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クリニックのMEO対策はどうすればいい?6つの施策を紹介!

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クリニックのMEO対策はどうすればいい?6つの施策を紹介

厚生労働省によると、2022年時点で全国のクリニック数は 17万2,191軒(一般診療所:10万5,182軒/歯科診療所:6万7,755件)でした。

2024年7月時点の全国コンビニ店舗数が約5万5,684軒でしたので、クリニックの数はその約3倍以上と大きく上回っています。

帝国データバンクはクリニック市場において「競争が熾烈だ」と述べています。

このように多くの診療所が凌ぎを削る中、クリニックを運営する上で「認知を高める」そして「信頼を得る」ための様々なWebマーケティング施策が重要視されるようになっています。

その中の一つに「MEO対策」があります。

MEO対策とは、地図検索サイトからの検索結果で自院を上位表示させ、集患につなげるために様々な施策を行うことを指します。

「近くに競合となるクリニックができたので対策をしたい」「Webマーケティングを最適化して効率よく集患できる方法を知りたい」このようなお悩みをお持ちの方はぜひ本記事をご一読いただきお役立てください。

参考:『Ⅰ医療施設調査1施設数
参考:『特別企画:医療機関の休廃業・解散動向調査(2023年)
参考:『日本フランチャイズチェーン協会| コンビニエンスストア統計データ
参考:『クリニックの廃業率は増加している?閉院理由や従業員への対応について解説
参考:『【2024年最新】MEOとは?言葉の意味からMEO対策の方法、上位表示のポイントまで徹底解説

クリニックにおけるMEO対策とは

MEO対策

MEOとは、Map Engine Optimizationの略で、マップエンジンで自院の情報を上位表示させるためのWebマーケティング施策を指します。

クリニックを探す場合「持病に対応できるクリニックが限られている」「著名な先生に診てもらいたい」など特別なニーズがある場合でない限り、自分の住んでいるエリアや通学・通勤圏といった通院のしやすさで選ぶ方が多いのではないでしょうか?

実際に、済生会広島病院が令和5年に実施した「外来患者アンケート調査」では、病院を選んだ理由として最も多かったのが、「自宅や職場に近いから」という回答でした。

このようにクリニックは、地理的な条件から探す人が多いため、MEO対策をすることで、集患しやすくなる業種です。

MEO対策では検索キーワードとの関連性や現在地からの距離だけでなく、クチコミ数などの信頼性も影響するので、日頃のクリニック運営と非常に密接につながっています。

男性編集者A
男性編集者A

MEO対策は、マップ検索の際にクリニックを上位表示させるための施策であることから、SEO対策の地図バージョンとも言われることもあります。

ですが、地図検索の結果は、SEOの検索結果よりも上部に表示されることも多く、地域性の高いクリニックにおいては大きなメリットがあります。

参考:『MEO
参考:『【クリニック・病院のMEO対策】成功事例と上位表示のコツや注意点をご紹介
参考:『令和5年度 外来患者アンケート調査結果報告書
関連記事:『ローカルSEOとは?基本的な4つの対策ポイントやMEOとの違いを解説

GoogleマップにおけるMEO対策とは

マップエンジンには、Google、Yahoo、Bingなど複数のプラットフォームがありますが、クリニックのWebマーケティングではGoogleマップにおけるMEO対策を重視します。

最初に、なぜGoogleマップにおけるMEO対策が重視されているのかをご紹介します。

そのうえで、MEO対策を行うにあたり、基本知識となるGoogleビジネスプロフィールについて解説します。

なぜGoogleマップでMEO対策をすることが有効なのか

アイルランドのリサーチ会社statcounterによると、2024年7月地点で、日本におけるマップ検索エンジンの利用状況はGoogle77.82%、bing11.91%、Yahoo9%、Duck Duck Go 0.39%、YANDEX 0.28%、Baidu 0.2%となっています。

6社ある中で、Googleが8割近くのシェアを占めています。

その圧倒的なシェアから、MEO対策においてGoogleマップにフォーカスすることが集患の費用対効果が高いことは明らかです。

女性編集者A
女性編集者A

そこで、GoogleマップでMEO対策をするにあたり、まずは基本となるGoogleビジネスプロフィールを理解することが重要です。

参考:『Search Engine Market Share Japan

Googleビジネスプロフィールとは

Googleビジネスプロフィールは、Google検索、Googleマップ、そしてGoogleショッピングで自社の表示方法を管理できる無料のツールです。

ローカル検索をした人にGoogleビジネスプロフィールがどのように表示されるのか、検索者目線で見てみましょう。

※ローカル検索:特定の場所に関連する検索キーワードに対して、それに適した検索結果を表示させること。

Googleビジネスプロフィールでの表示状況

マップ検索結果PC

例えば「三軒茶屋 皮膚科」と検索してみます。

検索結果では、該当地域のクリニック上位3つが表示されます。

その際に、住所、電話番号、営業時間などの基本情報だけでなく、評価、コメントも表示されます。

このローカル検索で表示される自院の情報を一括で管理、そして上位表示されるように様々な施策を実行できるのがGoogleビジネスプロフィールです。

参考:『クリニックのMEO対策
参考:『【専門家監修】Googleビジネスプロフィールとは。メリットや使い方、成功事例までゼロから解説
参考:『ビジネスの登録とオーナー確認Googleビジネスプロフィールへようこそ | Googleビジネスプロフィールヘルプ
参考:『Welcome to a Business Profile on Google | Google Business profile Help
関連記事:『Googleビジネスプロフィールの5つの機能とその効果

クリニックにおけるMEO対策6つの施策

それでは、具体的にどのようなMEO対策を行えばよいのでしょうか?

ローカル検索で上位表示されるための施策をご紹介します。

  • クリニックの情報を最新に保つ
  • プロフィール写真を充実させる
  • クチコミを活用する
  • NAPO情報を統一する
  • 「カテゴリ」を適切に設定する
  • クリニックの情報を定期投稿する

クリニックの情報を最新に保つ

Googleビジネスプロフィールでは、検索者にとって必要なクリニックの情報が、常に最新かつ正確であることが評価されます。

診療時間の変更、医院長の学会出席などのイレギュラーな休診、曜日ごとの担当医師の変更などがある場合は、Googleビジネスプロフィールで、事前のアナウンスとアップデートをすることがMEO対策として重要になります。

確かに診療時間の変更があった場合、保健所と厚生局診療所への届け出は、事後でも大丈夫です。

しかしながら、新しくクリニックを探している方、もしくは通院者が「オンラインに記載されている診療時間が変わっていて受診ができなかった」というのは、大きな機会損失というだけでなく、クリニックの信頼にもダメージとなります。

さらに、このような変更がある場合、Googleビジネスプロフィールと併せてクリニックのWebサイトでも告知をすることが大切です。

もちろん、MEO対策という目的もありますが、一番大事なのは、通院者がストレスなく通えることです。

そのため、新規および既存の通院者に影響を及ぼす変更事項がある場合は、できる限りWeb上で前もってアナウンスをすることが望ましいです。

参考:『診療時間を変更したい。事前に許可は必要か?
参考:『クリニックのMEOはどう対策するのが効果的?具体的な方法・注意点を解説
関連記事:『Googleマップを活用した効果的な広告集客とは?5つのTipsを徹底解説

プロフィール写真を充実させる

プロフィール写真

Googleビジネスプロフィールのヘルプによると、写真を充実させることで検索者に対して、効果的にアピールでき、差別化を図れるとしています。

プロフィール写真は、「ナレッジパネル」と呼ばれるGoogle で検索した際に表示される情報ボックスに表示されます。

Googleビジネスプロフィールのヘルプで推奨している写真の種類に基づいて、クリニックの場合を考えてみましょう。

写真の種類概要最低枚数
外観写真患者さんがクリニックを見つけやすいように、複数の角度、また様々な来院時間帯に撮影したものを掲載することが望ましいです。3枚
内観写真クリニックの様子や雰囲気が伝わりやすいものを掲載しましょう。3枚
診療の様子医師やスタッフが患者さんに接している様子が伝わるような写真を撮影しましょう。3枚
共有エリア(受付・待合)雰囲気が伝わるものを選びましょう。1枚
医師・スタッフの写真人柄が伝わり患者さんが親しみを感じるようなものが望ましいです。3枚

例えば、院内にドリンクサーバーやカフェスペースなどを提供している場合は、Googleビジネスプロフィールに掲載することは効果的なMEO対策と言えます。

参考:『ビジネス用写真 | Googoleビジネスプロフィールヘルプ

クチコミを活用する

クチコミ

クチコミは、GoogleマップとGoogle検索のビジネスプロフィールの横に表示されます。

クチコミは既存もしくは新規の患者による有益な情報の提供です。

Googleビジネスプロフィールのヘルプでは、クチコミをMEO対策の「ベストプラクティス」として推奨しています。

クリニックのような特定の地域に根ざしたサービスの場合、特にクチコミが読まれる率が高いと言われています。

実際、Webマーケティングのグローバル企業Semrush社による「地元企業を探す際、98%のユーザーがオンラインにおけるクチコミを参考にしている」という調査結果があります。

では、クチコミを増やすにはどのようにしたらよいのでしょうか?

Googleヘルプに記載の「ベストプラクティスを活用してクチコミを増やす」ポイントから、クリニックの場合はどうしたらよいか、具体的なMEO対策を紐解いてみましょう。

Googleビジネスプロフィールでは、クチコミ投稿用にリンクを作成できます。

①クチコミに投稿するよう患者にお願いする

作成したリンクをQRコードにして、待合室、受付などで告知・掲示することで、通院者にクチコミ投稿してもらえるように工夫することをお勧めします。

また、信頼関係の構築できている患者さんには、スタッフからお願いするのも良いでしょう。

②クチコミに返信して患者との信頼関係を構築する

患者からのクチコミは、クリニックや診療に対するフィードバックです。

1つ1つのクチコミを読んで返信をすることで、患者との信頼関係を深めることができます。

クリニックから投稿者にされた返信は、Googleビジネスプロフィール上に公開されます。

クチコミに返信すると同時に、投稿者には通知が届くので、クリニックがクチコミをきちんと読んでおり、大切にしていることを伝えることができます。

③すべてのクチコミを大切にする

Googleは、ポジティブなコメントだけでなく、ネガティブなコメントの両方があることで信憑性が増し、検索者の信用が醸成されるとしています。

というのも、クリニックに対する意見としての客観性が増すからです。

実際にクリニックに対するポジティブなコメントとネガティブなコメントの割合はどのくらいなのでしょうか?

クリニックだけでなく医療機関全体に対するリサーチではありますが、日本プライマリ・ケア連合学会誌によると、対象の医療機関2,044施設に対してのクチコミ数は13,769件でした。

そのうち「医師の応対」に触れたクチコミが最も多く4,876件であったといいます。

また、ポジティブなコメントが2,854件、ネガティブなコメントが2,022件であることから、約6:4くらいの割合であることも明らかになりました。

このことから、医師に対するコメントには、医師自身が返信することで患者との信頼関係の構築において望ましいと言えます。

参考:『Googleユーザーにクチコミを投稿してもらう | Googleビジネスプロフィールヘルプ
参考:『Googleでクチコミを読んで返信する | Goolgleビジネスプロフィールヘルプ
参考:『顧客満足度向上へ導くGoogleクチコミ対策の極意
参考:『医療機関のGoogle レビューにおける評点とクチコミ評価項目の分析:観察研究
参考:『Google My Business: A Guide to Google Business Profile

NAPO情報を統一する

NAPO情報とは、以下を指します。

  • Name:ビジネス名
  • Address:住所
  • Phone:電話番号
  • Office hour:営業時間

NAPOは、GoogleがWeb上に存在する膨大な情報の中から、固有のクリニックを判別・認識する上で重要な役割を果たしています。

Googleビジネスプロフィールとその他のWebサイト、SNS、ポータルサイトなどで表記が異なると、Googleのクローラーが正しくクリニック情報を収集できず、MEO対策の妨げになってしまうことがあります。

基本的なことのように思えるかもしれませんが、意外とよくあるのが医療法人の記載の有無、ビル名の記載の有無などです。

特に、クリニックを移転した際や、医療法人化した際には、NAPO表記のアップデートを全てのプラットフォームにおいて実施するように心がけましょう。

参考:『クリニックのMEO対策のやり方!集患につながるコツや注意点を解説
参考:『クリニックのMEOはどう対策するのが効果的?具体的な方法・注意点を解説
参考:『MEO対策とは?行うメリットや自分でできる方法を解説!

『カテゴリ』を適切に設定する

Googleビジネスプロフィールでは、ビジネスの『カテゴリ』を4,000以上の選択肢の中から選択し設定することができます。

同サイトのヘルプは「カテゴリはビジネスの内容を表し、その商品やサービスを検索しているユーザーとビジネスを結びつける役割を果たしている」と述べています。

カテゴリには「メインカテゴリ」と「部門カテゴリ」があります。

複数のカテゴリを選択すると、トップに入力されたものが自動的に「メインカテゴリ」に設定されます。

クリニックの場合、その特色によってカテゴリを適切に選ぶことが重要です。

例えば、糖尿病がクリニックの強みの場合、メインカテゴリを「内科」とし、部門カテゴリで「糖尿病専門医」を選択することがMEO対策として有効でしょう。

なおGoogle社によると、カテゴリは9つまで追加することができます。(2024年9月現在)

参考:『ビジネスプロフィールのカテゴリを選択する方法 | Googleビジネスプロフィールヘルプ
参考:『Googleでビジネスプロフィールを編集する | Googleビジネスプロフィールヘルプ
参考:『Googleビジネスプロフィールカテゴリ一覧(4,090件)
参考:『クリニック・病院のMEO対策。MEOのメリットや活用事例をご紹介
参考:『クリニックのMEOはどう対策するのが効果的?具体的な方法・注意点を解説

クリニックの情報を定期投稿する

商品

Googleビジネスプロフィールには、ブログやSNSの発信のように気軽にクリニックの最新情報を画像とテキストを使ってアピールできる投稿機能があります。

投稿はナレッジパネルに表示されます。

※ナレッジパネルとは、検索エンジンで人や場所などを検索した際に、Googleに表示される情報ボックスを指します。

投稿には基本的には、「最新情報」「イベント」「特典」の3つがあります。

各投稿の活用方法は以下の通りです。

  • 最新情報:新しい医療機器の導入、新しい商品の販売などをアピールすることをお勧めします。
  • イベント:イベントを行っている期間中に、Googleマップ検索に表示されるため、新規に開院したクリニックで内覧会などを行う際に投稿することが集患につながります。
  • 特典:クーポンコードやリンク、利用規約などを告知することで、利用者に正確な情報を伝えることができます。そのため、美容系など保険外の施術を行っているクリニックは、特典を上手に活用して集患することをお勧めします。

クリニックに関する投稿は、週1回程度を目安に投稿すると良いでしょう。

このように、定期的に情報を発信することで、ユーザーの利便性を高め、MEOでの検索結果で上位表示も期待できます。

参考:『投稿の頻度についての質問なのですが投稿する際に一番効果的な投稿頻度について教えていただけると幸いです。| Googleビジネスプロフィールヘルプ
参考:『Googleビジネスプロフィール「投稿」機能の使い方から活用方法までを徹底解説
参考:『Google Analytics for Local Businesses Study
参考:『New research shows strong link between Google My Business photo quantity and search performance
参考:『Googleビジネスプロフィール投稿を予約&自動投稿!予約投稿機能
参考:『ナレッジパネルについて|ナレッジパネルヘルプ

クリニックがMEO対策を行う3つのメリット

次に、MEO対策の施策をすることによる具体的なメリットをご紹介します。

検索者の目に留まりやすい

英国のデータではありますが、ローカル企業に特化したWebマーケティング会社brightlocalによると、ユーザーが地元企業の情報を探す際、98%がインターネットを使って探しているというデータがあります。

検索キーワードにおける言語・文化の違いはあるものの、クリニックは地域に密着したサービスなため、「地域名+診療科目」で検索される確率が非常に高いと言えます。

そのため、MEO対策を実施することで集患を効率よく行うことができます。

アイティクラウド株式会社のコンサルティング事例によると、ある婦人科クリニックでGoogleビジネスプロフィールの運用・管理などのMEO対策を行った結果、表示回数が500%UPしたと述べています 。

参考:『クリニック・病院のMEO対策。MEOのメリットや活用事例をご紹介
参考:『Insights we uncovered in 2019 that will take you into 2020
参考:『Local Consumer Review Survey 2024: Trends, Behaviors, and Platforms Explored
参考:『Top 23 Google Business Profile Statistics and Facts

クチコミによる集患効果が期待できる

先にお伝えしたように「地元企業を探す際、98%のユーザーがオンラインにおけるクチコミを参考にしている」という調査結果があります。

そもそも、なぜ人はクチコミを読む傾向にあるのでしょうか?

それは、3つの心理効果が作用するからです。

クリニックにおけるクチコ ミの場合で見てみましょう。

  • ウィンザー効果:利害関係のない患者(第三者)からの情報のため信頼性が生まれるという効果。
  • バンドワゴン効果:多くの人が選択しているクリニックであれば良いはずと考え支持するという大衆心理的効果。
  • ハロー効果:クリニックを評価するときに、他社のクリニックに対する特徴的な印象(クチコミ)に引きずられて、クリニック全体の評価も好転するという効果。 

このようにクチコミは、心理学の観点からも「通院している人たちが評価をしているからよいクリニックであるはず」という作用が働き、ユーザーのアクションにつながることが証明されています。

一方、このような心理作用は、ネガティブなクチコミに対しても同じように働きます。

しかしながら、先にお伝えしたようにGoogleビジネスプロフィールによると、プラスとマイナスなクチコミがあってこそ、評価の客観的有効性が醸成されるとしています。

クチコミは数が多いほど、それだけ患者が多く地域で存在感の高いクリニックであることが伺えます。

否定的なクチコミは、患者への信頼回復の機会であると捉え、一つ一つ誠意も持って返信することが重要です。

返信をすることで、誠実さを印象づけ信頼を回復することができます。

参考:『Google My Business: A Guide to Google Business Profile
参考:『クリニック・病院のMEO対策。MEOのメリットや活用事例をご紹介
参考:『クチコミの効果と注目を集める理由とは?注意点も解説
参考:『ウィンザー効果を狙ったマーケティング施策7選!注意点やポイントとは
参考:『ハロー効果とは?意味・マーケティングに活用する際の注意点
参考:『Googleユーザーにクチコミを投稿してもらう |Googleビジネスプロフィールヘルプ
関連記事:『【初心者向け】すぐに使える!広告で役立つ心理テクニック7選

SEO対策に比べて集患の成果が出やすい

Googleの公式ページでは、SEO(検索エンジン最適化)対策において重要なことは「ユーザーを念頭におく」こととして、魅力的で役立つコンテンツ作成する、ユーザーの検索キーワードを予測する、サイトを整理するなど様々な施策を紹介しています。

しかしながら、Google自体も「残念ながら、Googleでのランキングがトップになるような秘訣はありません。」と述べているほどです。

更に同社は、SEO対策においては専門業者に早い段階から依頼することを勧めており、その場合においても成果が出るのに時間がかかり通常4か月から1年であるとしています。

MEO対策の結果がどのくらいで出るのかについて2024年現在、Googleの公式ページでは掲載されておりません。

所説ありますが、効果が出るまでの期間に関しては、3〜6カ月程度、場合によっては1週間程度で出ることもあると言われています。

このように、SEO対策が時間もコストもかかる中長期策であるのに対し、MEO対策は、無料で使えるGoogleビジネスプロフィールを利用して、自院でもすぐに取り組めるというメリットがあります。

さらに、SEOは全国が対象となっているのに対して、MEOは近隣に存在する同業クリニックのみが表示されるため、圧倒的に競合が少なくなります。

内科例えば「下北沢 内科」で検索してみましょう。

その場合、クリニックは地図上に印のある5医院だけであるのに加え、SEOの検索結果よりも上部に表示されています。

同地域のクリニックがMEO対策をしていない場合、上位に表示される確率がより高くなります。

逆に、競合クリニックがMEO対策に既に取り組んでいて、自院がまだの場合、検索結果で下部に表示される、もしくは表示されない可能性が高くなります。

「MEO対策にまだ取り組んでいない…」というクリニックの方は、すぐにでも始めることをお勧めします。

参考:『検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド | Google検索セントラル
参考:『SEO業者の利用を検討する | Google検索セントラル
参考:『クリニック・病院のMEO対策。MEOのメリットや活用事例をご紹介
参考:『“2024年最新版”【MEO対策】効果出るまでの期間とは?
参考;『【経営者必見!】クリニックにMEO対策は必要?メリットや注意点、おすすめツールも紹介
関連記事:『Googleサーチコンソールの使い方とは?7つの機能でSEO対策

MEO対策を実施する際の2つの注意点

このようにメリットが高いMEO対策ですが、実施するにあたって注意も必要です。

Googleビジネスプロフィールのガイドラインを遵守する

Googleビジネスプロフィールのガイドラインを遵守しないと、以下の3つのペナルティを受けることになります。

  • ビジネス情報が修正される:Google社が「正しい」と判断した内容に基づいて、クリニックの情報が改変される。
  • 検索結果から除外される:Googleビジネスプロフィールだけでなく、マップの検索結果にクリニックの情報が表示されなくなる。
  • アカウントが停止される: Googleビジネスプロフィールのアカウントが停止され、クリニックの情報を一切編集できなくなる。

ペナルティを受けてしまう場合は、以下の2パターンが考えられます。

管理不足からガイドラインを外れてしまう場合

先にもお伝えしましたが、Googleはユーザーに正確な情報を伝えることを重視しています。

NAPO情報に加え、Webサイトのリンク、サービス内容などクリニックに関する情報を正確かつ一貫して記載するように注意しましょう。

それらに変更があった場合は、「つい忙しくて…」ということがないように、更新し忘れないように注意することがペナルティを受けないために重要です。

『集患』にフォーカスし過ぎてガイドラインから外れてしまう場合

Googleガイドラインで禁止および制限されているコンテンツには「ハラスメント」「個人情報」など明らかな人権侵害もあります。

ですが、「知らなかった…」で済まないのが「虚偽のエンゲージメント」です。

「虚偽のエンゲージメント」はインセンティブによるクチコミ投稿促進に加え、従業員、家族、知り合いなど実際にはクリニックの患者でない人たちにコンテンツの投稿を募ったり促したりする行為も含まれます。

クチコミ件数を増やしたいあまりに、知らず知らずのうちにガイドラインから外れてしまわないように注意が必要です。

参考:『Googleに掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン | Googleビジネスプロフィールヘルプ
参考:『MEOのペナルティの原因と回避方法を徹底解説!Googleビジネスプロフィールへの影響とは?
参考:『禁止および制限されているコンテンツ | マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシーヘルプ

安全なコミュニケーションの場を守る

Googleは、 特に「健康や医療に関する誤解を招くような情報または虚偽の情報を含む有害コンテンツ」は、個人に危険を及ぼすとして、不正確な情報を厳しく取り締まっています。

当然のことながら、厚生労働省も「医療広告ガイドライン」の遵守を求めており、それに違反して、誇大広告、虚偽広告などを行った場合、懲役や罰金の罰則が科せられる可能性があります。

その一方、厚生労働省も、患者による自発的なクチコミは広告には該当しないとしています。

「個人が運営するウェブサイト、SNSの個人のページ及び第三者が運営するいわゆるクチコミサイト等への体験談の掲載については、医療機関が広告料等の費用負担等の便宜を図って掲載を依頼しているなどによる誘引性が認められない場合は、広告に該当しません。」

引用:『医療広告ガイドラインに関するQ&A』

Googleは「Googleマップはユーザー同士の安全なコミュニケーションの場」であると定義しています。

安全性を大切にするという点ではクリニックと目指しているものは同じではないでしょうか

確かにGoogleからペナルティがあると聞くとMEO対策に取り組むにあたり、少し気が引けてしまうかもしれません。

しかしながら、「新規・既存の患者と安全なコミュニケーションをとる」ということを念頭においていれば、おのずとガイドラインを遵守することができると言えるのではないでしょうか。

参考:『禁止および制限されているコンテンツ | マップユーザー投稿コンテンツに関するポリシーヘルプ
参考:『医療法における病院等の広告規制について | 厚生労働省
参考:『医療広告ガイドラインに関するQ&A
参考: 『クリニックのMEO対策のやり方!集患につながるコツや注意点を解説
関連記事:『Googleペナルティとは?2つの種類とチェック方法・対策を解説

まとめ

この記事を読んで、MEO対策が難しいと少しでも感じたら、広告代理店に任せるのも一つの手です。

株式会社Unionでは、病院・クリニック向けの広告運用代行サービスを展開しています。

Google広告、Yahoo!広告の正規代理店として認定されており、蓄積されたノウハウから短期間で課題を解決に導きます。

薬機法医療法遵守広告代理店の認証を受けておりますので、広告審査の厳しい薬事・医療系も対応可能です。

お客様のあらゆるニーズに対し分析・調査を行い最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。

監修者

UnionMedia編集部

2012年創業のWeb広告代理店、株式会社Unionが運営。Webマーケティングの知見を深め、成果に繋がる有用な記事を更新しています。「必要な情報を必要な人へ」をスローガンに、Web広告運用や動画制作など各種Webマーケティングのご相談を受付中。

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