Yahoo!は、月間アクティブユーザー数が約8,500万人の大規模な検索エンジンです。
そんなYahoo!で検索広告を配信し、広告の効果を最大限に引き出したいと思う方も多いでしょう。
しかし実際に着手してみると、適切な広告運用方法が分からず成果が上がらないというケースも少なくありません。
実際に株式会社WACULが公開したGoogleリスティング広告の運用者に行ったアンケート調査では、以下のような結果が出ています(2023年4月)。
参考:『運用者の約2割は「調整しすぎ」。Web広告運用の実態とGoogle推奨設定のギャップ調査|WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LAB|株式会社WACUL』
入札戦略を「隔週に1回以上」変更すると答えた運用者は17.7%で、入札戦略を頻繁に変更することで学習期間に入ってロスが生じる可能性があります。
また、検索クエリ―を「3ヶ月に1回以下」除外すると答えた運用者は21.0%で、検索クエリ―の除外頻度が少ないと、不適切な検索結果に広告配信される可能性が高まります。
このように入札戦略や検索クエリ―など、広告運用でお悩みの方に活用していただきたいのが、「六連」という運用手法です。
Yahoo!が推奨する「六連」の運用ステップに従うことで、機械学習を効果的に活用した、適切な広告運用を目指すことができます。
本記事では、六連の概要や導入方法について解説していきます。
参考:『LINEヤフーは、皆さまのビジネスの成長を支援します』
参考:『運用者の約2割は「調整しすぎ」。Web広告運用の実態とGoogle推奨設定のギャップ調査|WACUL TECHNOLOGY & MARKETING LAB|株式会社WACUL』
Yahoo!広告について詳しく知りたい方は、下記の関連記事をご覧ください。
関連記事:『Yahoo!広告でリスティング広告を配信!4つの手順とコツを解説 | Union Media』
Contents
「六連」とは?
引用:『Yahoo!広告の効果を上げるための運用手法「六連」のご紹介|LINEヤフー for Business』
六連とは、Yahoo!広告の成果を向上させるために推奨されている運用手法です。
この手法は、以下の6ステップに分けられます。
- 基礎構築:機械学習による最適化が行われやすいアカウントの基盤を作る
- 最適入札:自動入札を活用して、自動的に入札価格を最適化する
- 効果効率:ターゲティングと検索クエリ―の最適化によって。配信効率を高める
- 拡大成長:新しいユーザーへのリーチ拡大によって、新規顧客を獲得する
- 最適表現:ユーザーに適したクリエイティブを配信して、広告の成果を上げる
- 成果維持:定期的なメンテナンスによって、成果を維持する
参考:『Yahoo!広告の効果を上げるための運用手法「六連」のご紹介|LINEヤフー for Business』
インターネット上の情報量が増え、ユーザーの行動も多様化している中で、市場の変化に適応して、広告配信を最適化・最大化し続けることが必要になっています。
こうした背景から、多様なデータを活用した自動化を進めることで、効果的に広告を運用する方法として「六連」という手法が2023年1月にYahoo!から発表されました。
関連記事:『Yahoo!ディスプレイ広告のキャンペーンエディター設定方法5STEP! | Union Media』
六連のメリット
機械学習の効果が向上する
Yahoo!は、最適なタイミングとユーザーに広告を配信するために、機械学習による自動化を取り入れています。
そこで六連は、機械学習に適したアカウントの構築と、自動化機能の適切な運用によって、成果の向上を目指します。
実際に、オンラインコンテンツを提供する株式会社アガルートは、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)において機械学習の効果を高めています。
具体的には、アカウント構造をシンプルにして、機械学習による自動入札の精度を高めました。
さらにターゲティング設定も変更しました。
引用:『運用型自動入札が獲得効率アップのポイントに|株式会社アガルート』
その結果、獲得単価(CPA)は7%減少、コンバージョン数(CV)は59%増加、クリック単価(CPC)は14%減少しました。
参考:『Yahoo!広告の効果を上げるための運用手法「六連」のご紹介|LINEヤフー for Business』
参考:『運用型自動入札が獲得効率アップのポイントに|株式会社アガルート』
機能を適切に併用できる
引用:『Yahoo!広告の効果を上げるための運用手法「六連」のご紹介|LINEヤフー for Business』
六連を活用することで、自然と様々な機能を適切に併用することができます。
例えば、自動入札の評価方法や、マッチタイプの変更前に導入するべき機能など、併用順序や最適手法などを知ることができます。
また、機能を併用することで、広告効果を最大化することができます。
その結果、平均でコンバージョン数(CV)は25%増加、コンバージョン単価(CPA)は24%減少しました。
参考:『Yahoo!広告の効果を上げるための運用手法「六連」のご紹介|LINEヤフー for Business』
参考:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
六連を導入する6ステップ
引用:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
ここでは六連を、検索広告に導入する方法について、Yahoo!検索広告の推奨運用資料を基に概要を説明していきます。
六連では、以下の6ステップを順番に取り組むことが重要です。
- 基盤構築
- 最適入札
- 効果効率
- 拡大成長
- 最適表現
- 成果維持
ステップ①:基盤構築
ステップ①では、シンプルなアカウント構築と基礎的な設定によって、機械学習による最適化が行われやすい基盤を作ります。
コンフリクトの発生を防ぐ
まずは、シンプルなアカウントを構築(広告グループを整理)して、コンフリクトの発生を防ぎます。
コンフリクトとは、同じ検索クエリ―に複数の登録キーワードが一致してしまう状態です。
引用:『STEP1 基盤構築|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
コンフリクトが発生すると、インプレッションが分散して、広告の品質を統計的に評価できなくなる恐れがあります。
コンフリクトを防ぐには、訴求内容が似ているキーワードを同じ広告グループに集約するか、対象外キーワードを設定して、シンプルなアカウント構築を目指しましょう。
参考:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
参考:『STEP1 基盤構築|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
広告表示アセット(旧:広告表示オプション)を設定する
次は、広告表示アセットを設定して、詳細情報の表示と、広告の占有率を高めます。
実際に、Yahoo!JAPANが2022年9月~10月に行った調査では、3つの広告表示アセットを設定した結果、PCのクリック率が64%増加、スマホのクリック率が27%増加しました。
広告表示アセットの種類は以下の通りです。
種類 | 概要 |
クイックリンクアセット | 最終リンク先以外のリンクを表示可能 |
電話番号アセット | 電話番号を表示可能(スマホから電話可能) |
テキスト補足アセット | リンクなしの補足情報を表示可能 |
カテゴリ補足アセット | 商品やサービスのカテゴリを表示可能 |
画像アセット | 商品やサービスに関連した画像を表示可能 |
参考:『STEP1 基盤構築|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
参考:『広告表示アセットとは|Yahoo!広告ヘルプ』
Yahoo!広告の広告表示アセットについて、詳しく知りたい方はこちらの関連記事をご覧ください。
関連記事:『Yahoo!広告の広告表示オプション4種類!使い方と違いを解説|Union Media』
配信機会の損失を避ける
次に、適切なキャンペーン予算(日額)を設定して、配信機会の損失を避けます。
引用:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
キャンペーン予算(日額)とは、1日に利用できるキャンペーンごとの金額です。
広告クリック時に発生する費用が設定金額を超えないように、月単位で自動調整しながら広告を表示します。
参考:『適切な予算設定で広告の配信機会を最大化|LINEヤフー for Business』
キャンペーン予算が足りないと配信機会を逃してしまう(=インプレッションシェア損失率が高まる)可能性があります。
管理画面で確認できる数値は以下の通りです。
項目 | 数値 |
インプレッションシェア | 広告表示機会に対する広告表示の割合 |
完全一致のインプレッションシェア | 完全一致の広告表示機会に対する広告表示の割合 |
インプレッションシェア損失率(予算) | 予算が原因で広告表示できなかった割合 |
インプレッションシェア損失率(ランク) | 掲載順位が原因で広告表示できなかった割合 |
参考:『STEP1 基盤構築|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
参考:『インプレッションシェアとインプレッションシェア損失率について|Yahoo!広告ヘルプ』
ステップ②:最適入札
ステップ②では、自動入札を活用して、自動的に入札価格を最適化します。
自動入札タイプを設定する
まずは、広告配信の目的に適した自動入札タイプを選びます。
自動入札とは、広告配信の目的に合わせて、自動的にキーワードの入札価格が最適化される機能です。
引用:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
実際に、Yahoo!JAPANは自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」を設定したキャンペーンを対象に、自動入札の効果について調査を行いました。(2022年4月)
その結果、「コンバージョン数の最大化」を設定したことで、クリック率は22%増加、コンバージョン数は35%増加、コンバージョン単価は17%減少していることが分りました。
自動入札タイプは以下の通りです。
自動入札タイプ | 概要 |
コンバージョン数の最大化 | コンバージョン数を最大化できるように自動最適化 |
コンバージョン価値の最大化 | コンバージョン価値を最大化できるように自動最適化 |
コンバージョン単価の目標値 | 設定したコンバージョン単価を維持して自動最適化 |
広告費用対効果の目標値 | 設定した広告費用対効果を維持して自動最適化 |
拡張クリック単価 | 指定入札単価でクリックからコンバージョン数が最大化できるように自動最適化 |
クリック数の最大化 | クリック数を最大化できるように自動最適化 |
ページ最上部掲載 | 検索結果上部に広告表示できるように自動最適化 |
参考:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
参考:『STEP2 最適入札|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
参考:『自動入札とは|Yahoo!広告ヘルプ』
学習期間が終了したら評価する
次は、学習期間が終わった後に、自動入札の成果を評価します。
学習期間とは、自動入札を設定した後に、データを収集しながら入札価格の最適化する期間であり、配信の結果が不安定な時期です。
参考:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
参考:『STEP2 最適入札|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
参考:『入札戦略の学習状況について|Yahoo!広告ヘルプ』
学習期間が終了しない場合
自動入札を設定した後に、配信が安定しない状態が続く場合は、以下の理由が考えられます。
参考:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
参考:『STEP2 最適入札|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
ステップ③:効果効率
ステップ③では、ターゲティング機能の活用と検索クエリ―の最適化によって、広告配信の効率を高めます。
サイトリターゲティングを設定する
引用:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
まずは、サイトリターゲティングを設定して、リーチ効率を向上させます。
サイトリターゲティングとは、自社サイトを訪れたことのあるユーザーに対して、広告配信する機能です。
特に、自動入札を設定している場合は、サイトリターゲティングを設定しましょう。
自動入札(「ページ最上部掲載」以外)では、ターゲットリスト(サイト訪問ユーザーのリスト)がシグナルの一つとして使われ、入札価格の最適化に影響を与えます。
また、競合が多いキーワードは、サイトを訪問したユーザーの入札を上げて、成果が見込めるユーザーに広告を配信しましょう。
参考:『STEP3 効果効率|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
参考:『サイトリターゲティングの始め方|LINEヤフー for Business』
サイトリターゲティングの設定方法
ここでは、サイトリターゲティングの設定方法を簡単にご説明します。
サイトリターゲティング用のタグをWebサイトに埋め込むことでリターゲティングが機能するようになります。
① プライバシーポリシーの確認
プライバシーポリシーを確認して、ユーザーの行動履歴の利用について自身のWebサイトに明記する必要があります。
参考:『プライバシーポリシーに必要な記載事項|Yahoo!広告ヘルプ』
② 「ターゲットリスト」の項目へ遷移
管理画面右上の「ツール」≫「ターゲットリスト」をクリックします。
③ 「タグ・IDを表示」をクリック
「タグ・IDを表示」をクリックします。
④ タグをクリップボードにコピー
「タグをクリップボードにコピー」をクリックし、タグをコピーします。
⑤ 取得したタグをWebサイトに設置
取得したタグを計測したいWebサイトのページに設置します。
このとき、全てのページにタグを設置しておくことがおすすめです。
タグを設置していないページは、ユーザー訪問履歴が記録されません。
⑥ タグを貼ったファイルを保存後、サイトをアップロード
タグを貼ったファイルを保存後、アップロードします。
⑦ ターゲットリストの作成
次は管理画面より「+ターゲットリストを作成」をクリックして、リストの種類を選びます。
その後リストの作成項目を入力して「作成」をクリックします。
ターゲットリストを広告グループに設定します。
設定方法について詳しく知りたい方は、こちらの公式ページをご覧ください。
参考:『サイトリターゲティングの始め方|LINEヤフー for Business』
Yahoo!検索広告のターゲティングの種類について詳しく知りたい方は、こちらの関連記事をご覧ください。
参考:『【初心者向け】Yahoo!検索広告のターゲティング4種の特徴を解説|Union Media』
対象外キーワードを設定する
引用:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
次は、対象外キーワードを設定して、不要な広告配信を避けます。
対象外キーワードとは、特定のキーワードに対して広告を配信しない機能です。
成果を得られない検索クエリ―や関連性の低い検索クエリ―は、対象外キーワードに設定しましょう。
参考:『STEP3 効果効率|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
対象外キーワードの設定方法①対象外キーワード作成の画面へ遷移
ここでは、対象外キーワードの追加方法を簡単にご説明します。
まずは対象外キーワード作成の画面へ遷移しましょう。
- 管理画面左メニュー「対象外キーワード」をクリックします。
- 「キャンペーン」または「広告グループ」に切り替えます。
- 「+対象外キーワード追加」≫「対象外キーワードを作成」をクリックします。
対象外キーワードの設定方法②対象外キーワードの作成先を選択
次に作成先のキャンペーンまたは広告グループを選択します。
対象外キーワードの設定方法③実際にキーワードを追加
対象外キーワードを入力後、マッチタイプを選択して「キーワードを追加」をクリックします。
「作成」をクリックします。
設定方法について詳しく知りたい方は、こちらの公式ページをご覧ください。
ちなみに、検索クエリ―一覧から対象外キーワードを追加することも可能です。
参考:『検索クエリー一覧でキーワード、対象外キーワードを追加する|Yahoo!広告ヘルプ』
ステップ④:拡大成長
ステップ④では、新しいユーザーへのリーチ拡大によって、新規顧客を獲得します。
ステップ①②③が完了してから、ステップ④に取り組みましょう。
リーチ拡大前の確認項目
引用:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
まずは、リーチを拡大する前に、以下のポイントについて確認します。
- ユニーククエリー率
- 広告表示オプション
- 自動入札
- インプレッションシェア損失率(予算)
- インプレッションシェア損失率(ランク)
- レスポンシブ検索広告
リーチを拡大する
次は、以下の3つの手法でリーチを拡大します。
マッチタイプを拡大する
マッチタイプが「完全一致」として登録されているキーワードを「インテントマッチ」「フレーズ一致」に変更して、リーチを拡大します。
ただし、キーワードによっては、関連性の低い検索クエリ―までリーチが拡大してしまう可能性があるため注意が必要です。
キーワードを追加する
配信実績、市場データ、最適化提案タブなどを基に、インプレッションに繋がる見込みのあるキーワードを追加します。
最適化提案タブとは、推奨キーワードやキャンペーン予算を提案してくれる機能です。
動的検索連動型広告を設定する
動的検索連動型広告(DAS)キャンペーンと標準キャンペーンの両方を活用して、リーチを拡大します。
動的検索連動型広告とは、広告主のサイト情報とユーザーの検索に連動して、広告タイトルを自動生成し、検索ユーザーに配信する機能です。
参考:『STEP4 拡大成長|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
参考:『最適化提案について|Yahoo!広告ヘルプ』
メンテナンスを行う
次は、リーチ拡大後、キーワードとクリエイティブのメンテナンスを行います。
メンテナンス方法は以下の通りです。
インプレッションシェア損失率(ランク)を確認する
インプレッションシェア損失率(ランク)が上がっていないか確認し、上がってしまった場合は関連性の低い検索クエリ―まで拡大している恐れがあります。
対象外キーワードを設定する
特定の検索クエリ―を除外して、リーチを調整したい場合は、対象外キーワードを設定しましょう。
クリエイティブを準備する
拡大した検索クエリ―に対応するクリエイティブを準備して、リーチ拡大後の成果を高めます。
参考:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
ステップ⑤:最適表現
ステップ⑤では、ユーザーに適したクリエイティブを配信して、広告の成果を上げます。
レスポンシブ検索広告を設定する
引用:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
まずは、レスポンシブ検索広告のアセット(タイトル)を追加して、効果を高めます。
レスポンシブ検索広告とは、検索クエリ―に応じて、設定したアセットを組み合わせて、最適な広告を自動生成する広告です。
参考:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
参考:『STEP5 最適表現|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
レスポンシブ検索広告の設定方法
ここでは、レスポンシブ検索広告の作成方法を簡単にご説明します。
① 管理画面から広告を作成
管理画面左メニュー「広告」≫「+広告作成」をクリックします。
②キャンペーンと広告グループを選択
広告作成するキャンペーンと広告グループを選びます。
③ レスポンシブ検索広告の作成項目を入力して「作成」をクリック
レスポンシブ検索広告の作成項目を入力して「作成」をクリックします。
設定方法を詳しく知りたい方は、こちらの公式ページをご覧ください。
参考:『広告の作成:レスポンシブ検索広告(新しい広告管理ツール)|Yahoo!広告ヘルプ』
検索クエリーと広告文に関連性を持たせる
引用:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
検索クエリ―と関連する語句を広告文に含めて、検索ユーザーと広告の関連性を高めます。
実際に検索クエリーとタイトルが一致することでクリック率が61%上がるというデータもあります。
参考:『STEP5 最適表現|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
広告表示アセット(旧:広告表示オプション)の効果を高める
引用:『クイックリンクアセットについて』
広告表示アセットのクイックリンクを複数設定します。
クイックリンクとは、広告タイトル以外のリンクを広告下部に表示する機能です。
タイトルリンク以外のページにユーザーを直接遷移できます。
さらに、拡張クイックリンクも設定することができます。
拡張クイックリンクとは、クイックアセット下部にさらに説明文を追加できる機能です。
Yahoo!公式ページの公開情報によると、拡張クイックリンクを利用することで、クリック率が59.2%向上するとの報告もあります。
参考:『STEP6 成果維持|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
参考:『クイックリンクアセットについて』
ステップ⑥:成果維持
ステップ⑥では、定期的なメンテナンスによって、成果を維持し、ビジネスの発展に寄与します。
メンテナンスをする
引用:『Yahoo!広告運用ガイド|LINEヤフー for Business』
変化する市場に対応し、成果を上げ続けるには、定期的なメンテナンスが必要です。
- 基盤構築:インプレッション損失率(予算)を15%以下に維持できているか
- 効果効率:対象外キーワードの確認をする
- 拡大成長:検索クエリ―に対応するキーワードが登録されているか
- 最適表現:タイトルに検索クエリ―が90%以上含まれているか
参考:『STEP6 成果維持|Yahoo!広告推奨運用手法「六連」』
応用編:六連プラスとは?
ここまでご紹介した六連は、各業種で実施を推奨されている、汎用的な運用方法になります。
六連を土台として更なる運用改善を目指す場合は、「六連プラス」という手法の導入を検討しましょう。
六連プラスでは、以下のような機能やLINEヤフーの持つビッグデータを活用して、各アカウントにとって最適な運用を目指します。
- Yahoo!広告スクリプト
- コンバージョンのインポート機能
- アドカスタマイザー
- カウントダウン関数
- 自動入札の高度な活用方法
六連アカウント診断でSを達成したアカウントにて、六連プラスの1施策を実施したところ、既存レスポンシブ広告と比較して、コンバージョン率38%アップ、クリック率28%アップ、コンバージョン単価20%ダウンした事例が報告されています。
あくまで六連をしっかりと実施した上でのオプション的位置づけになります。
参考:『Yahoo!広告 運用ガイド』
参考:『推奨運用「六連」のアドバンスト版が登場!「六連プラス」とは?』
まとめ
この記事を読んで、六連の最適化が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。
株式会社Unionは、Yahoo!広告運用のご相談を承っております。
Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されており、蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。
また、弊社の広告運用担当はYahoo!広告、およびGoogle広告の認定資格保持者であり、知識のアップデートを行っております。
薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。
お客様のあらゆるニーズに対し 分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。