google検索セントラル』
共起語を含める
Googleの検索エンジンは、人間のように文章を読み解くことはできません。
しかし、文章の自立語を統計して、上位表示にふさわしいコンテンツか否かを判断しています。
例えば、「医療 広告代理店」に関連する「広告運用」「医療ガイドライン」「マーケティング」などが含まれているコンテンツを上位表示させるべきだと判断しているのです。
このような主要キーワードに関連する用語を共起語といいます。
このような共起語を多く含めると、狙ったキーワードで上位表示されやすくなります。
参考:『瀧内賢 これからのWordPress SEO 内部対策本格講座』
内部リンクを設定する
内部リンクとは、コンテンツ制作するときに、Webサイト内のコンテンツページ同士をつなげるためのリンクをいいます。
代表的な例として関連記事のリンクがこれに当たります。
内部リンクを使用することで、目的のページにスムーズに辿り着くことができ、ユーザーが使いやすいサイトになります。
また、関連ページにユーザーが回遊しやすくなることで、Googleにユーザーのエンゲージメントが高いサイトだと評価してもらえます。
結果として、SEO評価を高めることになり、上位表示への効果も期待できるため内部リンクを設定するようにしましょう。
関連記事:『Googleサーチコンソールの使い方とは?7つの機能でSEO対策』
SEO施策の外部対策4選
SEOの外部対策とは、外部サイトからリンクを集めることだと説明しました。
では、実際に外部リンクを獲得するにはどのような方法があるのでしょうか?
外部サイトからリンクを集める方法には、以下のような方法があります。
- 有益なコンテンツを作成する
- 外部サービスを利用して会社概要欄に企業URLを貼る
- オリジナルコンテンツを意識する
- WebサイトにSNSボタンを設置する
有益なコンテンツを作成する
被リンクを獲得するには、第一にユーザーにとって有益なコンテンツ作成を意識しましょう。
ユーザーにとって有益で役立つ情報は拡散されやすいので、SNSやWebサイトでリンクを設置してくれる場合が多いです。
有益な情報の例としては、ユーザーの検索意図やニーズを満たせるコンテンツはもちろん、自社で扱っている商材や業界ならではのノウハウ系、トレンドを抑えたコンテンツなどが効果的です。
関連記事:『オウンドメディアでコンテンツを資産に! 目的と6つのメリットを紹介』
外部サービスを利用する
外部リンクを獲得するために外部サービスを活用することもおすすめです。
例えば、不動産業界の場合では「SUUMO」や「HOME’S」のような物件紹介サービスに登録することがあるでしょう。
このようなサービスを利用して、会社概要欄に自社サイトのURLを貼れば外部リンクが受け取れます。
外部リンクの獲得には、プレスリリースも有効
引用:『PR TIMES|成果追求型WEBマーケティングメディア「Union Media」リリース!WEB広告や動画制作などマーケターに役立つノウハウを掲載』
また、もう一つ効果的なサービスとしてプレスリリースの配信があります。
プレスリリースを行うことで、関連サイトや同じ業界のサイトが配信記事を引用してくれる場合があるため、外部リンクを獲得しやすくなります。
外部リンクは、良質なサイト運営をしているところから受け取ることが重要です。
リンク数だけを求めて業者からリンクを買ったり、ダミーサイトからの外部リンクを貼る行為はペナルティの対象となります。
そのため、良質なサイトからの外部リンクを集めましょう。
オリジナルコンテンツを意識する
外部リンクを獲得するためには、オリジナルコンテンツを意識しましょう。
コンテンツにオリジナル性を加えることで、他社のWebサイトにはない独自性が生まれ、ユーザーが引用したいと思うような唯一無二のコンテンツになります。
オリジナルコンテンツのポイントとしては、ユーザーのニーズを掴み、悩みを解決できるかどうかです。
また、顧客や専門家などに取材を行い、リアルな声や専門的で信頼できる情報を落とし込んだコンテンツにすることで、オリジナル性を発揮できます。
WebサイトにSNSボタンを設置する
Webサイト内にSNS拡散用のボタンを設置することも効果的でしょう。
SNSボタンを記事内に設置することで、ユーザーはTwitterやFacebookなどのSNSでコンテンツを簡単に共有することができます。
ボタンをワンクリックするだけで各SNS先の共有画面に遷移するため、ユーザーにとってはストレスレスで使いやすいでしょう。
また、SNSボタンだけでなくリンクコピー専用ボタンも設置しておくとユーザーが拡散するのに抵抗がなくなるでしょう。
参考:『SEOの外部施策とは?内部施策との違い、10の施策方法を解説』
SEO施策を行う上での注意点
誰でもコツを押さえたら取り組めるSEO施策をご紹介しましたが、取り組む際の注意点を押さえておきましょう。
その理由は、SEO施策に取り組む注意点を押さえておかなければ、ペナルティの対象になり上位表示されなくなってしまうためです。
ここでは、SEO施策を行う上での注意点をご紹介します。
ユーザーファーストのコンテンツを作成する
上述した通り、Googleは、多くのユーザーに検索エンジンサービスを利用してもらうためにユーザーファーストのコンテンツを高く評価しています。
ユーザーが検索して満足できるコンテンツを上位表示させて利用者を増やして、広告収入を得ようとしているのです。
そのため、ユーザーの悩みを解決できたり、求めている情報が入手できたりするユーザーファーストのコンテンツを高く評価しています。
この方針は、Googleの公式サイトにも明記されています。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
そのため、SEO施策も重要ですが、ユーザーファーストのコンテンツを作成することを忘れないようにしましょう。
なお、Googleが提唱するSEOガイドラインについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『SEOはガイドラインに沿って運用!Googleの5つの公式見解』
過剰なSEO施策は避ける
キーワード出現率や共起語の含有率など意識し過ぎた過剰なSEO施策は避けてください。
Googleが高く評価しているコンテンツは、ユーザーファーストが意識されたものです。
過剰なSEO施策がされたコンテンツだと、Googleのクローラーが違和感を覚えて、コンテンツの評価を落としてしまうのです。
SEO施策は、キーワード検索結果で上位表示させるために必要なものです。
しかし、過剰な施策をするとペナルティの対象になる恐れがあるため注意しておきましょう。
関連記事:『【初心者向け】SXOとは?SEOとの違いや対策方法を7つ解説』
コピーコンテンツを回避する
コピーコンテンツとは、URLが異なるコンテンツであるにも関わらず、タイトルやディスクリプション、文章が全く同じであるコンテンツをいいます。
別名で重複コンテンツと呼ばれることもあります。
ユーザーが検索した結果、同じような内容のコンテンツが上位を占領していては、ユーザーにとってメリットはありません。
同じようなコンテンツに何度もクリックする手間が発生して、情報の価値も見いだせなくなります。
このようなトラブルを回避するために、コピーコンテンツはペナルティ対象とされています。
ペナルティ対象となれば、サイト自体が上位に上がらなくなってしまうため注意してください。
必ず、コピー率判断ツールを使用してコピーコンテンツではないかを確認した上でメディアにアップするようにしましょう。
なお、自社記事を上位表示させるためのライティング方法について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『【初心者向け】SEOライティングで上位表示を狙うための9つのコツ』
参考:『瀧内賢 これからのWordPress SEO 内部対策本格講座』
まとめ
今回はSEO施策をご紹介しました。
誰でもコツを押さえれば取り組めるSEO施策について、おさらいをしておきましょう。
内部対策(コンテンツ)
- タイトルを最適化する
- ディスクリプションを最適化する
- 見出しタグを設定する
- 画像を最適化する
- URLを最適化する
- 太文字を設定する
- キーワード出現率を意識する
- 共起語を含める
- 内部リンクを設定する
外部対策
- 有益なコンテンツを作成する
- 外部サービスを利用する
- オリジナルコンテンツを意識する
- WebサイトにSNSボタンを設置する
内部対策(ソースコード)は、自社サイトを制作したWeb制作会社に依頼することをおすすめします。
これらの施策に取り組めば、社内でメディア運営してアクセスを増やしていけるでしょう。
ぜひ、これを機会にSEO施策を意識しながらメディア運営をしてみてください。
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監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。