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Google広告P-MAXキャンペーンとは?機能と入稿の5ステップを解説

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【PR】本ページはプロモーションが含まれています

Google広告P-MAXキャンペーンとは?機能と入稿の5ステップを解説

Google広告を運用する中で、「全ての広告枠に配信したい」「各チャネルの広告を一括管理したい」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、今回ご紹介するP-MAXキャンペーンです。

P-MAXキャンペーンを使用することで、広告主はGoogle広告の全ての広告枠で宣伝することができます。

実際にGoogleの調査(2021年7月~9月)では、P-MAXキャンペーンを使用している広告主は、同様のアクション単価で合計コンバージョン数が平均13%増加していると発表しています。

つまり、P-MAXキャンペーンを利用することで広告がより多くのユーザーに表示され、 広告主は同じ広告費でより多くのコンバージョンを獲得できるということです。

さらに、P-MAXキャンペーンはオンラインや実店舗の売上増加、見込み顧客の獲得などを目標にしている場合に最適です。

このように、P-MAXキャンペーンを活用することでより多くのユーザーにアプローチし、収益性の高い運用に繋げることができます。

本記事では、P-MAXキャンペーンの特徴や入稿方法、注意点などを解説していきます。

参考:『Performance Max campaigns launch to all advertisers|Google Ads & Commerce Blog』関連記事:『Googleアナリティクス4の特徴は?設定と6つの注意点を解説

P-MAXキャンペーンとは

Googleの広告枠引用:『Performance Max campaigns launch to all advertisers|Google Ads & Commerce Blog

P-MAXキャンペーンとは、1つのキャンペーンからGoogleのあらゆる広告枠に配信できる広告プロダクトです。

2021年にリリースされたキャンペーンタイプであり、広告主が設定した目標に基づいて、広告のパフォーマンスを最大化(Performance Max)することを目的とします。

ちなみに、既存のスマートショッピングキャンペーンとローカルキャンペーンは、2022年から徐々にP-MAXキャンペーンにアップグレードされ始めており、基本的な機能に加えて、新しい広告枠へのアクセスや自動分析機能が追加されています。

以下では、P-MAXキャンペーンの主な特徴を2つご紹介します。

参考:『重要:スマートショッピングキャンペーンのP-MAXへのアップグレードについて|Google広告ヘルプ
参考:『重要:ローカルキャンペーンのP-MAXへのアップグレードについて|Google広告ヘルプ
参考:『Performance Max campaigns launch to all advertisers|Google Ads & Commerce Blog

Googleの全ての広告枠に配信が可能

P-MAXとは引用:『Performance Max campaigns launch to all advertisers|Google Ads & Commerce Blog

P-MAXキャンペーンでは、1つのキャンペーンからGoogleのさまざまな広告枠に配信することができます。

従来では、検索キャンペーンはGoogle検索、動画キャンペーンはYouTube、などとそれぞれのキャンペーンで配信面が異なっていましたが、P-MAXキャンペーンではこれらの配信面すべてに広告を掲載することが可能になります。

具体的には、以下の広告枠に広告を配信できます。

  • YouTube
  • ディスプレイ
  • 検索
  • Discover
  • Gmail
  • マップ

このようにP-MAXキャンペーンでは、Google検索はもちろん、YouTubeやGmail、Googleマップにも広告配信が可能になるため、あらゆるチャネルからユーザーにアプローチすることができます。

参考:『P-MAXキャンペーンについて|Google広告ヘルプ

なお、動画キャンペーンにおけるYouTube広告について詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてご覧ください。
関連記事:『YouTube広告の費用対効果を高める5つのポイントと事例をご紹介

Googleによる自動最適化

P-MAXキャンペーンでは、機械学習に基づく自動化および最適化機能により成果を最大化することができます。

従来でも広告配信における自動最適化は可能でしたが、これまでは複数のキャンペーンに分けて配信していたために過去のデータを豊富に蓄積しにくいといった点もありました。

1つのキャンペーンで複数の広告枠に配信ができるP-MAXキャンペーンでは、過去の運用データも分散せずに充実させやすく、その分AIが学習するための環境も整いやすいため、広告パフォーマンスが上がりやすいとされています。

また、P-MAXキャンペーンでは広告主が設定した「コンバージョン目標」「予算」「アセット」を基に、Googleの機械学習によって広告配信が最適化されます。

参考:『【運用事例付】P-MAXキャンペーンとは?配信面や導入手順を徹底解説!
参考:『P-MAXとは?初心者向けに認定代理店が解説!メリット・デメリット、弊社事例と合わせた実際の効果もご紹介!
参考:『【初心者向け】Google広告の”P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーン”とは?注意点や設定方法も解説!

なお、広告の機械学習について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『広告の機械学習促進施策5選!教師ありAIで広告最適化!

P-MAXキャンペーンが向いているケース

P-MAX

引用:『P-MAXでコンバージョンを増幅して販売を促進|Google for Retail

P-MAXキャンペーンは、以下のような場合に最適です。

  • 1つのキャンペーンからGoogle広告の全ての広告枠に配信したい
  • リーチを最大化してオンラインや実店舗の売上を増やしたい
  • 検索キャンペーンの効果を最大化したい
  • 一括管理と自動最適化で運用の手間を省きたい

P-MAXキャンペーンは、広告主が指定したコンバージョン目標をベースに広告効果の向上を促すことができるキャンペーンタイプです。

そのため、特にコンバージョンの獲得を目的とした広告配信に効果的であるといえます。

参考:『【初心者向け】Google広告の”P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーン”とは?注意点や設定方法も解説!

広告運用におけるコンバージョン測定に関しては以下の記事で詳しくご紹介しています。
関連記事:『コンバージョン測定とは?確認方法や計測できる9種のCVを解説!

P-MAXキャンペーンの入稿方法5ステップ

ここからは、P-MAXキャンペーンの入稿方法を以下の5つのステップで紹介していきます。

  1. キャンペーン作成
  2. 単価設定
  3. キャンペーンの詳細設定
  4. アセットグループの作成
  5. 予算設定

キャンペーン作成

まずは、Google広告アカウントにログインします。

新しいキャンペーンを作成

Google広告管理画面

管理画面の左メニューから「キャンペーン」を選択し、「+」≫「新しいキャンペーンを作成」をクリックします。

キャンペーン目標を選択

キャンペーン目標の選択

初めにキャンペーン目標を選択します。

表示されるキャンペーン目標のうち、P-MAXは以下の目標を選択した場合に利用可能です。

  • 販売促進
  • 見込み顧客の獲得
  • Webサイトのトラフィック
  • 来店数と店舗売上の向上
  • 目標を設定せずにキャンペーンを作成する

コンバージョン目標を追加

コンバージョン設定

次にキャンペーンのコンバージョン目標を確認して、測定するコンバージョンアクションを設定します。

デフォルトの目標を削除したい場合は右の︙マークから、新たな目標を追加したい場合は左下の「目標を追加」から行います。

キャンペーンタイプ「P-MAX」を選択

キャンペーンタイプ

次にキャンペーンタイプとして「P-MAX」を選択し、キャンペーン名を入力します。

参考:『P-MAXキャンペーンを作成する|Google広告ヘルプ

単価設定

単価設定

ここでは、キャンペーンで重視したい指標を選択し、任意で単価を設定します。

以下の2種類から選択できます。

  • コンバージョン:目標コンバージョン単価の達成に向けて最適化される
  • コンバージョン値:目標広告費用対効果の達成に向けて最適化される

また、ターゲットユーザーを絞り込みたい場合は、「顧客の獲得」の項目にチェックを入れます。

参考:『「目標コンバージョン単価制」入札戦略について|Google 広告ヘルプ
参考:『目標広告費用対効果に基づく入札について|Google広告ヘルプ
参考:『P-MAXキャンペーンを作成する|Google広告ヘルプ

キャンペーンの詳細設定

キャンペーン設定

ここでは、広告を配信する地域と言語を選択します。

その他の設定

その他の設定でスケジュールやURLのオプションを設定します。

広告のスケジュール設定は、広告掲載の曜日や時間帯を指定する機能です。

この機能を使うことで、営業時間内や問い合わせに対応できる時間帯に合わせて広告を表示できます。

参考:『広告のスケジュール設定について – Google 広告 ヘルプ
参考:『P-MAXキャンペーンを作成する|Google広告ヘルプ

アセットグループの作成

アセットグループ

グループ名を入力後、アセットグループを作成します。

アセットグループは以下のアセットで構成されます。

  • 画像
  • ロゴ
  • 動画
  • 広告見出し
  • 説明文
  • オーディエンスシグナル

参考:『アセットグループを作成する|Google 広告ヘルプ
参考:『P-MAXキャンペーンでの最終ページURLの拡張機能|Google広告ヘルプ

オーディエンスシグナルの設定

オーディエンスシグナル

次にオーディエンスシグナルの設定を行います。

オーディエンスシグナルは、自社が保有するユーザー情報を活用して広告配信を最適化する機能です。

参考:『アセットグループを作成する | Google 広告 ヘルプ
参考:『P-MAXキャンペーンを作成する|Google広告ヘルプ

予算設定

予算設定

一日あたりの平均予算を設定します。

一時的に広告費が設定した予算上限を超えることがありますが、1ヶ月を通して調整されます。

Google公式では、はじめての方は1日の平均予算を1,000円~5,000円と少額に設定することを推奨しています。

男性編集者B
男性編集者B

予算設定は後で変更できるため、配信結果を確認しながら調整していきましょう。

最後に、キャンペーン内容を確認して問題が無ければ、「キャンペーンを公開」を選択して完了です。

参考:『P-MAXキャンペーンを作成する|Google広告ヘルプ
参考:『入札単価と予算の設定|Google広告ヘルプ

P-MAXキャンペーンで成果を上げるコツ

ここからは、P-MAXキャンペーンで成果を上げるために抑えておきたいコツをご紹介します。

最終ページURLの拡張機能をオンのままにする

最終ページURLの拡張

最終ページURLの拡張機能とは、ユーザーの検索内容に応じて、関連性の高いランディングページが自動選定される機能です。

最終ページURLの拡張機能を活用することで、ユーザーに合わせた関連性の高いランディングページに置き換えることができ、P-MAXキャンペーンの効果向上が期待できます。

また、コンバージョン数の最大化を狙っている場合にも、最終ページURLの拡張機能は有用です。

上記の画像ように、デフォルトの設定ではオンになっているため特別な設定は必要ありません。

なお、遷移したくない特定のページがある場合や特定の語句では広告を表示したくない場合は、該当ページのURL除外または除外キーワードを設定しましょう。

URLの除外設定方法

  1. Google広告管理画面の左メニューから「キャンペーン」をクリック
  2. 表示されたキャンペーン一覧の中から、設定したいP-MAXキャンペーンを選択
  3. 左メニューから「設定」をクリック
  4. 「自動生成アセット」のプルダウンメニューをクリック
  5. 「最終ページURL」の項目から「URLを除外」をクリック
  6. 除外URLを貼り付ける

除外キーワード設定方法

  1. Google広告管理画面の左上から「すべてキャンペーン」をクリック
  2. 表示されたキャンペーン一覧の中から「P-MAXキャンペーン」を選択
  3. 左メニューから「設定」をクリック
  4. アカウント設定で「除外キーワード」をクリック
  5. +マークをクリックして除外したいキーワードを一行に1つずつ入力

参考:『Google広告のP-MAXでの最終ページURLの拡張|Google広告 ヘルプ
参考:『Google広告のP-MAXキャンペーンでの最終ページURLの拡張|Google広告ヘルプ
参考:『P-MAXの除外方法について解説【キーワード・ページ除外】
参考:『Google広告のP-MAXキャンペーンとは?特徴と設定方法、注意点を解説

入稿規定に沿ったアセットを設定する

クリエイティブアセット設定

上述したようにアセットとは、広告に使うテキスト、画像、動画などの要素を指します。

P-MAXキャンペーンで広告を入稿する際は、それぞれのアセット要件に従った上で追加することが重要です。

豊富なバリエーションのアセットをあらかじめ設定しておくことで、生成される広告の組み合わせが増え、配信結果を向上させることができます。

例えば、ファッションブランドのRothy’sは、P-MAXキャンペーンで複数のアセット(画像や動画)を活用して商品の魅力を視覚的に伝え、コンバージョン数を60%増加させることに成功しています。

アセットの主な入稿規定は以下の通りです。

アセット要件ファイル形式/サイズ最大追加可能数
画像横長(1:91:1):1,200×628ピクセルを4枚(推奨)
※最小:600×314ピクセル
JPGまたはPNG
最大ファイルサイズ:5,120KB
20枚
スクエア(1:1):1,200×1,200ピクセルを4枚(推奨)
※最小:300×300ピクセル
縦向き(4:5):960×1,200ピクセルを2枚(推奨)
※最小:480×600ピクセル
ロゴスクエア(1:1):1,200×1,200ピクセルを3枚(推奨)
※最小:128×128ピクセル
5枚
横長(4:5):1,200×300ピクセルを1枚(推奨)
※最小512×128ピクセル
動画横向き(16:9):1,920×1,080(推奨).MPG(MPEG-2またはMPEG-4)
最大ファイルサイズ:256GB
5本
(10秒以上)
スクエア(1:1):1,080×1,080(推奨)
縦向き(9:16):1080×1,920(推奨)
広告見出しそれぞれ半角30文字(全角15文字)以内15個
※推奨は11個以上
長い見出しそれぞれ半角90文字(全角45文字)以内5個
※推奨は2個以上
説明文半角90文字(全角45文字)以内5個
※推奨は4個以上
行動を促すフレーズデフォルトで自動生成、またはリストから選択1個
会社名半角25文字(全角12文字)以内
会社名が広告に表示されることもある
1個
最終ページ URL広告から遷移するURL
最終ページURLの拡張機能が有効になっている場合、検索語句と関連性の高いページが置き換わり、広告の見出しや説明文なども自動的に生成される。
1個

参考:『アセットグループを作成する|Google広告ヘルプ

P-MAXキャンペーンでは、アセットに動画を1本でも追加すると自動的に動画広告枠も掲載対象になります。

また、画像は各アスペクト比ごとにオーバーレイがないものを使用することが推奨されています。

オーバーレイ画像の比較

引用:『アセットグループを作成する|Google広告ヘルプ

オーバーレイとは1つの画像に別の色や画像を重ねることをいい、オーバーレイの有無によって上記のような印象の違いがあります。

参考:『Googleの多彩な広告チャネルをフル活用できるGoogle広告のP-MAXで目標を達成する|Google広告ヘルプ
参考:『Upgrade to Performance Max to prepare for the holidays|Google Ads & Commerce Blog

なお、広告クリエイティブ制作について詳しく知りたい方は以下の記事も合わせてご覧ください。
関連記事:『広告クリエイティブとは【クリック率向上の制作ポイントを5つ紹介】

アセットレポートを活用する

アセットレポート引用:『アセット レポートの新機能を使用して、アプリキャンペーンのクリエイティブについてより詳細な分析情報を取得する|Google広告ヘルプ

アセットレポートは、効果的なアセットの傾向を把握して新たなアセットを作成したり、効果の低いアセットを削除・改善する際の指標になります。

アセットの評価基準としては以下の3段階で表示されます。

低い:すべてのプロパティにおける同じタイプの他のすべてのアセットと比較して、成果が低いことを示します

良好:同じタイプの他のすべてのアセットと比較して、十分な成果を上げています

最高:1つ以上のプロパティにおいて、同じタイプの他のすべてのアセットと比較して最も高い成果をあげているアセットのひとつです

引用:『P-MAXのアセットレポートについて|Google広告ヘルプ』

「低い」と評価された場合は、表示回数が少ないアセットである可能性が高いので、アセットおよびクリエイティブの差し替えを検討する必要があるでしょう。

アセットレポートは以下の手順で確認できます。

  1. Google広告管理画面の左メニューから「キャンペーン」をクリック
  2. 表示されたキャンペーン一覧の中から、確認したいP-MAXキャンペーンを選択
  3. 左メニューから「アセットグループ」をクリック
  4. 表示されたアセットグループの「詳細を表示」をクリック

参考:『P-MAXのアセットレポートについて | Google広告ヘルプ
参考:『【最新版】Google 広告のP-MAX キャンペーンとは?特徴や設定方法、効果的に運用するポイントを詳しく解説!

オーディエンスシグナルを追加する

オーディエンスシグナル

オーディエンスシグナルを追加することで、Googleの機械学習の効率が向上し、広告配信の最適化が促進されます。

上述したように、オーディエンスシグナルとは、カスタムセグメントや自社データなど、コンバージョンに至る可能性が高いオーディエンスを判断する際に必要なデータを指します。

Googleの機械学習は、このデータを基に新たな類似ユーザーや購買意向の強いユーザーを特定します。

つまり、機械学習のための学習素材(オーディエンスシグナル)を提供することで、広告配信の最適化が促進されるということです。

このオーディエンスシグナルが豊富にあるほど、コンバージョン数の最大化に効果的な働きかけを行うことができます。

参考:『用語集|Google広告ヘルプ
参考:『Googleの多彩な広告チャネルをフル活用できるGoogle広告のP-MAXで目標を達成する|Google広告ヘルプ
参考:『入札・ターゲティング・配信先を自動で設定する「P-MAX」を徹底解説。設定方法と配信してわかったポイントも紹介

検索キャンペーンと併用する

Googleでは、P-MAXキャンペーンと検索キャンペーンは広告効果の向上において優れた組み合わせであると説明されています。

また公式ヘルプでは、P-MAXキャンペーンについて以下のような記述があります。

P-MAXは、キーワードベースの検索キャンペーンを補完するもので、YouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップなどGoogleのあらゆるチャネルでコンバージョンに至るユーザーを増やすのに役立ちます。

引用:『P-MAX キャンペーンについて | Google広告ヘルプ』

検索キャンペーンはP-MAXキャンペーンに優先されるため、P-MAXキャンペーンはあくまで検索キャンペーンの補完という立ち位置で活用することが推奨されています。

これは、上述したようにP-MAXキャンペーンが広告におけるコンバージョン数の獲得に適したキャンペーンであるためです。

また、P-MAXキャンペーンを既存の検索キャンペーンと同時に運用することで、両者のキャンペーン成果を比較でき、成果が著しく低い場合は適宜調整に入ることも可能です。

P-MAXキャンペーンを活用する際は、まず検索キャンペーンを作成してから運用を試みましょう。

参考:『P-MAXキャンペーンの最新情報|Google広告ヘルプ
参考:『Google広告のP-MAXキャンペーンとは?特徴や注意点、設定方法を解説
参考:『P-MAXキャンペーンとは?特徴・メリット・導入方法を簡単解説

P-MAXキャンペーンを配信する際の注意点

P-MAXキャンペーンは機械学習の自動最適化によって広告運用における工数を大幅に削減できる一方で、最適化の精度を上げるには一定期間必要になってきます。

成果を出すためには少なくとも1ヶ月以上はかかるため、短期間での配信や一時的な広告配信においてP-MAXキャンペーンは不向きであることを念頭に置きましょう。

P-MAXキャンペーンを導入する際は、最初から成果を出そうとするのではなく、あらかじめ十分な学習期間を設けた上で中長期的なパフォーマンス向上を目指すことが重要です。

参考:『Google広告のP-MAXキャンペーンとは?特徴や注意点、設定方法を解説
参考:『Google広告のP-MAXキャンペーンとは?メリット・デメリット、設定方法を分かりやすく解説

P-MAXキャンペーンを活用した成功事例

最後にP-MAXキャンペーンを活用して成果を収めた事例をご紹介します。

広告費用対効果を890%向上

イトーヨーカ堂

引用:『イトーヨーカドー

日本各地域に大手総合スーパーを展開する株式会社イトーヨーカ堂は、店舗への来店数を計測し、集客力の向上を図るためにP-MAXキャンペーンの導入を開始しました。

P-MAXキャンペーンによって地域ごとの配信効果を分析した結果、これまでリーチできていなかった潜在顧客が多いと考えた同社は、その潜在顧客を狙ったアンケート調査やクリエイティブ配信を試みました。

その結果、店舗の来店数を増加させることに成功し、広告配信していない場合と比較して売り上げの純増のほか純増分の広告費用対効果(ROAS)は90%向上させることができました。

今回の成功要因としては、P-MAXキャンペーンの強みである「ユーザー行動に合わせた広告配信」を行ったことはもちろん、広告代理店やGoogleと協力してデータ活用体制を万全に整えたことも大きかったと説明しています。

参考:『広告パフォーマンスを最大化、「P-MAX キャンペーン」活用の4事例 —— MonotaRO、freee、ガリバー、イトーヨーカドー | Think with Google

法人顧客の獲得数を44%増加

株式会社MonotaRO引用:『株式会社MonotaRO

大手ECサイトを運営する株式会社MonotaROは、新規顧客を獲得するためにP-MAXキャンペーンを導入しました。

まずは、過去にショッピングキャンペーンで目標ROAS(費用対効果)に達成しなかった小規模カテゴリを対象に運用を開始。

その結果、導入からわずか4週間で過去のショッピングキャンペーンの目標ROASと比較し、P-MAXキャンペーンの目標ROASが48%向上しました。

新規法人顧客の獲得数も44%増加させることができました。

参考:『広告パフォーマンスを最大化、「P-MAX キャンペーン」活用の4事例 —— MonotaRO、freee、ガリバー、イトーヨーカドー | Think with Google

収益率を95%増加

Joybird引用:『Modern Furniture & Home Decor – Custom Furniture | Joybird

家具販売店のJoybirdは、すでにスマートショッピングキャンペーンで成果を上げていましたが、さらに自動化を促進するためにP-MAXキャンペーンを使用しました。

その結果、以前のスマートショッピングキャンペーンと比較して広告費用対効果(ROAS)は40%向上し、収益は95%増加しました。

参考:『Performance Max campaigns launch to all advertisers|Google Ads & Commerce Blog

まとめ

この記事を読んで、P-MAXキャンペーンの設定が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。

株式会社Unionは、Google広告運用のご相談を承っております。

Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されており、蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。

また、弊社の広告運用担当はYahoo!広告、およびGoogle広告の認定資格保持者であり、知識のアップデートを行っております。

薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。

お客様のあらゆるニーズに対し 分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。

監修者

UnionMedia編集部

2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。

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