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Web広告【PPC広告とは?】 代表3種類や費用の仕組みを解説!

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Web広告【PPC広告とは?】 代表3種類や費用の仕組みを解説!

PPC(クリック課金型)広告は、「Web広告に出稿してみたい」「手軽に始められる広告を探している」という方におすすめのインターネット広告です。

Web広告は、PPC のほか、課金の方法に応じた複数の種類があります。

低予算からスタートできるPPC広告は、効果測定や改善がしやすいこともあり、多くの企業に利用されています。

女性編集者A
女性編集者A

今回は、PPC広告の種類や費用の仕組み、メリット、さらに運用のコツについて解説します。

PPC広告とは?

従来の広告とPPC広告の比較

PPC広告とは、クリックされるごとに金額が発生する課金方式のWeb広告のことを指します。

Pay Per Click​​(クリック課金)」の頭文字をとって、PPC広告と呼ばれています。

ユーザーのPCやスマートフォンの画面に広告を表示させる時点では費用が発生せず、広告のリンク先に遷移されて初めて課金されます。

出稿するキーワードを選定したり、費用の上限を設定したりできるため、Web広告を低予算でスタートしたい場合にも適しています。

ターゲットに合わせた配信や臨機応変な修正など、Web広告ならではのメリットを存分に活かせるところも魅力です。

代表的なPPCの一つであるリスティング広告は、Googleが2002年に導入を開始しました。

PPC広告は、比較的歴史が浅い広告形態といえます。

また、ディスプレイ広告などで活用されるターゲティングをはじめ、ユーザーの行動や興味・関心に沿ったアプローチは2000年代中盤に登場しています。

近年では、ニーズの細分化や巣ごもり需要などから、情報収集の手段としてインターネットの存在感が増すばかりです。

大手の広告代理店である株式会社電通は、毎年国内の年間広告費の統計​​を発表しています。

2018年時点でインターネット広告の総費用は1兆7,589億円でしたが、昨年2022年には3兆912億円にまで成長し、マスコミ4媒体(新聞・雑誌・ラジオ・地上波テレビ)の費用を超える結果となりました。

わずか5年で1兆円以上の拡大を見せていることからも、Web広告の浸透の度合いが見てとれます。

引用:『株式会社電通「2018年 日本の広告費」
​​引用:『株式会社電通「2022年 日本の広告費」
参考:『Digital Marketing Lab「日本のインターネット広告の歴史」

PPC広告の種類

代表的なPPC広告として、リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告の3つが挙げられます。

代表的なPPC広告

広告の種類主な媒体
リスティング広告Google広告、Yahoo!広告
ディスプレイ広告Googleディスプレイネットワーク、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)​​
SNS広告Twitter、Instagram、Facebook、LINE、TikTok

ここでは、それぞれの広告の特徴について解説します。

リスティング広告

リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面に表示される広告で、検索連動型広告とも呼ばれています。

特定のキーワードで検索をしたユーザーの検索結果の上部や下部に設けられた広告枠にテキストで表示されます。

リスティング広告画像

ーザーの検索に応じて示されるため、購買意欲や興味・関心の高い層に広告が配信されやすいのがメリットです。

GoogleやYahoo!のリスティング広告は、自社の商品やサービスに関連のあるキーワードを設定し、1クリックごとの単価を設定して入札することで広告枠に表示されます。

当然ながら人気のあるキーワードは競争率が高いので、表示させるのに費用がかかります。

そのため、複数のキーワードをかけ合わせるなどして、より細かいニーズを持つユーザーにアプローチする方法も有効です。

男性編集者A
男性編集者A

リスティング広告は、自社の商品やサービスへのニーズがあるユーザーに手軽にアプローチしたい企業におすすめです。工夫をすれば低コストで始めやすいのも魅力の一つ。

関連記事:『検索連動型広告とは?仕組みと運用開始までの12のステップを解説

PPC広告とリスティング広告の違いとは?

リスティング広告は、PPC広告の一種です。

PPC広告=リスティング広告として語られる場面が多いため混同しやすいですが、PPC広告という大枠のなかにある広告の種類の一つとして認識しておきましょう。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告を指します。

広告の形式は、画像広告・動画広告・テキスト広告・レスポンシブ広告があります。

ディスプレイ広告画像

バナー形式で表示されるサイトが多いため、バナー広告と呼ばれる場合も。

代表的なものとしてGoogleディスプレイネットワーク(GDN)や、Yahoo!広告ディスプレイ広告(運用型)(YDA)が挙げられます。

  • GDN:Googleが提供するサービスや提携配信先、Googleアドセンスの認証を受けた個人のブログなどに表示
  • YDA:Yahoo!JAPAN​​が提供するサービスや提携配信先に表示

ディスプレイ広告では、興味・関心の高いユーザーからのクリックを獲得するために、配信先のサイトやユーザーの特性に合わせて広告を表示させられるのが特徴です。

「コンテンツ(広告枠を提供しているサイトの特性・内容)」「オーディエンス(ユーザーの特性や関心領域)」あるいは両方を組み合わせる形で、潜在ニーズのあるユーザーに向けて配信します。

また、ディスプレイ広告のメリットとして、リターゲティング(リマーケティング)配信ができる点が挙げられます。

リターゲティングとは、一度自社のサイトを訪問したユーザーに向けて広告を配信する仕組みです。

リスティング広告などを組み合わせることで、取りこぼしたユーザーに再度アプローチができます。

女性編集者A
女性編集者A

ビジュアルで訴求力のある商品・サービスを扱っている企業は、ディスプレイ広告をぜひ検討してみてください。ファッションや漫画、グルメ、ビジネスなど幅広い分野で活用されています。

関連記事:『ディスプレイ広告とは?GDNとYDAの5つの違いを解説

SNS広告

SNS広告は、各プラットフォームの広告枠に表示させる広告を指します。

代表的なものとして、Twitter、Instagram、Facebook、LINE、TikTokなどが挙げられます。

SNSマーケティングを手がける株式会社コムニコのレポートによると、2023年5月時点での各SNSの国内アクティブユーザー数は、LINEが約9,400万人、Twitterが約4,500万人、Instagramが約3,300万人、Facebookが約2,600万人、TikTokが約950万人です。

身近な情報源として定着したSNSは、広告配信のプラットフォームとしても活用できます。

参考:『【2023年5月版】人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ』

SNS広告の特徴

インスタ広告画像

引用:『Instagram

SNS広告は、複数の課金形式のなかから自社に適したものを設定できます。

たとえばInstagram広告なら、CPM( インプレッション課金)・CPV​​(動画再生課金)・CPI(広告経由のアプリインストールで課金)などがあります。

SNS広告でも、ユーザーの特性に基づいたターゲティングが可能です。

また、自社の商品やサービスと親和性の高いSNSで配信を行うことも成果をあげるための重要なポイントです。

10代後半〜20代前半に向けた商品をアピールするなら若年層を中心に普及しているTikTok、アパレルの広告を配信するなら画像や動画で引きつけられるInstagramなど、配信先のプラットフォームを的確に判断する選定眼が求められます。

SNS広告は、精度の高いターゲティングをもとに配信したい企業におすすめです。

男性編集者B
男性編集者B

ビジュアルでの訴求やブランドのストーリーの演出がしやすいので、D2Cブランドからも多く利用されています。

関連記事:『5大SNS広告運用入門!適したターゲットや特徴を解説!

PPC広告の費用の仕組み

PPC広告の費用は、【クリック単価×クリック数】で算出できます。

たとえばクリック単価が50円で設定されている広告の場合、100回クリックされると50円×100回で広告費用は5,000円、200回クリックされると50円×200回で10,000円です。

クリックが発生しない限りは課金されないため、関心の低いユーザーに対して費用がかかるリスクが少ない点が魅力です。

また、入札単価の調整や上限予算の設定により、必要以上の配信も回避できます。

なお、Web広告でクリック課金以外の課金方式については下記があります。

課金方式費用発生のタイミング
インプレッション課金型広告の表示回数(1,000回ごと)に応じて課金
エンゲージメント課金型ユーザーが起こしたアクションの数に応じて課金(シェア・いいねなど)​​
視聴課金型動画広告の再生回数に応じて課金
成果報酬型サイトを通して発生した成果に応じて課金(商品購入など)

関連記事:『成果報酬型リスティングサービスとは?4つの特徴を徹底解剖

PPC広告を導入するメリットとは

PPC広告のメリットについてご紹介します。

導入を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。

効果測定・改善しやすい

PPC広告は、TVCMや紙媒体の広告と異なり成果が数としてはっきり表れます。

管理画面を使ってさまざまな数値をリアルタイムで測定できるため、「順調に運用できているのか」や「広告が売上につながっているのか」などがわかります。

広告の管理画面で測定できる主な数値

指標内容
表示回数(imp)広告がユーザーに表示された回数。
インプレッションとも呼ばれる。
クリック数(click)広告がクリックされた回数。PPC広告はクリック数に応じて課金される。
クリック率(CTR)広告がクリックされた割合。

【クリック数÷表示回数×100=CTR(%)】で算出される。

クリック単価(CPC)

コンバージョン(CV)

1クリックで発生する金額

広告の遷移先のサイトの目的(購入や申し込みなど)を達成した回数

コンバージョン率(CVR)クリックからコンバージョンに到達した割合。【クリック数÷コンバージョン数×100=CVR(%)】で算出される。
コンバージョン単価(CPA)1コンバージョンを獲得するのにかかった費用。【総費用÷コンバージョン数】で算出される。

関連記事:『広告効果はどう分析する?基本の分析方法10種類を解説!

コンバージョンとは

コンバージョンは、広告の遷移先であるランディングページ(LP)のゴールを指します。

資料請求・申し込み・購入など、取り扱う商品やサービスの内容により、サイトに合ったCV(コンバージョン)を設定します。

たとえば、化粧品の広告なら「1,000円のトライアルキット購入」、マンションの広告なら「資料請求」や「モデルルームの見学予約」などがCVとして設定されています。

高額商材や検討に時間がかかるサービスなどの場合は、最終の着地点が購入や申し込みであっても、前段階のステップをCVに定めるケースがほとんどです。

Web広告での成果は、あくまで最終のゴールに到達するための通過点ととらえ、ハードルの高すぎないCVを設定しましょう。

関連記事:『Google広告のコンバージョンタグをタグマネージャーで設定する5ステップ

費用をコントロールできる

必要に応じて費用をコントロールできるところも、PPC広告のメリットです。

前述したように入札単価の調整や予算の上限を設定できるため、費用を抑えたスモールスタートも可能。

Web広告に慣れていない方でも安心して運用ができます。

キーワード選定やターゲットを絞った配信によって、関心度の高いユーザーにアプローチしやすいため、費用対効果を求める場合におすすめです。

関連記事:『6種類の主要媒体の広告費用の目安!広告予算の決め方まで徹底解説!

効果改善でチェックしておきたいポイント

PPC広告は、広告の配信ボリュームや広告文・クリエイティブなどを随時修正できます。

効果測定によって課題を明確にし、改善できる点にはどんどん手を加えましょう。

PPC広告の改善にあたり、チェックするべき点についてまとめました。

キーワード

リスティング広告の効果をあげるためには、適切なキーワード選定が重要です。

キーワードのなかでimpが取れているけれどクリックにつながっていないものやCTRが低いものは、配信の停止をするのも一つの方法です。

また、CVRが高いキーワードについては入札を強化し、効率よく成果が出せるように配信量を調整しましょう。

そもそも広告が表示されていない場合は、登録するキーワードを増やす、入札単価を上げるなどの方法を試してみてください。

その際、Google広告の管理画面に組み込まれているキーワードプランナーなどのツールの活用がおすすめです。

キーワードプランナー画像

引用:『キーワードプランナー|Google広告

キーワードプランナーでは、検索した語句に関連するキーワードが表示されるので、候補のなかから自社のユーザーニーズに近いものを追加します。

関連記事:『広告運用ツールGoogleキーワードプランナーとは?8つの機能を解説

広告文・クリエイティブの見直し

CTRが低い広告については、魅力的な訴求ができているかどうかを見直しましょう。

広告文や画像・動画がユーザーのニーズに合っているか、自社の商品やサービスの特徴を端的に伝えられているかをチェックしてください。

また、具体的な数値を入れたり、期間限定の特典をアピールするなど、ユーザーの目に止まりやすい情報を入れることも大切です。

広告文の具体例

「8月末までの申し込みで入会金無料」
「購入者の90%がリピーターに!」

関連記事:『【初心者向け】成果を上げる広告文の作り方と8つの訴求軸を解説

ランディングページの改善

広告のクリック後に遷移されるサイトを「ランディングページ(LP)」といいます。

せっかく広告文やクリエイティブに興味を引かれてクリックしても、LPが魅力的でなければCVを獲得することはできません。

  • 告文・クリエイティブとLPの内容にギャップがないか
  • ファーストビュー(ページに遷移して最初に表示される範囲)で商品やサービスの魅力がアピールできているか

とくにこの2点に注意が必要です。

ファーストビューにすべての情報を詰め込む必要はありません。

クオリティーの高いビジュアル(商品写真、モデル写真)、明快なキャッチコピー、限定のキャンペーンについての訴求などを入れ、画面をスクロールしたくなるような入り口として機能させることを心がけましょう。

なお、LPを改善し成果を向上させるための取り組みをランディングページ最適化(LPO)といいます。

LPの効果的なキャッチコピーの作り方について解説した以下の記事も、ぜひ参考にしてください。

関連記事:『LPのキャッチコピーで簡単にユーザーを惹きつける5つのポイントとは

まとめ

広告がクリックされるごとに課金されるPPC広告は、商品やサービスに興味や関心の高いユーザーや、潜在ニーズを持つユーザーに効率良くアプローチが可能です。

成果をすぐにチェックできるため、スピード感のある広告の改善ができる点もメリットでしょう。

導入のハードルが低いため、Web広告の入り口としても手軽に取り組むことができます。

弊社ではリスティング広告運用代行というサービスを展開しております。

リスティング広告の運用経験を豊富に蓄積している他、Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されています。

蓄積されたノウハウから短時間で課題を解決に導きます。

また、薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。

お客様のあらゆるニーズに対し 分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。

監修者

UnionMedia編集部

2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。

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