当記事では、Googleが無料で提供している集客ツール「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」ついて解説します。
Googleビジネスプロフィールの機能をしっかり理解した上で活用することで、自社の集客力が大幅に伸びる可能性があります。
SNSなどの一括管理サービスを提供する「株式会社カンリー」が実施したGoogleビジネスプロフィール実態調査によると、約62%の企業がGoogleビジネスプロフィールの管理、運用を内製化しているということが分かりました。
またGoogleビジネスプロフィールの更新頻度に関しては、一週間に1回以上のペースで更新すると回答した企業が約60%という結果になりました。
このように、Googleビジネスプロフィールを運用した集客施策に注力している企業は増えつつあります。
一方で、「Googleビジネスプロフィールをどのように運用すればいいか分からない」「Googleビジネスプロフィールを使った集客のコツが知りたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は、そのような企業の悩みを解消すべく、Googleビジネスプロフィールの機能や効果的な集客方法、登録方法について詳しく解説していきます。
関連記事:『Googleマップを活用した効果的な広告集客とは?5つのTipsを徹底解説』
参考:『Googleビジネスプロフィール、効果的に活用する企業の6割以上が「店舗最新情報の発信」を目的に活用 一方で、自社運用・業者任せで効果実感できない声も|PR TIMES』
Contents
Googleビジネスプロフィールとは
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが公式に無料提供している店舗情報管理ツールです。
Googleマップに登録されている店舗や施設情報をオーナーとして管理することができます。
登録したビジネス情報は、ユーザーがGoogleマップやGoogle検索を使用した際に以下の画像のように表示されます。
参考:『ビジネスプロフィールの新たな更新について|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
参考:『GoogleマイビジネスアプリからGoogleマップとGoogle検索へ移行する』
Googleマップの場合
引用:『Googleマップ』
Google検索の場合
引用:『Google』
Googleビジネスプロフィールに登録した情報は、店舗名や社名を検索した場合だけでなく、「地域+サービス名」でユーザーが検索した場合にも表示されます。
例えば、「東京 カフェ」で検索した場合には以下のように店舗候補が表示されます。
引用:『Googleマップ』
表示される店舗は、ユーザーの位置情報から近い店舗かつ検索キーワードと関連性が高い順に表示されます。
ユーザーはナレッジパネル(赤枠の検索結果)に表示された店舗の情報を見比べて目的地を決めることができます。
つまり、Googleビジネスプロフィールに自社のビジネス情報を登録しておくことで、Google検索やGoogleマップを使用したユーザーにナレッジパネルを通じて情報を伝達することができます。
参考:『Googleビジネスプロフィール』
関連記事:『Google広告の来店コンバージョンとは?計測する2つのメリットを紹介』
Googleビジネスプロフィールの活用メリット
Googleビジネスプロフィールは集客をする上で非常に有用な施策です。
ここでは、Googleビジネスプロフィールの3つの活用メリットについてご紹介します。
- 目立つ場所に情報を掲載できる
- Googleマップのユーザーに直接訴求できる
- 顕在ユーザーに直接アプローチできる
目立つ場所に情報を掲載できる
引用:『Google』
上述したように、Googleビジネスプロフィールに登録した情報はユーザーが検索した際にナレッジパネルに表示されます。
ナレッジパネルは検索結果画面の中でも目立つ場所にあり、以下のような企業情報を掲載することでユーザーの店舗来店を促すことができます。
- ビジネスの基本的な情報(企業名、所在地、営業時間、電話番号など)
- 内観、外観、商品などの写真
- 口コミ
- ホームページへのリンク など
検索結果画面でユーザーの目につきやすい位置に表示できることから、ユーザーの視認性が高くアクセシビリティも向上しやすいといえます。
また、ナレッジパネルでは営業時間の変更や新メニューの紹介などリアルタイムで伝えたい情報を投稿機能で掲載することもできます。
参考:『Googleマイビジネスのナレッジパネルとは?情報を表示する方法』
Googleマップのユーザーに直接訴求できる
地図アプリにおけるGoogleマップのシェア率は、2022年時点で圧倒的1位です。
上のグラフは、Googleビジネスプロフィールを活用した店舗の集客支援サービスを行う株式会社エフェクチュアルが行った「地図アプリの利用率に関するアンケート」の調査結果を表しています。
「使ったことのある地図アプリを教えてください」という問いに対し、Googleマップを使用したことのある人の割合が約74%と最も高くなっております。
地図アプリ自体使ったことのない方が7%いることを加味すると、地図アプリユーザーのほとんどがGoogleマップユーザーということになります。
既に多くのユーザーがいるGoogleマップにビジネス情報を掲載することで、必然的にユーザーへの露出頻度が増えるため、効率的な集客につながります。
関連記事:『Googleマップで集客、ローカルキャンペーン!4ステップで簡単配信』
参考:『【2022年版 定点調査】3年連続!地図アプリ利用率1位はGoogleマップ!エフェクチュアルが地図アプリの利用トレンドをレポート』
顕在ユーザーに直接アプローチできる
Googleビジネスプロフィールでは、ユーザーが検索した店舗名やサービス名に基づいた情報が表示されます。
そのため、店舗の住所やアクセス、電話番号などユーザーが知りたい店舗情報をシンプルに表示することができます。
店舗やサービス名、もしくは「サービス名+エリア名」で検索するユーザーは、「今すぐ利用したくて検索している場合」や「今後利用する予定がある場合」などが多く、ニーズが顕在化しているため来店や購入につながりやすいといった特徴があります。
Googleビジネスプロフィール対策をしっかり行うことで、購買行動に直結しやすいユーザーに対して効率的なアプローチが可能です。
なお、以下記事ではニーズが具体化していない潜在層へのアプローチ方法について解説しています。
関連記事:『潜在層へアプローチ!有効な4個の方法と5個のポイント!』
Googleビジネスプロフィールの基本機能
ここからは、Googleビジネスプロフィールでぜひ活用してほしい以下の5つの基本機能についてご紹介します。
これからGoogleビジネスプロフィールの運用を考えている方は参考にしてみてください。
- 店舗情報の掲載
- 投稿機能
- 写真や動画の掲載
- 口コミの管理や返信
- インサイト分析
店舗情報の掲載
引用:『Googleの無料のビジネスプロフィールを使ってアピール』
Googleビジネスプロフィールには店舗情報を幅広く掲載できます。
具体的には以下の情報の追加および編集が可能です。
- ビジネス名(店舗名)
- カテゴリ
- 住所とピンの位置
- サービス提供地域
- 営業時間
- 電話番号(最大2つ)
- Webサイト
- ソーシャルメディアのリンク
- 属性(Wi-Fi有無、テイクアウト対応など)
- ビジネス情報
- 開業日
- メニューやサービス
- 商品
- チェックイン、チェックアウトの時刻(ホテルのみ)
- ホテルの情報(ホテルのみ)
カテゴリとは、提供するビジネスを的確に説明する要素のことで、一致するジャンルを最大9つまで選択することができます。
最初の欄に入力したカテゴリは自動的にメインカテゴリに指定されます。
ビジネス情報では、提供しているサービスや商品、セールスポイントなどを375文字(半角750文字)以内の文章で記載することができます。
参考:『Googleでビジネスプロフィールを編集する|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
投稿機能
引用:『Googleの無料のビジネスプロフィールを使ってアピール』
投稿機能では、店舗の最新情報やキャンペーン情報などを発信できます。
例えば、期間限定のクーポン配布予告やアパレルショップであれば商品の再入荷に関する情報、ノベルティフェアの開催などを投稿でユーザーにお知らせすることができます。
店舗の基本情報とは異なり、リアルタイムな情報をユーザーに届けることができるため既存顧客や潜在顧客へのアプローチに効果的です。
具体的には以下の3種類から選択できます。
- 特典:セールや特典などの情報発信向け。タイトル、開始日時、終了日時の設定が必要。
- 最新情報:ビジネス全般の情報発信が向け。写真、動画、説明文、操作ボタンの追加が可能。
- イベント:店舗イベントの宣伝向け。タイトル、開始日時、終了日時の設定が必要。写真、動画、説明文、操作ボタンの追加が可能。
参考:『ローカルビジネス向けの投稿について|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
関連記事:『潜在層へアプローチ!有効な4個の方法と5個のポイント!』
写真や動画の掲載
引用:『Googleの無料のビジネスプロフィールを使ってアピール』
提供されているメニューやサービス、店舗の写真を掲載できます。
商品メニューだけでなく、店舗の外装や内装など雰囲気が分かるような写真を充実させておくことで、ユーザーが検索時に来店イメージを沸かせることができます。
掲載できる写真と動画の規格は以下の通りです。
- 写真
形式:JPEGまたはPNG
サイズ:10KB~5MB
解像度:720ピクセル×720ピクセル
最小解像度:250ピクセル×250ピクセル - 動画
時間:最大30秒
ファイルサイズ:最大75MB
解像度:720p以上
また、Googleビジネスプロフィールに表示される写真は、一般ユーザーによってアップロードされたものも含まれます。
ユーザーが投稿した写真の中でGoogleポリシーに違反しているものがある場合などは削除リクエストが可能です。
なお、Googleでは誹謗中傷や悪質な投稿から店舗を守るために、以下に該当する投稿(口コミ、写真、動画など)は制限または停止されることがあります。
ある特定の場所に対し、有用でない投稿、有害な投稿、または場所と無関係な投稿が連続して発生していることを確認した場合、Googleはその場所に対するユーザー作成コンテンツを制限または停止することがあります。
参考:『Googleマップ Googleビジネスプロフィール アップデート情報|株式会社カンリー』
参考:『ビジネスプロフィールの写真や動画を管理する|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
口コミへの返信
引用:『Google の無料のビジネス プロフィールを使ってアピール』
一般公開された口コミに対して返信することができます。
ユーザーの口コミ投稿を促すことで、実際に店舗に足を運んだユーザーのリアルな意見が公開され、それを見たユーザーが興味関心を持つことで新規顧客の行動喚起にもつながります。
それぞれの口コミを読んで真摯に返信していくことで顧客との信頼関係を構築できるとともに口コミに対して感謝の意を示すことができます。
また、明らかに悪意のある口コミやガイドラインに違反した口コミは削除リクエストすることも可能です。
参考:『Google ユーザーにクチコミを投稿してもらう|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
インサイト分析
Googleビジネスプロフィールでは、インサイト分析により効果検証を行うことが可能です。
インサイト分析では、検索クエリ(キーワード)や検索数、ユーザーの反応などを見ることができます。
集客をする上でのヒントを見つけることができ、次にどのような戦略を立てるか決める際の指標になります。
具体的には、インサイト分析で以下のような情報を確認することができます。
検索 | ビジネス検索に使用された検索クエリ
|
プロフィールを 閲覧したユーザー | プロフィールにアクセスしたユニークユーザー数 |
マップでの ルート検索 | お客様のビジネスまでのルートを検索したユニークユーザーの数 |
通話 | ビジネスプロフィールに表示された通話ボタンのクリック数 |
Webサイトの クリック | ビジネスプロフィールに表示されたWebサイトへのリンクのクリック数 |
メッセージ | メッセージで交わされた固有の会話数 |
予約 | 顧客が完了した予約の数 |
すべてのやりとり | すべてのやりとりに関する概要 |
料理の注文数 | Google ビジネス プロフィールで直接受け付けた Order with Google プロバイダ経由のテイクアウトまたは宅配の注文 |
商品 | 選択した期間における商品の閲覧回数 |
メニュー | 1 人のユーザーの1日あたりのメニューコンテンツのクリック回数 |
参考:『ビジネスプロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認する|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
参考:『Googleマップ Googleビジネスプロフィール アップデート情報|株式会社カンリー』
Googleビジネスプロフィールの集客効果と事例
Googleビジネスプロフィールは、使い方次第で集客効果を得やすいツールです。
以下では、Googleビジネスプロフィールを活用することで具体的にどのような集客効果があるのかを、実際の活用事例と合わせてご紹介していきます。
ユーザーに合わせたアプローチにより来店数が7.6%アップ
Googleビジネスプロフィールを活用することで、ユーザーに合わせたアプローチが可能になります。
ここでは、ユーザー行動やライフスタイルの変化に合わせたアプローチにより店舗来店を促進させて売上アップに成功した事例をご紹介します。
株式会社あさひの事例
全国に500店舗以上の自転車販売店を展開する株式会社あさひは、子ども用自転車から本格的なスポーツ自転車、車いすまで幅広く取り揃えている自転車専門の大手製造販売メーカーです。
「日々の暮らしを彩る自転車」をコンセプトに一人ひとりにフィットした快適で乗りやすい自転車を提供しています。
当社では、「自転車+地域名」などのキーワードで検索された際に、表示される掲載順位が低いことによってユーザーの店舗来店を促しにくいという課題を抱えていました。
集客施策の一環としてもともと折込チラシを活用していましたが、ユーザーのライフスタイルの変化からデジタルの必要性を見出し、新たにGoogleビジネスプロフィールを活用したオンラインの集客施策を試みたのです。
Googleビジネスプロフィールに登録したことで、Google検索やGoogleマップで検索したユーザーに対し正確な店舗情報を伝えることが可能になりました。
また検索連動型広告を合わせて活用することで、自転車を探している顕在ユーザーに対して積極的なアプローチが可能になりました。
従来のオフライン施策とGoogleビジネスプロフィールによるオンライン施策を併用した結果、店舗の売り上げは前年同期比で10%、店舗来客数では7.6%アップさせることに成功しました。
参考:『【2022年最新】Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の活用事例3選!』
参考:『Google広告とGoogleマイビジネスを活用し、売上アップと来店コンバージョンの計測に成功ー株式会社あさひの事例』
参考:『株式会社あさひ』
店舗情報を充実させることでユーザーの興味関心を促進
Googleビジネスプロフィールに記載する店舗情報を充実させることで、検索ユーザーに対して店舗を積極的にアピールすることができます。
ここでは、店舗情報の記載を充実させ、その他投稿機能などを駆使することでユーザーのWebサイト訪問数を増加させることに成功した事例をご紹介します。
石川酒造株式会社の事例
創業から200年以上もの歴史を持つ石川酒造株式会社では、近年の日本酒離れが進む中でも酒蔵や史料館などの見学を通してより多くの人に日本酒の魅力を発信したいという思いから、Googleビジネスプロフィールを取り入れました。
Googleビジネスプロフィールを導入したことで、店舗の営業時間や所在地、経路案内などが表示され、検索ユーザーに対してできるだけ正しい情報を伝えることが可能になりました。
また、過去に来店したユーザーのレビューや写真などを見たユーザーが店舗に興味を持ち、実際に来店につながったケースも増加したといいます。
さらに、投稿機能で見学会や試飲会についてお知らせすることでユーザーを予約ページに促したり、レビューに対して返信することでユーザーとのコミュニケーションを活性化することにも成功しました。
これらの施策を行った結果、Googleマイビジネス経由でのWebサイトの訪問回数は1か月間で377件、Googleマップの経路案内の利用回数は837件にまでのぼりました。
参考:『【2022年最新】Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の活用事例3選!』
参考:『[ブログ記事] Googleマイビジネスの情報を充実させ検索ユーザーにアピール。ユーザーの来店やコミュニケーション促進に貢献』
店舗の認知を広げることで月間検索数が4か月で9,000回以上に増加
Googleビジネスプロフィールの導入により、新規の顧客獲得に役立ったケースもあります。
ローカル居酒屋「心菜坊」の事例
鹿児島県志布志市にあるローカル居酒屋「心菜坊」は、地元食材を使った料理で高い評価を得ています。
口コミでも好評な人気店ではありましたが、当時の顧客層としては既存の常連客がメインで、新規の顧客を獲得できていなかった点が大きな課題でした。
そこで、より多くの人にお店を認知してもらい、新規顧客の獲得に繋げるための手段としてGoogleビジネスプロフィールの導入を決めました。
コンサルの方と連携を取りつつ、実店舗情報の記載や口コミへの返信、Googleビジネスプロフィールのインサイト分析を繰り返し行うことで、電話の問い合わせ件数が増えていったといいます。
具体的な導入効果としては、月間検索数が4か月で9,704回にまで増加し、電話の問い合わせ件数だけでなく県外のお客様も着実に増加しました。
比較的人口が少ない地方に構える飲食店であっても、Googleビジネスプロフィールを活用することで地元だけでなく県外からの顧客獲得に成功しています。
参考:『【2022年最新】Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の活用事例3選!』
Googleビジネスプロフィールの登録方法
引用:『Googleビジネスプロフィール』
それではここから、実際にGoogleビジネスプロフィールに登録する際の流れを2ステップに分けて紹介します。
- Googleマップにすでに登録されているか確認する
- オーナー登録を行う
参考:『ビジネスプロフィールの新たな更新について』
Googleマップにすでに登録されているか確認する
Googleビジネスプロフィールの登録をする前に、店舗の地点がGoogleマップに登録されているかどうかをあらかじめ確認しなければなりません。
地点登録はオーナー自身が行う場合と一般ユーザーによって行われる場合があります。
そのため、オーナー自身は登録していない場合であっても、一般ユーザーによって登録されている可能性があります。
登録されているかどうかの調べ方は非常に簡単で、Google検索やGoogleマップで「店舗名+地名」を入力し検索することで確かめることができます。
検索結果に店舗や社名が表示されなかった場合、または赤いピンが表示されなかった場合は、Googleマップに地点登録されていないことになるので、オーナー自身で登録を行う必要があります。
Googleマップの地点登録は以下の方法で行うことができます。
店舗の地点登録は、Googleビジネスプロフィールのログイン画面から登録できます。
真ん中の「今すぐ管理」または右上の「管理を開始」から設定を行ってください。
引用:『Googleビジネスプロフィール』
ビジネス名を入力する
引用:『Googleビジネスプロフィール』
Googleビジネスプロフィールで登録したいビジネス名(店舗名)を入力します。
ビジネスの種類を選択する
引用:『Googleビジネスプロフィール』
ビジネスの種類を選択します。
ビジネスのカテゴリを入力する
引用:『Googleビジネスプロフィール』
ビジネスのカテゴリを入力します。
キーワードを入力すると候補が出てくるので、当てはまるものを選択しましょう。
会社の住所を入力する
引用:『Googleビジネスプロフィール』
ユーザーに来店してほしい住所を入力します。
ユーザーの混乱を招かないように、住所はHPに記載のものと同じ表記で追加します。
所在地を設定する
引用:『Googleビジネスプロフィール』
入力した住所を元にした範囲の地図が表示されるので、店舗所在地の正確な位置に赤いピンを配置します。
表示する連絡先を入力する
引用:『Googleビジネスプロフィール』
公開する連絡先を入力することで、ユーザーが店舗に直接連絡が取れるようになります。
携帯番号よりも市外局番やフリーダイヤルを含む一般電話番号の掲載をおすすめします。
これらを登録完了後、Google検索やGoogleマップで検索をするとナレッジパネルが表示されます。
引用:『Google』
ナレッジパネルが確認できた場合、登録は完了です。
関連記事:『ローカルSEOとは?基本的な4つの対策ポイントやMEOとの違いを解説』
オーナー登録を行う
オーナー登録(店舗やオフィスの所有者である宣言)をすることで、店舗の公式情報を設定できるようになります。
まだ何も情報が追加されていない場合はもちろん、一般ユーザーによって情報が登録されている場合においてもオーナー登録を行うことは重要です。
公式の発信源から正確な情報を登録・更新することで、顧客が安心して来店する動機につながります。
オーナー登録は、以下の手順で申請が可能です。
「このビジネスのオーナーですか?」をクリックする
Google検索やGoogleマップ内のナレッジパネルに表示される「このビジネスのオーナーですか?」をクリックすることでオーナー申請を行うことができます。
引用:『Google』
認証確認方法を選択する
指示に従って登録を進めていくと、「確認方法をお選びください」と書かれた画面に移ります。
この画面では、ビジネスオーナーであることを確認するための認証コードを取得する方法を選択します。
引用:『Googleマップ』
認証確認方法は以下から選択できます。
- 電話またはSMSなどのテキストメッセージ
- メールアドレス
- 動画(店舗の現在地や設備、ビジネス運営を証明するものを含める必要あり)
- ライブビデオ通話
- 郵送はがき
郵送はがきでは、認証コードがおよそ14日以内に郵送で届きます。
オーナーの認証確認を即座に行いたい場合は、Google Search Consoleでの認証も可能です。
参考:『Googleでオーナー確認を行う方法|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
「このビジネスのオーナーですか?」をクリックした際、下のように「このビジネスプロフィールはすでに申請されています」と表示される場合があり、これは他のユーザーがオーナー権限を取得していることを意味します。
引用:『Googleマップ』
仮に、自分以外のユーザーがオーナー登録をしている場合であっても、オーナー権限をリクエストすることができます。
「アクセスに関するリクエスト」をクリックし指示に従って登録を行ってください。
現在、オーナー権限を取得しているユーザーから承認をもらうか、3日以内にオーナーから返事が返ってこなかった場合、オーナー権限を申請することができます。
オーナー権限が取得できたら、Googleビジネスプロフィールの機能である以下の機能を存分に活用し、集客アップを目指しましょう。
- 店舗情報の掲載
- 投稿機能
- 写真や動画の掲載
- 口コミの管理や返信
- インサイト分析
参考:『ビジネスプロフィールのオーナー権限をリクエストする|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
運用上の注意点
最後にGoogleビジネスプロフィールを運用していくにあたって注意したい3つのポイントご紹介します。
常に最新の店舗情報を掲載する
Googleビジネスプロフィールへの掲載情報は常に最新の情報になるように定期的に更新しましょう。
Googleビジネスプロフィールに記載の情報とその他のWebサイトやSNSに記載の情報に齟齬が生じてしまうと、Googleビジネスプロフィールにも誤った情報が表示されてしまうことがあります。
誤った情報を一定期間掲載してしまうことで、ユーザーに違和感を与えてしまったり、見込み顧客を取り逃してしまう可能性も高くなります。
ホームページに記載の店舗情報とGoogleビジネスプロフィールに記載の内容を統一するのはもちろん、営業時間などが急遽変更になった場合でもその都度情報を更新することが必須です。
参考:『ビジネス情報を最新の状態に保つ|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
口コミには早めの返信を心がける
口コミの返信には、できるだけ早く対応するように心がけましょう。
一般公開される口コミの中には、サービスに不満を抱いているユーザーによってクレームのような内容で投稿されるケースもあるでしょう。
悪質な場合はともかく、そのような低評価の口コミであっても、事実確認をしたうえで迅速かつ誠実な返信をすることが大切です。
ユーザーは、肯定的な口コミと否定的な口コミがどちらも投稿されている場合に口コミが信用できると感じます。
否定的な口コミ自体が悪いことではないので、そのような口コミにも真摯な対応をし続けることでユーザーからの信頼を構築することができ、店舗の好印象につながります。
参考:『Google ユーザーにクチコミを投稿してもらう|Googleビジネスプロフィールヘルプ』
ガイドラインを遵守する
Googleビジネスプロフィールでは、オーナーとユーザー双方のアクセシビリティ向上のために一定のガイドラインを設けています。
例えば、以下のようなケースはガイドライン違反に当たるため注意が必要です。
- 虚偽情報の投稿
- 写真のコピーや盗用
- 中傷的な表現の使用
- 個人を攻撃するコンテンツ
- 明らかに不必要、不明確なコンテンツなど
万が一、ガイドラインに抵触してしまった場合はGoogleアカウントの削除または停止の処分がなされる可能性があるので、あらかじめGoogleビジネスプロフィールのガイドラインを確認しておきましょう。
Googleでは不正な行為や違法行為は一切許容されません。場合によってはアカウントが停止されたり、ビジネス情報が検索結果から削除されたりします。ご承知おきください。
まとめ
本記事ではGoogleビジネスプロフィールの魅力と登録方法について解説しました。
繰り返しになりますが、Googleビジネスプロフィールは無料の集客ツールです。
登録も手間がかからず、すぐに完結し、すぐに始められます。
実際、店舗の地点登録からオーナー登録まで3分程度で完結しました。
まだ登録していないビジネスオーナーや、これから店舗運営を始めるオーナーは、登録して金銭的にも時間的にもマイナスになることのないGoogleビジネスプロフィールをいち早く登録し、運用をスタートすることを推奨します。
弊社ではWeb広告のプロがお客様の課題を解決するWeb広告運用サービスを展開しております。
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また、薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。
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監修者
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