Webサイトを運営してアクセスを伸ばしたいときに、取り組みたい施策が「SEO」です。
自社サイトが大規模であれば、各ページの施策状況を確認するのは大変な作業となります。
そのため、SEOチェックツールを使用して施策状況を確認しましょう。
この記事では、無料で利用できるSEOチェックツールをご紹介します。
この記事を読めば、コンテンツを上位表示させるための内部施策と外部施策に取り組む上で、どのツールを使用すべきか分かるようになります。
SEO施策に取り組みたいと思っている方は参考にしてみてください。
関連記事:『【初心者向け】SEOの専門用語34選!マーケティングの基本を解説』
Contents
SEOチェックツールとは
SEOチェックツールとは、検索結果で自社サイトを上位表示させるために必要なSEO施策ができているかを確認するためのツールをいいます。
無料で提供されているツールのほかに有料版のツールも存在します。
SEOチェックツールには、主に以下の6種類の機能があります。
- キーワード調査
- コンテンツSEO対策
- Webサイトのパフォーマンス調査
- 被リンク対策
- 検索順位調査
- 競合調査
これらを目的や用途によって使い分けることで、より効率よくSEO施策を行うことができます。
なお、具体的なSEO施策については知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事:『SEO施策とは?21項目の内部対策と3項目の外部対策を紹介』
自社サイトでSEO施策が十分にできているか解析するためにも、SEOチェックツールの活用は不可欠です。
参考:『【2023年最新】SEOとは?上位表示を目指す具体的なSEO対策ポイント』
参考:『Google クローラーの概要(ユーザー エージェント)』
無料版と有料版SEOチェックツールの違い
無料版と有料版のSEOチェックツールの主な違いは、機能の制限です。
無料版のSEOチェックツールは、1日の解析可能回数に制限がかけられているケースが多いです。
一方で有料版のSEOチェックツールでは、グラフ推移やキーワード分類など便利な機能が搭載されているケースが多いです。
しかし、有料版のSEOチェックツールを活用することで必ず検索結果で上位表示されるという保証はされていません。
まずは自社サイトの規模感や分析したいキーワード数がどのくらいあるのかを確認した上で、どちらのチェックツールを使用すべきか検討しましょう。
Webサイトの種類やコンテンツ量によっては、無料版チェックツールで十分な場合もあります。
参考:『WEB集客ラボ 検索順位チェックツール10選│無料版・有料版の違いや選び方を解説』
以下では、無料で利用できるおすすめSEOチェックツールをご紹介していきます。
キーワード調査におすすめのチェックツール
まずは、キーワード調査におすすめのSEOチェックツールをご紹介していきます。
キーワードの検索ボリュームや競合性を入念に調査することで、SEOで上位表示を狙いやすくなることはもちろん、ターゲットに的を得たコンテンツ制作を実現することができます。
aramakijake
引用:『aramakijake』
aramakijake(アラマキジャケ)とは、SEOラボを運営する株式会社ディーボが運営しており、キーワードの検索ボリュームを把握できるツールです。
何度でも無料で利用でき、アカウント登録なども必要ないので操作方法もシンプルです。
指定の枠にキーワードを入力して「チェック」を押すだけで検索ボリューム数が把握できます。
検索結果には、GoogleとYahoo!JAPANの検索結果(1位~10位)に表示された場合の想定アクセス数も表示されます。
詳しくキーワードの検索ボリュームが知りたい方におすすめのツールです。
ポイント
- 株式会社ディーボが運営
- キーワードの検索ボリュームを瞬時に把握できる
- シンプルな操作で検索回数制限なし
参考:『aramakijake』
Googleキーワードプランナー
引用:『Googleキーワードプランナー』
Googleキーワードプランナーは、Google広告運用ツールに含まれている機能です。
指定キーワードの「月間平均検索ボリューム」「競合性」「関連性のあるキーワード候補」を調査することができます。
SEO施策を検討しているキーワードが、どれくらいユーザーに検索されているかを知りたい場合におすすめです。
検索ボリュームの多いキーワードで上位表示に成功すれば多くの流入が見込めるため、コンテンツ制作をする際にどのキーワードを狙うかが非常に重要になってきます。
ただし、Googleキーワードプランナーは関連キーワードや競合性を調べられますが、検索ボリュームはアバウトです。
ポイント
- Google公式ツール
- キーワードの検索ボリュームや競合性を確認できる
- 記事コンテンツの制作時に有効活用できる
月間平均検索ボリュームの数値を細かく知りたい場合は、他のSEOチェックツールと併用するようにしましょう。
関連記事:『Googleキーワードプランナーの使い方とは?5つの便利機能を解説』
Googleトレンド
引用:『Google トレンド』
Googleトレンドとは、Googleが無料で提供している検索キーワードの需要をチェックするツールです。
Google検索エンジンが収集したデータベースを参照にしており、タイムリーな情報を取得できることが大きな特徴となっています。
例えば、クリスマスツリーの需要が1年を通して、どのように変化するか把握することも可能です。
詳しくキーワードの検索ボリュームが知りたい方におすすめのツールです。
ポイント
- Google公式ツール
- キーワードのトレンド性を調査できる
- リアルタイムで急上昇している検索キーワードも確認できる
そのため、いつ頃にどのようなキーワードのコンテンツを作成するか計画する際に役立ちます。
参考:『Google トレンド』
コンテンツSEO対策におすすめのチェックツール
SEOで上位表示を狙うには高品質なコンテンツ制作が不可欠です。
SEO施策では、Googleクローラーに自社サイトのコンテンツを高評価してもらうことが重要であり、GoogleではWebサイトの品質を定める基準として以下の4つの要素を公開しています。
- 経験(Experience)
- 専門性(Expertise)
- 権威性(Authoritativeness)
- 信頼性(Trustworthness)
これらの頭文字を取ってE-E-A-T要素と表されることもあります。
SEOチェックツールでコンテンツの質を測ることで、上記の要素においても高い評価を得やすくなります。
以下では、高品質なコンテンツを作る際におすすめのSEOチェックツールをご紹介します。
参考:『E-E-A-T(E-A-T)とは?SEOにおけるGoogleが重要視する4つの評価基準』
bulletin board
引用:『bulletin board』
bulletin boardは指定枠にテキストをコピーペーストして「字数を数える」のボタンを押せば、文字数を計算できるツールです。
Googleは有益な情報が記載されているコンテンツを上位表示します。
文字数はSEO施策に関係ないという説もありますが、上位表示されているコンテンツの文量の1/2以下のボリュームであれば有益な情報が記載されているとみなされません。
そのため、上位表示されているコンテンツの文字数をチェックして、競合記事の平均文字数は書くようにしましょう。
ポイント
- テキストをペーストするだけで文字数をカウントできる
- 段落数や行数、原稿用紙に換算した場合の文字数なども計算可能
参考:『bulletin board』
CopyContentDetector
引用:『CopyContentDetector』
CopyContentDetectorとは、株式会社ニューシステムクリエイトが提供しているコピペチェックツールです。
無料版では、25文字~4,000文字までの文章のコピペチェックができ、コンテンツの独自性を測ることができます。
主に以下の指標を確認できます。
- 類似度:Web上で公開されている情報と比較して類似度を判定する
- 一致率:Web上で公開されている情報との一致率を判定する
類似度や一致率が低いほど、コンテンツの独自性が高いことになります。
ポイント
- 株式会社ニューシステムクリエイトが提供
- 他のWebページとの一致率や類似度をパーセンテージで判定できる
- 「良好」「要注意」「コピーの疑い」の3段階のステータスが表示される
Googleは重複コンテンツ(類似率や一致率が高いコンテンツ)にはペナルティを与えているため、Webサイトにコンテンツをアップロードする前にCopyContentDetectorで類似度や一致率を確認しましょう。
独自性の溢れるコンテンツを作成したいと思っている方は、下記の記事を読んでみてください。
関連記事:『【初心者向け】SEOライティングで上位表示を狙うための9つのコツ』
参考:『CopyContentDetector』
なお、シェアモル株式会社様では、SEOに強いAI搭載のライティングツール「トランスコープ」を提供しています。
上位表示が狙える高品質な文章を効率的に作りたい方はこういったAI生成ツールも合わせて検討してみてください。
参考:『Transcope|シェアモル株式会社』
Webサイトのパフォーマンス調査におすすめのチェックツール
PageSpeed Insights
引用:『PageSpeed Insights』
PageSpeed Insightsは、Webサイト表示速度を測定できるツールです。
Googleが無料で提供しており、WebサイトのURLを入力するだけでPC版、スマホ版での表示速度が測定できます。
大きく分けて以下の6つの指標の確認が可能です。
引用:『Page Speed Insights』
項目 | 意味 |
First Contentful Paint(FCP) | URLをクリック後にWebサイトが表示されるまでの時間 |
Largest Contentful Paint (LCP) | URLをクリック後にメインコンテンツが表示されるまでの時間 |
First Input Delay (FID) | Webサイトを操作したときの応答時間 |
Cumulative Layout Shift(CLS) | Webサイトの視覚的な安定性を示す指標 |
Interaction to Next Paint(INP) | URLをクリック後のWebサイトの反応速度 |
Time to First Byte(TTFB) | URLをクリック後にWebサイトのダウンロードが開始するまでの時間 |
Googleはユーザーの利便性を重視しているため、使いやすいサイトを高く評価します。
そのため、Webサイトの表示速度や操作性が基準を満たしているかをツールで確認しましょう。
ポイント
- Google公式ツール
- Webページの表示パフォーマンスを0~100のスコアで表示
- 指定したWebページの最適化案を提供してくれる
Webページの表示速度を上げる方法については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:『Webページの表示速度を上げる改善策7選!計測方法も紹介』
参考:『PageSpeed Insights API について』
Googleアナリティクス4
引用:『Google アナリティクス4』
Googleアナリティクス4は、Googleが無償で提供しているWebサイトアクセス解析ツールです。
最新のGA4では、Webサイトのアクセス数やユーザー数が把握できるだけでなく、機械学習が導入されているため自動計測が充実しています。
このツールを活用すれば、PC・タブレット・スマホのトラフィックも解析することが可能です。
2015年4月にはモバイルフレンドリーアップデートが実行され、モバイル版の検索結果の品質も考慮されるようになったことから、モバイルトラフィックが収集できているかも評価基準となりました。
ポイント
- Google公式ツール
- Webサイト内でのユーザー行動を分析できる
- PC・スマホなど端末別の解析も可能
モバイルトラフィックが収集できているサイトは利便性が高いサイトとみなされ、検索結果の上位に表示されやすくなるのです。
そのため、Googleアナリティクスを活用してトラフィックを解析するようにしましょう。
参考:『モバイル フレンドリー アップデートを開始します』
参考:『[GA4] 次世代のアナリティクス、Google アナリティクス 4 のご紹介』
関連記事:『Googleアナリティクス4の特徴は?設定と6つの注意点を解説』
Google Search Console
Google Search Consoleとは、Googleが無料で提供している解析ツールです。
検索結果の順位や表示されたときのクリック率(CTR)などWebサイトの全体的なパフォーマンスが測定できます。
Googleはトラフィックの多いWebサイトを高く評価するため、クリック率を確認してクリックされているかを確認しましょう。
平均クリック率が低い場合は、ユーザーがクリックしたくなるようなタイトルを付けるなど、新たな改善につなげることができます。
ポイント
- Google公式ツール
- Webサイトの検索順位、クリック率、表示回数が確認できる
- インデックスの状況を管理できる
Googleサーチコンソールはクリック率の測定だけでなく、カバレッジやページエクスペリエンス、リンク状況なども確認できます。
Googleサーチコンソールの具体的な使用方法については、下記の記事を参考にしてみてください。
関連記事:『Googleサーチコンソールの使い方とは?7つの機能でSEO対策』
サイテーションを確認したいときは「Google検索エンジン」
引用:『Google検索エンジン』
公式なSEOツールではありませんが、Google検索エンジンを活用してサイテーション(自社サイトに関してどれだけ言及されているかを示す指標)を確認できます。
Googleは話題に上がっているWebサイトを高く評価しています。
そのため、自社サイトに関する好意的な引用が増えれば、検索結果で上位表示されやすくなるのです。
実際にどれくらいサイテーションされているかを調べるには、Googleの検索エンジンに「”サイテーション数が知りたいキーワード“+site:サイトURL」を入力して検索します。(※以下画像参照)
検索結果画面で上部に表示された件数が実際にサイテーションされているサイト数(サイテーション数)になります。
このようにGoogle検索エンジンを活用することでサイテーションの獲得数を把握することができるので、自社サイトがどの程度引用、言及されているか知りたい方はぜひ実践してみてください。
参考:『サイテーションとは?SEO効果、獲得方法、被リンクとの違いを解説』
被リンク対策におすすめのチェックツール
被リンクはSEO外部施策の中でも重要な要素の一つです。
以下では無料の被リンクチェックツールをご紹介します。
Lynx
引用:『Lynx』
Lynxは、Webサイトの被リンクをチェックする際などの外部施策を行う際にもおすすめです。
Lynxの検索窓にWebサイトのURLを入力すれば、被リンク数やどのようなサイトから被リンクを獲得できているのか把握できます。
それだけでなく、リンク先ページのPA(ページの強さ)やDA(ドメインの強さ)の細かな分析も可能です。
従来は多くの被リンクを収集できるWebサイトは有益な情報を提供していて人気があると評価されていましたが、2012年にGoogleがペンギンアップデートを実行したことで、ランクを上げるために過剰なリンクを貼っているWebサイトは排除されるようになりました。
そのため、被リンクの数だけでなく、関連性の高いサイトから被リンクを集められているか確認しましょう。
ポイント
- リンクス・アンド・カンパニー・ジャパン合同会社が提供
- 自社・他社のWebサイトの被リンク情報を分析できる
参考:『Lynx』
hanasakigani
引用:『hanasakigani.jp』
「hanasakigani」は、株式会社ディーボが提供する被リンクチェックツールです。
調べたいサイトURLを入力することで、被リンク数や被リンク元のページタイトル、URLといった詳細な情報をチェックできます。
自社サイトのURLだけでなく、競合他社の被リンクもチェックでき、データはCSVダウンロードできる点も魅力の一つです。
また、右側の「競合被リンク危険度チェック」では、入力したURLおよび上位10サイトにおける危険度を測ることができます。
ポイント
- あらゆるWebサイトの被リンク状況を無料でチェックできる
- 競合サイトとの比較も可能
参考:『SEOツール「HANASAKIGANI.JP」について徹底解説【被リンクチェックツール】』
SEO TOOLS
引用:『SEO TOOLS』
こちらもアカウント登録不要で無料で被リンクチェックができるSEOツールです。
被リンク数の他に、各種タグの使用回数やドメイン取得日についても確認可能です。
SEOツールなので、ページランクやインデックス数といった情報も調べることができ、簡易的なアクセス解析を行いたい方におすすめです。
ポイント
- ブラストホールディングス株式会社が提供する簡易SEOツール
- 手軽に被リンクチェックができる
参考:『被リンクを調べる方法|無料・有料の被リンクチェックツール8選』
検索順位調査におすすめのチェックツール
SEOチェキ!
引用:『SEOチェキ!』
SEOチェキ!では、確認したいWebページのURLを入力するだけで検索順位やインデックス数などを確認できます。
その他にもキーワード出現率や発リンク数(内部リンク・外部リンク)など、内部SEO対策に必要なデータが網羅されているので、サイト運営初心者の方におすすめのチェックツールと言えます。
なお、検索順位はGoogleの結果が100位、Yahoo!の結果は10位まで確認できます。
ポイント
- SEO内部施策の分析に特化した無料ツール
- 「サイトSEOチェック」と「検索順位チェック」は1日200回まで可能
参考:『SEOチェキ!』
検索順位チェッカー
引用:『検索順位チェッカー』
検索順位チェッカーでは、URLとキーワードを入力するだけで検索順位を調べることができる無料ツールです。
会員登録が不要で、PCでの検索順位だけでなくスマホでの検索順位もチェックすることができます。
また、GoogleとYahoo!それぞれの順位が表示され、結果はCSVダウンロードすることも可能です。
ポイント
- 会員登録不要で利用できる簡易チェックツール
- 1つのWebサイトにつき最大5つのキーワード(各100文字まで)で検索可能
参考:『検索順位チェックツール11選│無料版・有料版の違いや選び方を解説』
Serposcope
引用:『SERPOSCOPE』
Serposcope(サーポスコープ)は、SEOに特化した無料の検索順位チェックツールです。
利用にはインストールが必要ですが、順位チェックの回数に制限がない点が魅力です。
ただし海外ツールのため、仕様がすべて英語表記である点に注意が必要です。
ポイント
- Googleの順位のみ対応
- 一度のインストールで無制限に計測可能
参考:『無料の検索順位チェックツール Serposcopeの使い方(バージョン3.2)』
Nobilista Lite
引用:『Nobilista Lite』
Nobilista Lite(ノビリスタライト)では、URLとキーワード入力で検索順位を計測することができます。
クラウド型ツールのためダウンロードは不要ですが、無料版では検索順位の計測は1日3回までという利用制限が設けられています。
翌日にはカウントがリセットされるため、時間をおいて計測することに負担を感じない方や、簡単な順位チェックだけが目的の方におすすめのツールです。
ポイント
- クラウド型の無料チェックツール
- 1ページにつき最大5つのキーワードまで登録可能
参考:『【完全無料】検索順位チェックツールNobilista Lite(ノビリスタライト)を実際に使ってみた!』
競合調査におすすめチェックツール
ラッコキーワード
引用:『ラッコキーワード』
ラッコキーワードは指定キーワードの検索結果のうち上位20サイトのタイトル、メタディスクリプション、見出しを一括出力できるツールです。
CSVダウンロードをすると、20サイトの構成がエクセル上で確認できます。
SEOは3大エリア(タイトル、メタディスクリプション、H1やH3のタグ)にキーワードを詰め込むことが大切です。
なぜなら、GoogleやYahoo!JAPANのクローラーに、どのような内容が記載されているかを分かりやすく知らせることができるためです。
ポイント
- 入力したキーワードの上位20サイトのタイトル見出しなどを確認できる
- 競合の文字数も確認できるため、コンテンツ制作時の参考としておすすめ
そのため、競合他社がどのような構成を作成しているかを調べて、より魅力的な構成を作りましょう。
参考:『ラッコキーワード』
関連記事:『SEO対策に効果的なHTMLタグ7つを紹介!書き方も合わせて紹介』
SimilarWeb
引用:『SimilarWeb』
SimilarWebは、イスラエル発の競合サイト分析に特化したSEOツールです。
独自のオンライントラフィックデータに基づいた競合サイトのアクセス数やパフォーマンスデータを調査できます。
無料プランでは、調べたいWebサイトのURLを入力すると以下のように「Total Visits(合計訪問者数)」や「Pages per Visit(回遊率)」「グローバルランク」などが確認できます。
引用:『SimilarWeb』
なお、有料プランでは分析データのダウンロードや競合サイトと自社サイトの比較分析など、幅広い機能を追加で利用することができるので、無料トライアルで試験的に活用してみるのもおすすめです。
ポイント
- 競合サイトの分析に特化した分析ツール
- 無料プランだけでなく有料プランや無料トライアル(7日間)もあり
SEOチェックツールを活用する際の注意点
ここからは、SEOチェックツールを活用する際の注意点について解説していきます。
SEO対策には打ってつけのツールでも、使い方次第でサイト運営が非効率になってしまったり、成果が出にくくなってしまう恐れがあります。
SEOチェックツールを利用する際は以下の点をあらかじめ意識しておきましょう。
SEOチェックツールは成果を保証するものではない
SEOチェックツールを利用することで、効果的なサイト運用に繋げることはできますが、ツールを導入しただけで必ずしも明確な成果を見込めるわけではありません。
あくまでSEOチェックツールは分析や改善に必要な情報を提供してくれるツールであり、実際に施策を考えたり実行に移すのは人間がしなければなりません。
サイト運営で成果を出すには、試行錯誤を繰り返し行いながら改善していくプロセスが不可欠です。
長期的な戦略の中でSEOチェックツールに全面的に頼るのではなく、一つ一つの工程を効率的に進めるためのサポートツールとして活用しましょう。
関連記事:『SEOはガイドラインに沿って運用!Googleの5つの公式見解』
用途に応じた使い分けをする
SEOチェックツールを使用する際は、目的に応じたツールを使い分けましょう。
本記事で紹介したツールを手当たり次第に導入するのではなく、まずは自社のサイト運営における課題を明確にしたうえで、その改善に必要なツールを選ぶのが効果的です。
例えば、自社で運営するWebサイトの掲載順位が知りたい場合は「SEOチェキ!」や「検索順位チェッカー」が最適です。
さらに、万が一順位が低かった場合の要因としてコンテンツの質が挙げられる場合は「CopyContentDetector」でコンテンツの独自性を測ってみるのがおすすめです。
また、サイトへ流入したユーザーをコンバージョンへ繋げるために、ユーザーの行動予測がしたい場合は「Googleアナリティクス4」を取り入れてみるなど、知りたい情報に応じてツールを選択することが効果的です。
基本的にはSEO対策に必要なすべての情報を網羅したツールはないので、足りない情報を補填するためにツールを活用することを意識しましょう。
参考:『GA4(Google Analytics 4)とは?UAとの違いや導入・設定方法など基本をわかりやすく解説!』
まとめ
SEO施策はコンテンツSEO、内部施策と外部施策に分類され、さまざまな施策があります。
これらの施策ができているか解析するツールを利用することで、検索エンジンに評価されるWebサイト運営が行えるようになります。
この記事では無料で利用できるSEOチェックツールをご紹介しましたので、これを機会に利用してみてください。
この記事を読んで、SEOの対策が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。
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監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。
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