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Yahoo!検索広告のオークションインサイト機能とは?確認方法5STEP!

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Yahoo!検索広告のオークションインサイト機能とは?確認方法5STEP!

検索広告は他社の広告と並んで表示されるため、自社の広告の成果に他社の広告の訴求内容や掲載順位が大きな影響を及ぼします。

月間ページビューが約830億のYahoo!広告は多くのユーザーによって利用されており、検索されるキーワードは85億種類以上になります。

広告の成果を分析して戦略を考える際には、幅広いユーザーに対してどのキーワードで広告を出稿するか考える必要があり、検索画面での競合他社の広告の掲載状況が重要な指標になります。

オークションインサイトは、自社と他社の広告の掲載状況を比較する際に役立つツールです。

本記事では、オークションインサイトの概要や、表示される項目、確認方法、導入することで得られるメリットについて解説します。

参考:『 Yahoo!検索広告「オークションインサイト」とは?概要から使い方、活用方法までを解説
参考:『【完全版】リスティング広告の競合分析の手順やポイントを徹底解説!活用方法やおすすめツールもご紹介。
関連記事:『Yahoo!広告でリスティング広告を配信!4つの手順とコツを解説

オークションインサイトとは

オークションインサイトとは「オークションインサイト」はYahoo!の検索広告における新機能であり、自社が出稿した広告の掲載結果に関して、同一の広告オークションに参加している他社と比較できます。

これは2023年1月25日のアップデートで新たに追加され、Yahoo!検索広告の新しい広告管理画面から利用可能となりました。

一方、旧バージョンの管理画面では利用できません。

この機能は表示URLのドメイン単位で対応可能であり、キャンペーンや広告グループ、キーワードから利用できます。
オークション分析またこの機能はGoogle広告にある「オークション分析機能」に似ており、キャンペーンや広告グループ、もしくはキーワードのいずれかの粒度でアカウントの詳細分析が可能となります。

※ドメインとは、URLの文字列のうちでサーバーの位置情報を記したIPアドレスを示す文字列のことを意味しています。

参考:『オークションインサイトについて
参考:『オークションインサイトとは?基本的な概要から効果的な使い方などについて解説
参考:『Yahoo! 広告 オークションインサイト機能とは?競合状況の確認方法を解説
参考:『Yahoo!検索広告「オークションインサイト」とは?概要から使い方、活用方法までを解説
参考:『ドメイン・URL・アドレスの違いは?それぞれについてわかりやすく解説します

オークションインサイトの表示項目

オークションインサイトに表示され確認することができる項目は以下の通りです。

  • インプレッションシェア
  • 自社との重複表示率
  • ページ上部表示率
  • ページ最上部表示率
  • 自社の優位表示率
  • 他社の上位表示率

Google広告におけるオークション分析にも名称は異なるものの、オークションインサイトと似た指標の確認を行うことができます。

Yahoo!広告のオークションインサイトGoogle広告のオークション分析
インプレッションシェアインプレッションシェア
自社との重複表示率重複率
自社の優位表示率優位表示シェア
他社の上位表示率上位掲載率
ページ上部表示率ページ上部表示率
ページ最上部表示率ページ上部表示率

参考:『オークションインサイトについて
参考:『オークションインサイトとは?基本的な概要から効果的な使い方などについて解説
参考:『Yahoo!検索広告「オークションインサイト」とは?概要から使い方、活用方法までを解説
参考:『Yahoo! 広告 オークションインサイト機能とは?競合状況の確認方法を解説

インプレッションシェア

インプレッションシェアイメージ (1)

インプレッションシェアとは、自社広告が表示される可能性のあった回数に対し、実際に表示された回数(インプレッション数)の割合を示します。

具体的には、「実際に広告が表示された回数(インプレッション数)÷ 広告が表示される可能性があった回数 ×100」で計算されます。

例えば、広告が表示される可能性がある1,000回のうち実際には300回しか広告が表示されなかった場合、インプレッションシェアは30%となり、残りの70%は広告表示の機会を失っているといえます。

インプレッションシェアが低いと、特定のキーワードや広告グループなどで競争相手が優勢であり、自社の広告がユーザーに閲覧されていない可能性があります。

費用対効果を向上させるためにはユーザーに自社の広告を見てもらう必要があります。

具体的には、予算の増加、入札価格の強化、広告文やランディングページの見直しによる品質インデックス※の向上などの対策が考えられます。

しかしながら、これらの対策によってインプレッションシェアが必ずしも最適なパフォーマンスをもたらすわけではないため、現状の費用対効果を考慮して、別のキーワードへの戦略転換を視野に入れることも必要です。

※品質インデックスとは、10段階で評価される広告の品質を指し、この品質が高ければ高いほど広告は掲載順位が高くなり、クリック単価に関しては低くなる傾向があります。

参考:『品質インデックス
参考:『オークションインサイトについて
参考:『オークションインサイトとは?基本的な概要から効果的な使い方などについて解説
参考:『Yahoo!検索広告「オークションインサイト」とは?概要から使い方、活用方法までを解説

自社との重複表示率

この指標では、自社の広告の出稿と競合他社の広告の出稿が同じキーワードで出稿され、同じ検索結果のページ上に表示された割合のことを指します。

この指標は自社と競合他社との直接的な比較を可能にしますが、自社の項目には数値が表示されず(「-」が表示されます)、競合他社の重複表示率のみが数値で表示されます。

例として、他社との重複表示率が75%だった場合は、自社の広告が75%の割合で競合他社の広告と一緒に表示されていることを意味しています。

検索広告は一緒に表示されている広告と比較されやすいため、他社との重複表示率が高いことで、競合他社の広告がクリックされ自社の広告のクリック率が大きく下がってしまった場合は、広告文の改良などを改善する必要があります。

なお、クリック率が向上しやすい広告文については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:『【リスティング広告】クリック率が向上する広告文の作成ポイント8選

参考:『オークションインサイトについて
参考:『オークションインサイトとは?基本的な概要から効果的な使い方などについて解説
参考:『Yahoo!検索広告「オークションインサイト」とは?概要から使い方、活用方法までを解説

自社の優位表示率

自社の広告における優位表示率は、自社の広告が競合他社よりも上位に表示された場合、または検索結果画面に自社の広告のみが表示された割合のことを指します。

これはパフォーマンスの変動に大きく影響する重要な指標です。

広告予算や入札価格を引き下げると、他社の広告が上位に表示される可能性が高まり、優位表示率は下がります。

このような状況では、予定外のパフォーマンスの低下が発生する可能性があるため、予算や入札価格を調整する際は、優位表示率とパフォーマンスを両方確認することが重要です。

一方、何も変更していないにもかかわらず優位表示率が上昇した場合、それは競合他社が広告出稿を控えた可能性があると推測できます。

このような場合、広告出稿の強化や予算の増加を検討することで、優位表示率をさらに高めることが期待できます。

参考:『オークションインサイトについて
参考:『オークションインサイトとは?基本的な概要から効果的な使い方などについて解説
参考:『Yahoo!検索広告「オークションインサイト」とは?概要から使い方、活用方法までを解説

他社の上位表示率

この指標は、自社の広告に対して同じオークションに参加している競合他社の広告が上位に表示されている割合を指します。

これは競合他社の広告戦略を理解するための重要な指標であり、特に競合他社が広告出稿を強化している場合にはこの割合が高くなることが考えられます。

自社がベンチマークとしている企業が存在する場合、この上位表示率をもとに競合他社の戦略を明確にし、自社の戦略を調整することが可能です。

特に、季節性のある商品やキャンペーンの実施などがある場合には、定期的にこの上位表示率を確認し、必要な対策を講じることが有効です。

この指標は競合他社の入札状況によって変動するため、特定のキーワードやターゲティングに対するパフォーマンスに変動があったときには、確認しておくことが推奨されます。

参考:『オークションインサイトについて
参考:『オークションインサイトとは?基本的な概要から効果的な使い方などについて解説
参考:『Yahoo!検索広告「オークションインサイト」とは?概要から使い方、活用方法までを解説

ページ上部表示率

ページ上部表示率とは、ユーザーが特定のキーワードで検索した際に、自社の広告が検索結果ページの上部に表示された割合のことを指します。

具体的には、「自社の広告が上部に表示された回数 ÷ 全体の表示回数 × 100」で計算されます。

例えば、1,000回の表示のうち300回が検索結果の上部に表示された場合、ページ上部表示率は30%となります。

検索順位のクリック率引用:『PPC Click-Through Rate by Position: Does Rank Matter? [Data]

また上記の調査結果の様に、検索結果の上部にある広告はユーザーの目に触れやすく、広告をクリックしてもらいやすい位置であるため、ページ上部に広告が表示されることは重要です。

また、自社の広告が表示されているもののクリックされない、または検索回数が多いにも関わらず表示回数が少ないといった問題が生じた場合、広告が検索結果の上部に表示されていない可能性が考えられます。

このような状況を改善するためには、入札価格を引き上げて広告をページ上部に掲載することが効果的です。

参考:『オークションインサイトについて
参考:『オークションインサイトとは?基本的な概要から効果的な使い方などについて解説
参考:『Yahoo!検索広告「オークションインサイト」とは?概要から使い方、活用方法までを解説
参考:『ベテランが解説!リスティング広告の掲載順位の決まる仕組みと今後の向き合い方

ページ最上部表示率

この指標は、自社の広告が表示された際に、検索結果画面の最上部に表示された回数の割合を指します。

この指標は、広告の効果を高めるための重要な要素となります。

一般的に、ユーザーは情報を検索する際に様々な結果を確認する傾向がありますが、緊急性の高い検索や比較検討の必要が少ない商材においては、最上部の掲載された広告に注目が集まりやすく、それ以外の広告は見過ごされることもあります。

男性編集者A
男性編集者A

例えば、水道トラブルや鍵開けなどの緊急性の高い問題に対する広告は、最上部に表示されることでより効果的になる可能性があります。

したがって、出稿するキーワードや商材、サービスによってユーザーの心理や行動は大きく変わるため、最上部に広告が表示されるような施策を計画し、一定期間ページ最上部表示率を高めることを検討すると良いでしょう。

これにより、広告のクリック率やパフォーマンスが大幅に改善される可能性があります。

その他にも緊急性が高い業種に関して知りたい方はこちらの記事の情報を参照してください。
関連記事:『リスティング広告を使うべき業種7選!理由と成功事例を紹介!

参考:『オークションインサイトについて
参考:『オークションインサイトとは?基本的な概要から効果的な使い方などについて解説
参考:『Yahoo!検索広告「オークションインサイト」とは?概要から使い方、活用方法までを解説

オークションインサイトの確認方法

アカウントの表示

手順1

広告管理ツールで検索広告のアカウントを表示します。

サイドメニューの選択

手順2

サイドメニューから「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」のいずれかをクリックします。

入稿アイテムの選択

手順3

オークションインサイトデータを確認する入稿アイテムを選択します。

「オークションインサイトを表示」をクリック

手順4

「オークションインサイトを表示」ボタンを押します。

入稿アイテムを1件以上選択しないと「オークションインサイトを表示」ボタンは表示されません。

オークションインサイト画面の確認

手順5

オークションインサイト画面が表示されます。

オークションインサイトのデータ集計期間を変更

手順5補足画面右上の期間表示をクリックすると、オークションインサイトのデータ集計期間を変更できます。

引用:『オークションインサイトについて

上記の方法がオークションインサイト機能の利用方法になりますが、選択した期間内である一定の量を超える広告掲載データがなければオークションインサイトのデータは表示されません。

参考:『オークションインサイトについて
参考:『Yahoo! 広告 オークションインサイト機能とは?競合状況の確認方法を解説

オークションインサイト導入のメリット

オークションインサイトイメージ

広告掲載結果の詳細な分析と効率化

オークションインサイト機能を利用することにより、自社が出稿した広告の詳細な分析と市場動向や競合状況の理解が可能となります。

加えて、競合他社の運用状況を数値で把握できることから、広告運用の効率化と効果の最大化が可能となります。

具体的には、インプレッションシェアやページ上部での表示率が低いキーワードの改善、さらには優位表示率が高い広告の強化などが実現可能となり、これらは全体として広告効果を高めることに寄与します。

その上で、競合他社の行動を明確に理解することで、広告運用の問題点や改善策を特定し、広告出稿の効率化が期待できます。

競合他社の広告状況を把握

オークションインサイトを利用することで競合他社の広告の上位表示率を把握し、これに基づいて自社のマーケティングやプロモーション施策を計画することが可能です。

Yahoo!検索広告の出稿するキーワード選定は重要であり、競争が激しいキーワードでは、自社の製品やサービスが優れていても上位表示が難しいことがあります。

このようなキーワードはビックキーワードと呼ばれ月間検索数の多いキーワードです。

例としては「デジタルマーケティング」や「SEO」などのワードが当てはまります。

基準としては、月間の検索ボリュームのベースが1万回以上である必要があります。

しかし、競合他社の広告状況を事前に把握できれば、別の視点から戦略を立てることで効果的な広告出稿が可能となります。

オークションインサイトの利用は無駄な広告コストや労力を削減し、広告運用の費用対効果を向上させることにも繋がります。

参考:『Yahoo! 広告 オークションインサイト機能とは?競合状況の確認方法を解説
参考:『オークションインサイトとは?基本的な概要から効果的な使い方などについて解説
参考:『ビッグキーワードで上位表示させるためのSEO施策を徹底解説!
参考:『ビッグキーワードとは?スモールキーワード・ミドルキーワードとの違い、上位表示の施策について
関連記事:『【初心者向け】SEOの専門用語34選!マーケティングの基本を解説

まとめ

本記事では、オークションインサイトについて、オークションインサイトの概要や、表示される項目、確認方法、導入することで得られるメリットについて解説しました。

この記事を読んで、オークションインサイトの最適化が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。

株式会社Unionは、複数の自社メディアを運用しており、具体的な数値と仮説に基づいた改善を続けています。

Web広告運用のご相談と併せてLPの制作・改善相談も承っております。

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監修者

UnionMedia編集部

2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。

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