LINE広告とは、月間9,700万人(2024年3月時点)が利用するコミュニケーションアプリの「LINE」に広告出稿をするための運用型広告配信プラットフォームです。
今回は広告媒体としてLINE広告を活用したい方に向けて、LINE広告の特徴や種類、費用などを解説します。
さらに、初心者向けにもわかりやすくアカウント開設から配信までの流れもご説明します。
参考:『LINEヤフーは、皆さまのビジネスの成長を支援します』
関連記事:『5大SNS広告運用入門!適したターゲットや特徴を解説!』
Contents
LINE広告とは?
人口の約80%が利用しており、高い利用率を誇るLINEには以下の4つの特徴があります。
幅広い年齢層
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
利用しているユーザーの属性を見ると、男女比はやや女性が多いですが、年齢層は各年代偏りがなく幅広いユーザーが利用していることが分かります。
利用頻度の高さ
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
毎日LINEを使うユーザーはすべての年代で6割を超えており、アクティブ率が高いコミュニケーションアプリです。
特に15歳~44歳女性の間では、8割以上のユーザーが毎日利用していることが分かります。
SNSの中でもユーザー数が多い上に、日常的に高い利用頻度を誇ることも特徴の一つです。
アプローチの幅の広さ
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
LINEでは、LINE内でしかリーチできないユーザーが多く存在しています。
上のグラフを見ると、SNSの中でもLINEのみを利用しているユーザーは41.2%にものぼっています。
それらの層にアプローチすることができるのは大きな特徴です。
豊富な配信面
LINE広告は配信面が多いという特徴もあります。
配信面はLINEアプリ内のほか、「LINEマンガ」や「LINEポイント」などのLINEファミリーアプリにも広告を配信することができます。
ここからはLINE広告の配信面やターゲティングの種類などについて詳しく解説していきます。
LINE広告の配信面(18種類)
2024年9月時点で、LINE広告には主に18種類の配信面があります。
- トークリスト
- LINE MEWS
- LINE VOOM(旧タイムライン)
- ウォレット
- LINEマンガ
- LINEポイントクラブ
- LINEブランドカタログ
- LINEチラシ
- LINEクーポン
- LINEマイカード
- ホーム
- LINE Monary
- LINEオープンチャット
- LINE公式アカウント
- アルバム
- LINE GAME公式アカウント
- LINEファミリーアプリ
- LINE広告ネットワーク
参考:『LINE広告 配信面』
トークリスト
引用:『トークリスト|LINEヤフー for Business』
トークリスト最上部の広告枠に配信することができます。
LINEアプリ内で最も多くのユーザーの目に触れる画面なので、大規模なプロモーションに最適です。
広告をクリックすると商品やサービスのランディングページに遷移します。
LINE NEWS
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
LINE NEWSとは、⽉間PV数154億(2021年8⽉時点)を超える国内最⼤級のニュース閲覧コンテンツです。
LINEアプリ内の「ニュースタブ」より閲覧可能です。
配信場所は、「ニュースタブ」のトップページや記事一覧ページ、430以上の媒体(2023年1月時点)のアカウントメディアの記事一覧ページです。
ユーザー属性
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
LINE NEWSのユーザーは、10代~50代まで幅広く利用されています。
また、利用がアクティブな時間帯としては起床後(8時)やお昼休み、帰宅後(19時以降)が挙げられます。
参考:『LINE NEWS 主要ニュースからエンタメまで!今ホットな話題がLINEで読める|LINEヤフー for Business』
LINE VOOM(旧タイムライン)
引用:『LINE VOOM|LINEヤフー for Business』
LINE VOOMでは、投稿や「いいね」コメントなどのアクションをとることができます。
自社のLINE公式アカウントのブロック状況に関わらず、全ユーザーに広告を配信することができます。
関連記事:『集客や販促で活躍!LINE友だち追加広告とは?導入メリット2選』
ウォレット
引用:『ウォレット|LINEヤフー for Business』
ウォレットは「LINE Pay」をはじめとするモバイル送金・決済などの金融サービスを提供しており『LINEのおサイフ』とも呼ばれています。
また、月間利用者数は4,700万人(2023年8月時点)を超えています。
LINEマンガ
引用:『LINEマンガ|LINEヤフー for Business』
「LINEマンガ」は、マンガ作品が楽しめる電子コミックサービスです。
バトル、ファンタジー、恋愛、スポーツなど幅広いジャンルを扱っており、インディーズの投稿作品の閲覧も可能です。
2013年にサービス開始し、2022年12月には国内アプリ累計ダウンロード数が4,000万を突破しています。
参考:『LINEマンガ』
LINEポイントクラブ
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
LINEポイントクラブとは、「友だち追加」「動画視聴」「ミッション」などの指定条件をクリアすることでポイントを獲得できるサービスです。
ページの閲覧数は月間平均2.8億回に上り、ポイントメディアでは国内最大級のリーチ力があります。
関連記事:『LINEポイントADとは?6つのメニューで友達登録を促し認知拡大!』
ユーザー属性
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
LINEポイントクラブのユーザー層としては、スキマ時間でポイントを少しでも貯めたいユーザーや、LINEスタンプや着せかえを購入するためにポイントを貯めるユーザーがメインです。
LINEブランドカタログ
引用:『LINEbブランドカタログ|LINEヤフー for Business』
LINEブランドカタログとは、約1,000のショップから雑貨やインテリアといった商品をLINEアプリで購入することができるショッピングサービスです。
約4,800万人(2024年7月時点)の登録会員を誇っています。
LINEチラシ
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
LINEチラシとは、住んでいる地域の店舗のセール・特売情報をスマートフォン上で閲覧できるチラシサービスです。
「ウォレット」タブからアクセスできる「チラシメディア」に広告を配信することで、ユーザーごとにパーソナライズされた近隣店舗情報が掲載されます。
LINEのアクティブユーザー約9700万人が対象となり、近隣店舗のチラシや、お買い得商品情報を配信することができます。
参考:『LINEチラシ』
関連記事:『【LINE広告】LINEチラシを活用する3つのメリットと始め方』
LINEクーポン
引用:『LINEクーポン|LINEヤフー for Business』
LINEクーポンとは、掲載店舗で画面を提示することで利用できるクーポンサービスです。
全国約50,000店舗(2020年9月)の飲食店、スーパー、ドラックストアなどで利用可能です。
LINEマイカード
引用:『LINEマイカード|LINEヤフー for Business』
LINEマイカードとは、店舗のポイントカードや会員証といったカードを、LINEアプリ内で一括管理できるサービスです。
「LINEマイカード」への主な導線は「ウォレット」タブが、「LINEマイカード」のLINE公式アカウントがサービスの2つがあり、暮らしやお得情報への感度が高い世代へのリーチが期待できます。
ユーザー属性
LINEマイカードのユーザー男女比率は4:6で女性の方が多く、10代後半~50代の幅広い年代に利用されています。
ホーム
引用:『ホーム | LINEヤフー for Business』
ホーム画面にあたるLINEアカウントの「ホーム」タブに広告を掲載します。
友だちリストや関連サービスを見たりと、使用頻度の高い画面のため、インプレッションの増加が期待できます。
関連記事:『公式LINE集客の押さえておきたい3つのポイントや業種別事例を解説』
LINE Monary
引用:『LINE Monary | LINEヤフー for Business』
「LINE Monary」は、おトクな情報や節約・保険・投資など、お金にまつわる幅広いテーマの知識を深める目的で、コンテンツを提供するサービスです。
月間利用者数4,700万人の「ウォレット」タブ内で展開されています。
「LINE Monary」LINE公式アカウントを友だち追加することで、イラストや図を多用した分かりやすいコンテンツが毎日トーク上に届きます。
ユーザー属性
ユーザー層は女性が60%近くを占めています。
年代としては、20~40代でほとんどを占めており、おトク情報や節約に興味のある30代~40代と保険や投資などの金融知識に興味のある20代~30代をターゲットとしています。
LINEオープンチャット
引用:『LINEオープンチャット|LINEヤフー for Business』
LINEオープンチャットとは、年代や興味関心などの共通点があるユーザー同士でチャットができるサービスです。
オープンチャット自体は2019年にリリースされ、累計利用者数2,200万人を誇る人気の機能です。
2023年6月にオープンチャット内での広告配信が新たに可能になりました。
上記の画像のように、オープンチャットのトークルームを開くと上部に広告が表示されます。
参考:『LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINEオープンチャット」での広告配信を開始』
LINE公式アカウント
引用:『LINE公式アカウント』
LINE公式アカウントのメッセージ画面上部に広告を掲載することも可能です。
LINE公式アカウントは、企業や店舗にとって友だち追加したユーザーとコミュニケーションが取れるツールであり、広告を配信することで商品やサービスへの認知度向上が期待できます。
参考:『LINE公式アカウント』
アルバム
引用:『アルバム』
アルバムは、LINE上の友だちとの画像を保存・共有できるLINEアプリ内のサービスです。
「アルバム」機能はLINEアプリユーザーの1/3以上の利用率であり、幅広いユーザーへのリーチが可能になると公式が発表しています。
参考:『運用型広告配信「LINE広告」で「LINE」アプリ内「アルバム」での広告配信を新たに開始』
関連記事:『LINE広告の新たな掲載面「アルバム」とは?2つのメリット』
LINE GAME公式アカウント
引用:『LINE GAME公式アカウント』
LINE GAMEは、ツムツムといったカジュアルゲームなどのスマホゲームを展開しているゲームサービスです。
公式アカウント画面上部のメッセージ内に広告を掲載することができます。
特にゲーム好きな層への訴求に役立つことが見込まれる配信面です。
LINEファミリーアプリ
引用:『LINEファミリーアプリ | LINEヤフー for Business』
LINEファミリーアプリとは、LINEが運営するアプリサービスのことです。
具体的にはLINEマンガやLINE camera、LINEゲームなどがあります。
2014年にはLINEファミリーアプリだけで累計10億ダウンロードを突破していることからも、莫大な数のユーザーへアプローチすることができる配信面です。
参考:『[LINE] LINEサービス公開3周年、LINEおよびLINEファミリーアプリの世界累計ダウンロード数は10億件を突破』
LINE広告ネットワーク
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
LINE広告ネットワークとは、11,000(2024年3⽉時点)以上のアプリにリーチができるモバイルアドネットワークです。
LINEのファミリーアプリのほかに、LINE以外の提携しているゲーム、ニュース、カメラアプリなどへの広告配信が可能です。
ユーザー属性
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
LINE広告ネットワークのユーザー男女比率は、男性よりも女性の方が多いです。
またカテゴリ別配信在庫⽐率では「SocialNet working」「book」が全体の半分を占めています。
参考:『LINE広告ネットワーク|LINEヤフー for Business』
LINE広告のターゲティングの種類
オーディエンスセグメント配信
引用:『オーディエンスセグメントを利用して配信する|LINEヤフー for Business』
オーディエンスセグメント配信では、ユーザーの年齢・性別・地域・行動・興味関心といった詳細なターゲティングが可能です。
以下はそれぞれのターゲティングの詳細です。
ターゲティング | 内容 |
年齢 | 14歳以下から65歳以上 (~14歳/20~24歳/25~29歳/30~34歳/35~39歳/40~44歳/45~49歳/50~54歳/55~59歳/60~64歳/65歳~ごとに区分可能) |
性別 | すべて/男性/⼥性 |
地域 | 都道府県別・市区町村、居住地・勤務地・現在地 |
OS | Android/iOS(その他各OSのバージョン別に配信可能) |
興味・関心 | ゲーム/デジタル機器・家電/スポーツ/職・ビジネス/ファッション/家・インテリア・園芸/テレビ・番組/⾳楽/教育・学習・資格/⾦融/健康/エンタメ/ショッピング/書籍・マンガ/⾷べ物・飲み物/美容・コスメ/旅⾏/⾃動⾞(軽⾃動⾞/コンパクトカー/ハッチバック/セダン/スポーツカー/ステーションワゴン/ミニバン/SUV/SUV) |
行動 | テレビ視聴頻度/ゲームプレイ/コンバージョンネットワーク利⽤、キャリア/モバイル端末の変更状況/ラグジュアリー商品の購買意欲など |
属性 | 配偶者・⼦供・携帯キャリア・推定収⼊・職業など |
購買意向 | 自動車/美容・コスメ/スポーツ用品/ファッション/ペット/旅行/エンタメなど |
このように様々なターゲティングが可能です。
ただし、LINEは実名やプロフィールなどを設定しなくても使用可能なので、あくまでも推定だということを念頭に置いておきましょう。
参考:『オーディエンスセグメントを利用して配信する|LINEヤフー for Business』
参考:『LINE広告のターゲティングの種類を解説 特徴やケース別の活用方法も』
関連記事:『LINE広告の地域ターゲティング設定方法!3つの集客成功事例まで紹介』
オーディエンス配信
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
オーディエンス配信では、LINE Tagから送信される行動データや顧客情報を利用して対象のユーザーに広告を配信することが可能です。
例えば、購入したユーザーの端末識別IDを用いて、同一ユーザーに購入を促す広告を配信することができます。
また、逆にその購入者を広告配信対象から除外することもできます。
以下はそれぞれのオーディエンスタイプの詳細です。
オーディエンスタイプ | 内容 |
ウェブトラフィックオーディエンス | サイト訪問・購入履歴などLINE Tagのトラッキング情報を基にオーディエンスを作成 |
LINE公式アカウントの友だちオーディエンス | LINE公式アカウントの友だち(ブロック中の友だち)のオーディエンス作成、またそのオーディエンスへのターゲティング配信が可能 |
IDFA/AAIDアップロード | 保有しているIDFA/AAIDを用いてオーディエンスを作成 |
モバイルアプリオーディエンス | アプリを開いた人や購入をした人など、アプリ内で発生したイベントに基づいてオーディエンスを作成 |
動画視聴オーディエンス | 指定した動画素材の視聴ユーザーのオーディエンスを作成 |
電話番号アップロード | 保有している電話番号を用いてオーディエンスを作成 |
メールアドレスアップロード | 保有しているメールアドレスを用いてオーディエンスを作成 |
画像クリックオーディエンス | 指定したキャンペーン内の画像をクリックしたユーザーのオーディエンスが作成可能 |
参考:『LINE広告のターゲティングの種類を解説 特徴やケース別の活用方法も』
関連記事:『スマホで始めるLINE公式アカウント!8項目をアプリで簡単管理』
類似配信
引用:『類似オーディエンス|LINEヤフー for Business』
類似配信機能では、コンバージョンやアップロードに至った顧客に類似したユーザーを探して、広告を配信することが可能です。
類似オーディエンスのサイズは「手動」の場合1~15%まで選択可能で、「自動」の場合は類似オーディエンスが自動的に調整されます。
類似度が高いほどアクションの確率は高いですがリーチできる人数が限られ、逆に類似度が低いほどアクションの確率は下がりますが、リーチ数(配信母体)は増えます。
LINE広告の配信機能
友だち追加
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
友だち追加とは、LINE広告を通じてLINE公式アカウントの友達を獲得する広告商品です。
アプリのエンゲージメント配信
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
アプリのエンゲージメント配信では、アプリインストール済みの休眠ユーザーに広告を配信し、再起動を促進します。
⾃動最適化配信
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
自動最適化では、LINEの機械学習を用いて、目標達成に向けて自動で入札の最適化を行うことが可能です。
自動最適化が可能なイベントは以下になります。
入札方法や入札単価についての詳細は以下の公式サイトをご覧ください。
参考:『入札方法と入札価格について|LINEヤフー for Business』
関連記事:『LINE広告の自動入札とは?4種類の入札戦略で効率よく配信する方法』
日予算最適化
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
日予算最適化では、設定した日予算をパフォーマンスに合わせて配下の広告グループで最適化することが可能です。
リーチキャンペーン
リーチキャンペーンでは、月に1回以上LINE VOOMの広告に接触しているユーザーに広告を広告を配信することができます。
短期間に多くのユーザーへリーチすることが可能です。
参考:『LINE広告の種類を紹介!14種の豊富な配信面と配信機能について』
ブランドリフトサーベイ
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
ブランドリフトサーベイでは、広告の接触の有無でユーザーを分類し、それぞれのユーザーに対して広告認知度やブランド認知度・利⽤経験・好意度などの項目を設定し調査することが可能です。
費用
LINE広告は入札方法によって単価が異なるため、最低出稿金額は定められていません。
例えば、1日の予算が500円、入札単価が5円でも広告配信は可能です。
しかし、入札型のため入札価格が低すぎるとそもそもユーザーに広告が表示されないので注意が必要です。
LINEの課金方式は、以下の「クリック課金」「インプレッション課金」「友達追加課金」の3つに分類することができます。
クリック課金(CPC課金)
クリック課金とは、ユーザーが広告をクリックして、ランディングページに遷移したタイミングで料金が発生します。
メリット
- 広告を表示するだけでは料金が発生しない
- 広告費と成果が比例しているので、費用対効果が明確
デメリット
- 競合が多い分野だと広告費が高くなる
- クリック率が上がり費用が高額になることがある
インプレッション課金(CPM課金)
インプレッション課金では、広告が表示されるごとに料金が発生します。
例えば、ユーザーが動画枠を100%表示すると1インプレッションとカウントされ、その表示回数に応じて料金が発生する仕組みです。
メリット
- インプレッション数が最大になるように配信されるため、多くのユーザーに見てもらいやすい
- 予算オーバーの心配がない
デメリット
- クリック率が低くてもコストがかかる
- 費用対効果が分かりにくい
友達追加課金(CPF課金)
友達追加課金とは、LINE公式アカウントの友達を増やしたいときに最適なメニューです。
ユーザーが広告を通じてLINE公式アカウントを「友達」追加したタイミングで料金が発生します。
参考:『LINE広告の費用ガイド 最適な予算設定、課金方式、費用対効果を高めるコツ』
関連記事:『スマホで始めるLINE公式アカウント!8項目をアプリで簡単管理』
LINE広告の配信方法
LINEビジネスIDの発行
はじめにLINEビジネスの各サービスを利用するために必要な「LINEビジネスID」を発行します。
- LINEヤフー for Businessにて「LINE広告をはじめる」をクリック
- メールアドレスで登録
個人のLINEアカウントでもログイン可能ですが、企業で利用する場合は会社のメールアドレスで登録することをお勧めします。
引用:『LINE広告をはじめよう|LINEヤフー for Business』
広告アカウントの作成
「広告アカウント」とは、LINE広告の広告配信を管理するアカウントです。
広告を配信したい商品やサービス別に、企業名やサイトURLなどの情報を入力していきます。
なお、一度承認された広告アカウントは削除することができないので注意が必要です。
- 「+新しい広告アカウントを作成」をクリック
- 必要な情報を入力
引用:『LINE広告をはじめよう|LINEヤフー for Business』
クレジットカード設定
利用可能なクレジットカードは以下になります。
- VISA
- Mastercard
- アメリカン・エキスプレス
- JCB
- ダイナースクラブ
参考:『クレジットカードを登録する|LINEヤフー for Business』
メディア登録とLINE Tagの配置
作成した広告「クリエイティブ(メディア)」をアップロードします。
次に「LINE Tag」をランディングページに設置します。
「LINE Tag」は、広告の効果測定を行うために必要です。
「LINE Tag」には、以下3種類のコードがあり、それぞれ目的に応じて適切な場所に設置する必要があります。
項目 | 計測 | 注意点 |
ベースコード | ユーザーの⾏動を計測する全ページに設置、広告アカウントごとに必要なコード | トラッキングを⾏う全てのページの<head>~</head>内に設置する |
コンバージョンコード | コンバージョンを計測するページに設置、広告アカウントごとに必要なコード | ベースコードとセットで設置する※ベースコードが必ず先に読まれるように設置 |
カスタムイベントコード | 広告主が⾃由にユーザーをラベリング可能、広告アカウントごとに必要なコード | ベースコードとセットで設置する※ベースコードが必ず先に読まれるように設置 |
参考:『LINE広告の効果を計測する「LINE Tag」の使い方』
関連記事:『LINE Tagとは?3種類のコードを使った広告の効果測定する方法を紹介』
キャンペーンの作成
「キャンペーンを作成」をクリックし、目的や基本情報など配信に必要な設定を行っていきます。
キャンペーン作成後、審査が行われます。
10営業日(日数は前後する可能性がある)ほどで審査が完了し、「利用可能」という表示があれば、広告配信が可能になります。
参考:『キャンペーンを作成する|LINEヤフー for Business』
LINE広告のフォーマット
静止画
引用:『LINE Business Guide 2023年10月~2024年3月』
LINE広告で配信可能な静止画のフォーマットは以下になります。
- Card(1200×628)
- Square(1080×1080)
- Carousel(1080×1080)
- 画像(小)(600×400)
- 画像(アニメーション)(600×400)
各配信面の配信可能な静止画フォーマットは以下になります。
配信面 | 静止画 | ||||
Card (1200×628) | Square (1080×1080) | Carousel (1080×1080) | 画像 (小) | 画像 (アニメーション) | |
トークリスト | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
LINE NEWS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
LINE VOOM | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
ウォレット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
LINEマンガ | 〇 | 〇 | × | × | × |
LINEポイントクラブ | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
LINEブランドカタログ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
LINEチラシ | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
LINEクーポン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
LINEマイカード | 〇 | 〇 | × | × | × |
ホーム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
LINE Monary | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
LINEオープンチャット | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
LINE公式アカウントのトークルーム | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
アルバム | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
LINE ENTERTAINMENT 公式アカウント | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
LINE GAME公式アカウント | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
LINEファミリーアプリ | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
LINE広告ネットワーク | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
参考:『LINEプロダクト 媒体資料2024/09/25更新』
動画
引用:『LINEプロダクト 媒体資料2024/09/25更新』
LINE広告で配信可能な動画のフォーマットは以下になります。
- Card(16:9)
- Square(1:1)
- Vertical(9:16)
- 動画(小)(16:9,1:1)
- 動画(小)友だち追加用(1:1)
各配信面の配信可能な動画フォーマットは以下になります。
配信面 | 動画 | ||||
Card (16:9) | Square (1:1) | Vertical (9:16) | 動画 (小) | 動画(小)(友だち追加用) | |
トークリスト | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
LINE NEWS | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
LINE VOOM | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
ウォレット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
LINEマンガ | 〇 | 〇 | × | × | × |
LINEポイントクラブ | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
LINEブランドカタログ | 〇 | 〇 | × | × | × |
LINEチラシ | 〇 | 〇 | × | × | × |
LINEクーポン | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
LINEマイカード | 〇 | 〇 | × | × | × |
ホーム | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
LINE Monary | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
LINEオープンチャット | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
LINE公式アカウントのトークルーム | × | × | × | × | × |
アルバム | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
LINE ENTERTAINMENT 公式アカウント | × | × | × | × | × |
LINE GAME公式アカウント | × | × | × | × | × |
LINEファミリーアプリ | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
LINE広告ネットワーク | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
参考:『LINEプロダクト 媒体資料2024/09/25更新』
LINE広告に出稿不可の業種
LINE広告には出稿できない業種・サービスがあります。
自社の業種が当てはまらないか、ガイドラインを満たしているかを確認しておきましょう。
- 特定の宗教、および宗教団体
- ギャンブル関連、パチンコ等(公営競技・宝くじ、スポーツ振興くじは除く)
- アダルト関連
- 出会い系、マッチングサイト等(一部当社が認めた場合を除く)
- 連鎖販売取引
- たばこ、電子タバコ (一部当社が認めた場合を除く)
- 武器全般、毒物・劇物
- 未承認医薬品⋅医療機器等
- 情報商材
- チケット不正転売
- その他当社が不適合と判断した業種⋅業態、商品⋅サービス
まとめ
今回はLINE広告の特徴や種類、配信方法などを解説しました。
LINE広告は配信面やターゲティングの種類が多く、複雑に感じる方もいると思います。
自社運用が難しい場合は、代理店に依頼するのも一つの手です。
代理店に依頼した場合、自社で行うことは広告のコンセプトと予算を決めるだけで、基本的には代理店がすべての業務を代行してくれます。
株式会社Unionは、LINE広告運用代行サービスのご相談を承っております。
Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されており、蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。
また、弊社の広告運用担当はYahoo!広告、およびGoogle広告の認定資格保持者であり、知識のアップデートを行っております。
薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能。
お客様のあらゆるニーズに対し分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。