【Google広告】トピックターゲットとは？効果的な活用方法4つ

Google広告には様々なターゲティング方法があり、「トピックターゲット」もその一つとなります。

しかし、どのような場面でトピックターゲットを用いればいいのか、具体的にどのように設定すればいいのか、といったことがわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、トピックターゲットの種類や設定方法、トピックターゲットを利用するメリット・デメリット、効果的な活用方法などについてわかりやすく解説していきます。

トピックターゲットとは

まずは、トピックターゲットがどういったものなのかや、他のターゲティングとの違いについて解説していきます。

トピックターゲットの概要

トピックターゲットについて、Googleは以下のように説明しています。

ビジネスが特定の顧客をターゲットにするように、特定のトピックに関心を持つユーザーもいます。

トピック ターゲットを使用すると、対象のトピック（「農業」、「音楽」など）に関連するウェブページ、アプリ、動画に広告を掲載できます。

引用：『トピックターゲットについて ｜Google広告ヘルプ』

例えば、パソコンのセキュリティソフトを販売している場合、「コンピュータ、電化製品」というジャンルを選択することで、コンピュータや電化製品関連のWebページやアプリ、動画に幅広く広告を配信できます。

また、メインのトピックだけでなくサブトピックも設定できるため、「コンピュータ、電化製品」　⇒　「コンピュータ セキュリティ」と選択することで、より精度の高いターゲティングを実現できます。

参考：『トピックターゲットについて ｜Google広告ヘルプ』
参考：『Google 広告の「トピックターゲット」とは？設定方法と便利な使い方』
参考：『Google広告のトピックターゲティングを使い幅広くアプローチ！』
参考：『Google広告トピックターゲットとは？効果的な使い方と運用のコツ！』

プレースメントターゲットとの違い

プレースメントターゲットとは、特定のWebページやアプリを選択して広告を配信できるというターゲティング方法です。

プレースメントとは、YouTubeやGoogle ディスプレイネットワークで広告を表示できる場所のことです。

ウェブサイト、サイト内の特定のページ、モバイルアプリ、動画コンテンツ、さらには個々の広告ユニットを指す場合もあります。

引用：『プレースメントターゲティングについて ｜ Google広告ヘルプ』

トピックターゲットとプレースメントターゲットとの違いは、「配信先を指定できるかどうか」です。

プレースメントターゲットでは、自社の商品やサービスとマッチするWebサイトや動画、特定のWebページなどに絞って広告を配信できます。

しかしトピックターゲットの場合は、選択したトピックごとのターゲティングになるため、細かな指定ができません。

広告配信を絞りたい場合はプレースメントターゲット、できるだけ多くの配信面へ広告を出したい場合はトピックターゲット、といったような基準で選択するとよいでしょう。

参考：『プレースメントターゲティングについて ｜ Google広告ヘルプ』
参考：『トピックターゲットとは？ターゲティング一覧と活用施策を紹介』
参考：『【GDN】トピックターゲティングとは？概要や効果的な運用方法など徹底解説』
参考：『Google広告（GDN）のトピックターゲティングとは？基本知識と設定方法など。』
関連記事：『ディスプレイ広告のプレースメントターゲティングの活用方法5選』

コンテンツターゲットとの違い

コンテンツターゲットとは、指定した「キーワード」に基づいて配信される広告枠が決まるというターゲティング方法です。

キーワードは、任意のものを指定できます。

キーワードやトピックなどの要素に基づいて、ディスプレイネットワークの関連性の高いサイトに広告を表示する機能です。

引用：『コンテンツターゲット ｜ Google広告ヘルプ』

トピックターゲットとコンテンツターゲットとの違いは、「何を軸にして配信先が決まるか」という点です。

コンテンツターゲットは「キーワード」が軸になるため、配信ボリュームがやや絞られるという特徴があります。

しかしトピックターゲットは、「トピック」が軸となり、選択したトピックに関連する幅広い広告枠に広告を配信できます。

コンテンツターゲットとトピックターゲットでは、アプローチできるユーザーの数が変わってくるため、目的に応じてどちらを採用するか決めるのがおすすめです。

参考：『コンテンツターゲット ｜Google広告ヘルプ』
参考：『トピックターゲットとは？ターゲティング一覧と活用施策を紹介』
参考：『Google広告トピックターゲットとは？効果的な使い方と運用のコツ！』
参考：『GDNのトピックターゲットとは？特徴やメリット、設定方法まで徹底解説。』

トピックターゲットの種類

「どのようなトピックでターゲティングできるのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

この項目では、設定できるすべてのトピックと、各トピックごとに選択できるサブトピックを紹介しますので参考にしてください。

※2024年11月時点の管理画面参照

サブトピックの種類

以下は上記で挙げたトピックのサブトピックの一覧となります。

※2024年11月時点の管理画面参照

参考：『トピックターゲットについて ｜ Google広告ヘルプ』
参考：『Google広告の「トピックターゲット」とは？設定方法と便利な使い方』
参考：『トピックターゲットの活用』
参考：『トピックターゲットとは？ターゲティング一覧と活用施策を紹介』

トピックターゲットのメリット

トピックターゲットを利用する主なメリットは以下の2つです。

広告の配信量を増やせる

トピックターゲットを用いたターゲティングでは、選択したカテゴリーと関連性のあるWebサイト・アプリ・動画などの広告枠に効率的に広告を配信できます。

結果的に配信量を増やすことが可能となるため、「まずは自社の商品やサービスの認知度を上げたい」という場合に有効だと言えるでしょう。

参考：『【Google広告】トピックターゲティングを有効活用しよう！』
参考：『Google広告（GDN）のトピックターゲティングとは？基本知識と設定方法など。』

潜在層へのアプローチを強化できる

「潜在層へのアプローチに最適である」という点も、トピックターゲットのメリットです。

選択したトピックと関連のある複数のメディアに広告配信が行われるため、自社ブランドやサービスなどの認知拡大が期待できます。

参考：『【Google広告】トピックターゲティングを有効活用しよう！』
参考：『Google広告（GDN）のトピックターゲティングとは？基本知識と設定方法など。』

トピックターゲットのデメリット

トピックターゲットの利用には、メリットだけでなくデメリットも存在します。

デメリットとしては、主に以下の2つです。

ターゲティングの精度が低くなりやすい

トピックターゲットでは、配信面の選択こそできるものの、詳細なユーザーのターゲティングはできません。

あくまで「トピック」が軸となるので、選択したトピックに関連しているメディアに広告を一斉配信する形となります。

したがって、ターゲティングの精度が低くなりやすいという傾向があります。

ターゲティングの精度を上げたい場合は、他のターゲティング機能と組み合わせて広告を配信するようにしましょう。

参考：『【Google広告】トピックターゲティングを有効活用しよう！』
参考：『Google広告（GDN）のトピックターゲティングとは？基本知識と設定方法など。』

コンバージョン獲得率が低くなりやすい

前述の通り、トピックターゲットは認知拡大に有効なターゲティング方法ですが、コンバージョン獲得率は低くなりやすいという特徴があります。

多くのメディアに広告を掲載できる分、ユーザーの絞り込みができないため、ターゲティングの精度が下がるからです。

ただし、このデメリットに関しても、過去にWebサイトなどに訪問したユーザーに対して広告を再配信する方法「リマーケティング」と組み合わせるなどのターゲティングを行うことでコンバージョンの改善を測ることが可能です。

参考：『【Google広告】トピックターゲティングを有効活用しよう！』
参考：『Google広告（GDN）のトピックターゲティングとは？基本知識と設定方法など。』

トピックターゲットを有効活用する4つの方法

トピックターゲットを有効活用するためには、以下の4つの方法を意識してください。

ユーザー属性と組み合わせる

トピックターゲットには「ターゲティング精度が低い」というデメリットがありますが、ユーザー属性と組み合わせて配信することで、デメリットを補うことができるかもしれません。

なぜならば、ユーザー属性を活用することで、年齢や性別、世帯年収、子供の有無などについてターゲティングし、配信対象を絞り込むことが可能となるからです。

参考：『【GDN】トピックターゲティングとは？概要や効果的な運用方法など徹底解説』

例えば、トピックを「住居・庭」、ユーザー属性を「子供の居る、30代～40代」に設定することで、「子供を持つ家族層」に絞って広告を配信することができます。

このように、トピックターゲットとユーザー属性を組み合わせることで、詳細な絞り込みを行うことができるようになるでしょう。

参考：『【GDN】トピックターゲティングとは？概要や効果的な運用方法など徹底解説』
参考：『【Google広告】トピックターゲティングを有効活用しよう！』
参考：『トピックターゲットとは？ターゲティング一覧と活用施策を紹介』

アフィニティカテゴリと組み合わせる

アフィニティカテゴリとは、ユーザーの趣味や嗜好を指定してターゲティングできるカテゴリのことです。

このアフィニティカテゴリとトピックターゲットを組み合わせることで、ターゲティング精度が上がるかもしれません。

参考：『【GDN】トピックターゲティングとは？概要や効果的な運用方法など徹底解説』

例えば、トピックを「ショッピング」に設定した場合に、アフィニティカテゴリとして「ゲームファン」を選択すると、ゲーム好きなユーザーにゲームソフトの広告を配信する、といったことが可能になります。

参考：『【GDN】トピックターゲティングとは？概要や効果的な運用方法など徹底解説』
参考：『【Google広告】トピックターゲティングを有効活用しよう！』
参考：『アフィニティカテゴリのターゲティング｜Google広告ヘルプ』

リマーケティングと組み合わせる

リマーケティングとは、自社サイトへの訪問履歴があるユーザーを対象としたターゲティングのことです。

一度自社サイトを訪問したことがあるユーザーに対して繰り返しアプローチすることができるため、認知されやすくなったり、アクションに繋がりやすくなったり、といった効果が期待できます。

参考：『【GDN】トピックターゲティングとは？概要や効果的な運用方法など徹底解説』

例えば中古自動車販売サイトの場合、「自動車」というトピックとリマーケティングを組み合わせれば、「過去に自社サイトを訪れたユーザーが、自動車関連のWebサイトを見ている」といった時に広告を配信できるようになります。

こういった広告配信を行うことで、一度自社サイトから離れて他の自動車関連のサイトを見ているユーザーに対して、自社サイトを再度アピールできます。

参考：『【GDN】トピックターゲティングとは？概要や効果的な運用方法など徹底解説』
参考：『【Google広告】トピックターゲティングを有効活用しよう！』

リマーケティングについて詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
関連記事：『Google広告のリマーケティングとは？設定方法を3ステップで紹介』

選択するトピックを増やしすぎない

トピックターゲットは、複数のトピックを選ぶことができるため、つい多くのトピックを選択してしまう、というケースもあるでしょう。

しかし、あまりトピックを増やしすぎると、逆効果になってしまう可能性があります。

トピックの範囲を広げすぎたことで、ターゲティング内容が曖昧になり、自社の商品やサービスとあまり関連していないメディアにも広告が配信されてしまう、ということが起こってしまうかもしれません。

トピックを選ぶ際は、ユーザーがどういったメディアから情報を得ているのかを考慮しながら選択するようにした方がよいです。

参考：『【Google広告】トピックターゲティングを有効活用しよう！』
参考：『Google広告（GDN）のトピックターゲティングとは？基本知識と設定方法など。』

トピックターゲットを設定する方法

トピックターゲットを設定する手順は以下の通りです。

それぞれ、詳しく解説していきます。

キャンペーン目標を設定する

Google広告にログインした後に表示される画面で、「＋新しいキャンペーンを作成」というボタンリンクをクリックします。

すると、上記のようなキャンペーン目標を選択する画面へ遷移するので、広告出稿の目的に適したものを選択してください。

今回は例として、「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選択します。

選択が完了したら、右下にある「続行」ボタンを押します。

参考：『トピックターゲットとは？ターゲティング一覧と活用施策を紹介』

キャンペーンタイプを選択する

次は、キャンペーンタイプの選択です。

トピックターゲットを活用する場合は「Googleディスプレイ広告」になるので、「ディスプレイ」を選択します。

その後は、「キャンペーンのパフォーマンス最適化」や「キャンペーン名」などの入力が求められるので、適宜入力してください。

参考：『トピックターゲットとは？ターゲティング一覧と活用施策を紹介』

トピックターゲットを設定する

キャンペーン作成後は、ターゲット設定画面へ遷移するので、左メニューにある「ターゲット設定」を選択し、「ターゲティングを追加」の項目で「トピック」を選択します。

すると、上記のようなターゲット設定画面が開くので、出稿したいトピックにチェックを入れて保存すれば、トピックターゲットの設定が完了します。

参考：『トピックターゲットとは？ターゲティング一覧と活用施策を紹介』
参考：『【Google広告】トピックターゲティングを有効活用しよう！』
参考：『Google広告の「トピックターゲット」とは？設定方法と便利な使い方』

まとめ

以上、トピックターゲットの概要や、選択できるトピックの種類、トピックターゲットを利用するメリット・デメリット、効果的な活用方法などについて詳しく解説してきました。

今回の記事を読み、トピックターゲットをはじめとしたGoogle広告におけるターゲティングに興味を持ったものの、うまく運用できる自信がない、という方もいらっしゃるかもしれません。

そういった場合は、Google広告の運用に慣れている代理店に任せるのも有効です。

株式会社Unionでは、Google広告を含むデジタルマーケティング全般のご相談を承っております。

弊社はGoogle広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されており、蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。

また、弊社の広告運用担当はYahoo!広告、およびGoogle広告の認定資格保持者であり、知識のアップデートを行っております。

薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。

お客様のあらゆるニーズに対し分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。