LINEは、国内でのMAU(月間アクティブユーザー数)が9,700万人(2024年3月末時点)を超える巨大なプラットフォームです。
このユーザー数は日本の人口のおよそ8割をカバーしており、LINEが日々の生活に欠かせないものであることがわかります。
そんなLINEのアプリ内に、「LINE Monary」というマネー関連のコンテンツメディアがあるのをご存知でしょうか。
LINE Monaryは、ユーザーに有益な情報を届けることに加え、広告配信によって企業の商品・サービスのPRを行っています。
今回は、LINE Monaryのサービスの概要や広告メニューについて解説します。
お金・暮らしに関するコンテンツを主軸としているため、マネー関連やお得な情報への感度が高いユーザーへのアプローチが可能です。
導入を検討している方や、新しい広告配信先を探している方は、ぜひ参考にしてください。
参考:『LINEヤフー株式会社| LINE Business Guide 2024年4月〜2024年9月期版 v1.2』
以下の記事では、LINE広告全般について解説しています。
配信面や費用の仕組み、ターゲティングの種類などの情報をご覧いただけます。
関連記事:『LINE広告とは?15種類や費用、配信方法をわかりやすく解説』
Contents
LINE Monaryとは
まずは、LINE Monaryの概要や特徴についてご説明します。
簡単に言うと、LINEアプリ内で閲覧が可能なお金に関するメディアです。
以下で、詳しくみていきましょう。
お金にまつわるコンテンツを提供するLINEのサービス
引用:『株式会社PR TIMES | LINEのウォレットタブに「LINE Monary」が登場 節約・保険・投資など暮らしにまつわるお金の知識を深めるコンテンツを展開』
LINE Monaryは、LINEのアプリ内で提供されているコンテンツメディアです。
2022年5月にローンチされ、翌年の6月からはLINE広告の配信先に追加されました。
LINE Monaryの主軸を担っているのは、お金にまつわる幅広いテーマのコンテンツです。
記事のカテゴリーとして、下記がラインナップされています。
- おトク・節約術
- 結婚・出産・教育
- ローン活用術
- 税金の役立つ知識
- 老後・保険
- 仕事・年収
- 株式投資
- 投資信託
- FX・仮想通貨
- 不動産投資
LINE Monaryのオリジナル記事のほか、外部メディアから転載されている記事や、専門家・著名人による連載記事など、充実したコンテンツが魅力。
お得な買い物のコツや節約術から資産運用まで、さまざまな情報を扱っています。
LINE Monaryのコンテンツでは、専門用語をわかりやすい言葉で説明するほか、イラスト・図・マンガを用いているのが特徴です。
各コンテンツでお金に関する理解を促します。
参考:『株式会社PR TIMES | LINEのウォレットタブに「LINE Monary」が登場 節約・保険・投資など暮らしにまつわるお金の知識を深めるコンテンツを展開』
参考:『LINEヤフー株式会社 | LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINE Monary」での広告配信を開始』
LINEのウォレットタブからアクセスが可能
LINE Monaryは、LINEアプリの下部にあるメニューの「ウォレット」タブからアクセスが可能です。
月間の訪問者数がおよそ4,700万人(23年8月時点)にものぼるLINEウォレットには、「LINE Pay」の管理や「LINE BITMAX」「LINE FX」での資産運用、「LINEクーポン」の利用をはじめ、お金に関連する機能が集約されています。
LINE Monaryはウォレットタブのメニュー項目のなかにも含まれ、スマートフォンで金銭管理したり、マネー関連の情報にアンテナを立てているユーザーに閲覧されやすいのが特徴です。
参考:『LINEヤフー株式会社 | ウォレットタブを利用する』
参考:『LINEヤフー株式会社 | LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINE Monary」での広告配信を開始』
友だち登録をしたユーザーには、トークにもコンテンツを配信
LINE MonaryにはLINE公式アカウントがあり、友だち登録をしているユーザーにおすすめのコンテンツが配信されます。
なお、LINE Monaryへの導線は、ウォレットタブやトーク画面のほかに「ホーム画面のサービス一覧」「VOOMタブのタイムライン」があります。
参考:『株式会社PR TIMES | LINEのウォレットタブに「LINE Monary」が登場 節約・保険・投資など暮らしにまつわるお金の知識を深めるコンテンツを展開』
LINE Monaryのターゲットになるユーザー像
LINE Monaryは、多くの人が日常的に使用するLINEアプリ内で閲覧ができるほか、トーク画面に一部のコンテンツが配信されます。
自分で手間をかけてリサーチをしなくても、気軽に最新のマネー情報に触れられるのが魅力です。
LINE Monary広告のプレスリリースでは、ターゲットとなるユーザー像として以下が挙げられていました。
- 暮らしに役立つ情報や金融情報に敏感な幅広い世代の男女
- お金に関する情報収集にハードルの高さを感じている、継続化が難しいと感じている
前述のように、LINE Monaryは難しい内容を平易な言葉やビジュアルで説明することに重きを置くメディアです。
金融に対するリテラシーが高く知識が豊富な方よりは、「マネー情報に興味はあるけれど、そこまで詳しいわけではない」という層が対象となります。
参考:『LINEヤフー株式会社 | LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINE Monary」での広告配信を開始』
タイアップ記事の配信
LINE Monaryでは、ご紹介した配信枠・フォーマットのほかに、記事の体裁をとった広告であるタイアップ記事の掲載が可能です。
タイアップ記事は、自社の商品・サービスについてコンテンツの形をとって紹介をするのが特徴です。
記事のタイトル部分に「AD」という表記が付くため、ユーザーには広告であることが明示されます。
なお、通常のLINE広告は、掲載したい枠や競合の動向に合わせて入札額の調整を行う「運用型広告」ですが、このタイアップ記事は広告枠を買い取る「純広告」となります。
あらかじめ掲載期間も決まっているのが特徴です。
タイアップ記事の例
引用:『LINE Monary | 投資を始めたいけど不安…安全資産のゴールドはどう?』
上記は、LINE Monaryに掲載されている「ゴールド(金)投資」についてのタイアップ記事です。
専門家の目線で金に投資するメリットが解説されており、コンテンツとしても読み応えがあります。
テキストや画像などをふんだんに使用しながら解説できるので、商材に対する前提知識がないユーザーへのアプローチにも活用できるでしょう。
ページ内の随所に、企業のLINE公式アカウントへの登録を促すリンクが設置されています。
引用:『LINE Monary』
タイアップ記事の制作+露出を高める施策がセットになったプランを利用すれば、LINEウォレットやLINE Monary内でユーザーの目に留まりやすい位置にリンクやバナーを設置し、クリックを促すことも可能です。
今回例として取り上げた記事でも、通常の広告枠とは別の場所にバナーが掲載されています。
さらに、製作した記事はLINE広告を活用して拡散することができます。
なお導入にあたっては、LINE広告を取り扱う代理店を通す必要があります。
参考:『株式会社マイナビ | 【5分で分かる】純広告とは?代表的な種類と契約形態を丁寧に解説!』
参考:『LINE Monary | 投資を始めたいけど不安…安全資産のゴールドはどう?』
参考:『LINEヤフー株式会社 | LINE広告審査ガイドライン』
LINE広告の配信先
製作した記事の拡散場所として、LINE広告にはLINE Monaryも含めて次の配信面が用意されています。
LINE広告の配信面
- トークリスト
- LINE NEWS
- LINE VOOM
- LINEウォレット
- LINEポイントクラブ
- LINEショッピング
- LINEチラシ
- LINEクーポン
- LINEマイカード
- ホーム
- LINE Monary
- LINEオープンチャット
- LINEファミリーアプリ
- LINE広告ネットワーク
- アルバム
- LINE公式アカウントのトークルーム
参考:『LINEヤフー株式会社 | LINE Business Guide 2024年4月〜2024年9月期版 v1.2』
なお、LINEファミリーアプリとは、「LINE」のサービス名称で展開するゲームや各種ツール、カメラ、アバターコミュニケーションなどのアプリメディアを指します。
幅広い配信面が用意されており、自社の商品・サービスと親和性の高いところに絞った広告掲載が可能です。
LINE Monary内で広告を出稿できる枠は?
引用:『LINEヤフー株式会社 | LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINE Monary」での広告配信を開始』
LINE Monaryのページ内には、ホームフィード内・記事リスト内・記事ページ内の3つの広告枠が用意されています。
配信可能な場所を確認しましょう。
ホームフィード内
LINE Monaryを開くと最初にホーム画面が表示されます。
このホーム画面のフィードに設けられた広告枠に掲載が可能です。
画像とテキストを組み合わせたバナー広告の形式で配信されます。
記事リスト内
LINE Monaryの画面の下部にある「カテゴリー」タブを開くと、記事のリストが表示されます。
このリストページのなかにある広告枠にも配信することができます。
記事ページ内
LINE Monaryに掲載されている記事コンテンツを開くと、ページ内に複数の広告枠があります。
ここにも配信が可能です。
参考:『LINEヤフー株式会社 | LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINE Monary」での広告配信を開始』
LINE Monaryで使用できる広告フォーマット
LINE Monaryでは、LINE広告のフォーマットのうち、次で紹介する形式のものが使用可能です。
LINE Monaryの場合は、資産運用や電子マネー、クレジットカードをはじめとするお金関連の商材、お得なキャンペーン商品の広告などはユーザーの興味・関心と一致しやすいでしょう。
Card
引用:『LINEヤフー株式会社 | LINE Business Guide 2024年4月〜2024年9月期版 v1.2』
サイズ
静止画 | 1200×628 |
動画 | 16:9 |
横長の画像または動画と、テキストによる広告です。
Square
引用:『LINEヤフー株式会社 | LINE Business Guide 2024年4月〜2024年9月期版 v1.2』
サイズ
静止画 | 1080×1080 |
動画 | 1:1 |
正方形の画像または動画と、テキストによる広告です。
画像(小)
引用:『LINEヤフー株式会社 | LINE Business Guide 2024年4月〜2024年9月期版 v1.2』
サイズ
静止画 | 600×400 |
Cardよりも小さいサイズの画像と、テキストによる広告です。
参考:『ブルースクレイ・ジャパン株式会社 | 【初心者でもわかる】LINE広告とは?特徴や機能、配信方法を解説』
広告のクリック率を上げるためには、魅力的なビジュアルやテキストでユーザーに訴求する必要があります。
以下の記事では、LINE広告での集客を成功させるためのクリエイティブのポイントなどについてご紹介しています。
関連記事:『LINE広告はどこが強み?4つのメリットと3つの成功事例を紹介』
まとめ
株式会社Unionは、LINE広告運用代行サービスを承っており、LINE Monary内への広告の出稿についてもサポートが可能です。
Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されており、蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。
また、弊社の広告運用担当はYahoo!広告、およびGoogle広告の認定資格保持者であり、知識のアップデートを行っております。
薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能。
お客様のあらゆるニーズに対し分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。