「自社のサービスを分かりやすく伝える方法はないだろうか」と悩んだ経験はありませんか?
そんなときはマンガの活用がオススメです。
マンガにすることで難しい内容でも視覚的に分かりやすく伝えられます。
弊社でもマンガを使ったクリエイティブ制作のお引き合いを多数頂いております。
弊社で取り扱うマンガクリエイティブは、すべてパートナー提携しているプロのマンガ家に依頼してマンガを制作しております。
絵のクオリティとシナリオ構成を強みとして約30万円からとお手軽な価格でサービスをご提供させて頂いております 。
しかし、絵のクオリティやシナリオ構成にそこまでこだわりがなく、まずはなるべくお金をかけずに作成したいというニーズもあるのではないかと思います。
そこで、この記事では絵を描けない人でも無料でマンガ広告を作る方法をご紹介します。
関連記事:『YouTube内にディスプレイ広告を出すための8ステップを解説!』
Contents
マンガを活用する5つのメリット
自社サービスの紹介や広告にマンガを活用するメリットは沢山ありますが特に大きなメリットを5つご紹介します。
視覚的に分かりやすく伝えることができる
引用:『株式会社Union | マンガ動画制作』
テキストで説明すると数百文字になってしまうようなことも一枚の絵で視覚的に表現できます。
圧倒的な情報を短時間で分かりやすく伝えることができるので、商品やサービスが持つ魅力をより記憶に残る形でお客様に訴求することができます。
関連記事:『ランディングページで漫画を活用しよう! 2つの方法をレクチャー』
年齢や性別関係なくマンガを好きな人が多い
引用:『株式会社Union | マンガ動画制作』
まず、年齢や性別関係なくマンガを好きな人が多いという日本の特色が挙げられます。
マンガの意識調査においては75%もの人がマンガ好きであり、80%もの人がマンガを読んでいる結果も出ています*1。
日本人にとってマンガは親しみやすく、マンガにすることで多くの人の興味を引き付けることができます。
*1参考:『NTTコム リサーチ「マンガに関する調査」』
実写では難しいことも簡単に表現できる
さらに、マンガなら過去や未来、仮想空間や宇宙空間など実写では表現が難しいことも自由に表現できます。
ギャグマンガのようにリアクションを過剰にしたり、ポップなテイストのなかで一部だけ劇画チックな描写にすることでインパクトを与えることなどもできます。
ストーリーを作りやすく、使用感を擬似体験させられる
一般的な広告では、商品のメリットや機能の説明をテキストや図表だけで表現するために機械的になりがちです。
しかしマンガでは登場人物が、何かしらの課題を抱えていて、その商品・サービスを使用したことでどんな効果が得られて、どんな良い事があったのかをストーリー形式で表現できます。
そのため視聴者がその商品・サービスを自分で使うイメージがわきやすくなり、商品・サービスの理解度が深まります。
関連記事:『Vyond(ビヨンド)でビジネスアニメ動画を未経験者が2時間で作成する方法』
SNSマーケティングにも生かせる
マンガ画像であればTwitterやFacebook、マンガ動画であればYouTubeやTikTokなど多くの人が利用するSNSでアプローチできます。
単にテキストで訴求するよりも視聴者に印象を強く残すことができるためSNSを使ったマーケティングに生かせます。
関連記事:『Google Web DesignerでHTML5アニメーションバナーを作る4つのステップ』
使用ツールの概要
今回は以下のツールを使用します。
- Googleアカウント(Googleスライドの利用に必要)
- Googleスライド(マンガ広告の編集)
- World Maker(コマ割り作成のヒント)
- Googleスライド Webサイト
Googleスライドは、さまざまなプレゼンテーション用テーマ、多数のフォント、埋め込み動画やアニメーションなどでアイデアをわかりやすく表現できるツールです。
Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で使うことができます。
今回はマンガの絵を載せるページの役割になります。ブラウザ上で使えるMicrosoft PowerPointのようなものと認識して問題ございません。
もちろんパソコンに既にMicrosoft PowerPointあるいはそれに近い機能のツールがインストールされている場合はそちらを利用しても構いません。
World Maker
World Makerはテキストを入力するとAIがマンガのコマ割りを自動で作成してくれます。
どのようにコマ割りするのが良いか思いつかないときは試しに使ってみると作成する際のヒントになるかもしれません。
いらすとやなどの素材サイト
マンガの素材となるイラスト素材サイトを活用します。いらすとやは20枚までなら無料で商用利用が可能です。
その他に以下のサイトなどを使用するのも良いでしょう。
関連記事:『【無料】動画に使えるイラスト素材サイト26選!会社紹介動画や広告に!』
マンガ広告を作る5ステップ
この章では「動画制作サービスを訴求するマンガ広告」を作る過程を例として取り上げながらマンガ広告の作り方を5つのステップに分けて解説します。
Step.1 目的と訴求軸を決める
Step.2 ネームを作る
Step.3 使用素材を集める
Step.4 素材を組み合わせる
Step.5 完成。WebサイトやSNSでアプローチ
関連記事:『【初心者向け】マンガ広告で押さえておきたいメリット4選!』
Step1. 目的と訴求軸を決める
まずは何故マンガ広告を作るのか目的を明確にして、目的を達成するためにはどんな訴求をすれば良いのかを考えます。
たとえばマンガ広告を利用するケースとその目的の設定として以下に一例を挙げます。
- 商品やサービスの説明に利用:商品やサービスを分かりやすく伝えることで購買率を高める
- 求人:会社の魅力や仕事内容について分かりやすく伝えることで応募数を増やし内定辞退数を下げる
- 社内研修・マニュアル:社員に業務内容を分かりやすく伝えて習熟速度および記憶定着率を高める
今回は「動画制作サービスを訴求するマンガ広告」を例として取り上げているので (1)商品やサービスの説明に利用するシーンを想定し、作成したマンガ広告をLP(ランディングページ)に埋め込み、動画制作サービスのお問い合わせ数を増やすことを目的として設定します。
次はペルソナを設定します。ペルソナとは、具体的に設定するターゲットとなる人物像のことです。
人物像の特徴を箇条書きで挙げるだけでも効果があります。今回の事例では以下のようにペルソナを設定しました。
ペルソナ設定例
- 30代の男性
- メーカーのマーケティング部門に所属
- 独身
- 東京都内在住
- 年収400万円~500万円
ペルソナを設定することで「子供の育児シーンを入れても興味が薄いだろうから友達と遊ぶシーンにしよう」とか「色は青色の方が好きそうだな」等のように制作において判断基準が出来るのでコンセプトに一貫性のあるクリエイティブが作りやすくなります。
目的を達成するためにペルソナにどんな訴求をすれば良さそうかを考えます。自社サービスの強みや特徴を洗い出すと良いでしょう。今回の事例では以下のように設定します。
- 動画3本セットで10万円
- 広告運用代行サービスとセットでお申し込みの場合、動画制作費半額
- TikTokやYouTubeで実績あり
関連記事:『ペルソナがなぜ重要なのか?LPの効果を高める作り方とポイント3選!』
Step.2 ネームを作る
コンセプトがある程度まとまったので、次にネームを作ります。
最初から丁寧に作りこむと作成や修正に大きな手間が発生するので、ラフに作成して関係者間で完成イメージにズレがないか、改善した方が良い箇所がないかを確認する工程です。
多くの場合プロット→シナリオ→ネームという流れで進めます。
マンガ広告のプロットを考えます。ストーリー展開しやすいというところがマンガ広告の強みなので今回の事例もストーリー形式を採用します。
問題解決の提案:動画を使いませんか
提案の具体的な内容:Unionなら動画3本セットで10万円、運用代行とセットでお申込みで製作費半額
実際に使用してみた感想:サービスが分かりやすいという声が増えた
目的達成のための導線:あなたも動画を作りませんか? お申し込みはコチラ
次にシナリオを作成します。
これはプロットを肉付けする役割であり、登場人物の会話やナレーションなどを付け加える工程となります。
今回の事例では以下のようになります。
B「それなら動画で製品紹介をするのはどうでしょうか?」
B「動画なら図表や音を使って分かりやすく説明できます。UnionならYouTubeやTikTokに最適な動画3本を10万円で作れます。広告運用も任せるとなんと製作費が半額になるんですよ」
A「それは良いな。試しにやってみよう!」
数日後
A「動画のおかげでお客様から分かりやすいという声を沢山頂いて商談もスムーズになった!」
B「あなたもサービス紹介動画を作りませんか?」
詳しくはこちら
シナリオが出来たらネームを作成します。
シナリオの内容をどのようにコマ割りするのかを考える工程です。
ネームのコマ割りで困ったら先ほどご紹介したWorld Makerを利用するのも良いでしょう。
このツールで自動生成されるネームが必ずしも最適という訳ではないので、あくまでも参考程度に見ることをオススメします。
今回の事例では自動生成されたネームをそのまま使用します。
Step.3 使用素材を集める
作成したネームに合った素材を集めます。
費用をかけずに作成する場合は前述の無料素材サイトを中心に利用することをオススメします。
購入金額が発生しますが「コミPo!」の導入を検討するのも選択肢の1つです。
コミPo!は商用利用可能なマンガ制作ツールです。
パーツの組み合わせでアバターを作成し、モーションを設定することで絵が描けない人でもマンガを作ることが可能です。
無料体験版もあるのでご興味があればお試しください。
今回の事例では無料ツールで作成するということがテーマの1つなので、いらすとやの素材を活用させて頂きます。
Step.4 素材を組み合わせる
いよいよマンガ広告の清書を作成します。
Googleスライドを開き、まずは原稿を横長から縦長に変更します。
横長のままで問題ない場合は、この設定は省略可能です。
「ファイル」→「ページ設定」→「カスタム」を選択します。
サイズは14.29×25.4cmと設定して「適用」をクリックします。
スライドが縦長になりました。
ネームを参考にしてコマ割りを作ります。
「挿入」→「図形」→「図形」→「長方形」を選択して図形を生成します。
メニューバーにあるバケツのアイコンで図形内の色を変えることができ、その隣にある鉛筆のアイコンで図形の枠の色を変えることが出来ます。
今回は図形内の色を白、図形枠の色を黒にしました。
ネームを参考にコマを作ります。
次にコマの中にキャラクターなどの素材を配置します。
メニューバーの「挿入」→「画像」→「パソコンからアップロード」で素材をGoogleスライドにアップロードします。
テキストはメニューバーの「挿入」→「テキストボックス」を選択することで入力することができます。
Googleスライドでは2023年1月現在、標準機能としては横書きのテキストしか生成することができません。
縦書きで作りたい場合は、画像として保存した縦書きの文字画像をアップロードして利用するなどの工夫が必要がになります。
今回の事例では横文字で作成します。
吹き出しは素材サイトを利用するのも良いですが「挿入」→「図形」→「吹き出し」にある素材を利用することも可能です。
他のコマも同様の手順で作成を進めます。
一通り出来たら見栄えを確認して最終調整を行います。
Step.5 完成
完成したらメニューバーの「ファイル」→「ダウンロード」でお好みの形式でデータをエクスポートしてWebサイトやSNSでアプローチしましょう!
関連記事:『【Instagram広告】クリエイティブデザインで意識するべき11のコツ』
まとめ
以上、無料ツールだけでマンガ広告を作る方法をご紹介させて頂きました。
今回紹介した工程は必要最小限のものであり、私たちが実際に制作をさせて頂く場合は様々な面で創意工夫を凝らしております。
弊社ではマンガ動画制作30万円~というサービスを展開しております。多数の絵柄や声優から理想のマンガ動画を制作します。
多数の絵柄や声優から理想のマンガ動画を制作します。
自社チャンネルや動画広告を含む200本以上の漫画動画制作の実績があります。
TikTok広告やYoutube広告などのSNS動画広告の運用経験も豊富に蓄積している他、Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されています。
蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。
漫画動画の制作でお困りでしたら是非お気軽にご相談ください。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。