インターネット広告を利用する企業が増えてきました。
総務省「令和4年版 情報通信白書」によると、2021年にはインターネット広告(2兆7,052億円)がマスメディア広告(2兆4,538億円)を初めて上回りました。
このような背景を逆手にとり、インターネット広告を狙った詐欺行為「アドフラウド」が増えてきています。
アドフラウドの詐欺手口とはどのようなものなのでしょうか?また、どのようにアドフラウド対策すべきなのでしょうか?
今回はアドフラウドについて解説します。
この記事を読めば、アドフラウドの仕組みや、自社広告を守るための対策方法、不安になったときの対処法までが分かるようになります。
インターネット広告の利用を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
関連記事:『リスティング広告で詐欺?費用をムダにしない6つのポイント』
Contents
アドフラウドとは
アドフラウド(ad fraud)とは、Web広告における不正な詐欺行為をいいます。
意図的なインプレッション(広告が表示された回数)やクリックを発生させることで広告費を騙し取ろうとする手法です。
近年ではボットによる自動化プログラムを使って、アドフラウドを助長する詐欺業者が増加しています。
こういったWeb広告上の詐欺被害が増えている背景から、Yahoo!JAPANは、2019年にアドフラウド撲滅に向けた広告ガイドラインを厳格化し、広告違反となった約5,900件の広告配信を停止しました。
安全性の確認が取れる広告配信面のみを採用する動きは大きな注目を浴び、Web広告運用をする上でアドフラウドを考慮する動きが出てきたのです。
2020年12月には、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会、一般社団法人日本広告業協会、一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会の広告関係3団体がデジタル広告の品質を認証する機構「JICDAQ」を設立し、アドフラウドの抜本的な対策や広告掲載先の品質を担保している広告の認証を行うようになりました。
このような背景からも、Web広告業界においてアドフラウドが注目を浴びていることが伺えます。
参考:『JICDAQ|About JICDAQ 』
参考:『ガイドラインの厳格化により約5,900件の広告配信を停止|Yahoo!JAPAN』
アドフラウドの仕組み
詐欺の手口にはさまざまな種類がありますが、一般的なアドフラウドの仕組みは以下の通りです。
- 詐欺業者が不正サイトを構築し、広告枠を設ける
- サイト上にボット(※1)やトラフィックチェンジ(※2)を仕込む
- ボットやトラフィックエクスチェンジにより、インプレッション数やクリック数が水増しされる
- 不正に計上された広告運用の結果を見せて、広告主から広告費を詐取する
このように悪意のある業者は、Web広告において広告費が発生する仕組みを悪用して巧妙に広告費を偽ります。
参考:『アドフラウドが発生する仕組み!広告詐欺が発生する原因と対策』
アドフラウドの被害総額
アドフラウド対策ツールを提供している株式会社Spider Labsの調査レポートによると、国内のアドフラウド被害総額は年間1,115億円と述べられています。
また、同社が解析したWeb広告のクリックのうち、4.1%がアドフラウドによるものだと述べています。
Web広告配信上で起きる詐欺の手口は巧妙化してきており、どのような被害を受けるかで、被害総額が変わるため注意しなければいけません。
Web広告を配信してもCVに繋がらないと悩んでいた企業を解析すると、32%がアドフラウドによるクリックだったという事例もあります。
このような場合、100万円の広告費の32万円分が詐取されていることになります。
参考:『株式会社Spider Labs アドフラウド調査レポート2022』
アドフラウドが広告主に与える被害
Web広告の市場が拡大していくとともに被害が深刻化しているアドフラウドですが、実際に被害にあってしまった場合、広告主は主に3つの損害を被ることになります。
広告費の不正搾取
アドフラウドによる最も大きな被害が、広告費が不正に搾取されてしまうことです。
Web広告は、クリック数やインプレッション数に応じて広告費がサイト運営者に支払われる仕組みが一般的です。
そのため、悪質な不正クリックや不正インプレッションで水増しされた分の広告費も支払わなければいけなくなります。
不正に計上された広告費であっても、ほとんどの広告主はそれが詐欺によるものだと気づくことができないケースが多いのが現状です。
ブランドイメージの毀損
アドフラウドによりブランドイメージが下がることも被害の一つでしょう。
トラフィックエクスチェンジなどで意図に反するサイトに掲載されると、ブランドイメージが毀損されます。
具体的には、違法薬物サイトや反社会勢力サイトといった不適切なサイトに広告が表示されてしまうことで、広告を見たユーザーから「このようなサイトに広告を出稿するなんて」と思われてイメージダウンしてしまいます。
ブランドイメージの毀損は企業の信用問題に関わってくるため、広告主はどの広告がどこに掲載されているかをしっかり確認することが必要です。
関連記事:『Web広告運用で押さえたいブランドセーフティ3つの取り組み』
運用データの正確性が失われる
アドフラウドによる不正行為で広告費が水増しされると、正確な運用データが取得できなくなります。
万が一アドフラウドの被害に遭っていても、レポートの数値だけではなかなか気づきにくいものです。
そのため、どこまでが正規クリックによって発生した広告費で、どこからが詐欺によるものなのかの見分けがつきにくいため、Web広告におけるデータ分析に弊害が出てしまいます。
アドフラウドの種類
Web広告配信上の詐欺手口には、さまざまな種類があると説明しました。
適切なアドフラウド対策するためにも、どのようなものがあるかを把握しておきましょう。
アドフラウドの手口には、以下の9種類があります。
- 隠し広告(Hidden Ads)
- 自動リロード(Auto Refresh)
- ドメインのなりすまし(Domain Spoofing)
- ブラウザの自動操作(Imp/ClickBot)
- 不正な広告挿入(Ad Injection)
- ファーム(Farm)
- データセンタートラフィック(Data Center)
- クリックフローディング(Click Flooding)
- インストールハイジャック(Install Hijack)
それぞれ詳しく解説します。
隠し広告(Hidden Ads)
隠し広告とは、別の広告に重ねて広告表示をさせることでインプレッションを不正に稼ぐ方法をいいます。
別の広告に重ねられているため、ユーザーに広告を表示することはできません。
それにも関わらず、インプレッションのカウントがされてしまうので、その分の広告費が計上されてしまいます。
また、1ピクセル×1ピクセルほどの目では確認できないくらい小さな広告を掲載する「ピクセルスタッフィング」という手口でインプレッションを不当に稼ぐケースもあります。
自動リロード(Auto Refresh)
自動リロードとは、サイトの広告表示を自動更新することでインプレッションを稼ぐ方法です。
通常はユーザーがサイトを再読み込みした際に広告が更新されます。
しかし、詐欺業者は不正な手口で、ユーザーの意図に反してサイトを再読み込みさせます。
また、ユーザーがサイトページをスクロールする度に広告を更新する手口もあります。
このような詐欺手口の登場により、ユーザーに気づかれることなくインプレッションを稼ぐ仕組みが出来ているのが現状です。
事例としては、YouTubeの視聴中に自動リロードする広告を差し込むことで、動画を見終わるまで1,000impが発生していたケースも存在しています。
ドメインのなりすまし(Domain Spoofing)
ドメインのなりすましとは、有名企業のWebサイトに極似のサイトを作り、ドメインを偽ることをいいます。
このような業者は広告主から広告費を詐取してお金を稼いでいます。
ドメインが偽られたサイトに掲載されるため、不正クリックしか集められずCVが得られません。
また、ドメインのなりすましのサイト上に広告配信していると企業信用力が低下してしまいます。
そのため、有名企業のWebサイトに広告配信したいと思ったときは、正規ドメインかを事前に確認するようにしましょう。
ブラウザの自動操作(Imp/ClickBot)
ブラウザの自動操作とは、不正業者が開発したボットにより不正クリックや不正インプレッションを生み出すことをいいます。
また、ユーザーがフリーソフトダウンロード時に不正業者がばら撒いたマルウェア(デバイスに不利益をもたらすソフトウェア)を知らず知らずにインストールしてしまうような事態もブラウザの自動操作に当たります。
このようなマルウェアに感染したデバイスも不正クリックを一定間隔で発生していくので、被害が拡大しやすい手口です。
不正な広告挿入(Ad Injection)
不正な広告挿入とは、ユーザーに表示される広告を不正に差し替える行為をいいます。
Webサイト上に配信される広告は「インクジェクタ」と呼ばれるプログラムで差し替えられます。
このインクジェクタも、マルウェアと同様にユーザーが気づかないときに、デバイスにインストールされてしまうものです。
インクジェクタがインストールされたデバイスを使用していると、興味・関心のない広告が配信されてしまいます。
その結果、ターゲットではないユーザーに広告配信されてしまい、広告費が無駄になってしまいます。
ファーム(Farm)
ファームとは「デバイス農場」の意味で、不正業者が大量にデバイスを設置して、オペレーターやボットに不当にクリックさせることで広告費を詐取することをいいます。
デバイスファームは、Web広告のクリックだけでなく、SNSの「いいね」やアプリのレビューなどの不正行為にも利用される手口です。
データセンタートラフィック(Data Center)
データセンタートラフィックとは、ある特定のサーバーからの不正アクセスをいいます。
通常、データセンターのトラフィックは見つけやすいものです。
なぜなら、ユーザーがWebクリックする場合には携帯回線やプロバイダー回線が使用されており、データセンターの回線とは異なるためです。
しかし、最近ではデータセンタートラフィックを隠蔽する詐欺業者が増加したことで、データセンターからのアクセスが見抜きにくくなりました。
無意味なデータセンターからのクリックにより、広告費が無駄になってしまわないように気をつける必要があります。
クリックフローディング(Click Flooding)
クリックフローディングとは、クリックを偽装することで実際にクリックがあったかのように見せる詐欺行為です。
洪水(フローティング)のように不正クリックを意図的に大量発生させることから派生し、主にモバイルサイトや不正業者が構築したアプリにアクセスした際に発生します。
インストールハイジャック(Install Hijack)
インストールハイジャックとは、端末にアプリやソフトウェアをインストールする際に、デバイスをマルウェア感染させてハイジャックすることをいいます。
マルウェアに感染したデバイスは、ユーザーの意思とは関係なく動きます。
このようなマルウェア感染したデバイスによって、クリック数を伸ばす手口です。
巧妙な手口でユーザーは乗っ取られていることに気づかないことが多いです。
参考:『SPIDER AF アドフラウドの種類・手法9つを全て解説!アドフラウド対策方法なども』
アドフラウドの対策方法
アドフラウドの種類をご紹介しましたが、広告主は広告費を詐取されないために、どのような対策をすべきなのでしょうか?
ここでは、アドフラウドの対策方法をご紹介します。
広告主ができるアドフラウド対策としては、以下の4つが挙げられます。
- DSP事業者を切り替える
- 広告へのアクセスを分析する
- 出稿先別の広告効果を精査する
- アドベリフィケーションツールを導入する
DSP事業者を切り替える
インターネット広告でDSPを利用している場合は、アドフラウド対策を行っている事業者に切り替えると安心できます。
DSP(Demand Side Platform)とは、広告効果最適化をサポートする広告配信プラットフォームです。
DSPを利用している場合は、契約中のDSP事業者が信頼できるかどうかを再検討してみましょう。
以下に該当するDSPであれば、アドフラウドの被害を最小限に抑えられるはずです。
- アドベリフィケーションツール(※1)の開発事業者と提携している事業者
- 自社でアドベリフィケーションツールを導入している事業者
- アドフラウドが発生した場合の対応が具体的に定められている事業者
- JICDAQ(※2)に加入している事業者
参考:『CommercePick アドフラウド(不正広告)とは?アドフラウドの手口や対策方法を紹介!』
広告へのアクセスを分析する
Web広告運用データを解析すれば、マーケターでもアドフラウドによるアクセスを見つけられます。
まず、CVに繋がっていないアクセスを1つ1つ精査していきます。
IPアドレスのアクセス解析をして「短時間で大量のアクセスがされていないか?」「プロバイダー以外のIPアドレスからアクセスされていないか?」と不正なアクセスを見つけていくのです。
不正なアクセスを見つけたら、広告にクリックできないように該当するIPアドレスを遮断します。
このような方法であれば、社内でコストをかけずにアドフラウド対策ができます。
しかし、1つ1つのIPアドレスを精査できるのは、あまりアクセスが稼げていない会社のみです。
大量のアクセスを1つ1つ精査するのは大変な作業となります。
参考:『SPIDER AF アドフラウドの種類・手法9つを全て解説!アドフラウド対策方法なども』
出稿先別の広告効果を精査する
Web広告運用データを見ながら、出稿先別の広告効果を精査しましょう。
理想の効果が見込めていない出稿先があれば、企業イメージに合った掲載先に切り替えていきます。
悪質と判断した掲載先はブラックリストにまとめて、広告配信を停止しましょう。
悪質ではない掲載先をホワイトリストにまとめて、その中でも厳選した掲載先にのみ広告を配信することでブランド毀損の被害を防止できます。
参考:『SPIDER AF アドフラウドの種類・手法9つを全て解説!アドフラウド対策方法なども』
アドベリフィケーションツールを導入する
アドベリフィケーションツールを導入すれば、アクセス精査や出稿先別の広告効果の精査を自動化できます。
アドベリフィケーションツールとは、広告の大量配信を可能にしているDSPを活用して、不正なIPアドレスや不当な掲載先への広告配信を停止するツールです。
このツールを導入すればアドフラウド対策の負担が減り、マーケターは広告戦略の立案などのコア業務に集中できます。
アドベリフィケーションツールの主要ベンダーは以下の通りです。
アドベリフィケーションツールの主要ベンダー
IAS (インテグラル アド サイエンス株式会社) |
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Momentum |
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DoubleVerify Japan |
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日本オラクル |
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Spider Labs |
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参考:『TRUE MARKETING by GMO アドベリフィケーションツール~知っておきたいベンダー5選~』
アドフラウド対策のメリット
アドフラウドの対策方法をご紹介しましたが、対策するメリットは広告費の詐取を防ぐだけではありません。
次のようなメリットがあります。
顧客獲得単価を下げられる
不正クリックや不正インプレッションを防止して、ターゲットからのアクセスだけを集められるようになれば、顧客獲得単価を下げられます。
実際に、botの悪意のあるクリック増加に悩んでいた企業がアドフラウドツールを導入して不正クリックを遮断した結果、顧客獲得単価を15%低下させることに成功した事例もあります。
そのため、マーケティング精度を上げたい方はアドフラウド対策に取り組みましょう。
参考:『SPIDER AF 有効なリードCPAが15%改善 ポーターズ「無効なリードを95%減らせました」』
広告戦略を見直しやすくなる
アドフラウド対策を行えば、不正クリックや不正インプレッションを遮断できます。
ターゲットとなるユーザーのクリックやインプレッションのみを集められて、正確なWeb広告運用データを取得することが可能です。
そのため、ターゲットとなるユーザーが興味を持っていることを知れたり、CVに至らない原因を調べたりできるようになります。
このように、広告戦略を見直しやすくなることもメリットです。
正確なWeb広告運用データを参考にしながら、Web改善した企業はCPAを30%下げることに成功しました。
成果を出すためには正確な運用データが欠かせないため、アドフラウド対策をして、不正クリックや不正インプレッションを遮断しましょう。
参考:『SPIDER AF アドフラウドを防止し、攻めのインハウスマーケティング体制を実現できた理由とは?』
企業ブランドを守れる
広告の差し替えなどの手口で、意図しないWebサイトに広告が掲載されてしまうと企業ブランドが損なわれてしまいます。
例えば、悪質なリフォーム会社による多額請求の被害を報告しているニュースサイト上に、同じリフォーム会社の広告が配信されてしまうとニュースサイト運営元企業への信用が失われてしまいます。
そのため、今後のWebマーケターは誰に広告が配信されているかだけでなく、どのように広告が配信されているかまでチェックしなければいけなくなりました。
どのようなサイトに広告配信すれば企業ブランドを保てるか、どのようなサイトをブラックサイトと指定するかを決めて広告配信すれば、企業ブランドが守れるようになります。
参考:『MarkZine 単に見られているかより、どのように見られているか。デジタル広告の成否を決めるアテンションの測定と指標』
アドフラウド対策をしている企業事例
アドフラウドについて解説しましたが、対策をしている企業はどのような効果が見込めているのでしょうか?
ここでは、アドフラウド対策をしている企業の対策事例をご紹介します。
株式会社エイチーム
引用:『株式会社エイチーム』
株式会社エイチームは、比較サイト「引越し侍」「ハナユメ」「ナビクル」などを運営している会社です。
これらのサイトの集客のためにWeb広告運用をしており、アドフラウドが注目され始め、社内でアドベリフィケーションツールを開発していました。
しかし、アドフラウドの手口は多様化しており、社内で対策してもBotによる大量アクセスの被害に遭遇してしまったのです。
この被害に随時対応していたことで、社内のマーケターやエンジニアはコア業務に集中できない状態でした。
このような問題を解決するためにアドベリフィケーションツールを導入した結果、不正アクセスを2.3%ブロックすることに成功しました。
これまで悩んでいた大量の不正アクセスを防止できて、各メンバーがコア業務に集中できるようになりました。
参考:『SPIDER AF リスティング広告運用をしているなら対策すべきアドフラウドの実情 エイチームグループがエンジニア工数を削減して実現した無効クリック対策』
株式会社IBJ
引用:『株式会社IBJ』
株式会社IBJは、婚活パーティー・街コン運営サービス「PARTY PARTY」を運営している会社です。
同社はマーケター担当者の変更により、アドフラウド対策をする方向性に切り替わりました。
最初はアドフラウド対策としてツールを導入することにマイナスな考えを持っていました。
そのため、アドベリフィケーションツールの無料トライアルで、どの程度効果が見込めるかを測定したのです。
無料トライアルの結果、アドフラウドによる無効アクセスは8.6%、被害総額は160万円にものぼっていたことが判明したのです。
このような結果から、今では広告運用する上で欠かせないツールとなりました。
同社は、無料トライアル以降、広告運用の透明性を担保した広告運用で成果を出しています。
参考:『SPIDER AF Spider AF導入後、月平均200万円の広告費削減に成功!広告運用の透明性に悩むマーケター必見の事例』
青山商事株式会社
引用:『青山商事株式会社』
青山商事株式会社は士服販売チェーン「洋服の青山」でお馴染みの会社です。
同社は、新型コロナウイルス感染拡大を機に、オフライン広告(紙媒体)からオンライン広告(Web広告)に切り替えました。
以前から「bot課金論」は気になっており「実際にどれぐらいの不正クリックがされているのだろう」と興味を持っていたので、オンライン広告への切り替えと同時にアドベリフィケーションツールを使用し始めました。
アドベリフィケーションツールを使いこなせるか不安だったため、サポートが充実した会社を選んでいます。
ベンダーのサポートを受けながら、13日間Web広告運用をしたところ、73万円分の不正アクセスを検知できたのです。
多額の広告費が不正業者に詐取されていることが分かり、アドフラウド対策の重要性を知ってから、対策を強化している会社です。
参考:『SPIDER AF 13日間で73万円の被害額 青山商事「導入しないという選択はない」』
アドフラウドに不安を感じる場合の対処法
Web広告配信上の詐欺であるアドフラウドについて知り、「IPアドレスや掲載先の精査が大変だ」「アドベリフィケーションツールの導入費が気になる」など悩みが出てくるかもしれません。
このような悩みや不安を抱えた場合は、インターネット広告代理店にWeb広告をお任せすれば、基本的に解決できます。
とくにアドベリフィケーションツールを導入していたり、アドフラウドに関する知見を所有している代理店を選べば、ターゲットのユーザーのみに広告が配信できて成果が見込みやすくなります。
関連記事:『おすすめのBtoB広告代理店10選!会社選びで見るべき6つのポイント』
まとめ
アドフラウド(ad fraud)とはWeb広告配信上の詐欺行為をいいます。
不正なインプレッションやクリックを発生させる詐欺業者に騙されてしまうと、ターゲットに広告が届けられず、貴重な広告費が無駄になってしまいます。
国内のアドフラウド被害総額は年間1,115億円となっており、広告費の32%が詐欺業者に詐取されてしまう恐れがあるのです。
アドフラウドの手口は、隠し広告やドメインのなりすましの他にも、さまざまなものが登場してきています。
広告費が詐取されて成果が見込めないという事態に陥らないためにも、アドフラウド対策をしましょう。
この記事では、アドフラウド対策の方法まで紹介したため、ぜひ参考にしながら対策をしてみてください。
株式会社Unionは、アドフラウド対策を兼ねたデジタルマーケティング全般のご相談を承っております。
蓄積されたノウハウから短時間で課題を解決に導きます。
運用開始後は広告効果を隈なく分析し、スペシャリストが徹底的にマネタイズを行います。
また、広告運用のご相談と併せてLPの改善相談も承っております。
弊社の広告運用担当者はYahoo!広告、およびGoogle広告の認定資格保有者であり、知識のアップデートを行っております。
薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。
お客様のあらゆるニーズに対し分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。