引用:『【アンケート結果】マンガ広告は70%以上の人の興味を引く』
株式会社シンフィールドが2022年に行った調査によると、「マンガで商品やサービスを紹介している広告をみかけたら、どう感じますか?」という質問に対し、「つい読んでしまう」「興味が湧く」「少し興味が湧く」と答えた人の割合が70%を超える結果となりました。
マンガ広告は視認性が高く、実際に多くの企業でマーケティング戦略に組み込まれています。
この記事では、そんなマンガ広告のメリットや実際の費用、成功事例等を紹介します。
参考:『【アンケート結果】マンガ広告は70%以上の人の興味を引く』
関連記事:『無料ツールだけでビジネスマンガ広告を作る5つのステップ!』
Contents
マンガ広告とは?
マンガ広告とは、文字通り漫画を使った広告のことを指します。
商品やサービスをイラストや吹き出しで説明することで、テキスト広告に比べて視覚的に分かりやすい訴求が可能になります。
説明が複雑になりがちな商品やサービスの場合、マンガを用いてストーリー仕立てで説明をすることでユーザーが理解しやすくなるという利点もあります。
CCCマーケティング株式会社が、2021年に18~69歳の男女1,504名に行った「マンガに関するアンケート調査」によると、「マンガを年に1冊以上読んでいる」割合は53.1%となっており、マンガが広く普及している日本では、特に効果的な手法の一つです。
参考:『漫画広告・制作のマーケティングサービスのまとめ一覧』
参考:『マンガに関するアンケート調査』
マンガ広告のメリットを4つ紹介!
目立ちやすく、ユーザーの目に留まりやすい
マンガを使った表現は、テキスト広告に比べて視覚的な効果を利用できるため、広告掲載時にユーザーの目に留まりやすいという利点があります。
さらに、マンガ広告は広告の中でも嫌悪感が少ないことを示すデータも出ています。
参考:『マンガは「最も見たいSNS広告」。マーケティングツールとしてのマンガ制作とコロナ禍で変わったオンラインでの活用法』
2020年に株式会社トレンド・プロが行った「SNS広告形態に関する意識調査」によると、SNS広告の中で見たい広告形態として男女ともマンガ広告を選択した割合が最も高くなっています。
参考:『マンガは「最も見たいSNS広告」。マーケティングツールとしてのマンガ制作とコロナ禍で変わったオンラインでの活用法』
同調査では広告が見たくなる理由についても質問しており、「ストーリー性があるから」(72.6%)、「作家/作者に共感するから」(57.6%)といったマンガならではの利点が上位にランクインしています。
参考:『漫画広告とは?強力な訴求力を持つイマドキのマーケティング手法を解説!』
ストーリー仕立てで内容を分かりやすく伝えられる
マンガ広告はストーリー仕立てのため、ユーザーの目を引いた後もストーリーを読んでもらいやすいという点が利点です。
さらにイラストや吹き出しの効果で視覚的に情報を伝えることができ、テキストのみで理解が難しい情報も分かりやすく伝えることができます。
薬用デオドラントジェルのマンガ広告例
実際に弊社で作成した薬用デオドラントジェル用のマンガ広告動画です。
女子高生の悩みに先生が答えるというストーリーで動画が進行します。
テキストのみでは説明が複雑になりがちな効果の訴求や安全性への訴求を会話の中に組み込むことで、無理のない解説が可能になっています。
参考:『マンガ広告はなぜ「分かりやすい」のか?』
参考:『漫画広告とは?強力な訴求力を持つイマドキのマーケティング手法を解説!』
より多くの情報をより速く提供できる
引用:『株式会社Union | マンガ動画制作』
マンガ広告では、テキストに比べて同じ画面で多くの情報をよりスピーディにユーザーに伝えることができます。
引用:『山口弘明『説得工学―効果的な伝え方の技術』産業能率大学出版部』
『説得工学 : 効果的な伝え方の技術』によると、人間の1分当たりに処理できる情報量は、文章を読むことが1,000文字に対し、漫画は2, 000文字と調査されています。
つまりマンガはテキストでの読書に比べ約2倍のスピードで情報を伝えることができます。
登場人物に感情移入して疑似体験効果が得られる
参考:『株式会社Union | マンガ動画制作』
マンガを読む際、登場人物の誰かを自分に置き換えてしまうことはないでしょうか。
これを感情移入といいます。
マンガ広告の場合、登場人物への感情移入によって商品やサービスの効果を疑似体験できるという利点があります。
リアルにメリットを得られる体験を得た状態に近づけるため、より購買等の反応に繋がりやすいという効果があります。
関連記事:『ランディングページで漫画を活用しよう! 2つの方法をレクチャー』
マンガ広告の出稿媒体
マンガ広告は、1枚の画像形式であればディスプレイ広告、動画形式であれば動画広告として出稿します。
広告媒体によって、複数の画像をスライドして見るカルーセル広告や媒体独自のフォーマットも提供しています。
画像サイズ、動画の長さ、ファイル形式については、各広告出稿サービスの指定に従ってください。
代表的な広告出稿サービスを掲載します。
Google広告
Google広告では、画像広告(イメージ広告)、あるいは動画広告としてマンガ広告が出稿可能です。
YouTubeへの出稿はGoogle広告から行います。
画質、商品との関連性、情報の正確性、著作権、性的コンテンツの制限などポリシーがありますので、事前の確認をおすすめします。
参考:『Google広告ヘルプ | 各キャンペーン タイプで使用可能な広告フォーマットについて』
参考:『Google広告ヘルプ | イメージ広告の要件』
参考:『Google広告ヘルプ | 動画広告の要件』
Yahoo!広告
Yahoo!広告では、ディスプレイ広告(運用型)でバナーや動画としてマンガ広告を配信できます。
Yahoo!JAPANのトップページやYahoo!ニュースに加え、Yahoo!の提携パートナーサイトに広告表示をすることが可能です。
参考:『Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)』
Facebook広告&Instagram広告
Facebook広告とInstagram広告でも複数のフォーマットでマンガ広告出稿をサポートしています。
写真広告や動画広告フォーマットに加え、1つの広告で最大10の画像や動画をカード形式で表示できるカルーセル広告や、動画よりも軽量なスライドショー広告もマンガ広告として使用できます。
写真広告では、テキストが多すぎる広告を公式が推奨していませんので、テキスト量については考慮が必要です。
参考:『Meta | ビジネスのストーリーを伝える美しくパワフルな方法を見つけましょう』
参考:『Meta | 写真広告 簡単に作成できるFacebook写真広告で想像をかきたてましょう』
LINE広告
LINE広告では、画像、動画、カルーセル広告、画像(小)の4種類でマンガ広告の入稿が可能です。
カルーセルのフォーマットは10枚まで画像を使えますが、正方形の1080×1080pixelのみ対応しているので注意が必要です。
参考:『LINEヤフー for Business | 入稿規定』
Twitter広告
Twitter広告では、大きく分けて画像広告、動画広告、カルーセル広告、モーメント広告の4つの形式でマンガ広告を作成できます。
画像広告であれば、さらに「アプリボタン付きの画像広告」「投票付きの画像広告」など細かくフォーマットが分かれています。
モーメント広告は、訴求したい内容に関する一連のツイートを作成してプロモーションするものです。
1つの投稿ツイートだけでは伝えきれないストーリーを使えるのに適しているので、ストーリー仕立てのマンガ広告とも相性がいい形式になります。
参考:『Twitter広告ヘルプセンター | 広告クリエイティブの仕様』
マンガ集客の事例
ここでは、実際にマンガを用いて集客が行われた事例を見てみましょう。
パピコのハッシュタグ「#ズッ友パピコ童話」の事例
「恋しか見えないなんて、つまらないもの」#glico_広告 #パピコ #ズッ友パピコ童話 #ホワイトサワー pic.twitter.com/F3kXbXDFbK
— 埜生(やお) (@nanashi_lie) March 22, 2018
引用:『Twitter』
江崎グリコの氷菓であるパピコ。
こちらのブランドでは、2018年にTwitter上で「#ズッ友パピコ童話」というハッシュタグを用いたマンガ広告を展開しました。
マンガ広告のストーリー仕立てという特性を活かし、童話形式で商品を訴求しようとした内容になります。
Twitterで影響力のあるマンガ家アカウントに依頼をすることで、画像のツイートでは、20万を超えるいいね獲得を達成しています。
参考:『マンガ広告の成功事例11選!これからのSNSマーケティング手法』
エステー「On Style おなか40℃」の商品訴求事例
引用:『Instagram』
空気をテーマに防虫剤やカイロなどの開発、販売を行うエステー株式会社。
こちらの会社の温熱シート「On Style おなか40℃」では、Instagramマンガ家とコラボをしたPR施策を2020年に実施しました。
ターゲット層である冷えを苦手とする女性に向けた訴求をマンガ形式で行ったことで、4,000件以上のいいねを獲得しています。
参考:『SNSで見られやすい「PRマンガ」とは?メリット・デメリット・事例まとめ』
フーモアの採用活動にマンガ広告を使用した事例
引用:『Who is Humor 〜マンガで知るフーモア〜』
プロモーション漫画を制作している株式会社フーモアでは、採用活動にマンガを利用しています。
採用サイト経由でのスカウトメールへの返信率がマンガ導入前は27%でした。
そこで、「Who is Humor 〜マンガで知るフーモア〜」と題して事業内容をマンガで説明するコンテンツを掲載したところ、返信率を58%まで引き上げることに成功。
採用のミスマッチを防ぐのに有効、採用以外の研修とも相性がいいなど副次的な効果も得られています。
参考:『Who is Humor 〜マンガで知るフーモア〜』
参考:『企業の採用課題は漫画で解決できるのか?』
マンガ広告の費用の相場
マンガ広告を自社で作成せずに制作会社に依頼する場合もあるかと思います。
画像で出稿する形式のマンガ広告であれば、マンガの脚本を自前で用意する場合としない場合で依頼時の費用が変わってきます。
自社で脚本を用意し作画のみを依頼する場合
カラー:1ページあたり2万円から4万円程度
脚本込みで0から依頼する場合
カラー:1ページあたり4万円~6万円程度
制作会社ではなく出版社に依頼する場合や、著名な漫画家に依頼する場合は相場がさらに上がります。
また、動画でマンガ広告を出稿したい場合は、キャラクターのセリフやナレーションを吹き込む声優の費用や動画編集の費用もかかってきます。
クラウドソーシングであれば比較的安価に依頼が可能ですが、スキルやトラブルのリスクは事前に考慮しておきましょう。
参考:『漫制作(広告・LP)の実績豊富なウェブ制作会社14選画』
参考:『メディアマンガ | 広告漫画(PR漫画)制作の料金相場とは?7つの依頼ごとに徹底解析!』
幅広く柔軟な対応のWebマンガ制作会社3選
広告の費用相場について理解できたところで、アニメ広告制作の実績豊富な制作会社をチェックしていきましょう。
株式会社ファインズ
引用:『株式会社ファインズ』
- 自社基準を突破した質の高いマンガ家さんのみを採用
- 大企業や官公庁との取引実績
- 販促全般の相談もOK
株式会社ファインズでは、ビジネスマンガ制作を請け負うマンガファクトリーというサービスを展開しています。
独自の審査基準を設けて、構成やデザインはもちろん、クライアントワークのできるマンガ家のみ採用するなど質にこだわった運営が魅力です。
ニッポン放送や大東建設、札幌市といった大企業や官公庁にマンガを提供した実績も豊富。
SNS戦略やWeb集客など、販促全般の相談にも乗ってもらえます。
株式会社ナインピース
引用:『株式会社ナインピース』
- 制作対応できる範囲が広い
- 縦読みマンガ対応
- 全行程一括依頼が可能なため初めての依頼でも安心
株式会社ナインピースでは、マンガ広告を含むマンガ制作に幅広く対応しています。
マンガLP(ランディングページ)や、マンガ冊子、採用マンガ、動画制作など目的に合ったクリエイティブ制作をサポート。
特にモバイルデバイスが中心になりつつある今、スマホに対応した縦読み用のマンガ制作をしてくれるのは利点です。
シナリオ制作、マンガ家選定、進行管理、提案、印刷まで一括で行うこともできるため、初めて依頼する方でも安心できる運営になっています。
株式会社Union
引用:『株式会社Union』
- 格安のマンガ動画制作価格
- 絵柄と声の指定OK
- 広告代理店ならではのデータ分析に基づいた制作を提供
Webマーケティングの代理店、株式会社Unionでもマンガ広告用の制作を行っています。
マンガ動画は、10秒10万円~と格安価格。
その他、アニメ動画やマンガLP(ランディングページ)、マンガのチラシやポスターの制作も請け負っています。
広告代理店であるがゆえにプロモーションに強く、販促効果を考えた制作が可能な点や広告運用代行サービスと併用できる点が特徴です。
まとめ
以上、SNS広告のアニメやマンガ広告の価格ポイントをご紹介させて頂きました。
今回紹介した工程は必要最小限のものであり、私たちが実際に制作をさせて頂く場合は様々な面で創意工夫を凝らしております。
弊社ではマンガ動画制作30万円~というサービスを展開しております。
多数の絵柄や声優から理想のマンガ動画を制作します。
自社チャンネルや動画広告を含む200本以上のマンガ動画制作の実績があります。
TikTok広告やYoutube広告などのSNS動画広告の運用経験も豊富に蓄積している他、Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されています。
蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。
マンガ動画の制作でお困りでしたら是非お気軽にご相談ください。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。