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【基本】ポートフォリオ入札戦略とは?作成の7STEPを紹介!

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ポートフォリオ入札戦略とは?作成の7STEPを紹介!

2007年の自動入札登場以降、Googleはビッグデータと高度な機械学習を駆使して自動入札の精度を高め続けています。

自動入札は過去の広告データに基づき、目標に合わせて配信を自動で調整する機能です。

今回触れるポートフォリオ*入札戦略でも活用されています。

本記事では、Google広告のポートフォリオ入札戦略に関して、入札戦略の種類や、設定する2つの方法等を解説します。

※ポートフォリオ…具体的な運用商品の詳細な組み合わせを指す。

自動入札に関してより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:『 Google広告の自動入札戦略とは?3つのメリットや手動入札との違いを紹介」

参考:『ポートフォリオ入札戦略とは?初心者でもわかる、簡単かつ効率的に成果向上させる自動入札
参考:『Google広告のポートフォリオ入札戦略とは?特徴から設定方法まで解説!
参考:『自動入札機能について
参考:『ポートフォリオ(ポートフォリオ)

ポートフォリオ入札戦略とは

ポートフォリオ入札とは

「入札戦略」はGoogle広告において入札単価を設定できる機能です。

キャンペーンの目標達成に合わせて入札額を調整します。

参考:『入札戦略を変更する

それぞれのキャンペーンに設定が可能ですが「ポートフォリオ入札戦略」を用いると複数のキャンペーン、広告グループ、キーワードを一括で管理し、自動入札戦略を設定できます。

これらの管理が可能な戦略は「ポートフォリオ」と呼ばれ、その配信の成果や自動入札のステータスに関して確認することが可能です。

ポートフォリオ入札戦略は、AIを利用して入札戦略を最適化し、掲載結果の目標に合わせて入札単価が自動設定されます。

対応する自動入札戦略は以下の通りです。

  • クリック数の最大化
  • 目標インプレッションシェア
  • 目標コンバージョン単価
  • 目標広告費用対効果
  • コンバージョン数の最大化
  • コンバージョン値の最大化
男性編集者A
男性編集者A

目標コンバージョン単価の設定は、コンバージョンデータがある程度蓄積された状態で導入することをお勧めします。

共有ライブラリ

「ポートフォリオ入札戦略」は「入札戦略ツール」から改称されたものです。

なお、作成したポートフォリオ戦略は「共有ライブラリ」に保存され、ここからポートフォリオ入札戦略の管理や掲載結果のトラッキングを行うことができます。

これにより、多くのキャンペーンを持つ場合でも全体の目標達成に向けて効率的に入札単価を設定し管理することが可能となります。

参考:『ポートフォリオ入札戦略とは
参考:『Google 広告のポートフォリオ入札戦略とは?導入メリットと設定方法
参考:『Google広告のポートフォリオ入札戦略とは?特徴から設定方法まで解説!
参考:『【自動入札なら活用すべき!】Google広告ポートフォリオ戦略とは?
参考:『【Google広告】全入札戦略の特徴と使い方を徹底解説
関連記事:『Google広告の入札戦略レポートとは? 確認手順3選と6つの入札戦略

ポートフォリオ入札戦略を導入するメリット

管理工数が減り入札管理を行いやすい

ポートフォリオ入札戦略

例として、商品Aの広告と商品Bの広告のキャンペーンを運用している会社があり、それぞれの商品に異なる獲得単価の目標を設定しています。

別々の自動入札をそれぞれのキャンペーンに設定している場合、各キャンペーンにおいて目標達成を目指すために、管理工数は2つのキャンペーン分必要となります。

しかし、ポートフォリオ入札戦略を導入するとキャンペーン数に関わらず一つの入札戦略だけを確認すれば良いため、キャンペーン数が多いほど管理するための工数が効率化できます。

さらに、この戦略はキャンペーン間での予算配分や入札の自動調整を行い、アカウント全体の目標達成をサポートします。

このようにポートフォリオ入札戦略はキャンペーンの管理をシンプルかつ効果的に行う手段となります。

参考:『Google 広告のポートフォリオ入札戦略とは?導入メリットと設定方法
参考:『ポートフォリオ入札戦略とは?初心者でもわかる、簡単かつ効率的に成果向上させる自動入札
参考:『Google広告のポートフォリオ入札戦略とは?特徴から設定方法まで解説!

入札単価の上限と下限の設定を行うことができる

ポートフォリオ入札戦略を使用すると、入札単価の上限や下限を設定することができます。

特に上限金額はよく活用され、指定金額以上の入札強化は行われません。

この戦略は、1つのキャンペーンにも適用可能で、高いクリック単価を懸念している広告主にもおすすめです。

しかし、自動入札に制限をかけることは機械学習の妨げとなり、媒体からは推奨されていない場面もあります。

実際の運用では初めに制限を設けずにスタートし、その後の成果に基づいて調整することが推奨されます。

また、ディスプレイネットワークのキャンペーンは上記の対策の対象外である点も注意が必要です。

参考:『ポートフォリオ入札戦略とは?初心者でもわかる、簡単かつ効率的に成果向上させる自動入札
参考:『Google広告のポートフォリオ入札戦略とは?特徴から設定方法まで解説!

利用することができる入札戦略の一覧

以下に自動入札で利用することのできる入札戦略は以下の通りです。

クリック数の最大化

選択した予算の範囲内で、できる限り多くのクリック数を得ることができるように入札単価の設定を行います。

予算の設定後は、手動で設定を行う必要がなく広告のグループやキーワードの入札単価に関しては設定を行う必要がありません。

単価を維持しつつサイトアクセス回数やコンバージョン(CV)の数を増やすことを目標として利用されます。

目標インプレッションシェア

この入札戦略では、予算内でGoogle検索結果ページの最上部や上部、あるいは任意の場所に広告掲載が可能になるように、自動的に入札単価を調整します。

広告を掲載する場所となる多様なWebサイトやアプリの総じているGoogle検索ネットワークのみで利用が可能になっています。

視認性の観点で、自社の広告を必ず表示させたい際に効果的な戦略です。

目標コンバージョン単価(tCPA)

設定された目標コンバージョン単価で獲得するCVを最大化できるように入札単価が自動に設定されます。

この際、過去のキャンペーンなどのデータに基づいて、掲載対象となる広告に対して自動で調節されます。

この戦略を使用する際、目標コンバージョン単価を設定しない場合は、予算がキャンペーンにおける最大のCV値を獲得するように利用されます。

しかし、目標コンバージョン単価を設定した状態で同戦略を使用すると、広告費用対効果(ROAS)を目標として維持しつつ、できる限り最大化されたCV値を目指します。

目標コンバージョン単価という獲得単価をある程度維持しつつCVを増やすことを目的に運用されます。

目標広告費用対効果(tROAS)

設定した広告費用対効果(ROAS)の目標を狙いつつ、最大化されたCV値獲得を目指して自動で入札単価の設定が行われます。

ROASはReturn On Advertising Spendの略称であり、計算式は売り上げ/広告の費用×100で算出されます。

各々CV値の価値に差がある際に、費用と効果の目標値を維持して広告運用を行いたい際に効果的です。

コンバージョン数の最大化

予算内で、コンバージョン数を重視し最大限のCV数を獲得するように自動的に入札単価の設定が行われます。

CV数とは、広告を出稿した際にその広告を閲覧したユーザーが商品の購入や問い合わせといったなんらかの成果となる行動をした数を指しています。

この入札戦略では、任意の目標コンバージョン単価を保ちつつ、可能な範囲で最大のCVの獲得を目指します。

設定がない場合に関しては、予算は最大CV獲得のために消費されます。

同様に、この入札戦略では、設定したROASを保ちつつ、最大化されたCV値の獲得を目指します。

設定がない際は、予算は最大のCV値獲得のために消費されます。

コンバージョン値の最大化

設定した予算を過不足なく使い、CV値を最大化するように入札単価を自動で調整します。

CV値はCV自体の価値を指す指標になります。この指標により、ビジネスへの影響をより反映させたCVの価値を表し、より重要なCVを把握することができます。例としては一つのCVに対する購入額などが挙げられます。

この入札戦略は、CV値の最大化を目指す一方で、出費は指定予算内に制約されます。

ROASの設定をしていない際には、予算は最大のCV値獲得のために使用されます。

一方で設定されている場合は、その目標を保持しつつCV値を最大化するように働きます。

参考:『自動入札機能について
参考:『Google広告のポートフォリオ入札戦略とは?特徴から設定方法まで解説!
参考:『Google 広告のポートフォリオ入札戦略とは?導入メリットと設定方法
参考:『ポートフォリオ入札戦略とは?初心者でもわかる、簡単かつ効率的に成果向上させる自動入札
参考:『「目標コンバージョン単価制」入札戦略について
参考:『費用対効果とは。マーケティングには欠かせない大事な指標!
参考:『コンバージョン値について

適用することができるキャンペーンタイプ

キャンペーンタイプの中にはポートフォリオ入札戦略が適用されない場合がある点には注意が必要です。

利用可能なキャンペーンタイプは、検索、ディスプレイ、そしてショッピングです。

さらに、一つのポートフォリオ入札戦略を複数のキャンペーンに適用することも可能です。

キャンペーンタイプ適用可否
検索
ディスプレイ
ショッピング
デマンドジェネレーション不可
動画不可
アプリ不可
スマート不可
P-MAX不可
ホテル不可

参考:『Google 広告のポートフォリオ入札戦略とは?導入メリットと設定方法

設定方法

ポートフォリオ入札戦略の設定方法に関しては以下の2つの方法があります。

  • 共有ライブラリからポートフォリオを作成
  • キャンペーンの設定からポートフォリオを作成

共有ライブラリからポートフォリオを作成

共有ライブラリからポートフォリオを作成

アカウントにログイン

アカウントにログインGoogle広告のアカウントにログインします。

「入札戦略」をクリック

入札戦略をクリック後半

管理画面の右上にあるツールアイコンをクリックして、共有ライブラリの欄から「入札戦略」を選択します。

入札戦略のタイプを選択

入札戦略のタイプを選択

ポートフォリオ入札戦略の画面からプラスボタンをクリックし、作成する入札戦略のタイプを選択します。

名前の設定

名前の入力新しいポートフォリオ入札戦略の名前を入力します。

キャンペーンの選択

キャンペーンを選択含めるキャンペーンを選択します。(ポートフォリオ入札戦略の作成後にキャンペーンを追加することもできます。)

設定を入力

設定を入力入札戦略の設定を入力します。

保存をクリック

保存をクリック「保存」をクリックします。

キャンペーン設定からポートフォリオを作成

アカウントにログイン

アカウントにログインGoogle広告アカウントにログインします。

キャンペーンをクリック

キャンペーンをクリック「キャンペーン」をクリックします。

キャンペーンの選択

キャンペーンを選択含めるキャンペーンを選択します。

「編集」をクリック

編集をクリック上部のナビゲーションメニューで「編集」をクリックします。

「入札戦略を変更」を選択

プルダウンメニューから「入札戦略を変更」をクリックします。

新しいポートフォリオ戦略か既存のポートフォリオ戦略かを選択

新しいか既存かを選択新しいポートフォリオ戦略を作成するか、既存のポートフォリオ入札戦略を使用するかを選択することができます。

[既存のポートフォリオ入札戦略を使用する] を選択した場合は、表示されるリストから戦略を選択します。

[新しいポートフォリオ入札戦略を作成する] を選択した場合は、新しい戦略の設定を入力し、名前を付けます。

「適用」を選択

適用をクリック「適用」をクリックします。

引用:『ポートフォリオ入札戦略を作成する
参考:『Google広告のポートフォリオ入札戦略とは?特徴から設定方法まで解説!
参考:『Google 広告のポートフォリオ入札戦略とは?導入メリットと設定方法
参考:『ポートフォリオ入札戦略とは?初心者でもわかる、簡単かつ効率的に成果向上させる自動入札

目標値の変更を行う

ポートフォリオ入札戦略はキャンペーン全体に適用されますが、各広告グループに異なる目標値を設定することが可能です。

これは、特定の広告グループの配信を調整したい場合に有効です。

一方で上限・下限の入札単価はキャンペーンレベルでのみ設定されるため、その点は留意が必要です。

「単価設定」を選択

単価設定をクリックGoogle広告にログイン後、該当する広告グループの設定画面において「単価設定」を選択します。

目標値の設定

目標値を設定任意の目標値を入力し設定します。

「保存」を選択

保存を選択画面右下に青字で表記された「保存」をクリックし選択します。

参考:『Google 広告のポートフォリオ入札戦略とは?導入メリットと設定方法

上限入札単価と下限入札単価の設定

ポートフォリオ入札戦略には上限・下限の入札単価設定ができますが、すべての戦略で利用可能なわけではありません。詳細については下記の表で確認できます。

入札戦略の種類設定可否
クリック数の最大化上限入札単価に限り可
目標インプレッションシェア上限入札単価に限り可
目標コンバージョン単価(tCPA)
目標広告費用対効果(tROAS)
コンバージョン数の最大化不可
コンバージョン値の最大化不可

上限入札単価と下限入札単価の設定方法は以下の手順にある通りです。

「詳細設定」の選択

詳細設定をクリックポートフォリオ入札戦略の作成画面の下部に青字で表示されている「詳細設定」を選択します。

金額の設定

金額の設定入札単価の上限と下限の該当する欄に金額を入力し設定します。

参考:『Google 広告のポートフォリオ入札戦略とは?導入メリットと設定方法

入札レポートの確認方法

手動入札と比較して、自動入札の成果を評価するのは難しいですが、その効果を明確に知りたいときは「入札戦略レポート」を参照すると良いでしょう。

これにより、各入札戦略に基づく主要な指標やデータを簡単に確認し、その効果を理解できます。

アカウントにおける複数のポートフォリオ入札戦略のレポートを表示したい場合は以下の手順で確認することができます。

ツールアイコンのクリック

入札戦略をクリック

Google 広告の管理画面でツールアイコン をクリックします。

「予算と入札単価」をクリック

セクション メニューで [予算と入札単価] プルダウンをクリックします。

「入札戦略」を選択

「入札戦略」を選択「入札戦略」をクリックします。

入札戦略タイプのクリック

キャンペーンで標準(キャンペーン レベル)の入札戦略を使用している場合は、キャンペーン レベルのレポートが表示されます。

キャンペーンがポートフォリオの一部である場合は、ポートフォリオ入札戦略全体の入札戦略レポートが表示されます。

引用:『入札戦略レポートを表示する

Google広告の入札戦略レポートについてより詳しく知りたい方はこちらの「Google広告の入札戦略レポートとは? 確認手順3選と6つの入札戦略」をご覧ください。

参考:『入札戦略レポートを表示する
参考:『Google 広告のポートフォリオ入札戦略とは?導入メリットと設定方法

まとめ

本記事では、Google広告のポートフォリオ入札戦略に関して、利用することができる入札戦略の種類や、適用することができるキャンペーンのタイプ、実際に設定する2つの方法や目標値の変更方法、2種類の入札単価の設定方法や導入後の確認方法、利用するメリットについて解説しました。

この記事を読んで、ポートフォリオ入札戦略の最適化が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。

株式会社Unionは、複数の自社メディアを運用しており、具体的な数値と仮説に基づいた改善を続けています。

Web広告運用のご相談と併せてLPの制作・改善相談も承っております。

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監修者

UnionMedia編集部

2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。

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