Yahoo!検索広告は、Yahoo!JAPANで検索を行ったときに検索結果ページに表示されるテキスト広告を指します。
参考:『Yahoo!のリスティング広告(検索広告)とは?種類や特徴をわかりやすく解説』
参考:『Mobile Search Engine Market Share Japan』
StatCounterの調査によれば、日本におけるスマートフォンユーザーが利用する検索エンジンシェアで、「Yahoo!」は、1位の「Google」85.14%に次ぐ、2位で12.65%を記録しています。
「Google」には及ばないものの、一定数のユーザーを確保していることが分かります。
多くのユーザーが「Yahoo!」を利用しているからこそ、そのユーザーに対するターゲティングが重要になります。
Yahoo!検索広告では、詳細なターゲティングが可能であり、最適なターゲティングによって、目的としているユーザーに対して広告を運用することができます。
本記事では、Yahoo!検索広告におけるターゲティング4種類の特徴についてわかりやすく解説しています。
参考:『Google・Yahoo!で異なる検索広告のターゲティングとは?』
参考:『Yahoo!広告のターゲティング全12種類と成果を出す設定ポイントを解説』
参考:『Yahoo!のリスティング広告(検索広告)とは?種類や特徴をわかりやすく解説』
関連記事:『【保存版】リスティング広告の用語28選!マーケティングの基本を解説』
Contents
Yahoo!検索広告の特徴
引用:『Yahoo!広告|LINEヤフーfor Business』
Yahoo!検索広告の特徴を2つにまとめますと下記になります。
- Yahoo!JAPANの検索結果ページに広告を表示することができる。
- 自社の商品やサービスに関心が高いユーザーに広告を用いてアピールすることができる。
参考:『Yahoo!広告|LINEヤフーfor Business』
参考:『日本のインターネット広告の歴史』
関連記事:『Yahoo!広告でリスティング広告を配信!4つの手順とコツを解説』
Yahoo!JAPANの検索結果ページに広告を表示することができる
Yahoo!JAPANの月間アクティブユーザーは約8,500万人(スマホ・PCユーザーの合計)であり、日本のインターネット利用者数約10,000万人に対して、8割以上のインターネットユーザーがYahoo!JAPANを利用していることになります。
引用:『Yahoo!JAPAN媒体資料 | 2023年3月』
自社サービス・商品の宣伝にYahoo!検索広告を使うことで、検索結果欄に自社の広告が掲示されることで、多くのユーザーの目にとまることが見込めます。
参考:『Yahoo!広告|LINEヤフーfor Business』
参考:『Yahoo!広告のターゲティング全12種類と成果を出す設定ポイントを解説』
自社の商品やサービスに関心が高いユーザーに広告を用いてアピールすることができる
検索広告では、ユーザーの検索したキーワードに関連したコンテンツの広告を表示するため、自社商品や、サービスに対して関心のあるユーザーに対して、広告をアピールすることができます。
Yahoo!広告の公式サイトでは、「ヤフーの検索広告」という1分程の動画の中で、検索広告の仕組み・特徴・利用実績などを紹介しているので、気になる方はご覧になることをおすすめします。
参考:『広告とは(検索広告)| Yahoo!広告ヘルプ』
参考:『Yahoo!広告|LINEヤフーfor Business』
関連記事:『リスティング広告のよくある質問5つ!広告代理店のプロが回答』
Yahoo!検索広告4種類のターゲティング
ここではYahoo!検索広告において具体的に行うことができる4種類のターゲティングに関して解説していきます。
まず、簡単に主なYahoo!ターゲティングの種類について公式ヘルプから引用を用いて説明します。
ターゲティング種別一覧 | 概要 |
サイトリターゲティング | 過去に広告主様のサイトを訪問したことがあり、かつ検索サイトで商品やサービスを検索しているインターネットユーザーに対し、広告を表示できます。 |
デバイスターゲティング | デバイスごと(PC・スマートフォン・タブレット)に入札価格調整率を設定することで、特定のデバイスの入札価格を調整したり、広告の配信対象デバイスを絞り込んだりできます。 |
地域ターゲティング | 特定の地域に限定して広告を配信、または配信から除外する機能です。検索利用者の所在地や検索キーワードの情報などをもとに地域を判定し、広告を配信、または配信から除外します。 |
曜日・時間帯ターゲティング | 指定した曜日や時間帯で利用している検索利用者に広告を表示できます。 |
参考:『検索広告のターゲティングはどんな種類がありますか?』
参考:『ウェブサイトを訪問したユーザーに広告を配信する(サイトリターゲティング)【運用型】| Yahoo!広告ヘルプ』
それぞれの詳細については以下で説明していきます。
サイトリターゲティング
サイトリターゲティングは、過去に一度サイトに訪問したユーザーに、そのサイトのコンテンツに関連した広告を掲示して、より高い広告の効果を期待するものです。
一度Webサイトに訪問したことのあるユーザーをリストとしてデータを蓄積しておき、それをもとに自社サイトに興味を持っているユーザーに絞り込んで広告配信を行うことができます。
サイトリターゲティングの活用によって期待できる広告効果に関しては2点あります。
見込みユーザーに対して広告配信ができる
ユーザーが一度サイトに訪問する、また、商品やサービスの購入・申し込みフォームをクリックしたということは、訪問したユーザーが自社の商品やサービスに対して高い興味を抱いていることを示しています。
全く自社商品やサービスの興味を持っていない人に対して、広告運用をして自社のアピールを行うよりも、高い関心を示してくれているユーザーに対して、広告を用いて再びアピールを行うことで自社の売り上げや利益向上が期待されます。
サイトに訪れたユーザーの購買意欲を高めることができる
ユーザーが購入などの意思決定を行う際の過程は、インターネットの発達と共に複雑になっており、サイトに訪れたユーザーが購入や申し込みといった最終決断をするに至るまでには多くのステップがあります。
具体的には、以下のような状態を購買前のユーザーは行ったり来たりしています。
問題意識
ユーザーが自分自身の求めるものがなんなのか、ニーズについて確認します。
情報検索
ユーザーが自身のニーズに応えるための方法を模索します。
代替品評価
ユーザーがニーズに応えるための方法として、どのような商品であれば効果的であるかを評価します。
Yahoo!検索広告のサイトリターゲティングを行うことで、ユーザーが過去に閲覧していたコンテンツに関連する広告を表示することができます。
そうることで商品やサービスを思いだして、結果的に購買意欲を高めることに繋がることが期待されます。
参考:『サイトリターゲティングとは【検索広告】 | Yahoo!広告ヘルプ』
参考:『Yahoo!のリターゲティング広告とは?タグの設置方法や費用、リストの作成の手順を解説』
参考:『購入意思決定の流れ「5段階の購入意思決定プロセス」』
関連記事:『Google/Yahoo!リスティング広告のリタゲ活用法4選』
デバイスターゲティング
デバイスターゲティングは、PC、スマートフォンやタブレットといったデバイスごとの入札価格の設定によって、広告配信の対象となるデバイスを絞り込むことが可能になるターゲティングです。
デバイスによってコンバージョン率が偏っている際にとても有効なターゲティング手法です。
「PCの引き下げ率を50%に設定」
上記のようにターゲティングした際には、スマートフォン、タブレットを利用しているユーザーを中心に広告配信をすることができます。
もしも、特定のデバイスを利用するユーザーに対して広告配信を行いたくない場合には、設定の際に引き下げ率を100%に設定することで、広告の配信を停止することができます。
例えば、スマートフォン用のアプリケーションに関する広告の場合は、PCユーザーに対して広告を掲載するよりも、スマートフォンあるいはタブレットユーザーに対して広告を掲載するほうが得られる効果としては影響力が大きいと予想できるため、デバイスターゲティングが活用できます。
参考:『デバイスターゲティング【運用型】| Yahoo!広告ヘルプ』
参考:『Yahoo!広告のターゲティング全12種類と成果を出す設定ポイントを解説』
関連記事:『ターゲティング広告とは?6種類とし杭をわかりやすく解説!』
地域ターゲティング
地域ターゲティングでは、特定の地域を設定することで、その特定の地域にいるユーザーに対して限定的に広告を配信することができます。
また、広告を配信しないように地域の除外設定を行うことも可能です。
このとき、ユーザーの所在地や、ユーザーが検索したキーワードに関連した地域の情報を基にして、ターゲティングを行う際の指標にすることができます。
引用:『地域ターゲティング【ディスプレイ広告】| Yahoo!広告ヘルプ』
例として、“京都”を地域ターゲティングの地域として設定したとします。
その際、
- 京都からアクセスを行った
- 京都に対して関心をもっている
- 京都に関連するキーワードを検索した
以上のユーザーに対して、広告配信がされます。
地域ターゲティングを効果的に用いることで、自社のビジネスに関係のある地域に絞って広告を配信し、自社の商品やサービスに対して関連があるユーザーに焦点を合わせて広告を訴求することができます。
参考:『Yahoo!広告 検索広告|LINEヤフーfor Business』
参考:『Yahoo!広告のターゲティング全12種類と成果を出す設定ポイントを解説』
関連記事:『リスティング広告、地域ターゲティングで気を付けるべき4つのポイント!』
曜日・時間帯ターゲティング
曜日・時間帯ターゲティングでは、その言葉通り指定した曜日・時間帯に絞って広告配信を行うことができます。
その際、曜日や時間帯の設定は日本時間を基にしているのでご注意してください。
引用:『Yahoo!広告ヘルプ』
このターゲティングを行うことで、自社の商品やサービスの特性に合うような曜日や、時間帯に広告配信をすることが可能になり、結果として広告の効果を大きくすることが可能になります。
例としては通勤時間に限り広告の配信を行う、休日だけ配信するなどしてより商材に合ったユーザーに広告配信する運用ができます。
ターゲットユーザーの目に届きやすい時間や、自社の商品・サービスの特性に合う時間に絞って広告配信を行うことが重要です。
参考:『インプレッション数とは?その意味と計測方法について解説!』
参考:『Yahoo!広告 検索広告|LINEヤフーfor Business』
参考:『Yahoo!広告のターゲティング全12種類と成果を出す設定ポイントを解説』
関連記事:『リスティング広告と相性が良い4つの商品と相性が悪い4つの商品』
まとめ
本記事では、Yahoo!の検索広告とはいったいなにかの説明から始まり、Yahoo!検索広告のターゲティングの特徴や、効果、そして4種類のターゲティング手法について、それぞれ特徴を解説しました。
Yahoo!検索広告の4種類のターゲティングの特徴を理解したうえで、有効に活用することができれば、自社の広告効果をより大きなものにできると期待することができます。
ぜひ、広告運用を行う際には、Yahoo!検索広告のターゲティングを意識していただけたらと思います。
この記事を読んで、Yahoo!検索広告の最適化が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。
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リスティング広告の運用経験を豊富に蓄積している他、Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されています。
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監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。