【基本】LINEのカルーセル広告とは？4つの活用方法を紹介

LINEは、2024年3月末時点で月間9,700万人が利用するSNSです。

ユーザーのアクティブ率が高く、他媒体でアプローチできないユーザー層にもリーチ可能な点が特徴的ですが、そんなLINEに広告配信ができる「LINE広告」も現在多くの企業が活用しています。

LINE広告では「トークリスト」や「LINE NEWS」など、さまざまな配信面に広告を掲載することができます。

また、LINE広告では複数の広告フォーマットが用意されており、今回はその中でも「カルーセル広告」についてご紹介します。

このフォーマットでは、複数の画像を掲載することができ、ユーザーに対して情報を段階的に伝えることが可能です。

本記事では、LINEのカルーセル広告について活用方法や配信時のポイントなどを解説していきます。

参考：『LINE広告｜LINEヤフーfor Business』
関連記事：『Instagramのカルーセル広告とは？3つのメリットを紹介』

LINE広告運用

LINEのカルーセル広告とは

引用：『LINE広告のクリエイティブサイズと入稿規定 制作のコツも解説｜LINEヤフーfor Business』

LINEのカルーセル広告（Carousel）とは、1つの広告枠に複数の画像をスライド形式で掲載することができる、LINE広告のフォーマットの1種です。

カルーセルを使用することで、1枚の画像では伝えきれない商品の魅力や情報を、複数の画像を通じて分かりやすく、かつ効果的にユーザーに伝えることが可能です。

なお、LINEのカルーセル広告は、画像の表示順が自動で入れ替わることはなく、管理画面で設定した通りの順番で表示されます。

参考：『LINE広告のクリエイティブサイズと入稿規定 制作のコツも解説｜LINEヤフーfor Business』
参考：『広告掲載時、カルーセル広告のカードの表示順はどのようになりますか？｜LINE for Business』

配信面

引用：『LINE広告のクリエイティブサイズと入稿規定 制作のコツも解説｜LINEヤフーfor Business』

上の画像にあるように、LINE広告には幅広い配信面があります。（2024年4月時点）

引用：『LINE広告のクリエイティブサイズと入稿規定 制作のコツも解説｜LINEヤフーfor Business』

そのうちLINEのカルーセル広告は、主に上記の配信面に対応しています。（2024年5月時点）

※LINEレシートは、2024年6月3日でサービスを終了しています。

LINE NEWS

引用：『LINE広告 配信面｜LINEヤフーfor Business』

月間アクティブユーザー7,700万人以上（2021年8月時点）のニュースサービスであり、記事一覧ページやアカウントメディア内に広告を配信できます。

関連記事：『【集客力UP！】LINE NEWS広告とは？特長10選と配信方法を紹介！』

LINE VOOM

引用：『LINE広告 配信面｜LINEヤフーfor Business』

月間アクティブユーザー6,800万人以上（2019年8月時点）の動画配信サービスであり、ユーザー遷移や商品購入の促進などを目的に広告を配信できます。

ウォレット

引用：『LINE広告 配信面｜LINEヤフーfor Business』

月間アクティブユーザー4,700万人以上（2023年8月時点）を誇る、LINE Payを中心にLINE内での金銭管理ができるサービスに広告を配信することができます。

LINEポイントクラブ

引用：『LINE広告 配信面｜LINEヤフーfor Business』

サービス利用や友だち追加、動画視聴などでポイントを貯められるサービスに広告を配信できます。

LINEショッピング

引用：『LINE広告 配信面｜LINEヤフーfor Business』

公式アカウントの友だち数約4,700万人（2023年9月時点）の、LINE内で商品を購入することができるショッピングサービスに、広告を配信することができます。

LINEクーポン

引用：『LINE広告 配信面｜LINEヤフーfor Business』

全国の飲食店、コンビニ、スーパーやドラッグストアを含む約50,000店舗（2022年12月時点）で利用できるクーポンサービスに、広告を配信することができます。

ホーム

引用：『LINE広告 配信面｜LINEヤフーfor Business』

LINEの友だちや関連サービスなど、LINEの様々なコンテンツにアクセスできるホーム画面に広告を配信できます。

参考：『LINE広告のクリエイティブサイズと入稿規程 制作のコツも解説｜LINEヤフーfor Business』
参考：『LINEヤフーが「LINEレシート」が6月3日にサービス終了！レシート登録・編集・削除や退会、価格比較などは先立って5月7日14時に終了に』

入稿規定

引用：『効果を上げるポイント１（クリエイティブ）｜LINEキャンパス』

LINEのカルーセル広告の入稿規定は、以下の通りです。

参考：『LINE広告のクリエイティブサイズと入稿規程 制作のコツも解説｜LINEヤフーfor Business』
参考：『入稿規定｜LINEヤフーfor Business』

LINEのカルーセル広告の活用方法

LINEのカルーセル広告の活用方法を解説していきます。

様々な商品やサービスを紹介する

カルーセル広告では、様々な商品やサービスをカタログのように並べて紹介することができ、商品のバリエーションやサービスの多様性を訴求することが可能です。

例えば、アパレルであれば、シャツ/パンツ/シューズなど異なるカテゴリの商品を紹介することで、ユーザーが自分のスタイルや好みに合った商品を見つけやすくなります。

また、同じカテゴリの商品でも色や仕様の違いを訴求することも可能です。

他にも、デリバリーアプリであれば、様々なジャンルの料理などを紹介して、メニューや店舗数の豊富さを訴求することで、アプリダウンロードの促進につながる可能性があります。

参考：『カルーセル広告とは？メリットや効果的な活用事例をご紹介』
参考：『LINE広告の「カルーセル広告」完全ガイド！効果や入稿規定、注意点まとめ』

単一の商品やサービスの詳細を説明する

カルーセルでは、1つの商品やサービスを複数の画像で説明することができ、商品の異なる側面や機能を詳細に伝えることが可能です。

例えば、自動車であれば外装のデザインや内装の機能などを詳しく紹介することで、ユーザーは1つの商品に対して外観、機能、利点など多角的に理解することができます。

他にも、サービスやアプリであれば、主要な機能をいくつか紹介することで、ユーザーが導入後の使用感をイメージしやすくなります。

参考：『カルーセル広告とは？メリットや効果的な活用事例をご紹介』

商品やサービスの使用方法を説明する

カルーセルでは、複数の画像を使用して商品やサービスの使用方法や活用事例を段階的に説明することが可能です。

例えば、スキンケアセットであれば各アイテムの基本的な使い方や手順、応用方法などを分かりやすく説明することで、商品に対する不安感や疑問を軽減することができます。

ビフォーアフターの画像やレビューを通じて、商品の効果を実感することで、コンバージョンにつながる可能性もあります。

参考：『カルーセル広告とは？メリットや効果的な活用事例をご紹介』

商品やサービスのストーリーを紹介する

カルーセルでは、一連の画像にストーリー性を持たせて、商品やサービスを紹介することができます。

例えば、商品を愛用している顧客のストーリーや、商品の生産過程・生産者の思いを描いたストーリーを紹介することで、ブランディングやユーザーの共感を得られる可能性があります。

他にも、自社商品の使用によりターゲット層の悩みが解決するストーリーや、漫画アプリであれば漫画のストーリーを切り抜いて紹介することでユーザーの興味関心を引き付けられるでしょう。

参考：『カルーセル広告の7つの活用法｜Meta』
参考：『カルーセル広告とは？特徴やメリット、活用事例を徹底解説』
参考：『LINE広告の「カルーセル広告」完全ガイド！効果や入稿規定、注意点まとめ』

LINEのカルーセル広告を配信する際のポイント

LINEのカルーセル広告を配信する際の以下の3つのポイントを解説していきます。

1～2枚目の画像を重視する

引用：『クリエイティブフォーマットと配信面 | LINEキャンパス』

ユーザーが最初に見る1～2枚目の画像は特に重要であり、配信効果に大きな影響を与えます。

以下の点などを考慮して、冒頭の画像を作成しましょう。

3枚目以降の画像では、内容や雰囲気の重複を避け、段階的に商品やサービスを紹介してユーザーの理解を促進しましょう。

参考：『クリエイティブフォーマットと配信面 | LINEキャンパス』
参考：『カルーセル広告とは？活用できる媒体と入稿規定などを解説』

以下記事では魅力的な広告クリエイティブについてご紹介しています。
関連記事：『広告クリエイティブとは【クリック率向上の制作ポイントを5つ紹介】』

最後の画像でクリックを後押しする

引用：『クリエイティブフォーマットと配信面 | LINEキャンパス』

最後の画像では、ユーザーの遷移を促すことが重要です。

以下の点などを考慮して、コンバージョンに結びつく画像を作成しましょう。

これらのポイントを考慮して最後のカルーセルを作成することで、ユーザーのアクションやコンバージョンを後押しし、広告効果を高められる可能性があります。

参考：『クリエイティブフォーマットと配信面 | LINEキャンパス』

ユーザーの悩みに訴えかけるタイトルを作成する

引用：『LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作＆運用のコツ | LINEヤフーfor Business』

タイトルやディスクリプションは、ターゲット層の共感や興味関心を促進する内容を意識しましょう。

例えば、具体的な年齢を記載したり、ユーザーが日常で使用する話し言葉を取り入れることで、共感が得られる可能性があります。

また、ユーザーの感情を代弁するメッセージも使用を検討してみましょう。

また、複数のタイトルとディスクリプションを用意し、それらを効果検証することも重要です。

なお、LINE NEWSではディスクリプションが表示されないため、タイトルを中心に訴求することが推奨されています。

参考：『LINE広告の効果を高めるクリエイティブの制作＆運用のコツ | LINEヤフーfor Business』

LINE広告の配信効果を高めるポイントを知りたい方は、以下の関連記事もご覧ください。
関連記事：『【初心者向けLINE広告講座】配信効果を高める6つのポイント！』

まとめ

ここまでLINEのカルーセル広告について、1つのキャンペーンで多くの情報を視覚的に訴求できることや、様々な活用方法などを紹介してきました。

ですが、複数の画像を作成するための社内リソースや、カルーセル広告の運用経験がなく不安に感じる方もいらっしゃると思います。

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