LINE公式アカウントを開設したものの、効果的な配信方法がわからない、とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
メッセージの作成方法や配信の仕方などによって、成果が大きく変わってきますので、「何をどうすればいいのか具体的に知りたい」と思うのも自然なことでしょう。
そこでこの記事ではLINE公式アカウントのメッセージ配信機能の特徴や、メッセージの種類、成果につなげるための配信方法などについて具体的に解説していきます。
Contents
LINE公式アカウントのメッセージ配信機能の特徴
友だち追加したユーザーに対して、情報を届けることができるLINE公式アカウントの「メッセージ配信機能」には、主に以下のような特徴があります。
- メッセージの開封率や即時性が高い
- 一度に最大3つの吹き出しを配信できる
- 配信したメッセージに対する反応率が高い
- 一斉配信だけでなく絞り込み配信も可能
メッセージの開封率や即時性が高い
2022年6月に実施されたLINEヤフー社の調べによると、LINE公式アカウントから送信されたメッセージの開封率は、平均55%となっています。
つまり、半分以上のメッセージが開封されているということです。
LINEを日常的に使っているユーザーにとっては、LINE公式アカウントから送られてくるメッセージも目に入りやすく、メールのように迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうこともないといった点が、開封率の高さに繋がっているのかもしれません。
また、即時性の高さも特徴の一つです。
LINEヤフーの公式ブログによると、LINE公式アカウントからメッセージを受け取った大半のユーザーは、以下のようなタイミングでメッセージを開封しています。
届いたらすぐに開封 | 約2割 |
届いてから3~6時間以内に開封 | 約5割 |
届いたらその日のうちに開封 | 約8割 |
このことから、LINE公式アカウントによるメッセージは、開封率・即時性ともに高いということが言えます。
参考:『メッセージ配信の特長や種類、効果的なメッセージとは | LINEヤフーfor Business』
参考:『メッセージ配信 | LINEキャンパス』
参考:『LINE公式アカウント活用術!情報の質を高めてクリック率を上げよう』
一度に最大3つの吹き出しを配信できる
引用:『メッセージ配信 |LINEキャンパス』
一度に最大で3つの吹き出しを配信できるのも、LINE公式アカウントの特徴の一つです。
「3つまでの吹き出しが1つのメッセージ」になる形です。
例えば、以下のような3つの吹き出しを配信すると、1メッセージとしてカウントされます。
【例①】
- ユーザーへのメッセージ
- クーポン
- 画像
【例②】
- ユーザーへのあいさつ
- ユーザーへのメッセージ
- クーポン
このように、様々な内容を組み合わせて配信することが可能です。
なお、4つ以上の吹き出しを送りたい場合は、新たに配信を行う必要がありますのでご注意ください。
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
参考:『メッセージ配信 | LINEキャンパス』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方やコツを徹底解説』
配信したメッセージに対する反応率が高い
LINE公式アカウントから配信されたメッセージは、ユーザーの反応率が高いという点も特徴的だと言えるでしょう。
引用:『メッセージ配信の特長や種類、効果的なメッセージとは | LINEヤフー for Business』
上記画像の通り、LINE公式アカウントの友だちになったことで、50%以上のユーザーが以下のような行動を取っています。
- URLをクリックして企業・店舗のWebページを訪問した(53.4%)
- クーポン目当てで、サービスや店舗を利用した(54.4%)
- キャンペーンに応募した(55.6%)
- 企業・店舗から送られてきたクーポンを利用した(58.3%)
- 企業・店舗からのメッセージを読んだ(73.2%)
ユーザーにとってお得となるクーポンを付与してメッセージを配信することで、「店舗への来店」「商品やサービスの購入」、といった行動につなげることができるでしょう。
参考:『メッセージ配信の特長や種類、効果的なメッセージとは | LINEヤフー for Business』
一斉配信だけでなく絞り込み配信も可能
メッセージ配信は、一斉配信だけでなく、ターゲットを絞り込んでの配信もできます。
一斉配信ですと、登録済みの友だちすべてにメッセージが配信されるため、中には「自分には関係がない」「興味がない」と感じる人もいることでしょう。
そして、こういったメッセージを複数回配信してしまうと、ブロックにつながってしまう可能性があるのです。
LINE公式アカウントは、友だち登録が簡単にできる反面、ブロックもしやすいという特徴があります。
参考:『【消費者のLINE公式アカウント利用実態調査2022】 約4人に1人が予約などの手続きで利用経験あり。3人に1人が情報収集を目的に 登録する一方、情報配信頻度と質が不満でブロックした人は半数以上。』
実際に2022年に実施された「LINE公式アカウント利用実態調査」では、約7割のユーザーがブロックしたことがあると回答しています。
さらに、その理由として「情報頻度が多すぎる(28.6%)」「有益な情報が来ない(21.9%)」が多く挙げられています。
そのため、「これから送るメッセージを必要としていそうなセグメント(区分)」に属するユーザーのみに絞り込むことで、ブロック率を低下させられるかもしれません。
なお、絞り込みが可能な属性は以下の通りです。
- 友だち期間
- 年齢
- 性別
- OS
- エリア
参考:『LINE公式アカウントのセグメント配信とは?設定方法も解説!』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
参考:『【消費者のLINE公式アカウント利用実態調査2022】 約4人に1人が予約などの手続きで利用経験あり。3人に1人が情報収集を目的に 登録する一方、情報配信頻度と質が不満でブロックした人は半数以上。』
LINE公式アカウントの主なメッセージの種類
LINE公式アカウントで配信できるメッセージには、主に以下のような種類があります。
- テキストメッセージ
- あいさつメッセージ
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- カードタイプメッセージ
- 自動応答メッセージ
- ステップ配信
- クーポン
テキストメッセージ
最もよく使われるメッセージの種類が、テキストメッセージです。
引用:『メッセージ配信 | LINEキャンパス』
メッセージには、テキストだけでなく顔文字や絵文字を含めることもできます。
オリジナルの顔文字・絵文字があるようならば、ブランディング効果を高めるためにも積極的に使っていきましょう。
また、画像や動画、スタンプも使用できるため、視覚的にも分かりやすく伝えることが可能となります。
参考:『メッセージ配信 | LINEキャンパス』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
あいさつメッセージ
あいさつメッセージは、「ユーザーが友だち登録した時」「ユーザーがブロックを解除した時」に自動で送信される機能のことです。
引用:『あいさつメッセージ |LINEキャンパス』
ユーザーが最初に受け取るメッセージなので、登録してくれたことに対するお礼や、LINE公式アカウントに登録したことでどんなことができるのか、などについて伝えるようにしましょう。
今後どういった情報が配信されるのかを伝えつつ、具体的なアクションにつながるような構成を意識すると、ブロックされる可能性を減らせるかもしれません。
引用:『あいさつメッセージ |LINEキャンパス』
例えば、以下のような構成です。
- 今後受け取れる情報について伝える
- トークルームでできることを伝え具体的な行動を促す
- 画像などを利用して情報を整理する
なお、あいさつメッセージは通常のメッセージとは違い、最大5つの吹き出しを配信することができます。
テキストでのメッセージだけでなく、上記画像のようにクーポンなどもうまく活用し、「今後もこのLINE公式アカウントを使っていきたい」と思ってもらえるような内容にしましょう。
参考:『あいさつメッセージ |LINEキャンパス』
参考:『LINEのメッセージの種類〜LINE公式アカウント運用者が知っておきたい機能をすべて紹介!』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類と活用方法を解説』
リッチメッセージ
リッチメッセージは、テキストや画像を1つのビジュアルにまとめて配信したり、アクションボタンを設置したりできる機能のことです。
画像を使うことで、通常のメッセージ配信より多くの情報を含めることができるため、少ない文字数でもサービスや商品の魅力が伝わりやすくなるでしょう。
引用:『リッチメッセージ |LINEキャンパス』
その他にも、リッチメッセージには以下のような強みがあります。
- テキストのみのメッセージに比べると目に入りやすいため、開封されやすくなる
- 「自社の商品詳細ページ」や「クーポン」など、リンク先を自由に設定できる
- エリア設定は最大6分割まで可能で、各エリアに別々のリンクを設定できる
上記の通り、テキストメッセージよりできることが多いという点も、リッチメッセージの特徴です。
参考:『リッチメッセージ|LINEキャンパス』
参考:『LINEのメッセージの種類〜LINE公式アカウント運用者が知っておきたい機能をすべて紹介!』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
リッチビデオメッセージ
リッチビデオメッセージとは、配信した動画が自動で再生され、動画終了後には任意のアクションをユーザーに促せる、という機能です。
「通常の動画」と「リッチビデオメッセージ」とでは、表示される動画のサイズが違い、リッチビデオメッセージは縦型・正方形・横型といったさまざまな形に対応しています。
例えば縦型ならば、上記画像のようにトーク画面を占有し、リッチな表現ができるようになります。
そして、動画終了後には、「詳細はこちら」「応募する」「お問い合わせはこちらから」などのアクションボタンを設置し、ユーザーに対して行動を促すことが可能です。
なおリッチビデオメッセージは、アプリ版管理画面からは作成できません。
パソコン版管理画面からのみ作成可能となっているのでご注意ください。
参考:『リッチビデオメッセージ |LINEキャンパス』
参考:『LINEのメッセージの種類〜LINE公式アカウント運用者が知っておきたい機能をすべて紹介!』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
カードタイプメッセージ
カードタイプメッセージは、複数のコンテンツをカルーセル形式で1つにして配信できる機能です。
リンクをタップできる範囲が広いうえ、多くの情報を整理して配信可能なため、通常のテキストメッセージよりも高い訴求力に期待できます。
なお、カードタイプは以下の4種類です。
- プロダクトタイプ:商品やメニューなどの紹介に向いているカードタイプ
- ロケーションタイプ:店舗などの場所の紹介に向いているカードタイプ
- パーソンタイプ:担当者やスタッフなどの人物の紹介に向いているカードタイプ
- イメージタイプ:商品やサービスの画像をメインとする際に向いているカードタイプ
上記のように、メッセージ配信の目的に応じて適切なタイプを選択するようにしてください。
参考:『カードタイプメッセージ | LINEキャンパス』
参考:『LINEのメッセージの種類〜LINE公式アカウント運用者が知っておきたい機能をすべて紹介!』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
自動応答メッセージ
自動応答メッセージは、ユーザーからの問い合わせに対して自動返信する機能で、以下の2種類があります。
一律応答 | ユーザーからのメッセージすべてに対して返信する |
キーワード応答 | ユーザーからのメッセージ内に含まれていたキーワードに対して、あらかじめ設定しておいた内容を返信する |
引用:『応答メッセージ |LINEキャンパス』
例えば、「予約」というキーワードを登録しておくと、ユーザーから送られてきたメッセージに「予約」という文字が含まれていた場合に、予約に関する情報を自動で返信する、といった形です。
これにより、問い合わせに対応する手間や時間を削減できますし、定休日や営業時間外でも一次返信を行うことができます。
参考:『応答メッセージ |LINEキャンパス』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類と活用方法を解説』
参考:『LINEのメッセージの種類〜LINE公式アカウント運用者が知っておきたい機能をすべて紹介!』
ステップ配信
ステップ配信は、友だち登録完了後、LINE公式アカウント側が設定したスケジュールに沿って事前に用意したメッセージを段階的に配信する、という機能です。
引用:『ステップ配信 – LINEキャンパス』
具体的には、以下のような形です。
- ユーザーによる友だち追加完了
- ●日後にクーポン配信
- ●日後に商品に関するお知らせを配信
一度ステップ配信の設定を済ませておけば、配信メッセージや配信先を手動で設定する必要がないため、運用の手間を減らすことができます。
さらに、自動でユーザーと継続的にコミュニケーションを取れることで、リピーターを育成する効率も上がります。
参考:『ステップ配信 |LINEキャンパス』
参考:『LINEのメッセージの種類〜LINE公式アカウント運用者が知っておきたい機能をすべて紹介!』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類と活用方法を解説』
クーポン
クーポンは、友だち登録してくれたユーザーにデジタルクーポンを渡せる機能で、1つの吹き出しを使って配信できます。
ユーザーは、送られてきたクーポンを店頭で提示することで、クーポンに記載のある特典を受けられるため、クーポンの配信は来店を促すための方法として有効と言えるでしょう。
引用:『クーポン|LINEキャンパス』
なおクーポンは、友だち登録へつなげるためのインセンティブとしても役立ちます。
友だち登録で「●%割引クーポン」がもらえる、などの設定をしておくことで、登録のハードルを下げられるでしょう。
また、クーポン単体で使うのではなく、テキストメッセージやあいさつメッセージなどと組み合わせて使用することで、より効果的に再来店や再購入などの意向を高めることが期待できます。
参考:『クーポン |LINEキャンパス』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
なお、友だち登録を増やす方法については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:『LINE公式アカウントで友だちを効果的に増やす方法8選』
LINE公式アカウントのメッセージ配信の作成方法
ここでは、パソコン版管理画面でのメッセージ作成方法について解説していきます。
流れとしては以下のようになります。
- メッセージ配信画面を開く
- 配信先を設定する
- 配信日時を設定する
- 必要に応じて高度な設定を行う
- メッセージを作成する
- 作成したメッセージを配信する
それぞれ、詳しく解説していきます。
メッセージ配信画面を開く
ログインして管理画面を開いた後、左メニューにある「メッセージを作成」をクリックします。
参考:『LINE公式アカウント(旧 LINE@) – メッセージ配信を作成する|LINEヤフー for Business』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方やコツを徹底解説』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
配信先を設定する
まずは配信先を設定します。
上記の通り、配信先として「すべての友だち」「絞り込み」の2種類があるので、どちらかを選びましょう。
「すべての友だち」を選択した場合は登録しているユーザー全員に配信され、「絞り込み」を選択した場合は、友だちの年齢や性別といった属性、行動などで絞り込みをかけられます。
ただし、属性での絞り込み機能を利用するには、100人以上のターゲットリーチ数が必要です。
ターゲットリーチ数とは、友だち登録数からブロック数を差し引いた、「実際にメッセージが届くユーザーの数」のことです。
友だち登録数とターゲットリーチ数は別物ですのでご注意ください。
参考:『LINE公式アカウント(旧 LINE@) – メッセージ配信を作成する|LINEヤフー for Business』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方やコツを徹底解説』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
配信日時を設定する
配信先を決めたら、次は配信日時を決めます。
配信日時は、「今すぐ配信」「日時を指定して配信」の2種類があるので、どちらかを選びましょう。
すぐに配信したい場合は文字通り「今すぐ配信」を、キャンペーンなどに合わせて配信タイミングを指定したい場合は「今すぐ配信」の下にある設定部分で配信日時を入力してください。
参考:『LINE公式アカウント(旧 LINE@) – メッセージ配信を作成する|LINEヤフー for Business』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方やコツを徹底解説』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
必要に応じて高度な設定を行う
メッセージ配信の際は、必要に応じて以下のような高度な設定を行うことができます。
- LINE VOOMに投稿
- 配信メッセージ数の上限を指定
- A/Bテストを作成
- キャンペーンを設定
それぞれの詳細については以下の通りです。
LINE VOOMに投稿 | 配信するメッセージと同じ内容を「LINE VOOM(※)」にも投稿できる。 |
配信メッセージ数の上限を指定 | 配信するメッセージ数の上限を設定できる。主に、無料で送れるメッセージ数を超えたくない場合や、追加で配信するメッセージ数を抑えたい場合に利用する。 |
A/Bテストを作成 | 複数のメッセージパターンを用意し、どちらの反応が良いかの「A/Bテスト」を実施できる。なお、ターゲットリーチ数が5,000人以上でなければA/Bテスト機能は利用できない。 |
キャンペーンを設定 | 「配信するメッセージ」と「作成したキャンペーン」とを結びつけることで、複数のメッセージを横断して集計や分析が可能になる。 |
※LINE VOOMとは、LINE内にあるショート動画など楽しむことができる動画プラットフォーム。
参考:『LINE公式アカウント(旧 LINE@) – メッセージ配信を作成する|LINEヤフー for Business』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方やコツを徹底解説』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
参考:『LINE VOOMの基本的な仕組み | LINEヘルプセンター』
メッセージを作成する
配信に関する設定が完了したら、いよいよメッセージ作成です。
こちらのテキストエディタを使って、ユーザーに配信するメッセージを作成しましょう。
参考:『LINE公式アカウント(旧 LINE@) – メッセージ配信を作成する|LINEヤフー for Business』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方やコツを徹底解説』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
作成したメッセージを配信する
メッセージの作成が完了したら、テキストエディタの右下にある「配信」というボタンを押します。
これで、LINE公式アカウントからのメッセージ配信は完了です。
参考:『LINE公式アカウント(旧 LINE@) – メッセージ配信を作成する|LINEヤフー for Business』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信のやり方やコツを徹底解説』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
効果的なメッセージ配信をするための6つのコツ
せっかく時間と労力をかけてメッセージを送るのですから、効果を最大化したいと考えている方も多いことでしょう。
この項目では、LINE公式アカウントでの効果的なメッセージ配信について解説していきます。
- セグメント配信でターゲットを絞る
- 配信する時間をターゲットに合わせる
- テキストだけでなく画像やスタンプも送る
- 配信頻度を適切に保つ
- 分かりやすい文章にする
- ユーザーにとって得になる情報を配信する
セグメント配信でターゲットを絞る
メッセージを配信する際は、必要に応じてセグメント配信を行うようにしましょう。
セグメント配信とは、異なるセグメント(ターゲットの区分)に対してメッセージを送るという方法です。
例えば、同じ「20代前半~40代前半の女性」がターゲットであっても、「専業主婦」と「OL」に分けてメッセージを配信するのが良いでしょう。
この場合、「専業主婦」に対しては午前11時から正午あたりに配信すれば開封されやすいかもしれませんが、「OL」の場合はまだ仕事をしている可能性が高いです。
したがって、セグメントが「OL」ならば、ランチタイムとなる正午から午後1時や、仕事が終わって帰宅する午後18時から20時あたりにメッセージを配信する、といった工夫をすることで、開封率が上がる可能性があります。
このように、ターゲットに合わせてセグメント化し、少しでもメッセージ配信の効率を上げていくうにしましょう。
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信7つのコツ!効果的な送り方とは? | Lステップ公式ブログ』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
配信する時間をターゲットに合わせる
メッセージを配信する時間は、ターゲットのライフスタイルに合わせるようにしましょう。
前項で、同じ「20代前半~40代前半の女性」でも、セグメント化して配信時間をずらすべきであることはすでに解説しました。
セグメント化しない場合でも、配信時間はしっかりと意識すべきです。

例えば、すべてのユーザーに一斉配信する際に、夜中の3時に配信しても、開封率は下がってしまう可能性が高いでしょう。
一般的に、夜中の3時に活動している人は少ないと考えられるからです。
さらに、「こんな時間にメッセージを送ってくるのか」というネガティブな感情につながってしまうこともあり得ます。
このように、「配信するターゲットが今何をしているのか」を考えることで、メッセージの開封率を向上させる可能性を高めることができるかもしれません。
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信7つのコツ!効果的な送り方とは? | Lステップ公式ブログ』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
テキストだけでなく画像やスタンプも送る
LINE公式アカウントのメッセージは、最大3つの吹き出しを配信することができます。
引用:『分析-メッセージ配信|LINEヤフーfor Business』
したがって、テキストだけで配信するのではなく、画像やスタンプも駆使して、華やかで見やすいメッセージを作成するように心掛けてみてください。
ただ事務的にメッセージを送るよりも、画像やスタンプをまじえた方が、視認性が上がり、興味を持ってもらえる可能性が上がるかもしれません。
画像やスタンプだけでなく、クーポンや動画も配信できますので、テキスト以外にこれらを活用し1つのメッセージに対してこだわることで、より良い効果が期待できます。
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信7つのコツ!効果的な送り方とは? | Lステップ公式ブログ』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
配信頻度を適切に保つ
メッセージの配信頻度が高すぎると、ユーザーから敬遠されてしまう可能性が出てきます。
配信頻度については正解がなく、どれくらいのペースで送ればいいのかは難しいところですが、この点については試行錯誤を繰り返して適切な頻度を探していくしかありません。
しかし、労力と時間をかけて適切な配信頻度を探り当てることができれば、ブロックされにくくなるだけでなく、ユーザーの購買意欲を高めることもできるようになるかもしれません。
とはいえ、LINE公式アカウントでのメッセージ配信を始めたばかりの頃は、どの程度の頻度で配信すればいいのか掴みづらいでしょう。
その場合は、業種やユーザー層にもよるとはいえ、まずは月の配信回数の目安として2~4回程度にしておくのがおすすめです。
2024年に、男女1,000人を対象に行われたLINE公式アカウントの利用実態調査では、適切だと思う配信頻度として「週1回程度」という回答が最も多くなりました。
あくまでも目安の1つとして参考にし、自身の配信結果と照らし合わせながら、配信頻度を定めていきましょう。
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信7つのコツ!効果的な送り方とは? | Lステップ公式ブログ』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信の方法と集客効果を高める2つのポイント』
参考:『LINE公式アカウント登録者1,000人を対象にした利用実態調査2023』
わかりやすい文章にする
メールとは違い、LINEは「親しみやすさ」が特徴です。
そんなLINEにおいて、固い文章ばかり配信してしまうと、ユーザーとの距離ができてしまうかもしれません。
そのようなことにならないよう、できるだけわかりやすく柔らかい文章を意識し、画像やスタンプなどもまじえながら親しみやすいメッセージを作成するようにしてください。
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信7つのコツ!効果的な送り方とは? | Lステップ公式ブログ』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
ユーザーにとって得になる情報を配信する
ユーザーは、「友だち登録をすることによって自分に得があるか」ということを意識していることが多いです。
そういったユーザーの期待に応えるため、お得なクーポンや特典などを配信するようにしましょう。
先程も挙げた同調査では、ユーザーが期待する配信内容として最も多かったのが94.2%で「クーポンやセールなどオトクな情報」でした。
ただし、いくらユーザーにとって得となるメッセージであっても、配信頻度が高すぎるとうんざりされてブロックにつながる可能性があるので、あくまで適切な頻度に留めるべきです。
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信7つのコツ!効果的な送り方とは? | Lステップ公式ブログ』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージの種類|それぞれの役割とは』
参考:『LINE公式アカウントのメッセージ配信とは?料金や例文を紹介』
参考:『LINE公式アカウント登録者1,000人を対象にした利用実態調査2023』
なお、具体的なLINE公式アカウントの活用事例については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:『LINE公式アカウントの活用事例6選!運用のコツと合わせて紹介』
まとめ
以上、LINE公式アカウントにおける効果的なメッセージの作成方法・配信方法や、メッセージの種類などについて詳しく解説してきました。
本記事を参考に、是非効果的なメッセージ配信を実現していただければと思います。
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監修者
2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。