無料でメッセージの交換や音声通話が可能な「LINE」アプリは日本国内での普及率が非常に高く、月間アクティブユーザー数は9,700万人(2024年2月現在)にのぼります。
また、「LINE」を毎日利用するユーザー(DAU)は86%(2023年12月末時点)に達しており、多くのユーザーの生活の一部になっていることが分かります。
引用:『「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表』
総務省が公開したデータ内における「LINEの年齢別利用率」では、10~50代は90%以上、60代でも80%以上の割合が利用しており 、幅広い年齢層で利用されているのが分かります。
このような特徴をもつ「LINE」での広告配信はどのような効果が発揮できるのでしょうか。
本記事では、2024年1月15日より新たに開始された「アルバム」機能での広告配信について、2つのメリットを解説していきます。
「アルバム」機能の特徴と注意点についても解説していきますので、ぜひご覧ください。
参考:『LINE広告』
参考:『LINEヤフーの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINE」アプリ内の「アルバム」での広告配信を開始 LINEヤフーfor Business』
関連記事:『LINE公式アカウント集客で押さえておくべき4つのポイントや事例を解説』
LINE広告とは
LINE広告とは、LINEアプリ内のさまざまな 配信面において、広告を配信できる運用型広告です。
以下で主な配信面と配信機能をご紹介します。
LINE広告の主な配信面
引用:『LINE広告配信面 LINEヤフーfor Business』
2024年4月現在で広告配信が可能なLINEの 配信面は上記の通りです。
LINE広告のサービス開始以降、出稿している広告アカウントは累計72,000件を超えています。
参考:『LINEヤフーの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINE」アプリ内の「アルバム」での広告配信を開始 LINEヤフーfor Business』
参考:『LINE広告』
関連記事:『LINE広告とは?15種類や費用、配信方法をわかりやすく解説』
LINE広告の3つの特徴
LINE広告はユーザーの特徴を分析し、精度の高いターゲティングに基づいた配信や予算内での運用が可能です。
「アルバム」機能でも使用できる機能なので、ぜひ参考にしてください。
LINE広告の配信機能
- 3種類のターゲティング機能で効率的にアプローチできる
- マーケティングの目的に合わせた配信が可能
- 最低出稿金額の設定がなく、予算を調整しながら目的の広告配信ができる
3種類のターゲティング機能で効率的にアプローチできる
LINE広告には効率的にアプローチが可能な3種類のターゲティング機能があります。
LINE広告の3種類のターゲティング機能
- オーディエンスセグメント配信
- オーディエンス配信
- 類似配信
①オーディエンスセグメント配信
オーディエンスセグメント配信では、年齢・性別・地域などを絞って広告配信が可能です。
「詳細ターゲティング」より、趣味や生活のステータスからもアプローチすることもできます。
②オーディエンス配信
オーディエンス配信では、LINE Tagのトラッキング情報からのデータを基に、自社の商品やサービスに関心が高いユーザーに絞って広告配信が可能です。
基になっているデータは、LINE公式アカウントの友だちやブロックしている友だち、サイトに訪問したユーザーやサイト内での購入履歴などを基にしたデータです。
③類似配信
類似配信では、自社の商品やサービスをすでに利用・購入している人を基に、似ているユーザーをLINE内で探しだします。
類似商品への関心の高いユーザーにターゲットを絞って広告配信が可能です。
参考:『LINE広告のターゲティング3種の種類や設定方法を解説』
関連記事:『LINE広告はどこが強み?4つのメリットと3つの成功事例を紹介』
さらに詳しくターゲティングについて知りたい場合は、こちらをご一読ください。
関連記事:『LINE広告のオーディエンスセグメントとは?5つの種類を紹介』
関連記事:『LINE広告の地域セグメント設定方法!3つの集客成功事例まで紹介』
マーケティングの目的に合わせた配信が可能
LINE広告では以下のような、さまざまなマーケティング目的に合わせた配信が選択できます。
- WEBサイトへのアクセス数を増やす
- WEBサイトのコンバージョン数を増やす
- アプリのインストール数を増やす
- アプリ利用者のアプリ起動数を増やす
- 動画の再生数を増やす
- LINE公式アカウントの友だち数を増やす
認証済のLINE公式アカウントでは「友だち追加広告」を配信することができ、「1-2-1.3種類のターゲティング機能で効率的にアプローチできる」でお伝えした、ターゲティングを活用し、効率的にLINEの友だちを獲得できます。
参考:『LINE広告』
参考:『友だち追加広告・LINE広告(友だち追加) LINEヤフーfor Business』
最低出稿金額の設定がなく、予算を調整しながら目的の広告配信ができる
引用:『LINE広告』
LINE広告は最低出稿金額の設定がなく、少額の予算から目的に合わせた配信を手軽に始めることができます。
配信前に予算を設定し、配信した分だけ予算から料金が引かれていきます。
設定した金額を使い切ると、自動で広告が表示されなくなります。
そのため、配信金額が予算の上限を超えることはありません。
広告が掲載される形式はオークション形式で、広告主が設定した入札価格などを基に争われ、オークションに勝利した広告が掲載されます。
以上、LINE広告の主な配信面と配信機能を解説しました。
こちらの配信機能は、LINE全体の配信面で使用できる機能です。
精度の高いターゲティングやLINEならではの「友だち追加広告」なども魅力的です。
参考:『LINE広告の特長とは?配信面や費用、成功事例を総まとめ LINEヤフーfor Business』
参考:『配信料金|LINE広告の配信の仕組み・課金方法』
「友だち追加広告」についてはこちらで詳しく解説していますので、ご一読いただけると、より効率的にLINEで広告配信が可能になります。
関連記事:『集客や販促で活躍!LINE友だち追加広告とは?導入メリット4選』
また、LINE広告の配信方法や配信効果を高めるポイントについてはこちらの記事を読んでみてください。
関連記事:『【初心者向けLINE広告講座】配信効果を高める6つのポイント!』
LINEの「アルバム」とは
引用:『LINE広告配信面 LINEヤフーfor Business』
LINEの「アルバム」機能はLINEアプリユーザーの1/3以上が利用しています。
日常写真や家族、グループでの思い出の集合写真、友人やパートナーとの特別な日の写真を保存・共有できる機能です。
参考:『運用型広告配信「LINE広告」で「LINE」アプリ内「アルバム」での広告配信を新たに開始』
LINEの「アルバム」の特徴
- 写真の保存期限がない
- アルバムの投稿上限数が多い
- アルバムにタイトルを付け、タイトルごとに分けて保存ができる
- 「追加順」「撮影順」に並び替えることができる
- トークルームを削除しても「アルバムをまとめて見る」に表示される
写真の保存期限がない
LINEアルバムの写真は保存期限がないため、期限切れで画像が消えてしまい、見られなくなってしまうことがありません。
いつでも振り返って見ることができるのは、大きなメリットと言えます。
参考:『保存期限がない!ラインでアルバムを作るメリットとデメリット全5つ』
アルバムの投稿上限数が多い
アルバムの投稿上限数は、以下の通りで、非常に多くのアルバムの作成、写真を保存することができます。
- 各トークルームでのアルバム作成可能数:最大100個
- 1つのアルバムにアップロードできる画像枚数:最大1,000枚
- 1回でまとめてアップロードできる画像枚数:最大100枚
アルバムにタイトルを付け、タイトルごとに分けて保存ができる
トークルームでの画像の送受信は画像数が多いほど、トークの邪魔となってしまう可能性があります。
タイトルごとに分けることもできないため、後から振り返るときはとても不便です。
アルバムでは、日付や旅先の名前、一緒に写っている人物やペットの名前などをタイトルに入れ、タイトルごとに分けて保存すると、後からアルバムを探しやすく、振り返るときも見やすくなります。
あとからタイトル名の変更や写真の追加、削除も可能です。
参考:『【最新】LINEアルバムの編集方法まとめ(順番、名前変更、追加、削除など)』
「追加順」「撮影順」に並び替えることができる
1つのアルバム内の画像を「追加順」「撮影順」に並び替えることができます。
また、「アルバムをまとめて見る」では自身のLINE上に存在するアルバムをまとめて見ることができ、その中でも「追加順」「アルバム作成順」に並び替えることができます。
トークルームを削除しても「アルバムをまとめて見る」に表示される
「アルバムをまとめて見る」とは自身のLINE上に存在するアルバムをまとめて1箇所で見ることができる機能です。
これまではトークルームを削除すると、トークルーム内にあったアルバムも見ることができなくなっていましたが、トークルームが削除されていても「アルバムをまとめて見る」からは削除済みのトークルームに存在していたアルバムを閲覧することができます。
LINEの「アルバム」の注意点
- 3人以上のトークルームではアルバム機能が使用できない
- アルバムを閲覧できるのはメンバーのみ
- アルバムや写真を削除するとトークルーム内で告知され、復元できない
- 動画の保存は通常では不可
3人以上のトークルームではアルバム機能が使用できない
3人以上のトークルームではアルバム機能を使用できませんので、複数人で使用する場合はグループLINEの作成が必要となります。
アルバムを閲覧できるのはメンバーのみ
アルバムを閲覧できるのはトークルームまたはグループ内のメンバーのみとなっています。
あとからグループに参加したメンバーも参加前に作成されたアルバムを閲覧できます。
アルバムや写真を削除するとトークルーム内で告知され、復元できない
アルバムや写真を削除するとトークルーム内で告知が表示され、メンバー全員が閲覧できなくなります。
削除すると復元することができないので、誤って削除しないように気を付けましょう。
参考:『LINEでグループアルバム作成方法!写真追加や削除方法などの使い方まとめ』
参考『LINEアルバムを「削除」する方法と注意点 相手やグループへの通知やトーク表示なども解説』
動画の保存は通常では不可
通常、アルバムには動画を保存できません。
対処法として、「ノート」機能に動画を保存することができるようになりましたが、2024年2月15日にそちらの機能は終了しました。
現状としては、「LYPプレミアム」へ加入するとアルバムに動画を保存することが可能となっています。
参考:『【重要情報】LINEノートへの動画追加機能終了!代替案やLINE動画復元方法まとめ』
参考:『LINEノートに動画が保存できなくなった?LINEアルバムに動画を保存する方法!』
LYPプレミアムとは
「LYPプレミアム」に加入すると、5分以内の動画を100個まで保存できます。
保存されている動画は「LYPプレミアム」に加入していないメンバーも見ることができます。
だたし、1ヶ月に動画を追加できる上限があります。(上限の詳細については明確に発表されていませんでした)
また、LYPプレミアムを解約するとアルバムに保存した動画は全て削除されるので注意が必要です。
その他にも「LYPプレミアム」に加入すると1,200万種類以上のスタンプを使い放題、LINE MUSICの楽曲をLINE通話の着信音、呼び出し音に設定できるなどのさまざまな特典があります。
これまでLINEの「アルバム」の特徴と注意点について解説しました。
「アルバム」機能は、思い出の振り返りに大変便利で、利用しやすいのが特徴です。
参考:『LINE広告配信面 LINEヤフーfor Business』
参考:『LINE・ヤフーの新たな会員サービス「LYPプレミアム」が登場 対象のLINEスタンプが使い放題、Yahoo!ショッピングのお買い物でPayPayポイントが貯まるなど毎日がおトクに』
「アルバム」を見ているとついつい見入ってしまい、時間を忘れてしまいます。
そんな「アルバム」での広告配信はどのようなメリットがあるのか解説していきます!
LINEの「アルバム」で広告配信する2つのメリット
上述したように、アルバム機能は思い出の振り返りに大変便利で、利用しやすいのが特徴です。
そのような「アルバム」機能で広告配信をする2つのメリットとはどのようなものなのでしょうか。
「アルバム」に日常的に訪問する、幅広いユーザーへリーチできる
上述したように、LINEは年代問わず幅広いユーザーに利用されています。
そんな「アルバム」機能はLINEアプリユーザーの1/3以上の利用率で、幅広い年齢層が利用しているため、日常的に訪問する幅広いユーザーへのリーチが実現できます。
参考:『運用型広告配信「LINE広告」で「LINE」アプリ内「アルバム」での広告配信を新たに開始』
参考:『LINEの「アルバム」にも広告配信スタート』
参考:『LINE広告』
「アルバム」の最上部に広告が表示される
引用:『LINE広告配信面 LINEヤフーfor Business』
アルバムを閲覧、編集する際に、1つアルバムを開くと、最上部に広告が表示されます。
最上部に表示されることで、ユーザーの目にとまりやすく、多くのユーザーへアプローチが可能です。
また、閲覧、編集時の邪魔にもならず、ユーザーも快適にアルバムを利用できます。
まとめ
今回は「アルバム」で広告配信する2つのメリット、「アルバム」の特徴や注意点についても解説しました。
ターゲティングの種類も多く、実際に配信する際の金額設定などに不安を感じていないでしょうか。
自社運営が難しい場合は、代理店に依頼することも一つの手です。
株式会社Unionは、LINE広告運用代行サービスのご相談を承っております。
Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されており、蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。
また、弊社の広告運用担当はYahoo!広告、およびGoogle広告の認定資格保持者であり、知識のアップデートを行っております。
薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能。
お客様のあらゆるニーズに対し分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。