次々に新機能が追加され、若者からも人気が高いInstagram。
で動画や画像をシェアすることができる人気の機能です。
参考:『Instagram Storiesが登場 | Instagramの最新情報』
になっているため、誰でも手軽に投稿できる点が特徴です。
参考:『Instagramユーザーの”機能別”利用動向から考えるアカウント運用ポイント【独自調査データ公開!】』
コンテンツマーケティング事業を行っているサムライト株式会社は、2020年にInstagramを利用している20~30代の女性を対象にInstagramの利用実態について独自調査を実施しました。
Instagramで最も利用する機能として、「ストーリーズ」と答えたユーザーが最も多い結果となりました。
参考:『Instagramユーザーの”機能別”利用動向から考えるアカウント運用ポイント【独自調査データ公開!】』
さらに、日本で1日当たりに投稿されるストーリーズの数は、映画10,000本分にあたる7,000,000投稿に及び、日本が世界有数のストーリーズ大国であるという結果を証明しています。
ストーリーズ機能は1日に5億ものアカウントが使用していることから、ビジネスにおけるマーケティング活動でストーリーズ広告を配信したいと考えている方も多いのではないでしょうか?
参考:『ターゲット層が利用する場所に没入感の高い広告を表示して、ストーリーを伝えましょう Meta』
本記事では、Instagramのストーリーズ広告に関する以下のような悩みを解説しています。
- 「ストーリーズ広告を効果的に使用したいけれど、どうすればいいだろう」
- 「ストーリーズ広告の配信方法が分からない」
- 「ストーリーズ広告の作成ポイントを知りたい」
他にもInstagramのストーリーズ広告の種類やメリットなども紹介しているので、ストーリーズ広告を攻略したい方はぜひ参考にしてみてください。
関連記事:『Instagramの企業アカウント開設5ステップ&運用マニュアル!』
Contents
ストーリーズが好まれる理由
Instagramのストーリーズ広告について解説する前に、まずはストーリーズがユーザーに好まれる理由について見ていきましょう。
冒頭で日本はストーリーズ大国だと挙げましたが、ストーリーズは日本にとどまらず世界的に人気のInstagram機能です。
米国の調査では、ストーリーズの人気が高い主な理由として以下の結果が出ています。
没入感が高い
没入感とは、他のことが気にならなくなるくらいあるものに意識を集中していることをいいます。
73%の人が日常生活にはない新鮮な出来事をストーリーズで体験できると回答しています。
参考:『ターゲット層が利用する場所に没入感の高い広告を表示して、ストーリーを伝えましょう Meta』
リアリティがある
65%の人が友達や知人の最近の様子をより身近に感じることが出来ると回答しています。
ストーリーズは配信期間が24時間と限られていることからも、ユーザーのリアルタイムな投稿を感じることができます。
参考:『ターゲット層が利用する場所に没入感の高い広告を表示して、ストーリーを伝えましょう Meta』
帰属意識を持てる
57%の人がストーリーズを通じ、コミュニティに所属している気持ちになると回答しています。
知人や友だちとのイベントをInstagramで投稿することで、それぞれが愛着のあるコミュニティに対して帰属意識を見出していることが分かります。
参考:『ターゲット層が利用する場所に没入感の高い広告を表示して、ストーリーを伝えましょう Meta』
アンケートの結果から、ストーリーズによって友人やブランド商品との距離が縮まっていると感じている方が多いことが分かります。
広告とは
ストーリーズ広告とは、上記で解説したInstagramのストーリーズ枠に配信される広告のことです。
オーガニックストーリーズ(一般ユーザーのストーリーズ)の間に挿入されます。
15秒未満の動画であればフルで再生され、15秒以上の動画であれば1~3枚に分割され配信されます。
その後、「続きを見る」が自動的に表示され、タップすることでユーザーは続きを見ることが出来ます。
ストーリーズ広告は動画フォーマットを使用し、音声を加え配信することで商品・サービスに注目を惹きつけ、ブランドストーリーを伝えることができます。
参考:『動画 Instagramストーリーズ Facebook広告ガイド』
また、ターゲット設定・リーチ・測定機能を備え、それぞれのターゲット層に関連性の高い広告を表示することが出来ます。
フィード広告との違い
ストーリーズ広告とフィード投稿はそれぞれ以下の点で仕様が異なります。
ストーリーズ広告 | フィード広告 | |
掲載期間 | 24時間 | 削除しない限り無期限 |
広告サイズ | フルスクリーン | 正方形、長方形ともに対応可能 |
表示場所 | ストーリーズ枠 | タイムライン |
フィード広告は広告サイズが調整できるのに対し、ストーリーズ広告はフルスクリーンで表示できるため、よりユーザーの印象に残りやすいという特徴があります。
参考:『Instagramのストーリーズとフィード:イメージと使われ方の違い』
ビジネスでの活用が多い
全世界でInstagramのストーリーズ広告を利用している広告主はなんと400万社(2020年1月時点)に至ります。
参考:『ターゲット層が利用する場所に没入感の高い広告を表示して、ストーリを伝えましょう Meta』
そして、Instagramのストーリーズの中で最も閲覧されている投稿のうち、3分の1がビジネスによる投稿であり、60%がインタラクティブ機能を利用しビジネス投稿をしています。
インタラクティブ要素はハッシュタグ・@メンション・アンケートスタンプなどの要素であり、2019年にストーリーズ広告でも使用できるようになりました。
また、3人に1人以上がブランド商品をストーリーズで見たことで関心が高まったと回答していることからも、ストーリーズ広告はビジネスでの活用に非常に効果的です。
ストーリーズ広告の種類と仕様
ストーリーズ広告には、以下の4種類の広告フォーマットがあります。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
画像広告
Instagramストーリーズ広告で、画像を使って商品やサービスを紹介できるフォーマットです。
画像広告は5秒~16秒間表示され、ユーザーは途中でスワイプすることで広告をスキップすることができます。
動画広告
動画フォーマットを使用した広告も可能です。
動画を活用することで広告に臨場感を加え、商品やサービスの特徴をストーリー仕立てでユーザーに届けることができます。
30秒未満の動画広告を全編配信することが出来ますが、15秒以上の動画は1~3枚に自動的に分割されます。
カルーセル広告
カルーセルとは、画像や動画などを複数枚を広告として表示できるフォーマットです。
最大10枚のコンテンツを配信でき、それぞれに遷移先リンクを付けることができます。
デフォルトでは、カルーセルカードをスワイプすると自動的に動画が再生されます。
また、30秒未満の動画は約90秒繰り返し再生されますが、30秒以上の動画では再生されません。
一度に届けられる情報量が多いことから、複数の商品を紹介したり、一つの商品を網羅的に紹介するなど幅広い活用が可能です。
カルーセル広告の詳しい仕様やInstagram広告の特徴は以下からご覧いただけます。関連記事:『Instagram広告とは?3つの特徴と広告配信のポイントを解説』
コレクション広告
コレクション広告は、ストーリーズで複数の商品を掲載してプロモーションできるフォーマットです。
カタログのように商品をコレクションして表示できることから、ユーザーの興味や購買意欲を高めやすいのが特徴です。
引用:『アスペクト比のベストプラクティス Metaビジネスヘルプセンター』
それぞれの広告フォーマットの仕様を以下にまとめましたので、ストーリーズ広告を配信する際の参考にしてみてください。
画像 | 動画 | カルーセル | コレクション | |
アスペクト比 | >9:16 | 9:16 | 1:1 | 1.91:1~1:1 |
最長時間 | 5秒 | 60秒 | 15秒 | – |
最大ファイルサイズ | 30MB | 4GB | 30MB(画像) 4GB(動画) | 30MB(画像) 4GB(動画) |
ファイルタイプ | JPG・PNG | MP4、MOV、GIF | JPG・PNG(画像) MP4、MOV、GIF(動画) | JPG・PNG |
動画の幅(最小) | 500px | – | 500px | |
解像度 | 1,080 x 1,080px以上 | 1,080 x 1,920px以上 | 1,080 x 1,080px以上 | |
テキスト | 125文字以内 | 125文字以内 | 125文字以内 | |
音声 | 任意 | – | – | |
その他 | 15秒以上の動画は1~3枚に自動分割 | ランディングページのURLが必須。カルーセルは2~10枚まで | ランディングページのURLが必須 |
ストーリーズ広告のそれぞれのフォーマットの特徴を活かすことで、注目効果の高い広告をユーザーに表示することが重要です。
ストーリーズ広告のメリット
ビジネスでの活用も多いInstagramのストーリーズ広告ですが、実際にマーケティングにおいてどんなメリットがあるのでしょうか?
ストーリーズ広告の強みをしっかり理解しておくことで、より効果的な広告配信が可能になります。
ここではストーリーズ広告がもたらす3つのメリットをご紹介します。
フルスクリーンでの広告表示ができる
画面全体に広告が表示されることでインパクトを与えユーザーの興味を引くことができます。
Instagramを運営するMeta社では、広告の魅力を高めるためのベストプラクティス要素として縦型動画の利点を挙げています。
縦型動画を使用する: 縦型または正方形のアスペクト比を使用します。
ほとんどの利用者はスマートフォンを縦に持って使用するため、縦型または正方形にすると画面に大きく表示されます。
ユーザーに対して広告感なく表示できる
引用:『Instagram広告のクリエイティブの最適化について』
ストーリーズ広告は、ユーザーが次のストーリーズに進む途中に表示されるため、自然とユーザーの目に留まるように表示することができます。
Instagram公式では、広告クリエイティブの最適化の取り組みの一つに、ストーリーズ自動テンプレート機能を挙げ、以下のように説明しています。
フルスクリーン縦型画面にフィットするようにデザインされたテンプレートセットにより、画像が自動で調整されることがあります。
広告のパフォーマンスを向上させるために、Instagramが広告に最適だと思われるテンプレートを判断し、オーディエンスの好みに合わせて動的に調整します。
ユーザーの行動を促すことができる
ストーリーズ広告は広告意識を持たせず表示することが可能です。
そのためCTAボタンを配置することで自然とユーザーの行動を促しやすくなります。
Meta社では広告の魅力を高めるためのベストプラクティスとして、CTAの利用を挙げています。
CTAを利用する: FacebookとInstagramの広告では、さまざまなコールトゥーアクション(CTA)ボタンを利用できます。
これらのボタンは見る人の注意を引きつけ、広告に対してアクションを起こすように促します。
広告を見た人に起こして欲しいアクションに応じて、複数の広告の目的やフォーマットでさまざまなCTAボタンを試し、オーディエンスに最もアクションを促すものはどれかを把握します。
マーケティングDX支援企業のアライドアーキテクツ株式会社の調査によると、「SNSの情報をきっかけに商品を購入したことがあるか」というアンケートに対して、最も高い割合で「ある」を占めたSNSサービスはInstagramでした。
【2023年版】Instagramユーザー実態が分かる!調査データまとめ』
これらのことから、機能を駆使することで質の高いInstagram広告を配信でき、ユーザーの購買行動を後押しできる点がメリットと言えるでしょう。
幅広い目的に応じた活用ができる
Meta社はストーリーズ広告の目的として以下を挙げています。
- コンバージョン
- リーチ
- トラフィック
- アプリのインストール
- リード獲得
- ブランドの認知度アップ
- 動画の再生数アップ
- 来店数の増加
参考:『ストーリーズ広告のデザイン仕様 Metaビジネスヘルプセンター』
大手高級化粧品メーカーであるEstée Lauder社では、ストーリーズ広告を使用し独自のブランドストーリーを顧客に伝えたことで、通常の広告と比べ5.6ポイントのブランド認知度向上に成功し、ストーリーズ広告の目的の一つである「ブランドの認知度アップ」を達成しています。
このように、Instagramストーリーズ広告は、企業のあらゆる目標を達成するのに最適な機能を豊富に備えているため、ビジネスとの親和性も高いのです。
参考:『ブランド認知度と売り上げの向上 Meta』
効果的なストーリーズ広告を作る9つのポイント
Instagramのストーリーズ広告を効果的に活用したいと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここからは効果的なストーリーズ広告を作成するためのポイントについてご紹介していきます。
を抑えた配信を意識しましょう。
- 静止画より動画を使う
- モバイル撮影とスタジオ撮影を使い分ける
- 商品価格は表示しないのが無難
- テキストの配置に気をつける
- 音声を入れる
- CTAボタンを活用する
- インタラクティブ要素を追加する
- カルーセル広告を有効活用する
- 冒頭3秒でユーザーを惹きつける
静止画より動画を使う
引用:『効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報 Facebook Business 』
動画の広告にすることで、静止画と比べてより商品の魅力や詳細な情報をユーザーに伝えることが出来ます。
2023年に行われたゲーム静止画広告とゲーム動画広告で比較した調査では、92.7%のユーザーが「動画広告」の方がダウンロードしたくなると回答しました。
そのため、静止画より動画を使用することでコンバージョンの獲得が期待できるため、静止画での出稿よりも動画、カルーセル、コレクション広告のフォーマットを活用することをお勧めします。
参考:『ゲーム広告、動画と静止画どちらが効果的?92.7%から「動画広告の方がダウンロードしたくなる」の声 記憶に残るゲームも、圧倒的に「動画広告のゲーム」』
関連記事:『動画広告3つの効果!動画広告の制作方法や成功事例まで解説!』
モバイル撮影とスタジオ撮影を使い分ける
広告で配信したい商品やサービスの特徴に合わせて、クリエイティブをモバイル撮影にするかスタジオ撮影にするかを決めましょう。
モバイル撮影とは?
引用:『効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報 FacebookBusiness』
モバイル撮影とは、携帯電話のカメラを使用して投稿したストーリーズに似た撮影方法です。
オーガニックストーリーズに近い仕上がりにできるので、広告感を抑えたデザインにすることができます。
参考:『効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報 Facebook Business』
モバイル撮影にすることで、実際に以下のデータが検証されています。
- スタジオ撮影より63%も高い確率でユーザーの行動喚起を達成
- スタジオ撮影より78%も高い広告想起のパフォーマンスの達成
- スタジオ撮影より80%も高い意向のパフォーマンスの達成
スタジオ撮影とは?
引用:『効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報 FacebookBusiness』
スタジオ撮影とは、製品としての価値が高く、広告のような仕上がりにすることが出来ます。
そのため、ブランド認知の向上を図れます。
スタジオ撮影では、モバイル撮影より97%の確率で高いブランド認知度の向上を図ることができるというデータがあります。
上記の結果のようにモバイル撮影・スタジオ撮影によって効果が異なります。
そのため、どのパフォーマンスの向上を目標とするかで撮影方法を使い分けることをお勧めします。
参考:『効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報 Facebook Business』
商品価格は表示しないのが無難
効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報 Facebook Business』
ストーリーズ広告では、クリエイティブ内に商品価格を表示しないのがおすすめです。
価格表示をしなかった広告では、価格表示をした広告に比べて購入率は77%高く、ブランドの認知度は73%向上しました。
ただし、商品価格が訴求要素の一部である場合や、一般的な平均価格よりも安価なことをアピールしたい場合もあるでしょう。
価格表示を広告に加える場合は、戦略的な方法で慎重に取り入れることが重要です。
参考:『効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報 Facebook Business』
テキストの配置に気をつける
利用者が目に留まる場所にテキストを広告に追加することで、視覚的に商品の情報をユーザーに伝えることができ、コンバージョンの増加が見込めます。
Meta社は広告におけるテキストの位置については、以下のように推奨しています。
現代的ですっきりした大きめのフォントを選択し、対照色を使用するようにしましょう。 ビジュアルの邪魔にならないようにしましょう。 伝えるメッセージが多くならないようにしましょう(一般的に広告のCTAは1つにするべきです)。
あくまで広告はユーザーに見てもらうことが基本なので、読みやすいノーマルなフォントを選ぶのがおすすめです。
デザイン性を重視するばかり、奇抜で凝ったフォントなどを多用しないようにしましょう。
セーフゾーン内にテキストやロゴを収める
引用:『テキストオーバーレイとセーフゾーンについて Metaビジネスヘルプセンター』
セーフゾーンとは、テキストやロゴをプロフィールアイコンやCTAボタンに被ることなく表示出来るエリアを指します。
ストーリーズ広告では、下記のエリアより内側がセーフゾーンとなります。
・最下部から約20%(340ピクセル)
・左右両端から約6%
上記の範囲外にテキストやロゴを入れてしまうと広告を配信した際に、プロフィールアイコンやCTAボタンと被ってしまい視認性が悪くなる可能性があります。
。
参考:『テキストオーバーレイとセーフゾーンについて Metaビジネスヘルプセンター』
参考:『Meta広告マネージャーの目的のアップデート Meta』
テキストは中央に配置する
引用:『効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報 Facebook Business』
また、Meta社は目的に合わせてテキストを中央に配置した広告の方が75%の確率で最も高いパフォーマンス達成していると言及しています。
ただし、他の情報やロゴの位置と被らないように注意しましょう。
参考:『効果の高いストーリーズ広告制作のポイントに関する最新情報 Facebook Business』
音声を入れる
引用:『ビューアビリティとオーディビリティの両方を証明する5つのチャートは動画広告の鍵です Think with Google』
音声を広告に入れることで、視覚的に見えている情報だけでなく、音声によってより広告効果が期待できます。
Googleは、音声がない動画広告と、音声がある動画広告でそれぞれブランドの認知度に違いが出るかを調査しました。
その結果、音声がある動画広告のほうがブランドの認知度が1.6倍も高くなることが分かりました。
ビューアビリティとオーディビリティの両方を証明する5つのチャートは動画広告の鍵です Think with Google』
また、音声がある動画広告のほうが2.9倍もブランドへの関心も深まるという結果になりました。
Instagramのストーリー広告に限らず、動画広告を配信するうえで音声はユーザーにとってブランドの認知度の向上や関心の深まりに影響があることが分かります。
参考:『ビューアビリティとオーディビリティの両方を証明する5つのチャートは動画広告の鍵です Think with Google』
関連記事:『ブランディングに効果的!音声広告とは?3つの特徴を紹介!』
CTAボタンを活用する
CTA(コールトゥーアクション)とはストーリーズ広告のデザイン仕様の中にも含まれており、「申し込む」「お問い合わせ」「予約する」などのアクションを促す要素のことです。
具体的な種類は以下の通りです。
- 申し込む
- 予約する
- お問い合わせ
- ダウンロード
- 詳しくはこちら
- 上映時間を表示
- 予約リクエスト
- メニューを表示
- 購入する
- 登録
- ほかの動画を見る
- 音楽を聴く
- サブスクリプション登録する
Meta社は、ユーザーにストーリーズで製品などの広告を見た後にどのようなアクションを実行したかというを質問しました。
その回答から、以下のような結果が出ました。
- 詳細情報をブランドのWebサイトで閲覧したユーザーが58%
- 製品を購入できるWebサイトにアクセスしたユーザーが半数
- 実際に店舗に足を運んだユーザーが31%
参考:『ストーリーズ広告を使い、日常生活のあらゆる場面で利用者とつながる』
このように、ストーリーズ広告によってアクションを起こすユーザーが多いため、ストーリーズ広告にCTAボタンを配置することで自サイトのコンバージョン数の増加も見込めます。
関連記事:『CTAを改善する方法とは?コンバージョンを高める4つの簡単な方法』
インタラクティブ要素を追加する
引用:『Instagramストーリーズ広告がインタラクティブ要素に対応 Instagram』
インタラクティブ要素とは、ハッシュタグスタンプ・@メンションスタンプ・アンケートスタンプ・位置情報スタンプ・タップ可能なテキストなどの要素のことを指します。
2019年にはインタラクティブ要素がストーリーズ広告でも使用できるようになり、上記で挙げたインタラクティブ要素を最大5つ取り入れることができます。
インタラクティブ要素を使用することで、ユーザーの広告滞在時間を延ばすことができ、それによって商品やサービスの印象づけることが可能になります。
ベータテストでは、アンケートスタンプを使用したことで動画の3秒再生数がキャンペーンの9割で増加したという結果が出ています。
参考:『Instagramストーリーズ広告がインタラクティブ要素に対応 Instagram』
動画の3秒再生数とは
動画が3秒以上再生された回数、または3秒未満の動画の場合、ほぼ最後まで再生された回数です。
カルーセル広告を有効活用する
引用:『カルーセルInstagramストーリーズ Facebook広告ガイド』
2015年3月にカルーセル広告がリリースされ、2016年5月には画像だけでなく動画も追加することが可能になりました。
カルーセル広告は非常に利便性が高いですが、特にカルーセル広告が有効な場合は以下の通りです。
- それぞれ別のリンク先ページを持つ商品を紹介する
- 特定の商品の複数の機能を紹介する
- ストーリーを伝える
- プロセスを説明する
- 大きなキャンバスを作成する
- メリットをアピールする
Instagramはカルーセル広告をリリースしてから、複数の画像や動画を使用することで、画像1枚の広告より2.5ポイントの広告想起率の向上を達成していると発表しています。
カルーセル広告ではユーザーに商品やサービスの詳細情報を提供することで理解を深めることができるため、よりブランド認知やコンバージョンの向上が見込みやすいといえます。
ストーリーズ広告で効率的に成果を出したい方は、まずはカルーセルのフォーマットで配信してみることをおすすめします。
参考:『カルーセル広告を動画に追加する Instagram』
冒頭3秒でユーザーを惹きつける
Meta社は、ストーリーズ広告用のクリエイティブに関するアドバイスでブランドや商品を3秒以内で表示することをお勧めしています。
15秒という短い時間の中でメッセージを素早く伝えるためにも、冒頭にブランド名、商品名を表示しましょう。
ストーリーズ広告のような時間が制限されている広告では、広告が表示されてから冒頭3秒でユーザーを惹きつけられるかかポイントになります。
冒頭でユーザーの視覚的関心を惹きつけるようなインパクトのあるフックを用意する必要があります。
ストーリーズの活用方法の例
広告の配信だけでなく、ブランドとユーザーがストーリーズを通じて交流することでブランド理解が深まり、ユーザーのファン化に繋がります。
Instagramはストーリーズを使用してブランドとユーザーの関係を築く方法についてアドバイスしています。
その中からいくつかご紹介します。
ハイライトの活用
近年、新型コロナウイルスにより営業時間の時短や休業などがありました。
その中で、リアルタイムでお店の情報が分かるように新着情報・最新情報をハイライトとして保存することをお勧めします。
情報ごとにハイライトを分けることで、ユーザーはプロフィール欄から知りたい情報をすぐに入手することができます。
ストーリーズのシェア
ユーザーにブランドのサポーターとなってもらい、購入した商品や使用したサービスをシェアしてもらうことでブランドの認知度向上が見込めます。
また、ユーザーのレビューをシェアすることで、ユーザーへの感謝を示すことが出来ると共に、実際に利用したユーザーのレビューを見た他のユーザーに興味を抱かせるといった相乗効果をもたらすことができます。
質問スタンプの活用
引用:『Instagramストーリーズを使ってつながりを築く方法 Instagram』
ストーリーズではインタラクティブ要素を使用しブランドとユーザーとがやり取りをすることの出来るツールがあります。
その中でも便利な機能が「質問スタンプ」です。
ストーリーズに質問スタンプを張り付けることで、ユーザーはそこから質問を入力して送信することができます。
ブランド側は、質問の回答をストーリーズで投稿できるとともに、ユーザーの知りたい情報を知ることでユーザーのリアルニーズに基づいたストーリーズ広告の配信が可能になります。
参考:『Instagramストーリーズを使ってつながりを築く方法 Instagram』
ストーリーズ広告の入稿方法
ここからは、PCからストーリーズ広告を入稿する方法を解説します。
以下のステップで入稿可能です。
①Facebook広告マネージャーを開き「+作成」をクリック
はじめにFacebook広告マネージャーを開き「+作成」をクリック します。
②キャンペーン目的を必要に応じて選択
以下の通り「認知度」「トラフィック」「エンゲージメント」「リード」「アプリの宣伝」「売上」などの様々な項目あります。
この中から入稿する広告の目的に対応している項目を選択します。
③配置を設定する
広告セットの配置で「Instagramストーリーズ」を選択することでストーリーズでの広告の配信をすることが出来ます。
その他の項目を選択すると、複数の広告を同時に配信することができます。
④広告の予算とスケジュールを設定する
広告の予算と配信スケジュールの設定を行います。
⑤広告フォーマットを選択する
配信したい広告フォーマットを選択します。
「シングル画像または動画」か「カルーセル」のどちらかのフォーマットを選択します。
⑥広告のクリエイティブを設定する
広告に使用するクリエイティブを選択します。
- フォーマットが「シングル画像または動画」の場合
「メディア追加」→「動画を追加」の順に選択し、ライブラリから動画を選択し、フィルターを設定します。
- フォーマットが「カルーセル」の場合
「クリエイティブ」セクションまでスクロールし「メディアを追加」と表示されているドロップダウンをクリックします。そして、「動画を追加」を順に選択し、作成済みのカルーセルカードをクリックします。
手持ちの画像をもとに動画を作成したい場合は「動画を作成」を選択します。
その他メインテキストや見出し、CTAボタン(お問い合わせボタン)の設定もできます。
⑦設定が完了したら「公開する」をクリック
すべての広告の設定が完了したら「公開する」をクリックして完成です。
参考:『Meta広告マネージャーで動画広告を作成する方法 Metaビジネスヘルプセンター』
まとめ
今回は、Instagramストーリーズ広告の作成ポイントにについて詳しくご紹介しました。
日本は1日に映画10,000本分のストーリーズを投稿する世界有数のストーリーズ大国です。
そのため、ビジネスにおいてもInstagramストーリーズ広告の効果的な活用は必須となってきています。
本記事でご紹介した以下の9つの作成ポイントを踏まえ、Instagramストーリーズ広告を作成してみて下さい。
- 静止画より動画を使う
- モバイル撮影とスタジオ撮影を使い分ける
- 商品価格は表示しないのが無難
- テキストの配置に気をつける
- 音声を入れる
- CTAボタンを活用する
- インタラクティブ要素を追加する
- カルーセル広告を有効活用する
- 冒頭3秒でユーザーを惹きつける
この記事を読んで、効果的なInstagramストーリーズ広告の掲載が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも1つの手です。
株式会社Unionでは、Instagram広告運用代行というサービスを展開しております。
Instagram広告の運用経験を豊富に蓄積している他、Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されています。
蓄積されたノウハウから短時間で課題を解決に導きます。
また、薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。
お客様のあらゆるニーズに対し 分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。
監修者
UnionMedia編集部2012年創業、新宿のWebマーケティングに強い広告代理店「株式会社Union」が運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。