Twitter広告では、独自のターゲティング機能が備わっているため、上手く活用すれば新たな顧客を獲得することができます。
実際にTwitterが公式で発表したある調査では、TVと比較した際にユーザーへの意向喚起において8.3倍の効果が得られました。
引用:『連載: 「スピード・量・質」の三拍子がそろったTwitterで、利用者へのリーチを最大化しよう – 第3回』
そこで今回は、Twitter広告で活用可能な18種類のターゲティング設定を解説していきます。
なお、Twitter広告のフォーマットについては、以下の記事で詳しく紹介しております。
関連記事:『Twitterプロモ広告(プロモツイート)とは?4つのメリットと始め方』
Contents
Twitterの利用実態
Twitterの年代別利用数・利用率
引用:『令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』
Twitterの年代別利用数・利用率を見てみると、20代において利用率・利用数が最も高いということがわかります。
次に利用数が高いのは10代で65.7%と、若年層はトレンドに敏感な世代であるため、Twitterで情報収集をしていると考えられます。
また、男女比でデータを見ると男性の割合が49.9%、女性の割合は48.1%であることが報告されています。
このことから、男女比はほとんど変わらないことがわかります。
参考:『2023年3月更新!性別・年齢別 SNSユーザー数(Twitter、Instagram、TikTokなど13媒体)』
参考:『令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』
Twitter広告のメリット
では、Twitter広告のメリットとはいったい何なのでしょうか。
具体的な例を挙げてご紹介いたします。
ユーザー同士の間で二次拡散を狙うことができる
Twitterで二次拡散となるアクションは、元のツイートを自分のタイムラインにそのまま流用して拡散する「リツイート」と、自分のコメント付きでリツイートする「引用リツイート」の2つのアクションです。
リツイートで二次拡散に繋がる例としては、あるユーザーAのタイムラインに流れてきたツイートをAがリツイートした時に、ユーザーBがそのツイートをリツイートすることです。
このように、広告が拡散されていくことを二次拡散といいます。
引用ツイートで二次拡散に繋がる例として、あるユーザーAのタイムラインに流れてきたツイートをユーザーAが引用リツイートします。
そして、このツイートがユーザーAのフォロワーであるユーザーBのタイムラインに流れます。
このように、Twitter広告は、広告を目にしたユーザーが情報を拡散し、繋がりのあるユーザーのフォロワーや、そのトピックに興味のあるユーザーによってさらに情報が拡散されていくというメリットがあります。
さらに、無料で行うことができるため、ユーザーに興味・関心を引き付ける広告を作ることで、ユーザー間の二次拡散を狙うことが可能です。
参考:『【2021年最新版】Twitter広告の種類やメリット・使い方を徹底解説』
自社の商品やサービスに興味のある人をターゲットにできる
Twitter広告のメリットとして、ユーザーの反応から、ターゲティングをすることが可能になります。
例えば、自社の広告にいいねや、RTなどのアクションを起こしたユーザーに対してターゲティングを行うことができます。
そのためTwitter広告は、ユーザーの反応がわかりやすいSNSであるといえます。
Twitter広告のターゲティングにつきましては、後ほど紹介します。
参考:『【2021年最新版】Twitter広告の種類やメリット・使い方を徹底解説』
新たなユーザーを獲得しやすい
Twitter広告のキーワードターゲティング機能では、ユーザーのツイートに反応して、広告を配信することができます。
したがって、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンで検索しないユーザーや、キーワードではリーチできないユーザーにも広告を配信することができます。
参考:『Twitter広告の種類や効果は?選ぶメリットや費用相場を他媒体と比較』
アカウント単位のターゲティングも可能
Twitterでは、個々のアカウントごとに、ターゲティングすることが可能になります。
一つのアカウントをターゲティングした場合、そのアカウントをフォローしているユーザーや、類似しているアカウントに広告を配信することができます。
このため、新たなユーザーの獲得にも繋がります。
参考:『ツイッター広告のメリットとデメリット』
Twitter広告のオーディエンスの特性
オーディエンスの特性は、地域、言語、年齢、端末、性別に焦点を当て、ユーザーをターゲティングする機能です。
順番に各ターゲティングアプローチの特徴を紹介していきます。
参考:『Twitter広告のターゲティング』
地域ターゲティング
地域ターゲティングとは、特定の国、地域、都市に対象を絞って広告を表示するターゲティング設定です。
地域ターゲティングでは、広告を配信する指定の国の他に、都道府県、市区町村や郵便番号を指定したターゲティングも可能です。
さらにTwitterの地域ターゲティングは、ユーザーのIPアドレスやGPSといった複数の位置情報に基づいて情報を取得する仕組みを採用しています。
その為Twitterでは、細かい地域ターゲティングの設定が可能です。
特定の地域をターゲットにしたい方にTwitter広告はおすすめのターゲティング設定です。
言語ターゲティング
言語ターゲティングとは、特定の言語設定のユーザーにのみ広告を表示するターゲティング設定のことです。
Twitter広告キャンペーンを日本語で作成すると、例えばアメリカ等の海外在住の方でも、日本語を理解することができるユーザーのみをターゲティングすることもできます。
このため、言語ターゲティングは、特定の言語を理解できるユーザーをターゲティングする際におすすめのターゲティング設定です。
現在、下記の46言語から選択可能です。
アルバニア語
アラビア語
バスク語
ベンガル語
ブルガリア語
カタロニア語
中国語(簡体)
クロアチア語
チェコ語
デンマーク語
オランダ語
英語
ペルシア語
フィンランド語
フランス語
ガリシア語
ドイツ語
ギリシャ語
グジャラート語
ヘブライ語
ヒンディー語
ハンガリー語
インドネシア語
アイルランド語
イタリア語
日本語
カンナダ語
韓国語
ラトビア語
マレー語
マラーティー語
ノルウェー語
ノルウェー語ブークモール
ポーランド語
ポルトガル語
ルーマニア語
ロシア語
セルビア語
スロバキア語
スペイン語
スウェーデン語
タミル語
タイ語
トルコ語
ウクライナ語
ウルドゥ語
参考:『地域ターゲティングと言語ターゲティング』
端末ターゲティング
端末ターゲティングとは、ユーザーが利用している端末やプラットフォーム、Wi-Fiの種類をターゲティングして広告を表示するターゲティング設定のことです。
大きく分けて、以下の6つの分類があります。
- 端末モデル
- OSバージョン
- 携帯電話会社
- プラットフォーム
- 新しいモバイル端末
- Wi-Fiユーザー
新しいiPhoneアプリの訴求先としてiOSユーザーをターゲティングする、新しいアプリやサービスに興味がある可能性を見込んで最新端末を持つユーザーに広告を配信するなどの使い方が考えられます。
広告を表示させたいユーザーの端末が明確な方におすすめのターゲティング設定です。
参考:『【発売開始】iPhone 14発表!新機能やカラー、発売日など最新情報まとめ』
参考:『端末ターゲティング』
年齢ターゲティング
年齢ターゲティングとは、ユーザーの年齢範囲を指定して広告を配信するターゲティング設定のことです。
ユーザーの年齢情報は、ユーザーがTwitterのアカウント登録時にプロフィールに登録した生年月日が反映されます。
Twitterを利用しているユーザーの中で、生年月日の入力が未完了、もしくは割愛している方には、これまでのツイート内容やフォローしているアカウントから分析して、推測した年齢でターゲティングされています。
広告を表示させたいユーザーの年齢が明確な場合におすすめのターゲティング設定です。
世界でターゲティングできる年齢セグメントは次のとおりです。
13~24歳
13~34歳
13~49歳
13~54歳
13歳以上
18~24歳
18~34歳
18~49歳
18~54歳
18歳以上
21~34歳
21~49歳
21~54歳
21歳以上
25~49歳
25~54歳
25歳以上
35~49歳
35~54歳
35歳以上
50歳以上
性別ターゲティング
性別ターゲティングとは、すべての性別、女性、男性を指定して広告を配信するターゲティング設定のことです。
ユーザーの性別情報は、ユーザーがTwitterのアカウント登録時にプロフィールに設定した性別情報が使用されています。
なお、性別情報を入力していない一定数のユーザーにはアカウントの類似性により自動的に性別が判断されています。
広告を表示させたいユーザーの性別が明確な場合にオススメのターゲティング設定です。
参考:『地域、性別、言語、年齢ターゲティング』
オーディエンスタイプによるターゲティング
オーディエンスタイプによるターゲティングとは、ツイートへのクリックやいいね、フォローなどのユーザーのTwitter上での行動をもとに趣味などを分析するターゲティング方法です。
このターゲティング方法を用いることで、ユーザーのTwitter上の行動から分析した結果によって、その広告の内容に興味のありそうなユーザーに広告を配信することが可能になります。
オーディエンスタイプによるターゲティングには、会話、イベント、興味関心、映画・テレビ番組、キーワード、フォロワーが似ているアカウント、エンゲージメントの7種類があります。
順番に各ターゲティング設定の特徴を紹介していきます。
参考:『Twitter広告のターゲティング』
関連記事:『Twitter運用代行に強い!おすすめ広告代理店10選を厳選して紹介!』
会話ターゲティング
会話ターゲティングとは、Twitter上でユーザーが積極的に参加している会話やツイートしているトピックを指定して広告を配信することです。
選べる会話トピックは、スポーツ、ライフスタイル、ビデオゲーム、本など、25カテゴリーの10,000種類以上にのぼります。
特定のトピックにのみターゲティングを設定することによって、そのトピックに興味・関心の高いユーザーを選定できます。
また、トピックに関わるツイートやアクションを起こしたアカウントや会話トピックに関するツイートを長時間表示していたアカウントも選択することが可能であるため、そのトピックに興味のあるユーザーを的確にターゲティングすることが可能です。
参考:『会話ターゲティング』
イベントターゲティング
イベントターゲティングとは、世界中で近々開催される、もしくは開催された直後のイベントに興味・関心を持っているユーザーに対して、イベントに参加しているユーザーをターゲティングする機能です。
例えば、ワールドカップや高校野球といったスポーツのイベントや、紅白歌合戦などのエンターテインメントや、クリスマスなどの記念日などをターゲティング設定できるイベントです。
ターゲティング設定できる期間は、イベント開始2週間前のものから終了後3週間後以内のイベントのみです。
イベントターゲティングは、宣伝目的が自社のビジネスの事業と合いそうなイベントに参加しているユーザーにリーチする目的なら、このターゲティング方法は最適なツールです。
参考:『イベントターゲティング』
ツイートエンゲージャーターゲティング
ツイートエンゲージャーターゲティングでは、過去の広告キャンペーンや自社の通常のツイートで広告を見た、あるいは反応したユーザーをマーケティングすることができるターゲティング方法です。
ツイートエンゲージャーターゲティングでは、エンゲージメントを元にリターゲティングできることと、興味関心のあるユーザーにリーチできるという利点があります。
エンゲージメントを元にリターゲティングできる
過去の広告キャンペーンや自社の通常のツイートで広告を見た、あるいは反応したユーザーをマーケティングするため、全く認知していない人ではなく、過去にリーチした人に再度リーチすることができるというメリットがあります。
また、再度顧客を獲得するということも可能です。
興味関心のあるユーザーにリーチできる
自社のツイートや広告に対して反応を示しているユーザーに対してターゲティングを行うため、CVにつながる可能性の高いユーザーにアプローチすることが可能であるということもメリットです。
参考:『ツイートにエンゲージメントしたユーザーのターゲティング』
キーワードターゲティング
引用:『キーワードターゲティング』
キーワードターゲティングとは、指定したキーワードを含んだツイートや、Twitter上で検索したキーワードを含んだツイートに反応したユーザーに、広告を配信することができる機能です。
キーワードターゲティングでは、どんな言葉でもターゲティング設定をすることができるため、あらゆる業種において活躍できる機能になります。
また、Twitterでは、トレンドのキーワードが表示されており、これを参考にキーワードターゲティングを行うのも一つの方法です。
さらに、表示をクリックを押せば、5位以下のトレンドの順位も表示をすることができます。
映画とテレビ番組のターゲティング
映画とテレビ番組のターゲティングでは、特定のテレビ番組や映画の感想の投稿やいいねなどの反応をしたユーザーをターゲティング設定することができる機能です。
自社の商品が映画やドラマ内で使用された場合や、情報番組などで自社の商品がおすすめされた際に、該当の映画やテレビ番組をターゲティングすることが可能になります。
さらに、映画とテレビ番組のターゲティングでは、キーワードターゲティングでは設定が曖昧になりがちな番組タイトル(スキャンダル、SUITS/スーツ、Sunday Brunchなど)を的確、かつ簡単に設定することが可能です。
このため、映画やテレビ番組のキーワードターゲティングの場合は、キーワードターゲティングではなく、こちらの機能を使用することを推奨します。
参考:『映画とテレビ番組のターゲティング』
興味関心ターゲティング
興味関心ターゲティングは、スポーツ、ファッション、映画など様々なカテゴリーに、興味・関心があるユーザーをターゲティングすることができる機能です。
興味・関心があるという判断基準は、そのカテゴリーに属するアカウントをフォローしていることや、カテゴリーに関連するキーワードを検索するといった行動履歴を基準に判断を行います。
また、興味関心ターゲティングは、興味関心カテゴリーの中からターゲットを探すことで、すぐに広告の配信を行うことができるため、簡単に始めることが可能です。
参考:『興味関心およびフォロワーが似ているアカウントのターゲティング』
フォロワーターゲティング
引用:『フォロワーターゲティング』
フォロワーターゲティングはビジネスに関心の高そうな利用者を広告の配信対象にすることが可能です。
選んだユーザー名のフォロワーに似ている利用者にTwitter広告キャンペーンを表示します。
フォロワーをターゲティングする時は、次のカテゴリーのいずれかに焦点を絞ります。
競合他社
あなたのビジネスと同じような商品やサービスを提供している会社のユーザー名をターゲティングします。
関連ブランド
あなたのビジネスと同じようなオーディエンスを求めているものの、商品やサービス自体は競合しない会社のユーザー名を指定します。
たとえばフィットネスアプリのオーディエンスは、スポーツウェアブランドや、ランニングシューズ企業、トレーニングジムなどのフォロワーと属性が重なるため、彼らをターゲティングすることで効果的な訴求に繋がる可能性があります。
メディア
あなたの業界を扱う、またはターゲティングしたい利用者が集まっていそうなニュースサイト、ブログ、テレビ番組、雑誌などのユーザー名をターゲティングします。
インフルエンサー
業界に影響力がある個人のオピニオンリーダーのユーザー名を指定します。
たとえば、ファッションEコマースの企業は、有名ファッションブロガーのフォロワーをターゲティングするとよいでしょう。
似ているオーディエンス
自社のフォロワーに似ている利用者も、チェックボタンひとつで簡単にターゲティングすることができます。
フォロワーが似ているアカウントのターゲティング
フォロワーが似ているアカウントのターゲティングとは、指定したTwitterアカウントをフォローしているユーザーと、指定したTwitterアカウントのフォロワーに共通する興味・関心をもつユーザーに広告を配信することができる機能です。
フォロワーをターゲティングするときは、次のカテゴリーのいずれかに焦点を絞ります。
- 競合他社
- 関連ブランド
- メディア
- インフルエンサー
- 似ているオーディエンス
フォロワーターゲティングは、FacebookやInstagramなど他のSNSでは、アカウントを指定したターゲティングはできないため、Twitter特有のターゲティング設定になります。
このため、Twitterでしかできないターゲティングであることから、他のSNSでは獲得することができないユーザーを獲得できるという期待があります。
例えば、競合他社やブランドや、広告の業界を扱っている、ニュースサイト・雑誌・テレビ番組などのメディアや、広告の業界に影響力があるインフルエンサーのようなアカウントをターゲティングすることで成果を期待できる可能性があります。
さらに、自社アカウントをターゲティングすることで、自社のフォロワーに似ているユーザーをターゲティングすることができ、競合他社をフォローしているユーザーのターゲティングも可能になります。
Twitterのアカウントリストを作るという手間が必要になります。しかし、その分の成果を期待することができるターゲティング設定です。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスでは、既存のフォロワーやお客様をターゲティングして、オーディエンスに関連性の高いリマーケティングキャンペーンを作成します。
その際、独自のCRMリストをアップロードすることにより、特定のアカウントグループだけにリーチできます。
カスタムオーディエンスには主に以下の3つの種類があります。 以下で詳しく紹介します。
参考:『カスタムオーディエンスとは』
オーディエンスリスト
特定のユーザーをターゲティングするために、リストを使います。
リストは、広告主が保有している顧客のデータを使ってターゲティングを行います。 データは、以下のどれか一つが必要です。
- メールアドレス
- モバイル広告ID(iOS広告IDとGoogle広告ID、もしくはAndroid ID)
- Twitterユーザー名、アカウントID(@以降)
メールアドレスでは、顧客のメールアドレスのリストをアップロードしてターゲティングに利用することができます。
モバイル広告IDでは、アップロードした顧客データとユーザーのデータが一致した際に、広告が表示または除外されます。
Twitterユーザー名やアカウントID(@ユーザー名)では、関連する分野で影響力のあるユーザーをターゲティングすることもできます。
参考:『リストのカスタムオーディエンス』
ウェブサイトアクティビティ
ウェブサイトアクティビティでは、指定のサイトに最近アクセスしたユーザーをターゲティングします。
そのためのデータは、Twitterのウェブサイトタグ(Twitter広告から利用できます)やTwitterの公式パートナーを使って収集することができます。
また、Twitter広告で外部のWebサイトに誘導したい場合は、ぜひタグを設置しておくことをおすすめします。
参考:『ウェブサイト アクティビティのカスタム オーディエンス』
アプリアクティビティ
モバイルアプリのユーザーでは、アプリをインストールしたり、会員に登録するなどの特定の操作を行ったユーザーたちに広告を表示します。
モバイルアプリを使ったユーザーについてのデータは、CVトラッキングで収集することができます。
モバイルアプリのユーザーでは、アプリユーザーへ広告を表示するため、広告に興味を持ってもらいやすいユーザーに広告を表示することができます。
そのため、自社のWebサイトの訪問への効果を期待することができます。
複数のターゲティングの組み合わせ条件
Twitter広告のターゲティング設定は、複数の条件を組み合わせて利用することができます。
ここでは、ターゲティングの組み合わせ条件について解説していきます。
組み合わせ条件には、OR(付加的ターゲティング)と、AND(減点的ターゲティング)の2種類があります。
OR条件(付加的ターゲティングタイプ)
組み合わせ条件 | ターゲティング |
OR(付加的ターゲティング) | 興味関心 |
ユーザー名(フォロワーが似ているアカウント) | |
映画やテレビ番組 | |
イベント | |
キーワード | |
会話トピック |
OR条件とは、追加したいずれかのオーディエンスに、条件が含まれていれば広告の配信対象になるターゲティングタイプのことです。
付加的ターゲティングタイプ – 「OR」ターゲティング: このターゲティングタイプは付加的に適用されるため、追加するたびに広告キャンペーンのオーディエンスが大きくなります。
たとえば、ターゲティング条件1、ターゲティング条件2、ターゲティング条件3のいずれかを満たすユーザーは、広告を配信される資格を満たしています。
このためOR条件では、ターゲティング条件を複数組み合わせすぎると、配信層が広がり過ぎてしまい、ターゲティングしたいユーザーの層をピンポイントでターゲティングをすることが難しくなります。
まずは、ターゲティング条件を増やしすぎずに、2つの条件を組み合わせることから始めることをおすすめします。
参考:『入札とオークションに関するよくある質問』
AND条件(制限的ターゲティング)
組み合わせ条件 | ターゲティング |
AND(制限的ターゲティング) | 位置情報 |
年齢 | |
性別 | |
端末モデル | |
プラットフォーム | |
言語 |
AND条件とは、追加した全条件を満たしたユーザーだけに広告を配信するターゲティング方法のことです。
制限的ターゲティングタイプ – 「AND」ターゲティング:このターゲティングタイプはすべての条件を満たすように適用されるため、追加するたびに広告キャンペーンのオーディエンスが小さくなります。
たとえば、ターゲティング条件1、ターゲティング条件2、ターゲティング条件3すべてを満たすユーザーのみが、広告が配信される資格を満たしています。
そのため初心者には、OR条件よりも、AND条件の方がターゲティングしやすいのでまずは、AND条件でターゲティングすることをおすすめします。
AND条件では、複数の条件を組み合わせすぎてしまうと、ターゲティングの条件が狭くなり、ターゲティングすることが難しくなるため、組み合わせすぎには注意が必要です。
参考:『入札とオークションに関するよくある質問』
Twitter広告のターゲティングで成果をあげるコツ4選
では、実際にTwitter広告のターゲティングで成果をあげるコツを紹介していきます。
拡散されやすいツイートを作成する
Twitterは、2章で紹介したとおり、二次拡散性が高いSNSとなっています。
このため、Twitterの広告は、拡散されやすいものを意識して広告を作りましょう。
拡散されるために意識すべきポイントは、ターゲティングしたユーザーにとって興味のあるようなトレンド性を意識したハッシュグタグをつけましょう。
ハッシュグタグでトレンド入りしている言葉を利用することで、おすすめに出てきやすくなり、ユーザーからのアクションを狙うことができます。
森永製菓株式会社の事例
かつてのアイドル、焼きチョコ「ベイク」が何をしても売れず、絶望しています。。
1.当アカウントをフォロー
2.当ツイートを「コメントつきRT」して
3.ベイクを買わない理由を書いてください
4.Amazonギフト券100円で買取ります。
詳細はhttps://t.co/jVJDLIjbNn pic.twitter.com/SNa51O2sut— 森永チョコレート (@MorinagaChoco) July 28, 2019
引用:『森永チョコレート』
実際に事例を上げますと、森永製菓株式会社が運用するTwitterアカウント「森永チョコレート(@MorinagaChoco)」では、「#ベイクを買わない理由100円買取」キャンペーンを実施していました。(2019年7月28日)
「買う理由」ではなく「買わない理由」を募集していました。
その理由を100円で買い取るというユニークなキャンペーンは大きな話題を呼び、ツイート投稿後、わずか数時間のうちに4万RTを達成しました。
キャンペーン自体も1日で終了してしまう反響ぶりを見せました。
参考:『SNSで爆発的に拡散された事例6選!成功事例から紐解く拡散方法の秘訣』
キャンペーンの目的を適切に設定する
Twitterキャンペーンとは、その名の通り「Twitterで行うプレゼントキャンペーン」のことです。
プレゼント(賞品)をフックにしてユーザーに参加してもらうことで、認知拡大、ブランド力向上、フォロワー獲得などを目的とした施策全般のことを言います。
Twitter上でキャンペーンを作成する際、配信したい広告において「何を達成したいのか」を明確にした上で「キャンペーンの目的」を設定することで、ターゲティングしたユーザーからの参加を期待することができます。
以下にキャンペーン広告における目標達成の例をいくつかご紹介します。
- フォロワー獲得
- ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョンの獲得
- ブランド認知度の向上
- ツイートのエンゲージメント強化
- アプリのインストール数または起動回数の向上
- 動画の再生数の向上
Twitterキャンペーンの種類
Twitterでは様々なキャンペーン方式が適用されています。
主なTwitterキャンペーンは以下の13種類です。
リツイートキャンペーン
カンバセーショナルキャンペーン
いいねキャンペーン
リツイートorいいねキャンペーン
選択型#ハッシュタグキャンペーン
選択型リツイートキャンペーン
引用リツイートキャンペーン
インスタントウィンキャンペーン(リプライ型)
インスタントウィンキャンペーン(URLログイン型)
写真投稿キャンペーン(コンテスト)
診断コンテンツ型キャンペーン
画像ジェネレーター型キャンペーン
リプライキャンペーン
Twitterキャンペーンの課金方式
また、選択した「キャンペーンの目的」によって、課金方式は異なります。
以下がTwitter広告の課金方式となっています。
Twitter広告の課金体系
目的 | 課金ポイント | レポート |
フォロワー (プロモアカウント) | CPF(コストパーフォロー) | フォロワー数 |
ウェブサイトへの誘導数 またはコンバージョン | CPC(コストパークリック) | クリック数 コンバージョン数* |
ブランド認知度の向上 | CPM (コストパーインプレッション) | インプレッション数 |
ツイートのエンゲージメント | CPE (コストパーエンゲージメント) | エンゲージメント数 |
アプリのインストール数 または起動回数 (MAP) | CPAC (コストパーアプリクリック) OAB (目的に基づいた自動最適入札) CPI (コストパーインストール) | アプリクリック数 各種アプリ内行動数* アプリインストール数 |
動画の再生数 | CPV(コストパービュー) | 動画再生数 |
引用:『キャンペーン目的の選び方』
きの山さんのキャンペーン事例
/#きのこたけのこ国民大調査#47都道府県きのこたけのこ愛のお返し キャンペーン
実施中❣️
\
抽選できのこたけのこ各47名様ずつに愛のお返しセットが当たる❗① @kinoko_meiji をフォロー
②この投稿をRT締切は3/31(水)15:00❣️
詳細はこちら👇https://t.co/CsUulO5E5b#きのこの山 pic.twitter.com/f3PwSBNi6K— きの山さん (@kinoko_meiji) March 1, 2021
引用:『きの山さん』
Twitterキャンペーンの事例を上げますと、meijiの商品「たけのこの里」では、たけ里ブラザーズである、「きの山さん」をフォローして、その後キャンペーンの内容をRTするというものです。
景品は愛のお返しとして、47都道府県の名産品から好きなものを1つ選べるという内容で、こちらも応募が殺到しました。
参考:『Twitterキャンペーンの面白い事例7選。バズった企画の共通点とは?』
参考:『Twitterキャンペーンのやり方。13種のキャンペーン事例。2023年度版。』
ターゲットユーザーに配信できるターゲティングを設定する
ターゲットユーザーに合ったターゲティング設定をしないと、狙ったユーザーに広告が届けられないため、ターゲティング設定は、正確に行う必要があります。
Twitter広告では年齢や性別、居住地、フォローしている人の特徴やツイート内容から興味関心などから、ターゲティングをすることができます。
これは、他のSNSでは行うことができないターゲティング設定であるため、Twitter広告の最大のメリットです。
一目で目を引く広告をつくる
ユーザーのタイムラインに広告が表示されたときに、読み飛ばされずに目を留めてもらえるような広告にすることで、ユーザーからのアクションを期待することができます。
インパクトがあるようなキャッチコピーやアイキャッチとなる画像や動画を使うことで、一目で目を引く広告になると考えられます。
参考:『キャンペーン目的の選び方』
参考:『Twitter広告は認知拡大効果が抜群!相性の良い商材や費用対効果を高めるコツをご紹介』
丸井百貨店の事例
【鬼滅の刃 ㏌ 丸井百貨店】
/
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
映画公開記念‼
フォロー&RTキャンペーン第1弾
\
抽選で20名様に「ダイカットクッション(全10種)」を1つプレゼント🎁
<応募方法>
①「@marui_anime」をフォロー
②この投稿をRT
詳細はこちら>https://t.co/mja4gGLbtR#鬼滅の刃 pic.twitter.com/BV3mfGUjxu— マルイノアニメ (@marui_anime) October 15, 2020
引用:『マルイノアニメ』
事例を上げますと、大手百貨店である「丸井百貨店」が人気漫画作品「鬼滅の刃」とコラボしたTwitterキャンペーンがありました。
画像だけで、何のキャンペーン化がわかることから、興味を引くことができます。
また、鬼滅の刃は、2020年に公開された劇場版は大きな反響を呼び、興行収入は約400億円にのぼる歴代1位の日本アニメ映画として歴史的な記録があります。
このため、人気アニメとコラボすることで、そのアニメに興味のあるユーザーの目を引くことも可能になります。
参考:『アニメと異色コラボ!企業のTwitterキャンペーン成功事例5選』
まとめ
今回は、Twitter広告で活用可能な18種類のターゲティング設定を解説しました。
Twitter広告は多くの人に拡散されると、低コストで大きな成果を出すことが可能になります。
この機会にぜひTwitter広告の出稿をご検討ください。
株式会社Unionは、Twitter広告を始めとする広告運用の代行サービスを展開しております。
Twitter広告の運用経験を豊富に蓄積している他、Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されています。
蓄積されたノウハウから短時間で課題を解決に導きます。また、弊社の広告運用担当者は、Yahoo!広告、およびGoogle広告の認定資格保有者であり、知識のアップデートを行っております。
お客様のあらゆるニーズに対し分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。